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インスタント食品はよく食べる?

1960年代の高度経済成長期とともに、インスタント食品は私たちの食卓に急速に広まりました。時間のない中で、誰でも、すぐに調理できて、さらに味も美味しいとなれば、需要が高まったのも当然のことと言えるかもしれません。そこで今回は、皆さんがインスタント食品をどのように普段の食事に取り入れているのかについて聞いてみました。

約7割が「週1回以上」のペースで食べる

インスタント食品の飲食頻度は?

SA(単回答)

まず皆さんは、どの位の頻度でインスタント食品(即席、カップ麺・冷凍食品・レトルト食品など)を食べているのでしょうか。「インスタント食品は休日の昼に食べる。外に食事に出かけるのも面倒だし、ほとんど判で押したようにインスタントラーメンか、焼きそば・・・」(男性30代)など、「(インスタント食品を)週1回以上」(68.7%)の頻度で食べるという声は、実に全体の約7割に達しました。さらに「OLで平日は家に帰るのが遅いので、ご飯は冷凍していたものを解凍し、その他のおかずはインスタント(味噌汁や揚げ物等)でまかなっている」(女性20代)など、「ほぼ毎日」(3.9%)、「週4〜5回」(9.0%)と高頻度で食している人も全体の1割を超え、私たちの日々の食生活に「インスタント食品」が必要不可欠な存在になりつつあることが明らかとなりました。

日本のランチを支えるインスタント食品

インスタント食品はいつ食べる?

SA(単回答)

どんなタイミングで食べることが多いのでしょうか。ダントツだったのは「昼食」(66.1%)。「昼食にコンビニ弁当を食べる際、スープの代わりにカップ麺を食べる」(男性40代)、「お昼に、主人が家にいないときに食べることが多い。なんと言っても簡単に、手軽に出来ることが第一の長所」(女性40代)など、仕事をしているご主人、家事をしている主婦ともに、案外、インスタントで簡単に昼食を済ませているケースが多いようです。さらに「お弁当のおかずとして冷凍食品をよく使う。最近では、冷凍のまま入れて食べる頃に、ちょうど良い状態になっているものがあるので重宝している」(女性50代)など、ご主人やお子さんのお弁当作りに冷凍食品が欠かせないという声も目立ちました。いわば、インスタント食品が日本のランチを支えていると言っても過言ではないかもしれません。以下、「夕食」(9.4%)、「夜食」(6.9%)が続きました。また「酒を飲んだ後に、寝る前の(インスタント)ラーメンが美味しい」(男性30代)という声や、「テレビが面白い時に、CMの数分間で作れるもの、もしくは次のCMまでに茹で上がるものが良い」(男性30代)など、様々なタイミングでインスタント食品が活躍していることがうかがえます。

「インスタント食品≠不味い」という常識は成り立たない!8割以上が「好き」と回答

皆さんがかなりの頻度でインスタント食品を食していることが判明しましたが、では、味の好みはいかがでしょうか。「インスタントラーメンは、味が大好きで、私個人としては毎日でも食べたいくらい」(女性40代)など、「大好き」という方が16.3%。さらに「まあまあ好き」という声も66.6%を数え、全体の8割以上の皆さんが味にも満足していることがうかがえます。特に、ここ最近では「有名店のラーメンが並ばず、いつでも食べられるメリットがある」(男性40代)など、有名シェフ監修のものや、高級な本格料理も続々と増え、「インスタント食品≠不味い」という常識はもはや成り立たないようです。世代別で見てみると、「大好き」という声は20代=21.2%、30代=20.5%、40代=15.7%、50代=9.9%、60代以上=7.9%と、若い世代ほどインタスタント食品を好む傾向が見受けられました。また味のほかにも、「外食だと食費が掛かるが、インスタント食品はまあまあ美味しいし、低コストなので・・・」(女性30代)、「時間も、ガス代も、洗い物も少なくて済む」(女性40代))など、「家計」や「家事労働」にも優しいといったことも、インスタント食品の大きな魅力と言えるかもしれません。

インスタント食品は好きですか?

SA(単回答)

人気ナンバーワンは「ラーメン」、
曜日や場所によって「カップ麺」と「袋麺」を使い分け

次に、人気の高いインスタント食品をランキング形式で見ていきましょう。堂々の人気ナンバーワンは「ラーメン類(即席麺、カップ麺)」(83.2%)でした。「平日、お弁当を作りたくない時は、おにぎりとカップラーメン」(女性30代)など、平日のランチタイムに会社で食べる場合は、スープや味噌汁代わりにカップ麺をすするという声が多数寄せられました。その一方で、週末、自宅で食べる場合は「日曜日のお昼は主人が作るインスタントラーメン。野菜たっぷりの味噌ラーメンだったり チャーハンに合わせて、さっぱり醤油ラーメンだったりと我が家の定番!」(女性40代)など、袋詰めのインスタントラーメンに、具材をたっぷり入れてオリジナルラーメンを作るというご家庭が目立ちました。同じインスタントとはいえ、曜日、場所や時間に余裕があるないによっても、カップ麺と袋麺を食べ分けている人が意外に多いことがうかがえます。また中には「インスタントラーメンの余ったスープを使って、焼き飯や野菜炒めを作ると美味しい」(男性30代)など、スープを2次利用して、中華だしとして炒めものにしたり、雑炊風にしたりするのを楽しみにしている人もいました。

■どんなインスタント食品をよく食べる?

