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青山ハッピー研究所 ハピ研

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今夏の猛暑で減ったもの、増えたものは?

埼玉・熊谷、岐阜・多治見で、国内最高気温40.9℃を記録したというニュースに驚いた人もきっと多いことでしょう。こうした暑さの影響で、プールや水族館の人出は増加しているそうですが、その反面、屋外のテーマパークや、スパ施設などは苦戦を強いられていると聞きます。いわば気温は、私たちの行動や嗜好にも大きな影響を及ぼしているのかもしれません。そこで今回は、今年の猛暑の影響で減ったもの、増えたものについて聞きました。

減ったものの第1位は「日中の外出」、熱中症が怖い!?

まず、今年の暑さが原因で「減ったもの」とは一体何でしょう。最も回答が多かったのは「日中の外出」(62.5%)でした。「ギラギラ太陽の下での買い物はキツイ! 夕方少し涼しくなってから出るようになった」(女性30代)、「子供が小さいせいか連れて外出するのが億劫に・・・」(女性20代)など、本来なら夏をアクティブに過ごしたいところですが、猛暑を通り越し、激暑となった今夏は熱射・日射による熱中症を回避するため、日中の外出をなるべく減らしたという声が多数寄せられました。また同様4位に「全体的な運動量」(30.0%)、5位「スポーツ・体を動かす頻度」(26.9%)が減ったという声も目立ち、気温の上昇とともに多くの皆さんの行動範囲が狭まり、活動が鈍っていたことがうかがえます。

■猛暑が原因で減ったものは?

1 日中の外出 62.5%
2 やる気・思考能力 45.5%
3 睡眠時間 39.0%
4 全体的な運動量 30.0%
5 スポーツ・体を動かす頻度 26.9%
6 揚げ物やコッテリとした料理を食べること 21.0%
7 傷みやすい生ものの購入 20.1%
8 食欲 19.7%
9 テーマパーク・遊園地など、屋外レジャーへ行くこと 18.3%
10 スーツ・ジャケットの着用 13.6%

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猛暑は活動を鈍らせるばかりでなく、「思考」「睡眠」も奪う

第2位は「やる気・思考能力」(45.5%)でした。「やる気も思考力も暑さが奪い去り、脳みそが溶けてしまうのではと思うほど・・・」(女性50代)など、暑さは人の行動や活動を鈍らせるばかりではなく、精神や思考能力へも影響を及ぼしていることがうかがえます。続いて、第3位は「睡眠時間」(39.0%)。「どうしたって、何をしたって暑い。勿論夜も眠れずでした」(女性40代)など、寝苦しい熱帯夜が続き、睡眠不足から目の下にクマを作ったという声も目立ちました。と同時に「クーラーのタイマーが切れた途端に目が覚め、結果眠りが浅く疲れが溜まった」(女性30代)とエアコンを切るとかえって暑さを感じたり、反対に朝までエアコンを作動して体調を崩したりなど、冷房機器の利用に手を焼いた方も多かったようです。

男性はノージャケットのクールビズが加速、女性は夕食メニューを考える力も減退

次に性別で見てみると、男性で目立ったのは「睡眠時間」(男性=42.2%、女性=36.1%)、さらにサラリーマンならではの回答として「スーツ・ジャケットの着用」(男性=16.7%、女性=10.7%)が挙げられました。「Tシャツや半そでポロシャツばかりで、スーツやジャケットは着なかった」(男性40代)など、数年前より叫ばれ始めているクールビズの影響もあって、今夏はノーネクタイ、ノージャケット姿のサラリーマンが加速したようです。また中には、日中のジャケット着用を回避するため、外回りの営業や、打ち合わせをなるべく電話とメールで済ませて乗り切ったという方もいました。その一方、女性で目立ったのは「睡眠時間」よりも、むしろ「やる気・思考能力」(男性=39.1%、女性=51.2%)でした。「食事を考えるのも面倒で、素麺ばかりが続いた事も・・・」(女性50代)など、夕食のメニューを考えるのも煩わしくなったという方もいました。さらに「傷みやすい生ものの購入」(男性=13.5%、女性=26.2%)、「揚げ物やコッテリとした料理を食べること」(男性12.0%、女性=29.1%)など、家庭の食事を預かる主婦も多いせいか、女性回答には食生活に関連したものが多数寄せられました。


