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青山ハッピー研究所 ハピ研

「人がしあわせを感じるモノやコトって、何だろう?」衣・食・住・美など生活に密着したテーマでその答えを考える“しあわせ探しの情報サイト”

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あなたのエコライフを教えて?

エコロジーという言葉が定着して久しくなります。はじめは流行や、トレンドのように取り扱われていたエコも、地球の環境問題が以前に増して深刻化している中で、決して他人事ではなくなってきたせいか、私たちの意識や関心が高まっているように感じます。そこで今回は、ここ最近の皆さんのエコライフについてご意見をお尋ねしました。

エコ対策で最重視される「節電」。またこの数年で「リサイクル」「ごみ処分」に対する意識向上!

家庭内で最重視しているエコとは?

SA(単回答)

さて皆さんのご家庭で、最も重視しているエコとは一体何でしょうか。「冷蔵庫カバーをつけて、温度を下げないように気をつけている」(女性20代)、「テレビは主電源を切る、手の届く範囲で使用しない電化製品のコンセントは抜く」(女性30代)など、最も関心が高かったのは「節電」(41.4%)でした。考えてみれば、洗濯機、冷蔵庫や炊飯器といった台所まわりの白物家電のほか、冷暖房、テレビにゲーム・・・等々、私たちの家庭内には挙げれば限がないほど多数の電化製品が存在しており、最も身近なエコが「節電」と言えるかもしれません。特に男性回答に「節電」が目立ったことからも、比較的に取り組み易い対策であることがうかがえます。続いて、エコで目立ったのは「再利用(リサイクル)」(19.9%)、3位にも「家庭ごみの処分」(18.1%)が挙げられ、ごみの分別が家庭内で徹底されていることが判ります。また2004年9月に行った同調査では「節電」=53%、「再利用(リサイクル)」=14.5%、「家庭ごみの処分」=12.4%、「節水」=13.4%であったことからも、この数年で「再利用(リサイクル)」「家庭ごみの処分」に対する意識が高まっていることがうかがえます。

最重視しているエコ意識の変化

MA(複数回答)/n(有効回答数)

ごみ有料化に伴い、ごみを作らない、ごみを少なくする時代へ突入

では具体的にどんな対策を家庭内で行っているのでしょうか。堂々のトップは「空き缶・空きびん・古新聞・牛乳パックなどリサイクルや資源ごみの分別」(90.6%)、続いて僅差で「燃えるゴミ、燃えないゴミの分別」(89.7%)が挙げられました。「空き缶、トレイ、ペットボトルは、回収を実施しているスーパーへ持って行く」(女性30代)、「いらなくなった服は切って小さくして、汚れたお皿などを拭いてから捨てている」(女性40代)など、ごみを捨てる前に再利用できるか否かを考える習慣が身に付き始めている、という方が案外多いようです。こうした背景には、全国的に広がりつつある「ごみの有料化」に伴う家計への負担が大きく起因していると考えられ、何でも捨てる時代から、ごみを作らない、ごみを極力少なくする時代へと家庭内の意識が変化していることがうかがえます。さらに「容器包装リサイクル法」「家電リサイクル法」「自動車リサイクル法」「食品リサイクル法」「建設リサイクル法」など、企業、行政が積極的にリサイクルを推進する動きを始めたことも、拍車をかけている大きな理由と言えるかもしれません。

■あなたが家庭で実践しているエコなことは?

1 空き缶・空きびん・古新聞・牛乳パックなどリサイクルや資源ごみの分別 90.6%
2 燃えるゴミ、燃えないゴミの分別 89.7%
3 照明やテレビをマメに消す 73.8%
4 風呂の残り湯を洗濯などに再利用する 60.3%
5 歯磨き時、シャワー時に水道をこまめに止めている 59.3%
6 季節に合った服装に気を遣い、極力エアコンを利用しない 48,5%
7 エアコンの設定温度を季節によって上手にコントロールしている 46.7%
8 洗濯物のまとめ洗いをしている 46.1%
9 家電の待機電力を抑えるため使用時以外、
なるべく主電源を切る(またはプラグを抜いている)
41.0%
10 冷蔵庫にモノを詰め込みすぎないようにしている 36.0%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

