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あなたの美意識、身だしなみとは?

この春から大学や高校を卒業した新社会人は推定で85万人にも上るそうです。仕事をスタートするにあたり、スーツや靴、鞄を新調された人もきっと多かったのではないでしょうか。学生の頃なら許されていたカジュアルな服装や、髪型が社会では全く通用しなかったり、社会人としての言葉づかい、立ち振る舞いなど、仕事以外にも覚えることが結構多いものです。中でも、社会人マナーの基本の「き」として忘れてはならないのが“身だしなみ”。どんなにバリバリ仕事が出来ても、ヨレヨレのスーツにボサボサの髪では大きなマイナス点ですね。そこで今回は、皆さんが日頃から気を付けている “身だしなみ”について聞きました。

約9割の人が「身だしなみに気を遣っている」と回答

さて、どの位の皆さんが自分の"身だしなみ"が気になっているのでしょうか。「いつまでも若くありたいので、子育てママだからと言って、だらしない格好はしません」(女性30代)、「仕事上、初対面のお客様と会うことが多く、第一印象を良く見せたいから・・・」(男性40代)など、「とても気になる」と回答した人は26.4%。「まあまあ気になる」という声も62.4%を数え、全体の9割近くの人が「身だしなみ」に気を遣っていることが明らかとなりました。性別で見てみると、「とても気になる」「まあまあ気になる」という「身だしなみ派」の男性が79.6%であったのに対して、女性はそれよりも約2割増の94.4%に達し、当然かもしれませんが女性陣からの関心の高さが目立ちました。さらに世代別では、20代=93.3%、30代=91.2%、40代=87.2%・・・と世代とともに関心が減少し、60代以上では84.9%に留まりました。

”身だしなみ”が気になる

SA(単回答)

「人によく見られたいと思う年頃でもない・・・」など、
“身だしなみ”を気にしない人も約1割

 

その一方、「(身だしなみが)あまり気にならない」(10.0%)、「全く気にならない」(1.2%)という声も全体の約1割を占めました。その理由を聞いてみたところ、「人によく見られたいと思う年頃でもないので・・・」(男性40代)、「人様に迷惑かけない程度に気をつけている。それ以上は、例えばお洒落するとか、化粧するとか・・・気にかけない」(女性30代)など、人に不快を与えない程度の必要最低限のケアに留め、それ以上のお洒落をしないという声も少なくありませんでした。中には「田舎に住んでいますし、綺麗なものには毒がある。いくら綺麗な身だしなみをしていても、沢山の詐欺めいた事をする人もいますから・・・」(男性30代)など、人は外見ではないという持論を持っている人もいました。

「ヘアスタイル」の良し悪しが気分に影響!?

では皆さんが外出前、身体のケアで気を遣っている事とは何でしょうか。最も回答が多かったのは「髪型(ヘアスタイル、寝ぐせ)」(76.0%)でした。「ヘアスタイルが決まらないと一日中落ち着かない」(男性60代)、「髪の毛が硬くてしかも量が多いので、子供の時から寝ぐせには、毎朝悩ませられる」(女性20代)など、毎朝、髪の毛と格闘しているという人も多く、ヘアスタイルの良し悪しでその日の気分にも大きな影響を与えていることがうかがえます。中には「癖毛なので雨に濡れるのが駄目・・・」(女性60代)など、湿気の多い梅雨になるに連れ、憂鬱な日が増えるという人もいました。

■日ごろ、身体のケアで気を遣っている事は?

1 髪型(ヘアスタイル、寝ぐせ) 76.0%
2 口臭予防(歯磨き、ブレスケア) 44.5%
3 体臭予防(制汗・デオドラント、香水) 31.5%
4 顔のスキンケア 31.0%
5 体型維持・ダイエット 23.4%
6 眉毛の手入れ 22.7%
7 爪の手入れ 22.1%
7 髭(ひげ)の手入れ 22.1%
9 鼻毛の手入れ 21.4%
10 素顔は避ける(必ず化粧をする) 17.9%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

目に見える“身だしなみ”よりも、「臭い」ケアに注意!

