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最近、観て良かった映画は?

ビデオ、DVDの急速な普及、さらにはケーブルテレビや衛星放送の発展に伴い多チャンネル化が進み、週末は自宅でのんびり映画鑑賞といったご家庭もきっと多いのでは。その一方、映画館へ足を運ぶ機会は極端に減少しているのではないでしょうか。そこで今回は、皆さんに映画館で映画を観る頻度や、自宅とは異なる魅力について聞きました。

テレビ、レンタルDVDを含め、全体の3分の1の人が
「週1本以上」の頻度で映画鑑賞

皆さんは映画館に限らず、テレビ、レンタルビデオやBS、CS放送を含めて、どの位の頻度で映画を観ているのでしょうか。「月1本以上」と回答した人は78.8%。さらに「週1本以上」(32.8%)という人も、全体の約3分の1を占め、大変多くの皆さんが頻繁に映画鑑賞を楽しんでいることが明らかとなりました。また映画鑑賞頻度は世代によっても異なり、「週1本以上」と回答した20代は24.6%であったものの、世代とともに鑑賞頻度は次第に増加し、50代ではピークの40.0%に達しました。

映画を観る頻度は?

SA(単回答)

映画館に出掛けるのは「年に数回」、50代以上に目立つ映画ファン

大変多くの皆さんが日ごろ、映画を楽しんでいることが判りましたが、では実際に「映画館」に足を運んで、映画鑑賞をしている人は一体どの位いるのでしょうか。「仕事の休みが平日なので、月に1度は一人でゆっくりと映画館で映画を観るのが楽しみ」(女性30代)など、「月1回以上」と回答した人は25.5%。つまり、実際に「映画館」で映画を観ている人は、テレビ、DVDなどのメディアを含めた鑑賞本数の約3分の1に留まっていることが判明しました。さらに「半年に1回以上」と回答した人は65.4%、「1年に1回以上」という声は79.7%であったことから、大部分の皆さんが映画館に出掛ける頻度は「年に数回」であることがうかがえます。また世代別で見てみると、「月1回以上」という声は20代(=25.4%)、30代(=23.2%)、40代(=25.6%)はさほど変わらないものの、50代では28.7%、60代では30.0%と若い世代よりも頻度が高く、50代以上に「映画ファン」が多いことがうかがえます。

映画館で映画を観る頻度は?

SA(単回答)

「座席が苦痛」「周囲の音や香りが気になる」など、
映画館にストレスを感じている人が意外に多い!?

その一方、「ここ数年、映画館へ行っていない」(20.3%)という声も全体の2割を超えました。主な理由としては、「もう20年程行っていません。歳をとると長時間座っているのが苦痛になり、トイレに行きたくなる」(女性40代)、「相当見上げる姿勢になるので首に負担がかかり、結構きつい、ガマン大会になってしまう」(男性40代)など、シートやスクリーンを見上げる姿勢が辛いという人。「上映中、隣でくしゃくしゃと臭いのある食べ物を食べてる人がいる時はガッカリ・・・」(女性50代)、「寝ている人のいびきや、ひそひそ話などが邪魔」(男性30代)など、周囲の発する音や食べ物の香りが気になり、映画に集中できないという人。さらに「暗くなるので眠くなる」(男性50代)という声や、中には「今は、時期を待てば直ぐテレビで放送してくれるし〜」(女性40代)という声も寄せられ、様々なストレスを感じながら映画館で映画を観るよりも、むしろ、好きな姿勢で、のんびりと自宅で観る方が気楽という人も少なくありませんでした。

映画館の良さは「大画面&臨場感のある音響」、
さらに「映画のみに集中できる環境」が揃っていること

では映画館で映画を観る良さとは、どんなところにあるのでしょうか。最も回答が多かったのは「大スクリーンによる迫力」(92.0%)、続いて「音響設備の良さ」(63.7%)が挙げられました。「DVDなどで観るのもいいけど、大スクリーンで観るのは、迫力や音響のスケールが全然違う」(女性20代)、「スクリーンの大きさと迫力、俳優たちの演技が克明に感じられるも良い」(女性40代)など、ホームシアターの普及で、ワイドな大画面&臨場感のあるサラウンドシステムを導入しているご家庭も増えてはいるものの、やはり映画館のスケールには及ばないようです。次に3位は「映画のみに集中できる環境」(45.8%)。「映画に集中できて、その世界に入り込むことができるのが映画館で観る良さ」(女性20代)など、暗闇であることから余計な情報が遮断され、映画の世界に身を寄せることができるという声が多数寄せられました。同様5位に「テレビのように、途中でCMを挟まない」(20.1%)、9位にも「巻き戻しのできない1発勝負の緊張感」(3.8%)が挙げられ、テレビやDVDとは異なる緊張感や、集中できる環境が「映画館」では生まれやすいのかもしれません。

■映画館で映画を観る良さは?

