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今年、お中元を贈りますか?

6月に入ると、一気に「お中元商戦」へ突入。百貨店、専門店では早期受注割引、送料無料ほか、様々な特典を掲げた宣伝文句が目に入り始めました。ここ最近の特徴として、ビジネス向けから個人向けのギフトが主流となり、素材へのこだわり、プレミアム性、また健康や自然を打ち出したロハス商品に人気が集まっているそうです。そこで今回は皆さんに、今夏の中元事情について聞きました。

全体の二人に1人が「お中元を贈る予定」と回答、
昨年比3.0%アップでギフト市場も復調の兆し

今年、どのくらいの皆さんが「お中元」を贈る予定があるのでしょうか。「地元の美味しいものをもらったりするのは嬉しい。先様の好みや家族構成をよく考慮して、毎年、色々と考えて贈っている」(女性30代)など、「贈る予定がある」と回答した方が51.9%。「贈るどうか検討している」という声も11.4%を数え、全体の63.3%の皆さんが「お中元選び」をそろそろ気にし始めていることが明らかとなりました。過去3年間の同調査を振り返ると、2005年の「お中元を贈る予定」という回答が52.8%、2006年が48.9%であったことから、昨年、やや停滞したギフト市場に活気が戻りつつあることがうかがえます。その一方で、「年賀状」「暑中見舞い」や「歳暮」同様に虚礼廃止を理由に挙げる方も多く、「(中元を)贈る予定はない」(36.7%)という声も少なくありませんでした。特にこうした傾向は20代、30代に目立ち、若い世代の「お中元離れ」がより顕著となっています。

今年、お中元を贈りますか?

SA(単回答)

平均贈答件数は「3.85件」、価格帯は「3,000円台」と「5,000円台」に二分化

「お中元」の贈答件数を見てみると、今年の1人あたりの「お中元」平均贈答件数は「3.85件」。最も回答が多かったのが「2件」(25.7%)、続いて「3件」(21.5%)と、全体の半数近くの方が贈答件数「2、3件」に集中していることが判りました。また世代によっても贈答件数は異なり、20代の平均は「3.19件」、30代=「3.69件」、40代=「3.40件」と、20〜40代では「3件前後」が圧倒的だったものの、50代=「4.60件」、60代以上=「4.48件」と、50代以上の平均は「4件以上」という声が目立ちました。年齢を重ねてきた数だけ、人とのつながりや感謝することも増え、必然的に「お中元」の贈答件数が多くなっていると言えそうです。では1件あたりの予算はいかがでしょうか。最も多かった価格帯は「3,000円台」(54.1%)、続いて「5,000円台」(42.7%)という声も目立ち、お中元の予算は「3,000円台」と「5,000円台」に選択肢が大きくニ分化されていることがうかがえます。なぜかその中間の「4,000円台」は、数字の4が「死(し)」をイメージするため縁起を気にしてか、意外に避ける人が多い価格帯となっているようです。

贈答件数は?お中元の価格帯は?

SA(単回答)

MA(複数回答)/n(有効回答数)

「親しき仲にも礼儀あり」、お中元はビジネス向けから、家族向けギフトへ移行

■誰に贈りますか?

1 両親 48.6%
2 その他の親戚 27.6%
3 兄弟・姉妹 27.5%
4 友人 19.5%
5 上司 16.6%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