続いて、回答が目立ったのは「口臭予防(歯磨き、ブレスケア)」(44.5%)。「タバコを吸うので、口臭は気になる」(男性30代)、「人と会う事が多いので口臭には神経をつかう」(男性50代)など、人と接する機会が多い営業職の人は特に口臭を気にしている人が多いようです。中には「食後は3回歯磨きを必ずする。会社にも歯ブラシセットは置いてある」(女性60代)など、念入りな対策を講じている人もいました。同様3位にも「体臭予防(制汗・デオドラント、香水)」(31.5%)が挙げられ、目に見える身だしなみよりも、「臭い」に対するケアを重視する傾向が見受けられました。

男性は「髭」「鼻毛」、女性は「眉毛」に関心寄せる

そのほか6位「眉毛の手入れ」(22.7%)、7位「髭(ひげ)の手入れ」(22.1%)、9位「鼻毛の手入れ」(21.4%)など、「顔の毛」を挙げる声も多数寄せられました。「眉毛はボサボサだとオカシイので、伸びたらマメに手入れする」(女性30代)、「私は髭が濃く、鼻毛もよく伸びているので、最低限の身だしなみはしようと心がけている」(男性30代)など、「毛=不潔、だらしない」といったイメージが強いようで、毎朝、無駄毛処理に怠りのない人が目立ちました。また性別によっても異なり、男性では「髭(ひげ)の手入れ」(男性=52.7%、女性=3.8%)、「鼻毛の手入れ」(男性=39.6%、女性=10.6%)が大多数であったのに対し、女性は「眉毛の手入れ」(男性=6.8%、女性=32.2%)、「毛染め(白髪)・カラーリング」(男性=6.1%、女性=20.3%)を挙げる声が圧倒的でした。同じ毛のお手入れでも、男女間で関心を寄せる部分に大きな違いがあることがうかがえます。

性別:気になる「毛」のお手入れは?

MA(複数回答)/n(有効回答数)

服装面ではボタン、汚れやしみなど、「衣類の手入れ」が上位に

特に“身だしなみ”に気を遣うのが、仕事におけるシーンです。そこで次に皆さんが、社会人の基本として服装面で気を付けている事を見ていきましょう。堂々の1位は「服のほころび、ボタンのとれたところがない」(48.2%)、2位は僅差で「シャツの襟や袖口が汚れていない」(43.3%)が挙げられました。「裾のほつれなどが整っていれば良い」(女性60代)、「しみや汚れがあるものは着ないで、いつも清潔感を感じられる服装にしている」(女性50代)など、どんな格好や服装かということよりも、ボタン、縫い目のほつれ、汚れやしみといった日々の衣類の手入れを重視する声が多数寄せられました。

■仕事の際に服装面で、気を遣っている事は?

1 服のほころび、ボタンのとれたところがない 48.2%
2 シャツの襟や袖口が汚れていない 43.3%
3 動きやすい服装 29.5%
4 洋服のサイズは体に合ったものを身につけている 28.4%
5 派手な色や柄の服装は避ける 28.1%
6 肌の露出の多い服装は避ける 26.9%
7 靴が汚れていない(まめに靴を磨く) 24.7%
8 スーツ、シャツ、ネクタイの色やデザインがマッチしている 23.2%
9 アイロン(ワイシャツ、ズボンなど)がしっかりとかかっている 19.5%
10 素足は避ける 18.4%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

続いて3位は「動きやすい服装」(29.5%)。「事務職ですが荷物の受け渡しや、掃除をするので、汚れても良く動きやすい服装をしている」(女性30代)、「保育の仕事なので清潔第一で汚れてもよく、動きやすいもの」(女性40代)など、職種にもよりますが、動きやすさと着心地の良い衣類を着用することは、仕事効率を上げる意味でも大きなポイントとなっているようです。動きを邪魔するようなデザインのスカートや、転びそうなつっかけのミュールなどは避けているといった人もいました。そのほか、4位「洋服のサイズは体に合ったものを身につけている」(28.4%)、5位「派手な色や柄の服装は避ける」(28.1%)が続きました。

男性は、サラリーマンの戦闘服である「スーツの着こなし」を重視

性別ではいかがでしょうか。まず男性回答では「スーツ、シャツ、ネクタイの色やデザインがマッチしている」(33.1%)、「ネクタイをまっすぐに、きちんと締めている」(33.1%)など、スーツの着こなしに関するものが目立ちました。「スーツが社会人としての基本。センスが無いと会社のイメージや自分のスキルも疑われるので、ある程度の身だしなみは重要だと思う」(男性30代)、「営業マンなので、スーツにネクタイやシャツが合っているかをチェックしている」(男性40代)など、サラリーマンにとっての戦闘服ともいうべき、スーツ、シャツ、ネクタイの着こなしとコーディネートは、限られたルールの中における男性の個性とセンスの見せどころと言えるかもしれません。

■男性:仕事の際に服装面で、気を遣っている事は?

