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いま住んでいる都道府県は好きですか?

皆さんは、いま住んでいる地域や都道府県を愛していますか?自らが生まれ育った地域に対して愛着が湧く郷土愛のほか、「住めば都」という言葉があるように長く住んだ地域を愛する気持ちが湧いてくることも珍しいことではありません。そこで今回は、いま皆さんが住む都道府県の良い点、悪い点について聞きました。

全体の9割が「居住地に満足している」と回答

いま住んでいる都道府県は好き?

SA(単回答)

まず皆さんは、いま住んでいる都道府県が好きなのでしょうか。「のどかで暮らしやすい。両親の家にも近く、いつでも様子を見に行けて満足」(女性40代、山口県)、「近所の人、住んでいる人がとてもおおらかで楽しい」(女性30代、大阪府)など、「(いま住んでいる都道府県が)大好き」と回答した人は28.3%。「まあまあ好き」という声も61.7%を数え、ちょうど全体の9割の人がいまの居住地に満足していることが明らかとなりました。また居住地別に見てみると、北海道在住者で「大好き」と回答した人は49.2%、東京都で28.8%、愛知県で23.3%、大阪府で27.7%、広島県で45.7%、福岡県で59.4%など、東日本から西日本まで住むエリアによって満足度に大きな違いがあることがうかがえます。一方、「あまり好きではない」(8.9%)、「大嫌い」(1.1%)という声は全体の1割程度に留まり、古くから「住めば都」「地獄も住処」と言われるように、どんなところであっても住み慣れた土地が一番と言えるのかもしれません。

住みやすさの指標は「自然」が第一

全体の9割の人が居住地に満足していることが明らかとなりましたが、では皆さんはどんな点に満足しているのでしょうか。次に具体的に見ていきましょう。最も回答が多かったのは「自然・緑が豊か」(49.6%)でした。「北海道の広大な自然と鮮やかな四季の移ろいが好き」(男性40代、北海道)、「海が近く、うまい魚が食べられる。野菜生産が全国1位なのも自慢」(男性30代、千葉県)など、山や海に囲まれた自然豊かな「田舎暮らし」を満喫しているという声が多数寄せられ、住み心地、住みやすさの指標として「自然・住環境」を重視する人が目立ちました。同様4位に「新鮮な野菜が豊か」(29.0%)、6位「静かで落ち着いている」(25.9%)、7位「人が多すぎず程よい」(24.9%)、8位「新鮮な魚が豊か」(24.5%)が挙げられました。


その一方、2位は「交通の便が良い」(47.1%)でした。「神奈川は道路や地下鉄、新幹線など、どこへ行くにも交通の便が良い」(女性30代、神奈川県)など、バスや電車といった公共交通網の充実を挙げる声が目立ち、「田舎暮らし」とは異なる利便性に魅力を感じている人も少なくないようです。同様3位に「買い物に便利」(42.9%)、10位に「公共事業(道路、港湾、上・下水道等)などが整備されている」(19.5%)が挙げられ、自然を求める反面、都会的な暮らしを望む傾向が見受けられました。

■あなたの住んでいる都道府県で満足している点は?

1 自然・緑が豊か 49.6%
2 交通の便が良い 47.1%
3 買い物に便利 42.9%
4 新鮮な野菜が豊か 29.0%
5 治安がよく、安全な地域 27.3%
6 静かで落ち着いている 25.9%
7 人が多すぎず程よい 24.9%
8 新鮮な魚が豊か 24.5%
9 医療施設が多い 20.3%
10 公共事業などが整備されている 19.5%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