電気の無駄遣いを減らし、「家計」と「二酸化炭素(CO2)」をスリム化

「ごみの分別」に続いて、目立ったのは3位「照明やテレビをマメに消す」(73.8%)。さらに6位「季節に合った服装に気を遣い、極力エアコンを利用しない」(48.5%)、7位「エアコンの設定温度を季節によって上手にコントロールしている」(46.7%)、9位「家電の待機電力を抑えるため使用時以外、なるべく主電源を切る」(41.0%)、10位「冷蔵庫にモノを詰め込みすぎないようにしている」(36.0%)など、電気の無駄遣いを減らしているという声がランキング圏内に多数寄せられました。日本の電力は、主に原子力、水力、火力発電から供給されているわけですが、そのうち化石燃料を燃焼する火力発電は、他のエネルギー源に比べて大量に二酸化炭素(CO2)を発生します。私たちが日々使用している電力量が多くなるほど、必然的に火力発電に頼らざる得なくなり、結果、CO2の排出量が増加するわけです。いわば、家庭内のちょっとした節電は「家計」ばかりではなく、「CO2」のスリム化にも大きな影響を与えていることが分かります。「CO2削減に貢献している」と考えれば、使用していない部屋の電気を消したり、暖房の温度を1度下げたりすることも、決して億劫なくできるのではないでしょうか。

世代とともに「食と健康」に対する意識が強まる

また世代によっても、エコ対策は異なるようです。「ベランダ、庭に花や木を植え、なるべく緑化している」、また「生ごみ・野菜くずの堆肥化、または生ゴミ処理機の利用」などガーデニングや家庭菜園に関する声や、さらに「スローフード、マクロビオティック(健康食・自然食)な食生活を心がけている」といった食に関する声は、特に50代、60代以上から多数寄せられました。世代が増すとともに「生ごみはたい肥にして小さい畑に蒔いて、野菜を作っている。去年の夏には、きゅうりがたくさん収穫できました」(男性60代)、「家庭内で使うハーブは全て自家栽培、無農薬。一般で市販されているものなどは、足元にも及びません。またこのハーブを利用して、化粧水を作る」(女性50代)など、安全な野菜を自ら作りたいという声が目立ち、「食と健康」に対する意識が強まる傾向が見受けられました。

世代別:家庭内で実践しているエコ対策

MA(複数回答)/n(有効回答数)

2人に1人が「マイバッグ」を携帯。買い物へ行く楽しみが膨らむという声も・・・

次に買い物時や外出時など家庭以外のシーンで、皆さんが実践しているエコ対策を見ていきましょう。堂々のトップは「スーパー、コンビニのレジ袋は断り、マイバッグを持参するようにしている」(54.5%)でした。「かわいいバックを購入しました。普通のエコバックよりちょっぴり高めだけど、お気に入りなので、持って行くのにもウキウキしている♪」(女性30代)など、デザインバリエーションが増え、以前よりもマイバッグを持つ楽しみが膨らみつつあるようです。また「買い物袋を断ると店によっては、ポイントなどのメリットがあるので、意識してマイバッグを持参する」(男性40代)など、スーパーマーケットのサービスも、マイバッグの携帯を促進するきっかけの1つとなっていることがうかがえます。同様に3位「再生紙、詰め替えるタイプなど、環境に優しいエコ商品を購入している」(48.3%)、4位「過剰包装の商品は購入しないようにしている」(38.8%)といった声も目立ち、パッケージ、包装などのごみを極力増やさない商品購入に努めている方が案外多いことが判りました。

■あなたが外出時に実践しているエコなことは?

