1. トップページ
    2. 企業情報
    3. 研究活動
    4. ハピ研
    5. 毎週アンケート
    6. 【第231回】アンケート結果

青山ハッピー研究所 ハピ研

「人がしあわせを感じるモノやコトって、何だろう?」衣・食・住・美など生活に密着したテーマでその答えを考える“しあわせ探しの情報サイト”

ハピ研について

毎週アンケート | 生活の中のちょっとした事や、旬な話題をタイムリーに調査

洋服購入時のポイントは?

春らしい陽気を迎え、冬の装いから一気に春物へ。通学、通勤時に「春物がない、どうしよう・・・」と意外に着るものに困っている人も多いのでは。ナチュラル、ビタミンカラーの春・夏物の洋服がショップに続々と登場していますが、新入荷品はちょっと高めで簡単には手が出ないものですね。そこで今回は、日ごろの洋服の購入方法について聞きました。

半数以上が「1シーズン1回以上」の頻度で洋服購入。
若者ほど購入サイクルが短い

洋服の購入頻度は?

SA(単回答)

さて皆さんは、どの位の頻度で洋服を購入しているのでしょうか。「月1程度で、地元の人と会わない所で、安くて気に入ったデザイン、色のものをゆっくり選ぶ」(女性40代)など、「月1回以上(の頻度で洋服を購入する)」と回答した人は14.0%。続いて「2ヶ月間に1回程度」が16.8%、「3ヶ月間に1回程度」という声も20.8%を数え、全体の2人に1人が少なくとも「1シーズンに1度」は新しい洋服を入手していることが明らかとなりました。中には「週末にショッピングモールに行くと、ついつい買ってしまう」(女性40代)など、「週1回程度」(0.7%)の高い頻度で洋服を新調している人もいました。次に世代別で見てみると、「3ヶ月間に1回以上」という声は20代では71.5%と圧倒的であったものの、40代で47.5%、60代以上で26.4%と世代とともに減少。一方、「年に1回以上」「ここ数年、購入していない」という声は、世代とともに増加する傾向が見受けられました。いわば、若者ほど洋服の購入サイクルが短いことがうかがえます。

安くて、ベーシックなアイテムが揃う「量販店」が一番人気

どこで洋服を買うことが多いのでしょうか。最も回答が多かったのは「量販店」(40.6%)でした。「服にまでお金を掛けられない。着るものがなくなったら、なるべく安いのを量販店で買う」(女性30代)など、リーズナブルな価格帯と、飽きの来ないベーシックなアイテムを数多く取り揃えていることから、量販店で普段着を購入しているという声が多数寄せられました。同様の理由から「郊外ショッピングモール・アウトレット」(39.0%)を挙げる声も目立ちました。その一方、「会社に着て行くものとか、ちょっとしたお洒落着は百貨店で買う」(女性40代)など、ビジネスやフォーマルな装いは「百貨店」(33.1%)という人も少なくありませんでした。以下、「スーパーマーケット」(24.0%)、「街中の専門ショップ・ブランドショップ」(19.0%)が続きました。

■どこで買う?

1 量販店 40.6%
2 郊外ショッピングモール・アウトレット 39.0%
3 百貨店 33.1%
4 スーパーマーケット 24.0%
5 街中の専門ショップ・ブランドショップ 19.0%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

20代は「ショッピングモール」、30代は「ネット通販」、60代以上は「百貨店」

世代別では購入店に違いがあるのでしょうか。まず独身者の多い20代では「郊外ショッピングモール・アウトレット」(20代=47.0%)、「駅ビル・ファッションビル」(20代=29.8%)など、小売店舗が多数集まった商業施設である「ショッピングモール」や「駅ビル」を挙げる声が目立ちました。30代になると、仕事、育児に追われるご家庭も増えるせいか「インターネット通販」(30代=20.6%)という声が増え、「時間を掛けないこと」を重視する人が大変多いことがうかがえます。ところが、40代以降になると「ショッピングモール」「インターネット通販」は次第に減少し、代わって年齢とともに急増したのは「量販店」でした。また見逃せないのは、20代と60代以上に同じような傾向が見られる点です。「百貨店」と回答した人を見てみると、20代では37.1%と購入度が非常に高かったものの、30代で32.4%、40代で27.0%と急減。ところが60代以上では48.6%と一気にV字上昇し、20代と60代以上の購買意欲の高さがうかがえます。こうした背景には、家族に何かとお金のかかる30〜40代、独身者の多い20代、子どもたちが独立したご家庭も多い60代以上など、世代間の家族構成の違いも、購入場所に影響を与えていると言えそうです。

世代別:どこで買う?