福岡は「農・海産物」が豊富で、かつ「都市生活環境」が整った住みやすい地域

地域別で見てみると、北海道のトップは「自然・緑が豊か」(88.1%)がダントツ。2位「新鮮な野菜が豊か」(71.2%)、3位「新鮮な魚が豊か」(64.4%)が続き、大自然、農・海産物の豊富さを“地域の魅力”として挙げる声が多数寄せられました。また、広島県人からも同様な声が目立ちました。一方、東京のトップは「交通の便が良い」(84.7%)。さらに2位「買い物に便利」(73.0%)、3位「公共事業などが整備されている」(38.0%)、4位「医療施設が多い」(34.4%)が挙げられ、北海道や広島とは大きく異なり、都市生活環境の利便性を求める傾向の高さがうかがえます。同様に愛知県人、大阪府民からも「交通の便が良い」「買い物に便利」が上位に挙げられたものの、愛知の3位には「教育施設が多い」(33.7%)、大阪の3位には「生活費が安い」(27.0%)という声が挙げられ、都市部でも地域ごとに住みやすさの基準が異なっていました。また見逃せないのが福岡県です。トップに「交通の便が良い」(84.4%)、2位に「買い物に便利」(75.0%)が目立ったものの、3位に「新鮮な魚が豊か」(71.9%)、5位に「自然・緑が豊か」(46.9%)が挙げられ、北海道や広島のような「農・海産物」と、東京、大阪のような「都市生活環境」をバランス良く整えた理想的な地域と言えるかもしれません。

■満足している点−北海道

1 自然・緑が豊か 88.1%
2 新鮮な野菜が豊か 71.2%
3 新鮮な魚が豊か 64.4%
4 静かで落ち着いている 32.2%
4 人が多すぎず程よい 32.2%

■満足している点−東京都

1 交通の便が良い 84.7%
2 買い物に便利 73.0%
3 公共事業が整備されている 38.0%
4 医療施設が多い 34.4%
5 生活費が安い 28.2%

■満足している点−愛知県

1 交通の便が良い 61.6%
2 買い物に便利 54.7%
3 教育施設が多い 33.7%
4 医療施設が多い 27.9%
4 人が多すぎず程よい 27.9%

■満足している点−大阪府

1 交通の便が良い 74.5%
2 買い物に便利 64.5%
3 生活費が安い 27.0%
4 医療施設が多い 26.2%
5 公共事業が整備されている 23.4%

■満足している点−広島県

1 自然・緑が豊か 65.7%
2 新鮮な魚が豊か 60.0%
3 新鮮な野菜が豊か 48.6%
4 人が多すぎず程よい 37.1%
5 買い物に便利 22.9%

■満足している点−福岡県

1 交通の便が良い 84.4%
2 買い物に便利 75.0%
3 新鮮な魚が豊か 71.9%
4 人が多すぎず程よい 50.0%
5 新鮮な野菜が豊か 46.9%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

足りないもののトップは「エンタテイメント」、
また地方・都市部ともに「交通機関」に不満募る

その一方、いま住んでいる居住地で不足しているものは一体なんでしょうか?堂々の1位は「遊びスポットやエンタテイメントが少ない」(26.1%)でした。「遊びスポットが少ないと言いますか、これと言った観光名所が特にないこと。他の地域から遊びに来た友人や知人をどこに連れて行ったら良いのか・・・いつも悩む」(女性30代、愛知県)、「映画館などの娯楽場所が少ないのが残念」(女性30代、北海道)など、近所に娯楽施設や繁華街がなく、遊べないと不満を漏らす人が少なくありませんでした。中でも、こうした声は20代、30代の若者に目立ちました。

■あなたの住んでいる都道府県で不足している点は?

1 遊びスポットやエンタテイメントが少ない 26.1%
2 交通の便が悪い 25.4%
3 生活費が高い 23.7%
4 就職・仕事が少ない 21.8%
5 治安、安全面が不安 21.7%
6 自然・緑が少ない 17.7%
7 新鮮な魚が多くない(獲れない) 16.5%
8 医療施設が少ない 15.7%
9 観光資源がない 14.5%
10 住民や人とのコミュニケーションが希薄 14.1%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

