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あなたの家では節句をお祝いする?

節句とは、古代中国で定められた季節の変わり目のこと。1月7日は七草の節句の「人日(じんじつ)」、3月3日は女子の節句の「上巳(じょうし)」、5月5日は男子の節句の「端午(たんご)」、7月7日は牽牛星と織女星で知られる「七夕(しちせき)」、9月9日は「重陽(ちょうよう)」と年に5つの節句があります。そこで今回は5月5日の「端午」を前に、皆さんの節句の過ごし方についてお尋ねしました。

五節句の中で一番人気は「桃の節句」、僅差で「端午の節句」

■重視する節句は?

1 3月3日の「桃の節句」 52.9%
2 5月5日の「端午の節句」 51.1%
3 1月7日の「七草の節句」 23.8%
4 7月7日の「七夕」 18.8%
5 9月9日の「重陽」 1.4%

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まず年間5回訪れる節句の中で、皆さんが重視している節句はいつでしょうか。最も回答が多かったのは「3月3日の『桃の節句』」(52.9%)でした。「桃の節句、娘がいるので必ず行っている。大安の日に雛人形を出し、桃の花を飾り、ケーキやちらし寿司のほか、蛤のお吸い物を飲む」(女性30代)など、小さな女の子のいるご家庭では欠かせない行事の1つとなっていることがうかがえ、五節句の中でも最もポピュラーな日となっていました。その一方、僅差で2位となったのが「5月5日の『端午の節句』」(51.1%)。「5才、1才の男の子がいるから。去年は次男の初節句だったので、鯉のぼりを購入し主人の両親、私の両親と盛大にお祝いをしてもらった」(女性30代)など、小さな男の子のいるご家庭では「桃の節句」よりも、むしろ「端午の節句」に重きを置かれていることが明らかとなり、息子、娘がいるか否かという家族構成によって、「桃の節句」と「端午の節句」への関心・興味に大きな違いがあることが判りました。以下3位には「毎年1月7日の朝食には、七草粥を食べている。昔と食生活が変わったとは言え、年末年始で暴飲暴食した胃を休めるという慣わしには同意なので・・・」(女性40代)など、「1月7日の『七草の節句』」(23.8%)。4位に「7月7日の『七夕』」(18.8%)、5位「9月9日の『重陽』」(1.4%)が続きました。

20代は「桃の節句」、年齢とともに「端午の節句」重視へ移行

世代によっても、重点を置く節句に違いがあるようです。20代では「桃の節句」「七夕」の人気が高かったものの、年齢とともにロマンティックな神話で有名な「七夕」は減少し、代わって30代以上では「端午の節句」、さらに60代以上では「七草」への支持が高まる傾向が見受けられました。特に「桃の節句」は、「雛人形をしまうのが遅れると、婚期が遅れる・・・」と古くから言われることもあってか、未婚者の多い20代に関心の高さがうかがえます。一方、「端午の節句」は20代では非常に低調であったものの、結婚や出産をきっかけに行事をスタートさせたというご家庭も少なくないようで、年齢が増すごとに増加する傾向が見受けられました。特に子供たちが巣立ったご家庭が多い60代以上では、一見、節句に対してあまり関心がないように感じますが、ところが他の世代と比べても「端午の節句」への関心・興味は、最も高いものとなりました。こうした背景には「嫁いだ娘の所に5歳の孫がいる。毎年、我が家に来るので、お祝いをみんなでしている」(女性50代)など、「端午の節句」が「子供の日」と重なり、五節句の中で唯一の祝日であることから、息子や娘夫婦と一緒に孫の節句祝いをする御祖父さん、御祖母さんも案外多いようで、結果、「端午の節句」に多数の支持が集まったのものと考えられます。

世代別:重視する節句は?

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「端午の節句」は、実は「団子の節句」!?

では皆さんは、「端午の節句」をどのように過ごしているのでしょうか。最も回答が多かったのは「ちまきや柏餅を食べる」(48.3%)でした。「子供はもう成人しているが、幼い頃、かぶとをかぶり、小さな刀を持ってご満悦の顔をしていたのを思い出す。現在、我が家の端午の節句は、ちまきや柏餅を家族で食べるのみ」(女性60代)など、子供が既に独立した、また子供のいないご家庭でも、ちまきと柏餅だけは食べているという声が多数寄せられました。「端午の節句」というよりも、むしろ「団子の節句」といったご家庭が案外多いのかもしれませんね。また男子の節句ではあるものの、「ちまきや柏餅を食べる」(男性=38.0%、女性=56.2%)という声は、特に女性に目立ちました。

■「端午の節句」で毎年していること・今年しようとしていることは?