そのほか、「行楽地に着くまでに疲れそうだったので、レジャー計画を取りやめた」(男性40代)、「ゴルフの打ちっ放しが減った」(男性50代)など、いつもは楽しみにしている趣味やレジャーさえも、暑さで断念したという方。「暑くて堪らず、ガスで調理する事が減った」(女性30代)、「猛暑による価格の高騰で、野菜摂取量が相当落ちました」(女性40代)など、料理法や栄養バランスにも影響したという声も寄せられ、猛暑が日常生活に与えたマイナス面が大きかったことがうかがえます。

増えたものの第1位は「冷房機器の利用」、同時に電気代に戦々恐々!

このように猛暑で「減ったもの」が多々挙げられましたが、その一方で「増えたもの」はいかがでしょうか。今夏、増えたものの第1位は「クーラー・扇風機などの冷房機器の利用」(78.1%)でした。「冷え性なので、あまりエアコンは使用しないが、あまりの暑さに使う頻度が増えた」(女性30代)など、減ったものの第3位に「睡眠時間」が挙げられましたが、それと反比例するように熱帯夜で増えたものが「エアコン」の利用と言えるかもしれません。と同時に「起床から就寝まで、ずっとクーラーを付けっぱなしにしていたので、電気代がコワイ」(女性30代)など、電気代の請求に戦々恐々としている方も少なくありませんでした。

■猛暑が原因で増えたものは?

1 クーラー・扇風機などの冷房機器の利用 78.1%
2 冷たい飲み物の飲用 75.7%
3 疲労・ストレス 44.3%
4 そうめん、冷やし中華など、冷たいめん類を食べること 41.6%
5 アイスクリーム・氷菓子を食べること 41.0%
6 着替えの回数洗濯する頻度 37.9%
7 ハンカチ・タオルの使用 35.6%
8 入浴・シャワーの利用 32.9%
9 団扇うちわの使用 20.4%
10 帽子の着用 19.3%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

消費が増えた飲料トップは「冷茶」、
続いて「ビール」「発泡酒・第三のビール」が続く

■どんな飲み物が増えた?

1 冷茶(麦茶、ウーロン茶など) 84.6%
2 ビール 44.6%
3 発泡酒・第三のビール 36.7%
4 ミネラルウォーター 32.4%
5 炭酸飲料・ジュース 32.1%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

第2位は「風呂上りに、冷たいジュースをガブ飲みしていた」(男性20代)など、1位と僅差で「冷たい飲み物の飲用」(75.7%)が挙げられました。さらに「冷凍庫の氷が間に合わない事が度々ありました」(女性50代)など、ドリンクの消費量とともに製氷室がフル稼働していたご家庭も少なくないようです。ではこの夏、皆さんのご家庭で消費量が急増した「冷たい飲み物」とは一体何だったのでしょうか。堂々の1位は「冷茶(麦茶、ウーロン茶、緑茶など)」(84.6%)。「麦茶は沸かしても、沸かしても足りないくらいたくさん飲んだ」(男性20代)など、熱中症対策に水分補給が重要視されているのはもちろんのこと、特に夏のお茶の代表格である「麦茶」には、汗の放出でドロドロとなった体の血液をサラサラに戻してくれる効果もあるそうです。いわば、夏を乗り切る飲料として、「冷めたい麦茶」は理にかなったものと言えるかもしれません。続いて2位は「ビール」(44.6%)、さらに3位「発泡酒・第三のビール」(36.7%)が挙げられ、炭酸アルコール飲料が上位を占めました。「冷たいもの、とくにビールの飲酒量が増えた! 暑いから、キンキンに冷えたビールはとっても美味しい〜」(女性30代)など、炭酸のシュワシュワが渇いた喉に清涼感を与え、夏の疲れを吹き飛ばしてくれるという声も目立ちました。以下、「ミネラルウォーター」(32.4%)、「炭酸飲料・ジュース」(32.1%)が挙げられました。