1 大スクリーンによる迫力 92.0%
2 音響設備の良さ 63.7%
3 映画のみに集中できる環境 45.8%
4 DVD、ビデオよりも、いち早く最新映画が観られる 22.6%
5 テレビのように、途中でCMを挟まない 20.1%
6 心地の良いシート(座席) 9.1%
7 本編以外の映画の予告編が多数観られる 6.1%
8 同じ映画を大勢で観ることができる 5.9%
9 巻き戻しのできない1発勝負の緊張感 3.8%
10 フィルムの温かみある色合いが好き 2.7%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

「良い座席確保」は映画鑑賞の必須条件、
周囲に座る人によって最悪な環境に一転することも・・・

続いて、実際に映画館に出掛けるとき、また映画館内での皆さんのこだわりについて見てみましょう。堂々のトップは「座席の位置(前、中央、後方など・・・)にこだわる」(31.1%)でした。「こだわりは、真ん中の座席を選んで座る。スクリーンの高さが目線の高さになるため、目や首が疲れないことと、音響のバランスも真ん中がベストだと思うので」(女性20代)など、全体を俯瞰できる、字幕が読みやすい、疲れない位置・・・等、映画館の座席へのこだわりは人それぞれ好みが異なるようです。同様7位にも「並ばずに座席指定できる映画館で観る」(15.5%)が挙げられ、良い座席は映画鑑賞に必須の条件となっていることがうかがえます。とはいえ、折角、お目当ての席を確保できても、時には「前に大きい人が座ると、楽しみが半減。そして後ろの人がシートを蹴ってきたりしたら最悪」(女性20代)など、後から館内に入って来た人が自分の周囲に座り、最高の環境が一気に最悪な環境に一転してしまうこともあるようです。

■映画館で映画を観る際のこだわりは?

1 座席の位置にこだわる 31.1%
2 エンドロールが終わるまで席を立たない 29.7%
3 割引デーを選んで観に行く 23.6%
4 特にこだわりはない 20.2%
5 ジュースやお茶を購入する 20.0%
6 平日に観に出掛ける 16.0%
7 並ばずに座席指定できる映画館で観る 15.5%
8 ポップコーンを購入する 11.2%
9 何も食べない、何も飲まない 10.7%
10 パンフレットを購入する 9.6%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

余韻に浸りたいとの理由で、
「エンドロールが終わるまで席を立たない」という人が目立つ

こだわりの2位は「エンドロールが終わるまで席を立たない」(29.7%)。「映画館で観る良さは、予告編から始まりエンドロールまで、まさに『映画』を味わえること」(男性30代)など、最後の最後まで作品の余韻に浸っていたい、また作品を制作したスタッフに敬意を払いたいという声が多く、照明が明るくなるまでは席を立たない人が意外に多いことがうかがえます。その一方、「エンドロールの途中で席を立つ人たちが、その場で身支度をはじめ、さっさと出ない時。前の席の人だと最悪」(女性30代)など、エンドロールになった途端に立ち上がってスクリーンを遮ったり、その場で携帯電話のチェックを始めたりするマナーの悪い人に怒りを覚えるという人も少なくありませんでした。そのほか、3位「割引デーを選んで観に行く(レディースデー・映画の日など)」(23.6%)など、格安で映画が観られる日を上手に選んでいる人や、5位「ジュースやお茶を購入する」(20.0%)、8位「ポップコーンを購入する」(11.2%)など、映画館グルメにこだわっている人もいました。その一方、映画さえ観られれば、「特にこだわりはない」(20.2%)という人も2割いました。

