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どんな年賀状をもらいましたか?

正月の楽しみといえば、「年賀状」もそのひとつではないでしょうか。普段、なかなか会うことのできない学生時代の友人や、遠方の親戚など、年賀状を通して近況を知らせ合う風習は日本ならではと言えるかもしれません。また最近ではパソコンの発達が目覚ましく、デザイン性に富んだ年賀ハガキも増えており、もらう楽しみも膨らんでいます。そこで今回は、正月にもらった年賀状について皆さんに聞きました。

最も多かったのは「30〜49通」、「100通以上」という声も14.3%

さて今年、皆さんは年賀状を何通くらいもらったのでしょうか。最も回答が多かったのは「30〜49通」(21.4%)。また、少なくとも「1通以上」の年賀状をもらった人は全体の96.8%を数え、年賀状のやり取りが正月の国民的な行事の1つとなっていることがうかがえます。さらに「100通以上」という人も全体の14.3%いました。中には「年賀状は300通以上になっている。本文はガリ版印刷。一言添えて出していて、思いがけない変化の知らせが新鮮でやめられません」(女性60代)など、300通を超える年賀状をやり取りした人もいました。性別で見てみると、女性は「29通以下」(男性=30.6%、女性=41.7%)という少数やり取り派が多かった一方、男性は仕事関連の人とのつながりも多いせいか、「100通以上」(男性=20.9%、女性=9.1%)という多数やり取り派も目立ちました。

今年、年賀状をもらった枚数は?

SA(単回答)

年齢とともに年賀状をもらう枚数は増加傾向、
60代以上では6割以上が「50通以上」

次に世代別で見てみると、若い20代では半数が「19通以下」(51.0%)の少数やり取り派。30代では「20通以上」(68.5%)、40代では「30通以上」(62.5%)と、年齢とともに年賀状をやり取りする枚数は急増する傾向が見受けられ、60代以上では6割以上が「50通以上」(64.5%)の多数やり取り派でした。結婚、出産や子供成長・・・等々、年齢を積み重ねていくごとに、人とのつながりも自然と広がっていることがうかがえます。中には「年賀状でしか連絡を取らない友人がいるが、それが良い。年賀状でつながっているのがわかるから。子供の写真の横に手書きで『元気ですか?私はめっきり老けたけど、がんばっているよ!』と書いてあったら、とってもうれしい」(女性40代)など、年齢とともに年賀状だけの付き合いが増すという声も目立ちましたが、それも一年に一回の楽しみとポジティブに年賀状のやり取りを捉えている人も少なくありませんでした。

世代別:今年、年賀状をもらった枚数は?

SA(単回答)

年賀メールは「10通未満」という声が半数を占め、
素っ気ないという理由で敬遠気味

今年、年賀メールを何通もらいましたか?

SA(単回答)

ここ数年、年賀状に代わり、電子メールを通じた年賀メール(グリーティングメール)の利用も増えていると聞きます。では今年、皆さんは年賀メールを何通もらったのでしょうか。「3通以内」という人が34.6%、続いて「4〜9通」という声も15.0%を数え、全体の2人に1人は「10通未満」の少数のやり取りに留まっていることがうかがえます。さらに「0通」という声も42.2%を占め、年賀状に比べ、年賀メールは意外に利用されていないようです。中には「電子メールは使わない。年賀状で、あいさつするのが面倒でも『良い日本の習慣』。何でもかんでも簡略化したり、省略したりするのはスマートではない。ハガキを送るという行為、心意気が尊い」(男性30代)など、年賀メールは素っ気ない、儀礼を欠くと感じて敬遠する人もいました。

次に世代別で年賀メールの利用を見てみると、20代で「年賀メールをもらった」(73.2%)という人は7割を超えたのに対し、30代で60.1%、40代で57.8%・・・と世代が増す毎に減少する傾向が見受けられます。いわば、年賀状のやり取りの枚数が少ない20代ほど、年賀メールの利用が多く、世代間における年賀状の在り方がやや異なっていることがうかがえます。また、中には「目上の人には年賀状、同年代の人にはメールと、使い分けている」(女性20代)など、相手に応じて年賀メールと年賀状を上手に使い分けている人も少なくありませんでした。

世代別:今年、年賀メールを何通もらいましたか?

