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今年、お歳暮を贈りますか?

先週頃から歳暮ギフトセンターが特設された百貨店も増え、次第に年末が近づいたことを実感します。中元、歳暮と半年毎にやってくるギフト選び、カタログをめくりながら頭を悩ませるご家庭もきっと多いのでは。そこで今回はそろそろ気になる「お歳暮」シーズンを控え、今年のギフト選びのポイントついて聞きました。

全体の6割以上が「お歳暮」の贈答意向を持つ、世代とともに意向が高まる

今年、どの位の皆さんが「お歳暮」を贈る予定があるのでしょうか。「お歳暮は、今年1年お世話になったお礼の気持ちで贈る。相手の喜ぶ顔が、声が聞きたいので、いろいろ迷いながらも喜んでもらえるようなものを選ぶ」(女性40代)など、「贈る予定がある」と回答した人は52.1%。さらに「贈るかどうか検討している」という人も10.2%を数え、全体の6割以上の皆さんが「お歳暮」を贈る意向を持っていることが明らかとなりました。過去3年間、同時期に行った本調査では、2004年の贈答意向は74.3%、2005年が72.0%、2006年が62.9%と、2、3年前と比べると約1割近く贈答意向が低下しているものの、景気復調の後押しもあってか、今年は昨年とほぼ同様の推移となりました。また世代別で見てみると、ここ数年、虚礼廃止の風潮が高まる中で若い20代(=44.4%)、30代(=56.0%)の贈答意向はやや低調気味でしたが、世代とともに次第に意向が増加し、50代以上では実に7割近くの人が「お歳暮」の習慣を維持し続けていることが判りました。

今年、お歳暮を贈りますか?

SA(単回答)

 

平均贈答件数は「3.52件」、贈り先は「親戚・親族」「両親」など家族がメイン

「お歳暮」の件数は?

SA(単回答)

■誰に贈る予定?

1 親戚・親類 55.1%
2 両親 45.1%
3 仕事関連の人 26.1%
4 友・知人 23.3%
5 先生・恩師 12.6%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

皆さんは、どの位の人数に「お歳暮」を贈る予定があるのでしょうか。最も回答が多かったのは「2件」(30.6%)、次に「3件」(18.9%)が続き、全回答総数を回答人数で割った平均は3.52件でした。さらに世代別で見てみると、20代が2.94件、30代が3.36件と世代とともに贈答件数も増し、60代以上では4.55件にも達しました。歳を重ねて経験が豊富になるとともに人との付き合いも広くなり、さらに関係も深くなっていると言えるかもしれません。


では、具体的には誰に贈る予定なのでしょうか。贈答先として最も多かったのは「親戚・親族」(55.1%)、次に「両親」(45.1%)が続きました。かつて「中元」「歳暮」といえば、仕事や利害関係のある人へ贈るものといったイメージが強くありましたが、ここ最近では3位の「仕事関連の人」(26.1%)以上に家族・親族を重視する人が大変多いことが判ります。また世代別で見てみると「めったに会えない親に贈る」(女性30代)など、若い20代、30代で目立ったのは夫婦双方の「両親」という声でした。ところが40代を境に贈る相手先が「両親」から、次第に「親戚・親類」へ移行しています。こうした背景には、年齢とともに自分自身が親と呼ばれる世代に至ったことや、さらに自分の子供の結婚で新しい親類縁者が増えたことも、お歳暮の贈り先に変化をもたらしている要因と言えそうです。

世代別:贈る相手は?

MA(複数回答)/n(有効回答数)

1人当たりのコストは「5000円台」、お中元よりもやや高めの傾向

平均3.52件に贈ることが明らかとなりましたが、では1人当たりに掛ける予算は幾らでしょうか。最も回答が多かったのは「3,000円台」(50.0%)、続いて「5,000円台」(48.2%)という声も目立ち、お歳暮の価格は大きく選択肢が2パターンに分かれていることがうかがえます。また今年2007年の6月に実施した「お中元調査」では、1人当たりの価格帯は「3,000円台」が54.1%、「5,000円台」が42.7%であったことから、お中元よりも、お歳暮に掛ける予算の方がやや高めなようです。自由回答の中にも「お中元より、お歳暮のほうが一年お世話になりましたの感謝を込めて、金額が高くなる」(女性30代)という声が案外目立ち、一年の締めくくりである「お歳暮」を重視する傾向が見受けられました。世代別で見てみると、若い20〜40代は「3000円台」が目立ったものの、50代を境に「5000円台」が「3000円台」を上回り、さらに60代以上では「10,000円以上」という声も6.0%を数えました。年齢とともに贈答件数も、1人当たりのコストも増す傾向にあり、何かと入り用の多い年末に出費が嵩んでいることがうかがえます。