平均贈答件数3.85件、1件あたりの予算が3,000〜5,000円が多いかったことから、1家族のお中元の総予算は平均11,550〜19,250円でした。案外、家計費負担の大きい「お中元」ですが、さて皆さんは一体どなたに贈っているのでしょうか。最も回答が多かったのは「自分(義理)の両親」(48.6%)でした。「親だけなので、毎年、直接欲しい物を聞いてから贈る」(女性30代)など、「親しき仲にも礼儀あり」の言葉ではありませんが、親元への夏の挨拶と、日頃の感謝の気持ちを「お中元」という形で表わしているご家庭が大変多いようです。同様に2位「(親・兄弟・姉妹以外)その他の親戚」(27.6%)、3位「自分(義理)の兄弟・姉妹」(27.5%)が挙げられ、かつて多かった「上司」(16.6%)、「仕事上のお客さん」(11.7%)は減少傾向にあるようです。「親兄弟が全国に散らばっているので、この時期それぞれの名産品が届くのでとても楽しみ。特に、義理の息子はなかなか手に入らない地酒を持参してくれ、一緒に楽しく飲めて嬉しい」(女性50代)という声に代表されるように、「お中元」が家族・親戚間のコミュニケーションを生む年中行事の1つとなっていることがうかがえます。また世代によっても贈る相手は異なり、20、30代では「自分(義理)の両親」「上司」と、家族とともに仕事関連の人への贈答が目立った一方、年齢とともに「両親」の立場に自分が移行していくということも大きな要因と考えられますが、贈る相手が「その他の親戚」「自分(義理)の兄弟・姉妹」、さらに「友人」が急増するなど、目上の人というよりも、横のつながりを大切にする傾向が強まっていることがうかがえます。

世代別:お中元を贈る相手は?

MA(複数回答)/n(有効回答数)

何本あっても、困らない!贈りたい人気ギフトのナンバーワンは「ビール」

では皆さんは、どんなギフトを贈りたいと考えているのでしょうか。次に、今年のお中元ギフトの人気ランキングを見ていきましょう。堂々の人気ギフトのナンバーワンは「ビール」(53.7%)でした。「父が酒好きなので、夏はビールがやっぱりいいですね」(女性30代)など、ますます暑くなるこれからのシーズンに向け、喉の渇きを癒すビールは必需品であり、さほど当たり外れの少ない定番ギフトと言えるかもしれません。また仮にお酒好きのご家庭でないとした時も、「お盆休みで来客が増えるので、ビールを贈ってもらうととても助かるそう・・・」(女性40代)など、来客に備えて何本あっても困らないといった声も寄せられました。

人気ギフトの2位は「お菓子・デザート」(28.4%)。「お中元はお菓子やデザートにしている。その理由は万人が食べられるので無駄にならない」(女性50代)など、家族の好みが判らない場合、「お菓子・デザート」は無難な選択肢と言えそうです。特に「相手先の家族構成を考えて贈り物を決める。子供がいたらお菓子とか・・・」(女性20代)など、贈る相手先に小さなお子さんのいるご家庭の場合は、なおさら、子供の嗜好を意識して、甘いお菓子の贈るケースが多いようです。以下3位「コーヒー・お茶」(22.5%)、4位「ジュース飲料」(20.2%)など、夏場を意識してか、上位には飲料系のギフトが目立ちました。

■贈りたいギフトは?

1 ビール 53.7%
2 お菓子・デザート 28.4%
3 コーヒー・お茶 22.5%
4 ジュース飲料(100%果汁等) 20.2%
5 産地直送の野菜・果物 19.2%
6 ハム・ソーセージ 18.6%
6 産地直送の魚介類(かに、鮭等) 18.6%
8 各種商品券 17.0%
9 そうめん・冷むぎ 16.3%
10 食用油・調味料 15.1%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

技術革新や自然志向も影響し、タブーとされていた「生もの」も人気ギフトへ

また見逃せないのが5位「産地直送の野菜・果物」(19.2%)、6位「産地直送の魚介類(かに、鮭等)」(18.6%)の生ものギフトです。「お取り寄せなどでしか手に入らないような、産地限定のものを選ぶようにする」(女性30代)、「産地直送の野菜や果物も人気で、自分ではなかなか購入できない高価な物もあるので主婦にとっては嬉しい」(女性30代)など、ひと昔前までは夏場に「生もの」を贈ることはタブーとされてきましたが、昨今ではクール便などの輸送技術の革新も手伝って、鮮度を保てるようになり、こうした生ものギフトも一般的になりつつあると言えます。さらに昨今の自然・健康志向もお中元に影響し、「無農薬」「有機栽培」「天然」「産地直送」・・・といったキーワードを重視したギフト選びも次第に増えているそうです。ギフト市場も時代とともに変化していることがうかがえます。

もらいたいギフト1位は「ビール」!
2位「商品券」はもらいたいけど、贈りづらいギフトナンバーワン!?