SA(単回答)

「年賀メール」は親しい友人や海外赴任する同僚に利用

では、年賀メールと年賀状をどんなルールで使い分けているのでしょうか。次に皆さんの自由回答をいくつか見ていきましょう。「普段から頻繁にメールを送受信している人にはメール。メールのやりとりをしていない、もしくは相手側にネット環境がない場合は年賀状で送る」(男性30代)など、日ごろ、メールのやり取りが頻繁なメル友にはメールを利用するという声。「電子メールは年賀状を出さなかった人から、年賀状をもらった時に使う」(女性40代)など、思わぬ人から年賀状が届き、早々に返事を出すのにメールを使うという人。さらに「住所を知らない友人にはメールで送る。意外と友人の住所を知らない事が多い」(女性20代)という住所不明の友人や、「電子メールだと海外にでも気軽に送信できる」(男性40代)など、異国にいる知人や海外赴任する同僚にはメールが便利という声が寄せられ、年賀メールならではの利点も挙げられました。中には「電子メールは、家族に知られちゃマズイ人とかに送る」(女性30代)という声も寄せられました。

年賀状の文面に「手書きのメッセージ」は必須!

全体の9割以上の皆さんが何通かの年賀状をもらったことが判りましたが、では今年もらった年賀状の中で、うれしかったもの、ポイントの高かったものとは一体どんなものでしょうか。堂々のトップは「一言でも個人宛の手書きのメッセージが入っているもの」(57.2%)でした。「家族全員にメッセージが書いてあった年賀状が一番良かった」(女性30代)など、パソコンで住所やイラストをプリントアウトした年賀状が増える中、どこかに手書きを加えることで、温かみのある年賀状に様変わりすることがうかがえます。その一方で、「素敵な絵柄でも個人の手書きのメッセージが入っていないものは、義理かなあと思う」(女性30代)など、一言を添えていないものは儀礼的なもの、という印象を相手に与えてしまうようです。同様に2位にも「相手の近況報告が入っているもの」(48.8%)が挙げられ、相手へのメッセージや、自分や家族の近況を知らせることは、年賀状の文面に必須と言えるかもしれません。

■もらった年賀状でうれしかったものは?

1 一言でも個宛の手書きのメッセージが入っているもの 57.2%
2 相手の近況報告が入っているもの 48.8%
3 家族や子供の写真が付いているもの 24.5%
4 元旦に年賀状が届いたもの 19.4%
5 お年玉くじ付き年賀状であるもの 19.0%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

「家族写真」付きの年賀状は評価高し、但し、
「子供のみの写真」は好まないという声も

続いて3位は「家族や子供の写真が付いているもの」(24.5%)。「毎年、家族写真で年賀状を送ってくれる方。お子さんの成長と、懐かしい顔で親しみが持てる」(女性30代)など、写真入りの年賀状は、普段なかなか会えない友人や親戚の姿、また子供の成長を知ることもできるため、喜ばれるデザインの1つとなっていることがうかがえます。とはいえ、中には「好きじゃないのは子供だけの写真の年賀状。子供より本人の今の姿が見たい」(男性30代)など、子供の写真のみは避けて欲しいという声も寄せられました。そのほか、「すごいと思った年賀状は、すべて手書きのもの。字が綺麗というわけでもなく、絵が上手というわけでもなく、色彩が艶やかでもなく、凝った文面でもないけれど、すべて自筆で相手の几帳面さや、人を気遣う心が伝わってくる簡素ながらも大変素晴らしい」(男性30代)など完全手書きのものや、「毎年、版画刷りで干支が必ず刷り込まれている年賀状を送ってくれる知人がいる。感動しますね」(男性60代)などイラストやデザインの凝ったものも、評価の高い年賀状となっていました。