「お歳暮」vs「お中元」

MA(複数回答)/n(有効回答数)

お中元も、お歳暮も季節に限らず、贈りたいギフトトップは「ビール」

では、皆さんが2007年の「お歳暮」に贈りたいギフトとは、一体どんなものでしょう。次にランキング形式で見てみると、堂々のトップは「ビール」(49.1%)でした。「ビールは夏でも冬でもどちらでもいけて便利。夏はビールと涼しげなソーメン、冬はビールと温かい鍋系の食材にしている」(男性50代)など、「ビール」は夏場に限らず、冬場のお歳暮ギフトとしても高い支持を集めました。またビール同様に人気の高かったアルコールが9位の「地酒(日本酒、焼酎)」(13.5%)でした。「地酒」は、お中元期の贈りたいギフトの上位にランクインしていませんでしたが、これから鍋シーズンを迎えることや、正月も間近とあって、お歳暮ならではのギフトとして人気の高さがうかがえます。

■贈りたいものは?

1 ビール 49.1%
2 ハム・ソーセージ 28.1%
3 お菓子・デザート 26.9%
4 産地直送の魚介類(かに、鮭等) 22.2%
5 コーヒー・お茶 21.2%
6 食用油・調味料 15.6%
7 産地直送の野菜・果物 14.2%
8 各種商品券 13.8%
9 地酒(日本酒、焼酎) 13.5%
10 ジュース飲料(100%果汁等) 12.6%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

次に2位は「ハム・ソーセージ」(28.1%)。「(お歳暮に)贈るものはハムと決まっているので、毎回違う銘柄を選んでいる」(女性40代)など、おせちにも役立つハムを毎年恒例で贈っているという声も多数寄せられました。続いて3位は「お菓子・デザート」(26.9%)、4位「産地直送の魚介類」(22.2%)、5位「コーヒー・お茶」(21.2%)など、食品類がランキング上位を独占する結果となりました。今年は食品偽装の問題などが相次ぎましたが、ギフト需要として食品の人気が根強いことから、各百貨店も「安全・安心」を重視した売場づくりに万全を期していると言います。また食品以外のギフトでは8位「商品券」(13.8%)、11位「洗剤・石鹸・入浴剤」(11.5%)など、幾つあっても困らない消耗品が挙げられ、食品同様に形に残らないものがギフト選びの選択条件となっていることがうかがえます。

もらいたいギフトの1位も「ビール」。最近ではカタログギフトも人気に・・・。

その一方、もらってうれしいギフトとは、どんなものでしょうか。人気ナンバーワンは、贈りたいギフトと同じ「ビール」(62.0%)でした。「もちろん、もらって一番嬉しいのは、毎日消費するビール」(男性30代)など、晩酌が欠かせないご家庭には家計にも優しく、お父さんばかりではなく、主婦にとってもうれしいギフトとなっていることがうかがえます。また、たとえお酒を飲まないご家庭であっても、保存が効くことや、年末年始にお客様の訪問があった際にも利用できるため、意外に重宝なギフトとなっているようです。続いて2位は「各種商品券」(41.8%)。もらう側にとっては大変便利なギフトではあるものの、贈る側からしてみると思いの伝わらない味気ないギフトのような気がして、正直贈り難いという声も目立ちました。また最近では「相手先で選んでもらえるカタログギフトが一番無難だと思う」(男性50代)など、贈る先の家族構成や、趣味・趣向に合わせたテーマやコース別の様々なカタログギフトが多数出回っており、金額が明からさまな商品券よりも、むしろ使い易いと感じている人も多いようです。以下3位「ハム・ソーセージ」(30.5%)、4位「お菓子・デザート」(25.9%)、5位「産地直送の魚介類」(25.8%)続きました。

■もらいたいものは?