若い20、30代は「アイスクリーム・氷菓子」、
世代が高くなるとともに「冷たいめん類」へ

次に世代別で「増えたもの」を見てみましょう。まず20、30代では「毎日、氷アイスを必ず3個は食べていました」(女性30代)など、「アイスクリーム・氷菓子」の消費が目立ちましたが、世代が高くなるとともにこうした声は次第に減少し、代わって、同じ冷たいものでも50代以上では「そうめん・冷やし中華など、冷たいめん類」を食べる頻度が急増しました。また外出時のケアとして、20、30代では「日焼け防止クリームUV対策化粧品の使用」「汗対策グッズあぶら取り紙・制汗スプレーなどの使用」が多かったものの、世代が高まるとともにこうした化粧・薬用品よりも、むしろ「帽子の着用」を挙げる声が増加し、世代間における味覚や対策方法の違いが明らかとなりました。また世代問わず、女性回答に目立ったのが「日傘の使用」(男性=1.6%、女性=29.7%)でした。かつては、「日傘=年配の女性」といったイメージもありましたが、紫外線が肌へ与える影響が問題視され始めてきたここ最近では、年齢を問わず、夏の外出に欠かせないアイテムとなりつつあることがうかがえます。


世代別:猛暑で増えたものは?

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猛暑は夏痩せならぬ、夏太りに注意!

そのほか、「なぜか食欲旺盛、これまたダラダラ食べていました。そしたら、もののみごとに体重が増えてしまい・・・。妻に、見た目も暑苦しいと言われた」(男性30代)、「気持ちが外向きじゃないと体重が増える。出不精=デブ精(専業主婦の私の場合)」(女性40代)など、夏痩せという言葉を耳にしますが、エアコンの効いた環境下で、動かずに飲み食いを続けて「夏に太った」という方。また「庭の水撒きが増えて蚊に食われ、殺虫剤を沢山買った」(男性70代)、「屋外での肉体労働をしている為、仕事中の着替えは毎日3回!洗濯が追いつかず、仕事用の衣料を買い足す羽目になった」(女性30代)など、思わぬ出費が生じたという声も寄せられ、猛暑は身体への及ぼす影響だけではなく、家計にも大きく響いたことがうかがえます。


今回は、記録的な猛暑が全国各地を襲った2007年の夏を振り返り、暑さが影響して「減ったもの」「増えたもの」についてご意見を聞いてきました。まず「減ったもの」では、熱射・日射による熱中症、紫外線を避けるように、とにかく「外出しない」という声が目立ちました。本来ならば、アウトドア、野外レジャーや遊園地など、夏は人を活動的にさせるものなのですが、今夏はあまりの猛暑に行楽地への人出も鈍かったことがうかがえます。また同時に外出頻度ばかりではなく、睡眠不足、やる気の低下、食欲減退・・・と、夏バテの症状に近いネガティブな回答が多数寄せられました。一方、「増えたもの」も、「冷房機器の利用」「冷たい飲み物」「疲労・ストレス」「冷たい麺類」という回答が上位を占め、暑い→睡眠が減る→疲労・ストレスが増える→食欲が減る→冷たい麺類が増えるなど、「増えるもの」「減るもの」は互いに相乗し合い、結果、夏バテを助長する傾向が見受けられました。特に夏の疲れは、ちょっと遅れて9月頃にやってくるそうですから、無理をせず、くれぐれも体調管理にはご注意を・・・。