その一方、自分がお中元をもらう立場として考えた場合、実際にもらって嬉しいギフトとは一体どんなものでしょうか。もらって嬉しいギフトのナンバーワンは、贈りたいギフトと同様に「ビール」(66.7%)でした。「毎日飲むもので、重いので買ってくるのが大変だから・・・」(女性50代)など、飲料は運ぶ手間や労力を考えると、なかなかまとめ買いしづらいもの。ビールを贈ってもらうことは、手間も省けることから、願ったり、叶ったりの大変嬉しいギフトとなっていました。続いて2位は「各種商品券」(43.5%)。「もらって困るものよりは、自分で選べる商品券の方がありがたい」(女性40代)など、何でも好きなものが買える「商品券」は大変重宝されていることがうかがえます。とはいえ、「贈る側としては、なかなか勇気がいる」(女性50代)など、金額があからさま、味気ない、相手のことを考えたギフト選びと思われないのでは・・・といった理由から、贈りづらいギフトのナンバーワンでもあるようです。そのほか9位「地酒(日本酒、焼酎)」(20.2%)、10位「ワイン」(18.6%)がランキング圏内に浮上しており、1位「ビール」を含め、お中元ギフトにアルコール類が大変喜ばれていることがうかがえます。

■もらいたいギフトは?

1 ビール 66.7%
2 各種商品券 43.5%
3 お菓子・デザート 30.3%
4 ハム・ソーセージ 26.4%
5 産地直送の魚介類(かに、鮭等) 24.6%
6 コーヒー・お茶 24.3%
7 ジュース飲料(100%果汁等) 23.7%
8 産地直送の野菜・果物 21.4%
9 地酒(日本酒、焼酎) 20.2%
10 ワイン 18.6%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

「奥様の好みを重視する」という声も・・・

次に皆さんからお寄せいただいた多数の声の中から、ユニークなお中元選びの方法や、参考にあるアイデアなどをいくつかご紹介します。「ギフトは、やっぱり奥さんの好みを優先する。奥さんが強い家庭が増えているので・・・」(女性30代)など、お中元に無頓着な男性が多いせいか、贈る相手よりも、むしろ奥さんの趣味・嗜好に合わせてギフト選びをするという声。「嬉しいのは名産品。以前、高知の友人から頂いた『ゆず醤油』は楽しめました。こちらも負けじと名産品を送り合うという事が続き、とても良好な関係が作れる」(男性20代)など、地元の名産を自慢し合うのもお中元の楽しみという方。また「普段からお取り寄せや、美味しかったものファイリングしておき、時期がきたらファイルの中から選択する」(女性30代)など、情報収集やデータ管理に余念のない方や、「箱に値段のわからないようなのを探す。3,000円でしたら、『K-30』など表示されているのが多いので・・・」(男性30代)」など、なるべく価格帯が予測しづらいものを選ぶという声まで、相手に喜んでもらうために様々な工夫や努力を行っているギフト達人も少なくありませんでした。


今回はそろそろ気になり始める「お中元」選びについて、皆さんのご意見を聞いてきました。全体の51.9%の皆さんが「お中元を贈る予定」と回答し、昨年よりも3.0%も数値がアップしていることからもうかがえるように、ギフト市場に明るさが戻ってきました。とはいえ、ひと昔前の上司や仕事関連の人への「お中元」市場は激減し、それに代わって両親、親戚間におけるギフトのやり取りが活発化していることがうかがえます。親・親戚とはいえ、普段なかなか会えなかったり、連絡を取り合う機会も少なくなっている今日、意外に「お中元」が家族・親戚間のコミュニケーションを取り持つきっかけとなっているケースも少なくはないのではないでしょうか。利害関係のない中で、決して虚礼ではない、新しい「お中元」の形が自然と出来つつあるのかもしれません。


お中元選びのピークは6月末、7月第一週あたりの土・日になりそうです。ここ最近では早割キャンペーンを掲げている百貨店も増えていますので、贈る予定のある方は、余裕も持って、なるべく早めに手配をしておいた方が得かもしれませんよ。