1 シャツの襟や袖口が汚れていない 46.7%
2 服のほころび、ボタンのとれたところがない 44.1%
3 スーツ、シャツ、ネクタイの色やデザインがマッチしている 33.1%
3 ネクタイをまっすぐに、きちんと締めている 33.1%
5 シャツはズボンの中に入れる 25.2%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

女性は“肌の露出”の抑え、真面目さをアピール

その一方、女性のみに目立ったのは「肌の露出の多い服装は避ける」(42.2%)でした。「お尻など体のラインを隠すこと、肌を露出させないこと等に特に気を付けている」(女性40代)、「事務職なので、どんな年齢の人にも不快に思われない服装が大切だと思う。地味すぎず派手すぎず、またなるべく肌の露出は避けるようにしている」(女性20代)など、肌の露出はカジュアルさや不真面目な印象が強いほか、周囲に不快を与えることも多いようです。また工場などの勤務の場合には、肌の露出は怪我を招く原因ともなり得るため、安全面を配慮した服装を心がけている人も少なくありませんでした。

■女性:仕事の際に服装面で、気を遣っている事は?

1 服のほころび、ボタンのとれたところがない 50.8%
2 肌の露出の多い服装は避ける 42.2%
3 シャツの襟や袖口が汚れていない 41.3%
4 動きやすい服装 35.0%
4 派手な色や柄の服装は避ける 35.0%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

そのほか、「銀行の窓口なので、まず服にしみやよごれがなく、清潔感が大切。シャツはパリッとのりをかけて、アイロンする」(女性40代)、「私は幼稚園教諭なので、保護者からの信頼が何より。仕事中は動きやすくても、だらしなく見えないように袖が長ければ折る、丈が短ければ背中が見えないようにインナーを着る。保護者会ではジャケットや襟付きの物を着用する」(女性20代)など、服装や身だしなみから会社の信頼や仕事の質を判断されることも少なくなく、職業毎に基準や考え方も異なるようです。

“身だしなみ=清潔さ” 自分よりも、他人がどう思うかが第一優先

■身だしなみ"に相応しい言葉は?

1 清潔さ 77.0%
2 不快感を与えない 50.0%
3 TPO(時・場所・場合) 42.3%
4 マナー・礼儀 42.1%
5 常識・モラル 38.3%
6 爽やかさ 22.6%
7 大人らしさ 9.2%
8 女性らしさ 8.6%
9 お洒落さ 8.5%
10 慎み 5.8%

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ここまで外出前の身体ケアや、仕事における身だしなみについて具体的なお話を聞いてきました。では、“身だしなみ”をひとことで言い表すなら、一体どんな言葉が当てはまるのでしょうか。最も回答が多かったのは「清潔さ」(77.0%)でした。「最低限、体も服装も清潔に保つのが基本」(女性50代)、「身だしなみが綺麗だと、その人の家庭も清潔な感じがする。逆だと、その家庭全体がだらしなく思えてしまうので・・・」(女性30代)など、“身だしなみ”とは決して華美なものではなく、身体や服装を常に「清潔」に保つことと考える人が大変多いようです。続いて2位は「不快感を与えない」(50.0%)、3位に「TPO(時・場所・場合)」(42.3%)が挙げられました。「人から見られて、不快に思われない程度の身だしなみは、自分に対して最低限のラインと心がけている。気を許すと、つい自分に甘くなってしまうので・・・」(女性50代)など、自分よりも他人がどう思うか、身だしなみは人の目を考えながら行う公衆マナーの一つと言えるかもしれません。以下、「マナー・礼儀」(42.1%)、「常識・モラル」(38.3%)、「爽やかさ」(22.6%)が続きました。


今回は皆さんに、日頃の “身だしなみ”についてご意見を聞いてきました。「最低限の身だしなみは当たり前のこと」(女性40代)など、全体の約9割の人から「気を遣っている」という声が寄せられ、社会人にとって“身だしなみ”が欠かせないものとなっていることを改めて実感させられます。とはいえ、多くの人がイメージする“身だしなみ”とはかしこまったもの、華美でお洒落なものではなく、どちらかといえば、清潔でシンプルなものと考えている人が大変多いようです。“身だしなみ”とはデコレーションをする前のケーキのスポンジ部分、要するに自分の個性やお洒落を上乗せする前の基礎と言えるかもしれません。この基礎がしっかりとしていなければ、どんなに着飾ってもボロが出てしまうものですね。そろそろ夏服への衣替えの時期を迎えますが、いま一度、ご自分の“身だしなみ”について考えてみてはいかがでしょうか。