1 ちまきや柏餅を食べる 48.3%
2 五月人形(かぶと・金太郎など)を飾る 27.5%
3 家族でお祝い(食事)する 26.8%
4 菖蒲湯に入る 22.3%
5 家に鯉のぼりを上げる 14.1%
6 おじいちゃん、おばあちゃんと一緒にお祝い(食事)する 11.9%
7 子供たちが主役の日なので、遊園地やレジャーに出掛ける 7.2%
8 鯉のぼりや、五月人形は持っているが、最近は行っていない 6.6%
9 お赤飯を炊く 6.2%
 10 家族で記念写真を撮る 5.4%

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今なお、人気の「五月人形」。可愛い孫のため、スポンサーは両親!!

続いて2位は「五月人形(かぶと・金太郎など)を飾る」(27.5%)。「本当なら大きいのを飾ってあげたいけど、マンションなので、ケースの五月人形を飾る」(女性30代)など、古くから五月人形は邪悪なものや災いから子供の身を守るものとして飾られ、居住環境や時代が変化しても、今なお、そうした慣わしを大事にしているご家庭が大変多いことがうかがえます。「子供が小学生になるまで、毎年、かぶとの前で写真を撮っていた。大きくなっていくのがよく分かる」(女性40代)など、毎年、飾り付けのこの時期になると、子供の成長を改めて実感して目を細めているお父さん、お母さんも少なくないようです。また五月人形と同時に飾るものといえば、5位にも「家に鯉のぼりを上げる」(14.1%)が挙げられました。


ではこうした五月人形や、鯉のぼりは、一体どのように用意しているのでしょうか。各ご家庭の様子を伺ってみたところ、最も多かったのは「両親や親類から買ってもらったもの」(73.0%)という回答でした。「孫は目に入れても痛くないほど可愛い」とよく言われますが、孫の初節句祝いに五月人形をプレゼントする御祖父さん、御祖母さんが案外少なくないようです。続いて「子供のために自分たち(親)で買った」(22.7%)、「古くから代々受け継がれてきたもの」(9.5%)といった声も寄せられました。また「新聞紙でかぶとを作ってかぶせてあげたいとも思っている」(女性30代)など、手作りのかぶとや鯉のぼりを作るという方もいました。

■「五月人形」や「鯉のぼり」はどのように用意している?

1 両親や親類から買ってもらったもの 73.0%
2 子供のために自分たち(親)で買った 22.7%
3 古くから代々受け継がれてきたもの 9.5%
4 幼稚園や小学校で、子供が作ったもの(これから作るもの) 7.7%
5 手作りで作ったもの(これから作る) 4.2%

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60代以上で「五月人形を飾る」「赤飯を炊く」が急増するワケ!?

また世代によっても、「端午の節句」に過ごし方は異なっているようです。小さなお子さんのいるご家庭が多い30代では、やはり「五月人形(かぶと・金太郎など)を飾る」「家に鯉のぼりを上げる」という声が目立ちましたが、「端午の節句の派手な行事も息子が高校生になってからは行わなくなり、親としては寂しさと成長の喜びとで複雑・・・」(女性40代)など、子供が大きくなるとともに8位の「五月人形はあるが、最近行っていない」という声が次第に増える傾向にありました。ところがさらに年齢が増して60代以上になると、「五月人形(かぶと・金太郎など)を飾る」という回答が復調する傾向が見受けられます。こうした背景には、先に述べたように初孫への五月人形のプレゼントや、息子・娘夫婦と一緒に節句を祝う御祖父さん、御祖母さんがこの世代に増加することによるものと考えられます。また同様の理由から、9位「お赤飯を炊く」という声も60代以上で急増しました。

世代別:節句の過ごし方は?

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今回は5月5日を前に、皆さんに「端午の節句」の過ごし方についてご意見を聞いてきました。家族構成や世代によっても異なり、小さな男の子のいるご家庭では五月人形を飾り、鯉のぼりを立てて、ご馳走を作ってお祝いするという声が多数寄せられました。とはいえ、女の子ばかりの家、子供のいない家、既に子供たちが独立した家であっても、ちまき、柏餅を食べ、菖蒲湯を入るというご家庭も決して少なくなく、「端午の節句」は男子の節句に留まらず、広く日本人に定着した行事であることがうかがえます。特に4位に挙げられた「菖蒲(しょうぶ)」は昔から胃薬、解熱、傷の薬草として使われるなど、無病息災の意味合いのほか、音が「勝負」や「尚武」と同じであることから、江戸時代頃から男子の出生を祝って「端午の節句」に菖蒲湯に入ることが始まったと言われます。今度の「端午の節句」にご家族の健康を祈願し、ゆっくりと菖蒲湯に浸かって日ごろの疲れを癒してみてはいかがでしょうか。ここのところ競馬やパチンコなどギャンブルで負けているお父さんにも、意外に効果があるかもしれませんよ。