映画選びのポイントは「制作費の莫大な大作もの」、
最近は「映画サイト・ブログ」の前評判も参考に

ここまで映画館のこだわりを見てきましたが、では皆さんが映画館で鑑賞する「作品選び」のこだわりはいかがでしょうか。人気ナンバーワンは「いわゆる大作もの、話題の映画」(46.5%)でした。「大画面で楽しみたいハリウッドの大作は映画館で楽しむようにしている」(女性30代)など、ダイナミックなアクション、スピード感あふれるハリウッド映画やSF作品は、その迫力を十分体感できる大スクリーン&大音響の映画館で楽しみたいという声が多数寄せられ、制作費の莫大な超大作ものや話題作に人気が集中しました。次に2位は「予告宣伝を見て選ぶ」(38.8%)。「予告やテレビの宣伝を見て、自分で観たいと思ったものを観に行く」(女性30代)など、テレビCMや映画館で本編前に流される予告編が大いに作品選びに役立っていることがうかがえます。さらに最近では、7位「映画専門のWebサイトから情報を得て選ぶ」(8.2%)、11位「Web口コミサイトやブログページを見て選ぶ」(6.7%)など、映画専門サイトやブログから前評判を入手して、映画選びの参考にしている人も増えているようです。

■どのように作品を選んでいますか?

1 いわゆる大作もの、話題の映画を選ぶ 46.5%
2 予告宣伝を見て選ぶ 38.8%
3 出演している俳優で選ぶ 31.8%
4 映画のジャンル(SF、ホラー、ラブコメ等)で選ぶ 26.3%
5 好きな原作や脚本家の映画を選ぶ 18.2%
6 友達や同僚のオススメで選ぶ 13.0%
7 映画専門のWebサイトから情報を得て選ぶ 8.2%
8 題名で直感的に決める 7.3%
9 映画評論家、情報誌の論評で選ぶ 7.1%
10 アカデミー、カンヌなど映画賞を受賞しているものを選ぶ 7.0%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

「韓国映画はすべて観る」「誰かが犠牲になるものは嫌い」など、
映画選びも人それぞれ。

そのほか、皆さんから寄せられた作品選びの方法をいくつか紹介します。「韓国映画が好きなので、韓国映画は無差別に時間が許す限り観に行く」(女性40代)など、好きな国の映画を好んで鑑賞するという人。一方、「観た後に癒される、心があたたかくなる様な映画を選んでいる。以前は洋画ばかり観ていましたが、最近では邦画を好んで観る様になった」(女性40代)など、日本の人間ドラマを中心に選んでいるという人。さらに「まずR-15やR-12とかではないものが前提。誰かが犠牲になるような結末が絶対嫌なので・・・」(女性20代)、「あまり深刻になったりするような、疲れる映画は観ないようにしている」(女性40代)など、シリアスなもの、社会性の強いものはあえて避けているという声も寄せられ、映画にエンターテイメント性を求める人も少なくありませんでした。また中には「映画館で1年100本観ることが目標なので、ジャンルは選ばず何でも観る」(女性30代)など、「作品を選ばない」というこだわりを持つ人もいました。


今回は、映画館で映画を観る魅力について、皆さんのご意見を聞いてきました。全体の8割の皆さんがテレビ、DVD、BSやCS放送などを含め映画鑑賞をしているものの、実際に映画館へ足を運んでいる人はそのうちの3分の1に留まっていることが明らかとなりました。忙しくて観に行く時間がとれないことや、経済的な理由はもちろんですが、一番の要因は映画館の座席で映画を観ることの苦痛、周囲の人々が気になり、映画に集中できないなど、映画館で映画を観ることにストレスを感じている人が意外に多いようです。こうした背景には、私たち現代人が独りで、自宅でのんびりとDVDやテレビを観ることに慣れてきたということがあり、映画館に少々窮屈さを感じてしまうのかもしれません。映画館で映画を観る良さの8位に「同じ映画を大勢で観ることができる」が挙げられているように、本来、映画の魅力は笑い、涙や感動を同じ映画館にいる大勢の人々と共通できる点にあったように感じます。映画「ALWAYS三丁目の夕日」の中でも、鈴木オートにテレビがやってきた日に近所の人々が集まって力道山の試合に熱狂する、というシーンがありましたが、テレビがパーソナルなものになった今日、大勢の人々と一緒の時間を共有できる映画館を見直してみてはいかがでしょうか。たまには家族と一緒に映画を観に出掛けて、上映後に映画談義に花を咲かせるのも楽しいのでは。


