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青山ハッピー研究所 ハピ研

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写真をよく撮りますか?

国内のデジカメ普及率は50%を超えているそうです。そのほか、昨今ではカメラ付きの携帯電話の普及も目覚しいものがあり、かつてカメラが高級品で、庶民には高嶺の花であった時代から考えると、随分とカメラに対する意識が変わったのではないでしょうか。そこで今回は皆さんに、ここ最近の写真やカメラとの付き合い方についてお尋ねしました。

一人、カメラ2台以上は常識!?

まず皆さんは、ご自身のカメラを何台持っているのでしょうか。「旅行先での風景などを日記に載せるために携帯。それからアルバムに残すためにデジカメ・・・」(女性30代)など、「2台」と回答した方が37.7%。続いて「3台」が22.0%、「4台」が7.9%、さらに「5台以上」という声も6.4%を数え、実に全体の74.0%の皆さんが複数台のカメラを個人所有していることが明らかとなりました。「一家に一台」から「一人に1台」へ、そして、ここ最近では「一人2台以上」を所有するのが当たり前の時代へと変化していることがうかがえます。その一方で、「写真は撮るのも、写るのも好きではない」(男性40代)など、「自分専用のカメラは持っていない」(4.8%)という声も少なからず寄せられました。次に世代別で見てみると、20代では「2台」が47.5%と半数近くを占めたものの、年齢とともに次第に増し、「5台以上」という声は、60代以上で実に12.8%にも達しました。

カメラの所有台数は?

SA(単回答)

20代と60代以上が牽引する写真ブーム

どの位の頻度で写真を撮っているのでしょうか。「ブログに載せたい面白い出来事を日記感覚で、写真に撮ることが多い」(女性20代)など、「ほぼ毎日」と回答した方が5.6%。続いて「週2〜3回程度」という方が15.8%、「週1回程度」が17.0%を数え、全体の3人に一人が少なくとも「週1回以上」のペースで写真を撮っていることが判りました。また「週1回以上」の頻度で写真を撮っているという声を世代別に見てみると、20代では53.2%と半数を超えていたものの、年齢が高くなるとともに頻度が減少し、40、50代では3割台まで落ち込みました。ところが定年退職者が増える60代以上になると、生活や時間的にも余裕が生まれるのか、撮影頻度が急増する傾向が明らかとなりました。いわば、昨今の写真ブームは20代と60代以上が牽引していることがうかがえます。

写真を撮る頻度は?

SA(単回答)

「デジカメ」と「フィルムカメラ」のポジションは完全に入れ替わる

一人2台が当たり前で、3人に一人が週1回以上のペースで写真が楽しまれている今日、皆さんは一体どんなタイプのカメラを所有しているのでしょうか。最も多かったのは「コンパクトデジタルカメラ」(77.8%)でした。「アルバム代わりにパソコンに保存している」(女性30代)、「パソコンから取り込み、プリンターでプリントして楽しむ」(女性40代)など、パソコンや家庭用プリンターの普及に伴い、デジタルカメラの需要がますます増していることがうかがえます。続いて2位は、1位と僅差で「カメラ付き携帯電話」(76.0%)が挙げられました。「カメラ付き携帯に買い替えた時はそう使わないな、と思っていたのですが・・・。最近では、散歩の途中で綺麗な花壇を見つけたりすると撮ってしまう」(女性40代)など、いつでもどこでも思いついたとき、ちょっと興味・関心を持ったものを見つけたときにすぐさま撮影できる便利さは、カメラ付き携帯電話がもたらした最大の利点と言えるかもしれません。また「両親と別居なので、携帯で撮った写真は毎日送っている」(女性20代)など、写真とメールの連動性の高さも携帯ならでの長所と言えそうです。以下3位「コンパクトアナログカメラ(フィルムカメラ)」(28.6%)、4位「一眼アナログカメラ(フィルムカメラ)」(21.4%)が続き、ここ数年の間にアナログとデジタルのポジションが完全に入れ替わったことを改めて実感します。

■持っているカメラのタイプは?