1 スーパー、コンビニのレジ袋は断り、マイバッグを持参するようにしている 54.5%
2 使い捨てのものよりも、なるべく長く使える日用品や
家具を購入するようにしている
52.6%
3 再生紙、詰め替えるタイプなど、環境に優しいエコ商品を購入している 48.3%
4 過剰包装の商品は購入しないようにしている 38.8%
5 原材料に食品添加物、化学物質の含まれていないものを
選ぶようにしている
33.6%
6 できるだけクルマに乗らず、自転車・バス・電車を利用する 29,5%
7 エレベーター、エスカレーターより階段を使うようにしている 28.4%
8 無農薬・有機栽培の野菜や果物を選ぶようにしている 28.0%
9 水筒を持ち歩くようにしている 27.4%
10 なるべく公共機関を利用している 27.0%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

使い捨て型社会から、モノへ愛着を持つ社会へ

続いて、多かった回答は「使い捨てのものよりも、なるべく長く使える日用品や家具を購入するようにしている」(52.6%)でした。「本当に気に入ったもの、長く使える物を購入する。愛着がもてるような買い物をすると、結局好きなものに囲まれて暮らすことが出来、不必要なごみが出なくなりました」(女性30代)など、古くから「安物買いの銭失い」と言われるように、少々高くても、長く愛用できるモノ選びをするという声が寄せられました。高度経済成長期以降から大量生産、大量消費に加え、使い捨てが当たり前となった日本において、「もったいない」の言葉ではありませんが、ここ最近ではモノへの愛着を見直す動きも次第に広がっているようです。以下、5位「原材料に食品添加物、化学物質の含まれていないものを選ぶようにしている」(33.6%)、8位「無農薬・有機栽培の野菜や果物を選ぶようにしている」(28.0%)など、食品購入に関するものや、6位「できるだけクルマに乗らず、自転車・バス・電車を利用する」(29.5%)、7位「エレベーター、エスカレーターより階段を使うようにしている」(28.4%)など、運動を兼ねてエコ対策を行っているといった声も少なくありませんでした。

「野菜は皮や芯も食べる」「残り湯はトイレに再利用する」という声も

そのほか皆さんから寄せられたエコ対策の中で、特にユニークなものや、感心するアイデアをいくつかご紹介します。「ごみ減量の為に野菜は皮や芯も食べる。キャベツの芯は、味噌漬けにすると美味しいし、またスライスしてスープにも入れる。食べられない部分や、珈琲カスや茶殻だけ、庭の肥料にする」(女性40代)、「人参の葉が出てくる部分を少し厚めに切り、水栽培をすると人参の葉が出てくる。それを使ってサラダやパスタに入れている」(女性30代)など、野菜の皮、芯、さらには新しい葉も大事に食べているという声。「風呂の残り湯を洗濯に使うのはもちろんですが、どうしても半分は残り湯が出る。もったいないので、大きいプラスチック製の樽を2個購入し、それをトイレに流している」(女性20代)、「エアコンから出てきた排水をバケツに貯めて、植木にあげたり、庭にもまいて打ち水代わりにしている」(女性40代)など、節水に心がけているという声。さらには「ガス・水道・電気の領収書を残し、料金が毎月1円でも安くなるように心がけている。今では各料金が3年前の約半分ぐらいにまで下がった」(女性60代)など、数字と睨めっこしながら、節約生活を楽しんでいる方もいました。


今回はエコライフについて、皆さんのご意見をうかがってきました。「買い物時に袋や箸を断ると、店員さんに『ありがとうございます』と言われるのがうれしい」(女性20代)、「外出する時は、車を使わず自転車。運動になるし、環境にも良いし、一石二鳥!」(女性30代)など、ちょっと前までは「やらされている」感が強かったエコ対策も、今では自主的に、楽しみながら取り組んでいる様子がうかがえ、皆さんの意識に変化が生じていることが今回のアンケート結果からも見受けられました。もちろん、「リサイクル商品を使うようにしているが、ティッシュペーパーはパルプの方が安いことも多く、家計のことも考えると、つい安い方を・・・」(男性40代)、「電気をこまめに消したいのですが、セキュリティのためには電気をつけておきたい・・・」(女性30代)など、エコと家計、エコとセキュリティの間で揺れているという声も寄せられ、すべてを100%こなすのがそう簡単ではないことがうかがえます。また、エコ、エコ・・・と狂信的になりすぎるのもストレスの素。まずは家庭内でできることから、少しづつ始めてみたらいかがでしょうか。