最後にここ最近、観た映画の中で、皆さんオススメの作品をいくかかご紹介します。

「スウィーニー・
トッドフリート街
の悪魔の理髪師」
  • 「ジョニデがSEXYでした。ストーリーも残酷だったけど、切ない気持ちにもなり・・・ちょっとグロかったけど、是非これは映画館で!!」(女性30代)
「ALWAYS
続・三丁目の夕日」
  • 「ALWAYS 続三丁目の夕日。前作を観て、感動したので、続編も観たいと思って、映画館まで行きました。夫婦二人で、号泣。目が真っ赤になって、一緒に感動できて、とても幸せでした。」(女性40代)
「アース」
  • 「アースは観るべき作品である。残虐な場面を映していないところに物足りなさを感じる人もいるかもしれないが、思わず想像させるのがまた魅力と思う。この地球に住む誰もが、この現実を直視して、この奇跡の地球(ほし)を守ってほしいと願わずにいられない」(男性30代)
「テラビシアにかける橋」
  • 「観に行く前は全然期待していなかったのですが、なかなかどうして、良い映画でした。少年と少女の友情を描いた物語なのですが、観ているうちに少年が少女を思う気持ちに共感してきて、その当時の気持ちを思い出し、不覚にも涙を流してしまいました」(男性20代)
「アイ・アム・レジェンド」
  • 「SF・ホラー好きというだけで選んだ映画だが、ホラーとしての怖さよりも世界に一人だけという孤独に恐怖を感じた映画だった。」(男性40代)
「マリと子犬の物語」
  • 「最近、柴犬を飼いはじめましたが、犬の忠実な思いと飼い主の犬を思う気持ちに共感できて、化粧が落ちるくらい泣いた。そして、もうひとつ山古志村の人々の想像を絶する体験を知り、震災の恐ろしさを親子で感じた」(女性30代)
「トランスフォーマー」
  • 「子供向けかと思ったけど、CGなど特殊画像を使った場面の画像のよさにびっくり。内容も結構面白く、我が家ではパイレーツのラスト版より評判がよかった」(女性40代)
「エディット・ピアフ
〜愛の讃歌〜」
  • 「ピアフの一生が女性の視点から描かれていて、共感できる点、そうでない点も含め、非常に考えさせられる作品でした。お薦め」(女性30代)
「銀色のシーズン」
  • 「とても分かりやすい内容。6歳の孫も良かったと家に帰ってからも話していました。映画がきっかけとなり、孫が雪遊びツアーに参加することに。来年は、スキーをしてくれたらと、期待している」(女性60代)
「母べえ」
  • 「戦時中の生活風景が大変よく表現されていた。戦後生まれが大半を占め、芝居をするのも大変ではあるが、山田洋次監督がうまく味付けした。CGやVFXなどが幅を利かせている中、映画はそんなものに頼らず、セットとロケで勝負したものがいい」(男性40代)
「椿三十郎」
  • 「三船の椿を見ていたが、織田裕二が前作のイメージを壊さない様に独自の雰囲気を出していたのが、予想外に良かった」(男性50代)
「ナショナル・トレジャー
リンカーン暗殺者の日記」
  • 「単純に2時間楽しめた。考えさせられたり、涙するものもいいですが、こうゆう娯楽の王道的なものは観終わったあとにスッキリ出来る」(女性30代)
「歓喜の歌」
  • 「小林薫さんが最高。とってもおかしく笑わせてくれ、またハートフルに心に感動がふつふつと灯りました。優柔不断で事なかれ主義なのに、なぜか憎めない主人公・飯塚主任を面白可笑しく演じてくれました・・・久しぶりのヒット」(女性50代)
「カンナさん大成功です!」
  • 「それほど期待していなかったのですが、笑いあり涙ありでストーリーが纏まっていて面白かった。主演の女優さんが吹き替えなしで歌っている歌も耳に残り、上手だったのが印象的。もう一度観てみたいと思った映画」(女性30代)
「陰日向に咲く」
  • 「どこにでもありそうな日常がいいという声が多いが、どこにでもあった日常がなくなってきているということに気が付かされた」(男性40代)