1 コンパクトデジタルカメラ 77.8%
2 カメラ付き携帯電話 76.0%
3 コンパクトアナログカメラ(フィルムカメラ) 28.6%
4 一眼アナログカメラ(フィルムカメラ) 21.4%
5 一眼デジタルカメラ 8.3%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

20、30代は「カメラ付きケータイ派」、40代以上では「デジカメ派」へ

全体的に「デジカメ」「カメラ付き携帯電話」の人気は高いものの、同じデジタルでも世代別によって若干の違いがあるようです。20、30代では「コンパクトデジタルカメラ」よりも、むしろ簡易的な「カメラ付き携帯電話」の所有率が目立っていましたが、40代を境に「カメラ付き携帯電話」が急激に減少し、それに代わって「コンパクトデジタルカメラ」の人気が高まる傾向が見受けられました。こうした背景には、世代による携帯電話の普及率の違いや、また従来フィルムカメラで写真を撮ることに慣れてきた世代にとっては、携帯電話での撮影に不慣れであったり、抵抗を感じたりといったことも理由として考えられます。さらに世代が高くなるとともに「古いアナログのカメラなんか触って、シャッターの音なんか最高ですよ」(男性40代)などフィルムカメラを愛するファンの声も多く、「コンパクトアナログカメラ(フィルムカメラ)」「一眼アナログカメラ(フィルムカメラ)」の所有率の高さが目立ちました。また見逃せないのは、デジタルとはいえ「一眼デジタルカメラ」の所有率は若い20、30代よりも、むしろ50代以上に目立った点です。コンパクトデジタルカメラに比べ、価格が高いことも理由の1つかもしれませんが、操作性がアナログカメラに近い点や、フィルムに負けない色彩の美しさも、ベテランカメラファンに受け入れられている大きな理由ではないでしょうか。

世代別:所有カメラのタイプは?

MA(複数回答)/n(有効回答数)

被写体人気ナンバーワンは「子供・家族」

では皆さんは、日ごろどんな被写体を撮っているのでしょうか。次に人気の被写体をランキング形式で見ていきましょう。人気ナンバーワンは「子供・家族」(63.5%)でした。「子供の写真をよく撮る。ブログにアップしたり、アルバムを作成したり、かわいい一瞬一瞬がもったいなくて、いつもカメラを向けてしまう」(女性20代)など、子供の成長記録、家族旅行や行事といった「家族の思い出」を写真に残したいという声が多数寄せられました。中には「子供が自転車に乗れるようになった、歯が抜けた、おたふくにかかった・・・」(女性30代)、「主人の寝相・・・」(女性30代)など、特別な日ばかりではなく、日常の家族のしぐさや表情を撮っている方もいました。

■撮影の被写体で多いのは?

1 子供・家族 63.5%
2 自然(山・海など) 49.0%
3 植物・花 34.6%
4 友人・知人 26.8%
5 ペット 21.1%
6 食事・料理・レストラン 18.6%
7 建築物・歴史的な遺跡 17.5%
8 メモ代わりに文字・図情報を撮影する 17.3%
9 空・雲・夕焼け 15.3%
10 街や自然にいる動物 9.7%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

次に2位は「自然」(49.0%)。「定年後、百名山にはまってパチパチ撮りまくっている」(男性60代)、「宮古島の海をブログで紹介している・・・」(男性40代)など、山や海の姿をいつまでも忘れずに記憶に留めたいという気持ちからか、自然を被写体にする方が目立ちました。同様に3位にも「植物・花」(34.6%)が挙げられ、人工のものではない、日々変化する自然や植物に興味・関心を持っている方が大変多いことがうかがえます。続いて人や自然以外の被写体として目立ったのが、5位「ペット」(21.1%)。「愛犬のかわいいベストショットを撮ろうと思うのですが、電源を入れるとすぐ気づかれてしまう・・・」(女性40代)、「ちょっとかわいい、面白いポーズを撮っておくと、後で話のネタになる」(女性20代)など、家族の一員である愛犬、愛猫の愛くるしいポーズを見て、癒されている飼い主も少なくないようです。特に「ペット」を被写体にするのは女性に目立ちました。

女性は「グルメ」、男性は「建築」「乗り物」を被写体として好む

そのほか、女性ならではの被写体として目立ったのが「食事・料理・レストラン」(男性=11.4%、女性=24.3%)。「料理、美味しかったお店などを撮る」(女性30代)、「夫の弁当を毎日欠かさずデジカメでパシャリ!」(女性20代)など、いつ何を食べたかといったグルメ日記の役割を果たすとともに、友人に美味しかったレストランを教えることもできるという声も多く、女性にとっては「食」も被写体対象の1つとなっていることがうかがえます。一方、男性ならではの被写体として目立ったのは「建築物・歴史的な遺跡」(男性=21.8%、女性=14.1%)、「鉄道・乗り物」(男性=11.0%、女性=3.3%)でした。「珍しい建物を撮影して知人に知らせる」(男性60代)、「消えてゆく鉄道車両や路線の記録、個人的な記録のほかホームページでの公開のため・・・」(男性40代)など、女性の被写体が愛くるしいものや、美味しい食事といった感覚、感情に左右されるものが多かったのに対し、男性は歴史的なもの、レアなものといったコレクション性や博物的な興味の強い被写体に人気が集まりました。

