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ペットを飼っていますか?

高齢化、少子化社会に伴い、ペットを飼う人が増加していると言われます。と同時にペットと人間との関係も、ひと昔前とは劇的に変化を遂げました。かつて庭につないでいたペットを、家族の一員として家の中で飼っているご家庭もきっと多いのでは。そこで今回は、皆さんにとってペットが一体どんな存在であるのかについて聞きました。

全体の3人に1人が「ペットを飼っている」と回答

ペットを飼っている?

SA(単回答)

まず現在、ペットを飼っている人はどの位いるのでしょうか。「13才になるビーグルと紀州犬のミックス犬を飼っている」(女性40代)、「2年前の夏に金魚すくいで捕った2匹がペット。3cmから18cmへと成長した」(男性40代)など、「(ペットを)いま飼っている」(32.1%)と回答した人は全体の3人に1人。さらに「10年前までメス犬を飼っていました」(女性30代)など、「過去に飼ったことがある」という声も45.4%を数え、全体の8割近くの人が今までに何らかのペットを飼った経験があることが明らかとなりました。中には「子供の頃からペットがいた。いま、実家には犬3匹、猫3匹、亀2匹、鯉やメダカがいる」(女性30代)など、ペットのいない生活は考えにくいという人もいました。

「動物アレルギー」「ペットロスが怖い」など、ペットを飼うことを敬遠する人も

その一方、「飼ったことがない」という声も全体の22.5%を占めました。主な理由は「マンション住まいだし、家に居る時間が少ないので世話できない」(女性30代)など、現代の住宅事情や世話をする余裕がないという人。「子供がアレルギーで動物の毛などがダメで、大の動物恐怖症なので飼っていません」(女性40代)など、体質的な問題を挙げる人。さらに「最近は自分勝手でいい加減な人間が多く、不幸なペットが後を絶たない。自分は最期まで飼うという責任が持てないから、ペットは絶対飼わない」(男性40代)など、昨今のペットブームに苦言を呈する声や、中には「もし、亡くなったときのことを考えると、その喪失感が、怖い・・・」(女性40代)など、愛するペットとの死別に伴う喪失感、いわゆる「ペットロス」が怖くて飼えないという声まで、「ペットに関わる環境」を通して現代人の抱える問題が多々浮き彫りとなりました。

人気ペットのナンバー“ワン”は、やはり「犬」

過去に何らかの「ペットを飼ったことがある」という人は全体の8割を数えましたが、では皆さんは今までにどんな動物を飼ったことがあるのでしょうか。堂々のトップは「犬」(56.1%)でした。「フレンチブルドッグのメスが3頭いる」(女性50代)、「ペットはミニチュアダックス。仕事から帰ってきたときに迎えられると、ホットする」(女性30代)など、狩猟生活をしていた時代から人と犬との関係は大変深く、今日においてもその絆が存在していることがうかがえます。中には「37年間犬が嫌いだったのに、急に犬を飼わなきゃ!とペットショップへ・・・。5軒目で出会ったのが、産まれたてのチワワ。触りたくもない犬をなんで自分が・・・と思いながら購入したところ、私の体にぴったり寄り添って寝る姿を見てから、ぞっこんに♪」(女性30代)など、運命の犬に出会ったという声も寄せられました。

「魚類」「小動物」は、現代の住宅事情に適したペット

■どんなペットを飼っている?
(飼っていた?)

1 56.1%
2 熱帯魚・金魚ほか魚類 44.7%
3 33.3%
4 27.8%
5 カブトムシ・クワガタなど昆虫 24.0%
6 15.7%
7 ハムスター・ハツカネズミ 14.5%
8 うさぎ 8.4%
9 リス 3.2%
10 カエル 3.1%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