年賀状=年に一度、元気でやっているか否かを確認し合う手段

虚礼廃止の風潮の中で、今日でも多くの人々がやり取りをする年賀状。では、その年賀状の魅力や利点とは、どんなところにあるのでしょうか。最も回答が多かったのは「自分の近況を知らせるとともに、相手の近況も知ることができる」(66.4%)でした。もらってうれしい年賀状のポイントの中にも同様の意見があったように、年賀状は単なる季節の挨拶だけではなく、お互いに元気でやっているか否かを確認し合う手段にもなっているようです。その一方、「来ないときは、どうしたのかと心配になる」(女性40代)という声も寄せられました。

■年賀状の魅力と利点は?

1 自分の近況を知らせるとともに、相手の近況も知ることができる 66.4%
2 連絡が遠のいていた友に、臆することなく連絡するきっかけができる 49.6%
3 年賀状を通して相手のことを思い浮かべたり、考える時間が心地良い 33.7%
4 年賀状をもらうことで、正月を実感する 26.2%
5 手紙文化が希薄になりがちなこの時代に、手紙の良さを再認識できる 13.6%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

2位は「連絡が遠のいていた友に、臆することなく連絡するきっかけができる」(49.6%)。「電話などかけにくい縁遠い方でも、連絡をとれるツールになるところ」(女性30代)など、日ごろ、電話やメールでの付き合いもない旧友や縁遠い親戚にも、年賀状なら何の抵抗もなくやり取りし合える良いタイミングとなっていることがうかがえます。続いて3位は「年賀状を通して相手のことを思い浮かべたり、考える時間が心地良い」(33.7%)など、年賀状によって、人とのコミュニケーションの大切さを強く実感する人も少なくないようです。そのほか、ワープロやメール文化の発展で、字を書くことの少なくなっている私たち現代人が「手紙」の良さを再認識する機会にもなっていました。

年賀状をもらうのは楽しみなものの、作るのは年末の大仕事!

こうした利点の一方で、年賀状の短所もいくつか挙げられました。「何か一言添えようとしてもあまり思い浮かばなくて、面倒になることがある」(女性40代)、「嫌なところは年末の忙しいときに、元旦着になるようまとめて大勢に賀状を作るのが手間」(女性30代)など、人からもらうのは楽しみなものの、自分で作るのはとても苦労しているという声が多数寄せられました。中でも「毎年、デザインを考えるので大変。凝るのはやめればいいのですが、自尊心が許さない。加えて少数ですが、楽しみにしている人がいて、それに応えようとするものだから・・・」(男性50代)など、ユニークで凝った年賀状づくりを期待されて、そのアイデアの絞り出しに毎年頭を悩ましている人も少なくないようです。


今回は、皆さんが正月にもらった年賀状の内容についてご意見を聞きました。全体の9割以上の皆さんが、少なくとも「1通以上」の年賀状をやり取りしたことが明らかとなり、様々な日本文化や習慣が失われつつある昨今、年賀状のやり取りは変わらず盛んに行われていることがうかがえます。こうした背景には、年賀状が単なる年始の挨拶や虚礼に留まらず、日ごろ、縁遠くなっている恩師、旧友や親類の近況や安否を確認し合う手段としての役割を担っていることも、今日まで習慣が継続している大きな理由の1つと言えるかもしれません。ここ最近ではパソコンの発達で宛名も、デザイン作成も非常に簡単でスピーディーとなりましたが、その一方、デザインがいくら優れていても、手書きのメッセージを添えていないものは、素っ気ないもの、儀礼を欠くものと感じる人が大変多いようです。パソコンによる年賀状づくりや、年賀メールなど、時代は変わっても年賀状に一番大切なことは、その人のことを思う気持ちなのかもしれません。さて、お年玉付き年賀状当選番号の発表は、2008年1月27日とのこと。もらった枚数だけ、まだまだ楽しみが尽きませんね。