写真でスケジュール管理や、ワインリストを作っている人も

そのほか、皆さんから寄せられたユニークな被写体をいくつかご紹介します。「レストランに行ったときに、飲んだワインを携帯カメラで撮って、お気に入りのワインリストに加えている」(女性30代)など、ワインラベル保存や整理のために写真を活用している方。「家電製品を買うときに、各店の値段を比較したいときに撮影する」(男性20代)など、商品情報や価格を撮影するという声や、「居間にあるのカレンダーを携帯のカメラで撮っている。病院の予約や、人との約束もどこでも見られて便利・・・」(女性40代)など、スケジュール管理のためカレンダーそのものを撮影するという方まで、かつてはメモをしていた事柄までも今日においては被写体対象となっていることがうかがえます。また中には「90歳の姑は何でもすぐ忘れるため、散歩に行った先で花や景色を写して帰って、何処に行ったかを忘れないよう確認している」(女性50代)など、認知症をサポートするアイテムとしてデジカメをフル活用している方もいました。


今回は皆さんに、日ごろの写真との付き合い方についてご意見を聞いてきました。一人が2台のカメラを所有し、3人に一人が週1回以上のペースで写真撮影をしており、今日の私たちの生活に写真が深く関わり、そして、欠かすことのできないアイテムの1つになりつつあることが明らかとなりました。フィルムカメラが全盛であった時代は、現像、紙焼きプリントすることが当然でしたが、デジカメ登場以降、こうした常識は一変しました。「子供の成長を毎日撮っている。子供二人で毎月600枚!」(女性30代)の声のように、躊躇なくシャッターを押して、気に入らないものはデータを削除する、こうした紙焼きプリントを前提としない撮影が当たり前となったのは、デジカメがもたらした大きな変革と言えるかもしれません。何度でも失敗が許されることから撮影頻度や撮影枚数は必然的に増し、特別な行事や記念日でなくとも、普段の何気ない興味や関心をまるで日記のように撮影することが一般化したのではないでしょうか。「記念」や「思い出」のみに留まらない、新しい写真との付き合いや、楽しみ方が広がりつつあることがうかがえる今回のアンケート結果となりました。


最後に写真との関わりについて、皆さんから多数のご意見をお寄せいただいた中から、いくつかご紹介します。

■あなたにとって写真とは?

コミュニケーション
ツール
  • 「アルバムの写真を見ながら、みんなでこの時はこうだったとかワイワイ話すことができるから・・・」(女性30代)
タイムマシーン
  • 「写真を見ただけで、その当時の気持ちに一瞬にして戻れるから・・・」(女性30代)
一瞬
  • 「花は盛りが一瞬。散歩で通る道々に咲く花が、私を写してと小生に訴えかける。次の日、カメラを持っていっても萎れた花がなぜ昨日写してくれなかったの、と頭をたれて寂しそうにうなだれている。『ごめんね』としか話しかけることしか出来ません。その、一瞬をものにしたいと仲良くなりたいと思う」(男性60代)
栄養源
  • 「なにか落ち込んだりしたときに(写真に)励まされる」(女性20代)
家族の絆
  • 「孫とは離れて住んでいるので、折に触れて写真を眺めては血の繋がりを確かめている」(男性60代)
気分を映す鏡
  • 「明るくもなるし、暗くもなりますが、撮っておいたその写真から、新たな力をもらえる。心に留めきれないものを、たくさんつなぎ留めて置くもの」(男性30代)
記憶
  • 「最近、記憶力も悪く、それそれ、あれあれと言い出しました。人や物、数字など覚えられずにいる。それならばと、写真を手軽に撮れるようになったので便利。帰りのバス時間も覚えられず、思わずデジカメで(汗)」(女性30代)
刺激
  • 「平凡な日常の中で、目についた小さなことを写真に撮り、ブログに掲載することで様々な意見を聞けたり、人との交流ができることが刺激になっている」(女性20代)
自己満足の手段
  • 「相手の迷惑を顧みず、出来上がったCD-ROMアルバムを進呈している」(男性60代)
小さな感動
  • 「デジカメを持つようになってからは、手軽に、近くを散歩するときに持ち歩いている。そのときに近くで出会った小さな感動を撮る」(男性40代)
第二の眼
  • 「『こんな風景だったよ』と伝えるとき、なかなかコトバでは伝えられないもの。『こんな感じで見えたよ』と相手に伝えられることができる写真は、私の眼に代わって解説してくれる」(男性20代)
生きがい
  • 「趣味で始めたのが小学3年のとき。それから専門の学校へ行き、就職先も写真関係。結婚して31歳のときに、主人と写真店をはじめ19年写真一筋できました」(女性50代)