人気ペット2位は「熱帯魚・金魚ほか魚類」(44.7%)。「金魚とドジョウを飼っている。エサやり位しかスキンシップはないが、泳ぐ姿を見ているとなごむ」(女性30代)、「メダカを友人からもらい、去年、今年と赤ちゃんメダカが誕生しました。肉眼でもはっきり成長がわかってくると、その可愛らしさに飽きない」(女性50代)など、水槽の中を優雅に泳ぐ魚たちの姿に愛らしさを感じるという声が目立ち、犬に続いて「魚類」の人気の高さがうかがえます。同様3位に「鳥」(33.3%)、6位「亀」(15.7%)、7位「ハムスター・ハツカネズミ」(14.5%)が続き、ペット禁止のマンションでも飼育の可能な「魚類」や「小動物」は、現代人向きのペットと言えるかもしれません。そのほか、「ミニブタ」「モモンガ」「コウモリ」など、珍しい動物をペットにしている人もいました。

20代は「熱帯魚・金魚」「カブトムシ・クワガタ」、年齢とともに「犬」「猫」が増加

次に世代別ではいかがでしょうか。20代では「犬」(20代=47.4%)に追随して、「熱帯魚・金魚ほか魚類」(20代=46.4%)を飼育している人が目立ちました。ところが40代以上になると「熱帯魚・金魚ほか魚類」は次第に下降し、代わって「犬」人気が急増する傾向が見受けられました。こうした背景には住宅事情等の問題から、幼少期に「犬を飼った経験がない」という20代が案外多いということがあるのかもしれません。同様に「猫を飼っていた」という声も20代は24.7%でしたが、年齢とともに増加し、60代以上では32.7%に達しました。その一方、20代〜40代に目立ったのは「カブトムシ・クワガタなど昆虫」という声でした。「今までカブトムシ、クワガタなど昆虫しか飼った事がありません。昆虫は遊び相手・・・」(男性20代)など、犬、猫を飼うよりも安価で飼育も容易であることから、「魚類」同様に手軽に飼えるペットとして「昆虫」に人気が集まりました。また最近ではカブトムシ、クワガタもペットショップで販売されているため、「昆虫=ペット」としての認識が高まっていることも、若い層に「飼育人口」が増えている理由のひとつと言えるかもしれません。その反面、50代以上は「昆虫=ペット」という認識が低いせいか、「昆虫を飼っていた」という声が低調でした。

■世代別:どんなペットを飼っている?(飼っていた?)

MA(複数回答)/n(有効回答数)

疲弊した現代人にペットが与えるものは、「癒しと安らぎ」

■ペットとはどんな存在だと思う?

1 癒し・安らぎ 66.7%
2 家族の一員 62.7%
3 遊び相手 21.8%
4 単なるペット 16.5%
5 友達・話し相手 13.6%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

では皆さんにとって「ペット」とは、一体どんな存在なのでしょうか。最も回答が多かったのは「癒し・安らぎ」(66.7%)でした。「セキセイインコを2羽飼っている。仕事の疲れを楽しいお喋りで癒してくれる」(男性30代)、「14才になる猫。夜中、トイレに行くため『戸を開けて』と鳴く。時には餌をねだる。癒しと安らぎのおばあさん」(男性70代)など、ペットの鳴き声、ちょっとした仕草や行動に心が癒され、元気を得るという声が多数寄せられました。ペットセラピーが注目される中、疲弊した私たち現代人にペットたちが与えるものは、目に見えるもの以上にメンタル面に働きかける効果の方が大きいようです。また同様7位にも「元気の源(エネルギー)」(10.0%)が挙げられました。

人間とペットとの境界線は薄れ、「家族」と変わらない存在に

続いて2位は「家族の一員」(62.7%)。「わが家には、私が子供の頃に買ってきた亀がいる。亀は万年というように、気が付けば30年経っていました。もうここまで来ると守り亀というか家族!下手したら、私の方が先立つかも!?(笑)」(男性30代)、「ネコは14年目。姿が見えないと探しに。ネコの方も、家族の姿が見えないと鳴いて家中をウロウロしている。もはや家族の一員・・・」(女性30代)など、長年一緒に暮らしているペットは、情愛が湧き、家に居ることが当たり前の「家族」と変わらない存在となっていることがうかがえます。同様5位に「友達・話し相手」(13.6%)、9位に「子ども」(4.7%)が挙げられ、ひと昔前に比べて人間とペットとの境界線は薄れ、人間同士と変わらない濃密なコミュニケーションが築かれていることがうかがえます。中には「子供に手がかからなくなった私にとって、ペットは『第二の子ども』。子供が熱をだしても、そんなに慌てる事はなかったのですが、ワンちゃんの様子がちょっとでも変だと気になって。すぐに病院へ直行・・・、過保護かな」(女性40代)という声も寄せられました。