1 ラーメン類(即席麺、カップ麺) 83.2%
2 うどん・ヌードル 43.9%
3 カレー(レトルトなど) 41.7%
4 味噌汁(粉末、カップ、生味噌タイプなど) 33.9%
5 焼きそば 30.6%
6 スープ・シチュー(粉末、カップ、レトルトなど) 28.6%
7 パスタソース(レトルトなど) 27.3%
8 ギョウザ 26.2%
9 ピラフ・炒飯類 24.5%
10 シュウマイ 23.5%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

メインの食事になり得る「麺類」が大人気!

人気の2位は「うどん・ヌードル」(43.9%)。「讃岐うどんの冷凍を茹でて、すぐに冷やして、納豆と卵をぶっかけて食べる。コシがあって、とっても美味しい」(女性30代)など、うどんの場合は乾麺のほか、生麺タイプ、冷凍麺タイプのものも多く、麺のコシの強さやプロにも劣らぬ味の良さに人気が集まりました。同様に5位「焼きそば」(30.6%)、さらに7位「パスタソース」(27.3%)、11位「パスタ類」(22.8%)と続き、麺類がランキング上位を占めました。こうした背景には、時間の限られた昼食需要が高いこと、さらにご飯にはおかず、味噌汁やスープなどのサイドメニューが必要になるものの、麺類なら、それだけで十分なメインの食事になり得ることも大きな理由と考えられます。また考えてみれば、日本のファーストフードとも言えるそば、うどんの屋台が、江戸時代に既に多数存在していたと言いますから、忙しい時に手軽に麺類で食事を済ませるという食文化は、今日に始まったことではないのかもしれません。

ヘルシー志向で若い女性に目立つ「春雨麺」派

次に世代別でインスタントの麺類を見てみると、「ラーメン類」「うどん・ヌードル」は世代間の差なく人気であったものの、「パスタソース」「パスタ類」は圧倒的に20代、30代からの支持が目立ちました。ところが年齢が増すごとに「パスタ」は減少し、代わって50代、60代以上の世代では「焼きそば」「そば」の人気が高まる傾向が見受けられました。同じ麺類とはいえ、世代間によって好みに差があることが判ります。また新しいインスタント麺類として、見逃せないのが「春雨麺」(14.2%)です。「ヘルシーで満腹感もあるので、最近はスープ春雨等が多い」(女性30代)など、特にカロリーを気にする若い女性(女性20代=28.8%、女性30代=20.3%)からの支持が目立ちました。このように「春雨麺」、「お粥」(男性=3.0%、女性=5.0%)など、インスタント食品にも女性のダイエット志向を捉えた商品が増えているようです。

世代別:インスタントの嗜好の違い

MA(複数回答)/n(有効回答数)

「食品添加物」「原材料の品質」など、食の安全に対する不安がトップ

手間なく、味良し、安いなど、良いこと尽くめですが、では最後にインスタント食品の気になる点について見てみましょう。最も多かったのは「化学調味料や食品添加物が気になる」(66.1%)、次に「原材料の品質や安全性に不安を感じる」(48.2%)が続きました。「添加物、保存料などが体に悪いのではないかと思う」(女性40代)、「残留薬品が気になるので、出来るものは一度湯通しする」(女性30代)など、スローフード、自然食といった考え方が広がる中で、食品の安全に対する不安や、意識が高まっているのも確かなようです。こうした中で「最近はインスタントでも無添加物もあるので、なるべくそういうものを選ぶようにしている」(女性30代)など、食品企業も消費者の期待に応えるべく、安全な食品づくりに力を入れ始めているようです。インスタント食品の不健康イメージが払拭される日も、そう遠い日ではないかもしれません。以下、「カロリーの高さが気になる」(45.8%)、「炭水化物や脂質が多く、栄養バランスが悪そう」(38.0%)、「ゴミが増える」(26.8%)といった問題点が挙げられました。

■インスタント食品の気になる点は?

1 化学調味料や食品添加物が気になる 66.1%
2 原材料の品質や安全性に不安を感じる 48.2%
3 カロリーの高さが気になる 45.8%
4 炭水化物や脂質が多く、栄養バランスが悪そう 38.0%
5 ゴミが増える 26.8%

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今回は、「インスタント食品」について聞いてきました。性別、世代に関係なく、おおよそ全体の7割が週1回以上のペースで、何らかのインスタント食品を食していることが明らかとなりました。もはや、インスタント食品は独身男性のもの、お金のない学生のものというイメージはどこにもなく、私たちの日ごろの食生活に当たり前のように入り込んでいます。いわば、インスタントなしで日本の食卓は支えきれないといっても言いすぎではありません。また、かつて低価格、スピードだけが求められたインスタントやファーストフードにも、昨今では味、健康・安全志向を求める消費者ニーズが高まっており、時代とともにインスタント食品の業界にも新しい波が押し寄せていることがうかがえます。もちろん、どんなに安全で、美味しくても、インスタントでは補えないものがあります。それは「愛情」ですね。インスタント食品を利用しながらも、ひと手間や工夫を加えて、ご家庭ならではのオリジナリティを出すことも必要ではないでしょうか。