MA(複数回答)/n(有効回答数)

1回のショッピングで「1万円以内」が相場

では、1回当たりの洋服の購入予算はおおよそ幾らでしょうか。「普段着は高級に見えるものを5,000円以内で・・・」(女性40代)など、最も回答が多かったのは「3,000〜5,000円未満」(29.5%)。次に「7000〜10000円未満」(16.8%)、「5,000〜7,000円未満」(15.2%)が続き、全体の7割以上の皆さんが1回のショッピングにつき、多くても「1万円以内」に予算を抑えていることがうかがえます。次に世代別で見てみると、20〜50代までは「3,000〜5,000円未満」「5,000〜7,000円未満」に金額が集中していたものの、60代以上では一桁変わって「20,000〜50,000円」(25.0%)、続いて「10,000〜15,000円未満」(20.0%)、「7,000〜10,000円未満」(14.3%)を挙げる声が目立ち、他の世代に比べて1回当たりのショッピングにかける予算が大変高いことが判ります。また中には「だいたい冬に1万円以内。夏は5,000円以内」(女性30代)など、季節によって、購入予算を変えているといった声も寄せられました。

1回当たりの洋服購入予算は?
世代別:1回当たりの洋服購入予算

SA(単回答)

購入の決め手は、安すぎず、高すぎずの「納得価格」

ここまで洋服購入の頻度、場所、予算を伺ってきましたが、では実際に洋服を購入する際の決め手とは一体何でしょうか。最も回答が多かったのは「価格」(74.0%)でした。「価格が安ければ、安いほど良い」(男性40代)、「高すぎず、安すぎず。でも安いのは買わない」(女性50代)など、「安い」ことに越したことはないものの、”安物買いの銭失い”という言葉ではありませんが、安すぎても、高すぎても消費者の心配は尽きないようです。いわば、消費者が納得する「値付け」が購買を大きく左右するポイントと言えるかもしれません。

■購入する際の決め手は?

1 価格 74.0%
2 デザイン 60.9%
3 素材(生地) 37.0%
4 着心地の良さ 26.0%
5 自分が今持っている服との組み合わせ 24.5%
6 色・生地の柄(テキスタイル) 21.5%
7 洗濯しやすさ 12.8%
8 ブランド 9.7%
9 家族の意見 9.3%
10 縫製・仕立ての良さ 7.9%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

続いて、回答が目立ったのは「デザイン」(60.9%)。「デザインが一番の決め手。一度好きになったデザイナーにしばらくはまる」(女性40代)、「個性的なデザインでかわいいもの。レースを使ったものや自然素材をモチーフにしたプリントものなども好き」(女性30代)など、多少値段が高くても、デザインに一目惚れして即買いといった声も目立ちました。またデザインは流行のものばかりではなく、「長く着られるデザインを選んでいる」(女性40代)など、流行り廃れのない定番デザインをあえて選んでいるという人も少なくはないようです。

20代は「デザイン」、世代とともに「素材」「着心地」など機能面を重視する傾向

世代別ではいかがでしょうか。20代では圧倒的に「デザイン」(20代=76.2%)。「周囲の人が着ているような同じものは着ない。袖や胸元の部分にさりげなく、レースが使用されていたりするもの」(女性20代)など、個性や見た目を重視する声が目立ちました。ところが、こうした声は年齢とともに急減し、代わって「素材(生地)」「着心地の良さ」など、デザイン性よりも肌触りや機能性にこだわる人が増える傾向が見受けられました。また60代以上では「家内がその都度買ってきてくれる」(男性60代)の声が代表されるように、家族の意見や見立てが購入決定に大きく影響していることがうかがえます。

世代別:洋服購入の決め手は?