1 ビール 62.0%
2 各種商品券 41.8%
3 ハム・ソーセージ 30.5%
4 お菓子・デザート 25.9%
5 産地直送の魚介類(かに、鮭等) 25.8%
6 コーヒー・お茶 19.1%
7 地酒(日本酒、焼酎) 17.6%
8 産地直送の野菜・果物 16.2%
9 ジュース飲料(100%果汁等) 16.0%
10 ワイン 14.9%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

相手の好きな「ビールの銘柄」を優先、また非日常的な「プレミアムビール」も人気

贈りたい、もらいたいギフトのナンバーワンに選ばれた「ビール」。では、皆さんがビールギフトを選ぶ際に、重視しているポイントはどんなことでしょうか。最も回答が多かったのは「贈る相手が好きな銘柄のビールを選ぶ」(52.3%)でした。「ビールを贈る相手は大抵ビール好きな人。その人の好きな銘柄を知っていれば、それを贈ったほうがやっぱり喜ばれるから・・・」(女性30代)など、一般的にギフト選びは贈る先の家族構成や、趣味嗜好を知ることが重視されますが、特にビールの銘柄はその中でも最優先されるものとなっているようです。 第2位は「ちょっと高級なプレミアムビールを選ぶ」(48.9%)。「プレミアムビールはちょっと奮発してしか買わないので、もらうと嬉しいと思うから・・・」(女性40代)など、普段飲みの発泡酒や第三のビールに対し、プレミアムビールは非日常的な贅沢を演出するギフトとして高い支持を得ました。また、1位の「好きな銘柄のビール」が目立った一方で、3位には「ビール種類が色々楽しめるものを選ぶ」(13.9%)が挙げられました。「普段、自分では購入しない種類のもので、相手の方の気に入るものが見つかれば良いかなと・・・」(女性30代)など、珍しいもの、日ごろ相手が飲まない種類を飲み比べられるものを贈り、新しい発見をしてもらいたいという遊び心もギフト選びの決め手になっているようです。

■ビールギフト選びのポイントは?

1 贈る相手が好きな銘柄のビールを選ぶ 52.3%
2 ちょっと高級なプレミアムビールを選ぶ 48.9%
3 ビール種類が色々楽しめるものを選ぶ 13.9%
4 工場直送など、新鮮なものを選ぶ 13.6%
5 なるべくビールの本数が多いものを選ぶ 11.6%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

今回は商戦が始まりつつある「お歳暮」について、ご意見を聞いてきました。全体の62.3%の人が「お歳暮」の贈答意向を持ち、お歳暮商戦にも次第に元気が戻りつつあることがうかがえます。ひと昔前に比べると法人需要は激減しつつあるものの、その一方で、「親戚・親類」「両親」「友人」といったごく親しい間柄におけるギフトを大切にしている人は結構多いようです。「従来の『お歳暮』というイメージほど、形式ばったものではなく、年末に両親や兄弟親類などでいつもお世話になっている家族にちょっとした『気持ち』のプレゼントを贈っている。クリスマスのあいさつ、という感じ」(女性30代)など、深く人と付き合う中で自然と生まれてくる感謝の念を伝えたいという声も目立ち、現代に合った新しい「お歳暮」の在り方が生まれつつあるようです。またギフトを選ぶ際に、贈り先の家族構成、趣味・趣向や、さらにはビールの銘柄まで考えるという人が多かったように、日ごろから相手と深く付き合っていなければ、本当に喜ばれるものを贈ることはなかなか難しいものなのかもしれません。いわば、「お歳暮」とは自身自身がこの一年間に、どれだけ親戚、家族や友人と親しく付き合ってきたかを振り返る物差しのようなもの、と捉えることもできそうです。もし「お歳暮」が仰々しく感じるようであれば、のしなしで、メッセージカードなどを添えて贈ってはいかがでしょうか。きっと儀礼的なものよりも、あなたの思いが相手にも伝わるはずですよ。