可愛い反面、「糞尿の後始末」に面倒を感じるという声が目立つ

一方、ペットを飼っていて、正直なところ面倒だな、嫌だなと感じることはないでしょうか。次にペットを飼う中で、苦労する点について見ていきましょう。最も回答が多かったのは「糞尿の後始末」(38.7%)でした。「大型犬が3頭なので、小屋周辺の糞尿の始末は、夏場などは臭いの原因になるのでこまめにしなければいけない」(女性30代)、「家の周りに糞をしていて、思わず踏んでしまったことが何度もある」(男性30代)など、生き物であれば当然のことなのですが、「糞尿の後始末」に面倒を感じている飼い主は思った以上に多いようです。同様に「毛の長い犬のため抜け毛がすごく、朝夕の2回掃除機を掛けても足りないくらい」(女性30代)など、3位「水槽やペット小屋の掃除」(26.8%)、4位「家の掃除や消臭対策」(24.3%)が挙げられ、糞尿以外にも「抜け毛」や「消臭対策」に苦労しているご家庭も少なくありませんでした。

■正直、面倒や嫌に思う点、苦労する点は?

1 糞尿の後始末 38.7%
2 旅行が制約される 29.3%
3 水槽やペット小屋の掃除 26.8%
4 家の掃除や消臭対策 24.3%
5 散歩に連れて行くこと 19.5%
6 毎日の餌、水やりなどの世話 18.1%
7 鳴き声が近所迷惑になる 16.0%
8 病気になる(治療費が高い) 15.2%
9 しつけが難しい 10.7%
10 部屋や家具がボロボロになる 9.5%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

ペットを飼っている間は、「家族旅行」を諦めざるを得ない!

また見逃せないのは、2位に「旅行が制約される」(29.3%)が挙げられた点です。「雨の日も、雪の日も、天候に関係なく散歩に連れて行かなければならない。家族全員で旅行にいけない」(女性30代)、「一度、ペットホテルに預けたことがある。迎えにいった際、外を見つめて待っている姿を見たら、その後、預けるのがかわいそうになって旅行が減った」(女性40代)など、ペットが心配という理由から、泊まりがけの旅行を諦めているご家庭も少なくありませんでした。そのほか、7位「鳴き声が近所迷惑になる」(16.0%)、8位「病気になる」(15.2%)、9位「しつけが難しい」(10.7%)など、ペットは可愛いだけではなく、人間の子ども同様に病気や、しつけにも気を遣う必要があることがうかがえます。


今回は、皆さんのご家庭で飼っているペットについてご意見を聞きました。「ペットを飼っている」と回答した人は全体の32.1%。さらに「過去に飼っていた」という声も45.4%を数え、全体の8割近くの人が何かしらペットを飼った経験があることが明らかとなりました。ここ最近では少子化、高齢化が進み、ストレス社会が深刻化する中で、年々ペットを飼うご家庭が増え、既に子供の人口をペットの総数が上回っているのではないかとも言われています。今回の調査からも窺えるように、かつて人間とペットの間にあった境界線は薄まり、いつしかペットを「家族」「友だち」「子供」や「恋人」と同等に考えるご家庭も増えています。もはや、ペットは愛玩動物ではなく、ペットと人間が共生する新しい関係が生まれつつあるといっても過言はないでしょう。もちろん、その一方で昨今のペットブームに伴って、ペットに関わる事故や苦情が増えているのも確かです。人とペットが共に生きていけるより良い社会を実現するためには、家族である飼い主のモラルの向上も必要なのではないでしょうか。 さて皆さんのご家庭のペットは、一体どんな存在ですか?いま一度、あなたとペットとの関係を考えてみてはいかがでしょうか。