MA(複数回答)/n(有効回答数)

男性が洋服に求めるものは「シンプルさ」「落ち着き」「スポーティさ」

購入の決め手として「デザイン」を挙げる声が目立ちましたが、では、皆さんは洋服を選ぶ際にどんなデザインイメージを重視しているのでしょうか。性別で見てみると、男性回答のトップは「シンプルさ」(49.3%)でした。「シンプルで控えめなタイプの服」(男性50代)など、個性的で目立つ服装よりも、余計な装飾のないデザインを好む男性が大変多いようです。また男性のみに目立ったものでは3位「落ち着き」(23.5%)、8位「大人らしさ」(9.5%)といった静寂で、重厚なイメージ。さらに4位「スポーティさ」(14.4%)、6位「男らしさ」(12.7%)といったアクティブで、タフなイメージを洋服に求める傾向が高いようです。

■男性:どんなイメージを重視しますか?

1 シンプルさ 49.3%
2 ナチュラルさ 39.6%
3 落ち着き 23.5%
4 スポーティさ 14.4%
5 上品さ・エレガント 12.9%
6 男性らしさ 12.7%
7 若々しさ 10.8%
8 大人らしさ 9.5%
9 トラディショナル・トラッド・ベーシック(定番) 9.2%
10 高級感 5.9%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

女性は「ナチュラルさ」「エレガント」「女性らしさ」

その一方、女性回答のトップは「ナチュラルさ」(51.1%)でした。「モノトーンの色でシンプルな自然素材を買うようにしている」(女性40代)など、決して華美すぎない、温かみのある柔らかいデザインを重視する女性が大変多いようです。また女性に多かった回答では3位「上品さ・エレガント」(24.5%)、4位「女性らしさ」(23.0%)といった格好良く、優雅で、しなやかなイメージ。さらに5位「かわいらしさ」(20.2%)、10位「ふんわり感」(7.2%)といった愛らしさ、柔らかさ、安心感を与えるイメージを洋服選びのポイントにしている人も目立ちました。中には「かわいい系と上品系。両方を揺れ動いて買っているけど、やっぱり、かわいい系が多い」(女性20代)など、その時々でイメージを変えている人もいました。

■女性:どんなイメージを重視しますか?

1 ナチュラルさ 51.1%
2 シンプルさ 50.5%
3 上品さ・エレガント 24.5%
4 女性らしさ 23.0%
5 かわいらしさ 20.2%
6 若々しさ 15.4%
7 落ち着き 12.7%
8 華やかさ 7.8%
9 トラディショナル・トラッド・ベーシック(定番) 7.5%
10 ふんわり感 7.2%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

今回は皆さんに日頃の洋服の購入方法についてご意見を聞いてきました。全体の半数以上の皆さんは、「1シーズンに1回以上」の頻度で新しい洋服を購入していることが明らかとなりました。こうした購入頻度は、もしかすると四季のある国ならではのサイクルなのかもしれません。「春用のコートを買おうと思っている」(男性40代)など、春先のこの時期、そろそろ春夏ものを買い揃えようと検討を始めている人もきっと多いことでしょう。アンケート結果を振り返ってみると、特にユニークだったのは男女間における洋服購入時のイメージの違いです。男性は「シンプルさ」「落ち着き」「大人らしさ」「スポーティさ」「男らしさ」、女性は「ナチュラルさ」「上品・エレガントさ」「女性らしさ」「かわいらしさ」「ふんわり感」という声が目立ちました。こうした言葉だけを見ていると、決して洋服選びのキーワードには見えず、どちらかといえば、自分がどんな人間になりたいかを指し示しているようです。要するに「洋服」とは、暑さや寒さを凌ぐだけのものではなく、自分らしさや、「そうなりたい」と考えている自分を表現したものと言えるかもしれません。そう考えると、これから洋服選びをもっと慎重に考える必要がありそうですね。さて、この春の装いはどんなイメージでいきますか?