続いて2位は「交通の便が悪い」(25.4%)。「電車やバスは本数が少なく、路線が限られているため、買い物やレジャーに出かけられない」(女性30代、茨城県)、「一家に車が4、5台ある」(女性50代、鳥取県)など、公共交通機関の未発達のほか、電車やバス路線を廃止した地域も少なくなく、車なくして生活がままならないという声も多数寄せられました。いわば、都心部よりも、地方ほどクルマ依存の高さがうかがえます。さらに交通機関に対する不満は「交通の便」ばかりではなく、たとえば「交通の便が良く、どこへ行くにも困らないが、駅や電車の中が非常に混雑している事も多く、マナーが守られていない点が気になる」(女性60代、愛知県)、「本州とのアクセスは飛行機、汽車、船があるのだが便数が少なく、そして高い!」(男性60代、北海道)など、混雑、運行本数、乗車料金等々さまざまなマイナス要因が挙げられました。そのほか、3位「生活費が高い」(23.7%)、4位「就職・仕事が少ない」(21.8%)、5位「治安、安全面が不安」(21.7%)、8位「医療施設が少ない」(15.7%)など、生活に必要な最低限のものが満たされていないという声も寄せられました。

北海道は「仕事」、東京都は「物価」、福岡県は「治安」に不安を抱える

地域別で見てみると、北海道で不足しているのは「就職・仕事が少ない」(52.5%)がトップ。2位に「遊びスポットやエンタテイメントが少ない」(32.2%)、3位「交通の便が悪い」(27.1%)、「医療施設が少ない」(27.1%)が挙げられ、「自然」「農・海産物」が豊富である反面、仕事や都市生活環境が整っていないとの厳しい声が目立ちました。同様に広島でも「公共事業」「交通の便」が上位に挙げられ、県民の生活を支えるインフラを重視する人が大変多いことがうかがえます。一方、「交通の便」「公共事業」「医療」「教育」など、インフラが十分に整った東京で不足しているのは「生活費が高い」(45.4%)。続いて「自然・緑が少ない」(42.9%)、「治安、安全面が不安」(31.9%)、「住民や人とのコミュニケーションが希薄」(28.2%)が挙げられ、都会ならではの生活の難しさが見受けられます。愛知、大阪においても同様な声が目立ちました。また、生活のしやすさ、満足度としてバランスの良かった福岡でも「治安、安全面が不安」(50.0%)、「就職・仕事が少ない」(28.1%)が上位に挙げられ、“何かを求めれば何かが不足する”といった状況が各地域ともに起こっていました。

■不足している点−北海道

1 就職・仕事が少ない 52.5%
2 エンタテイメントが少ない 32.2%
3 交通の便が悪い 27.1%
3 医療施設が少ない 27.1%
5 教育施設(高校・大学)が少ない 20.3%

■不足している点−東京都

1 生活費が高い 45.4%
2 自然・緑が少ない 42.9%
3 騒がしくてうるさい 32.5%
4 治安、安全面が不安 31.9%
5 人とのコミュニケーションが希薄 28.2%

■不足している点−愛知県

1 自然・緑が少ない 33.7%
2 エンタテイメントが少ない 26.7%
3 治安、安全面が不安 23.3%
4 生活費が高い 22.1%
4 観光資源がない 22.1%

■不足している点−大阪府

1 自然・緑が少ない 53.9%
2 治安、安全面が不安 48.9%
3 新鮮な魚が多くない(獲れない) 29.1%
4 騒がしくてうるさい 25.5%
5 生活費が高い 21.3%

■不足している点−広島県

1 公共事業が整備されていない 40.0%
2 交通の便が悪い 37.1%
3 エンタテイメントが少ない 26.7%
4 買い物に不便 17.1%
5 生活費が高い 14.3%

■不足している点−福岡県

1 治安、安全面が不安 50.0%
2 就職・仕事が少ない 28.1%
3 生活費が高い 18.8%
3 観光資源がない 18.8%
3 人とのコミュニケーションが希薄 18.8%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

「出身タレント」「地元グルメ」から「ローカルヒーロー」まで郷土自慢は様々

住んでいる都道府県に自慢できる名物がある?

MA(複数回答)/n(有効回答数)

次に地域ならではの名物について聞いてみたところ、「(名物が)たくさんある」と回答した人は17.4%。「まあまあある」という声も47.1%を数え、6割以上の人が“何らかの郷土自慢”を持っていることが明らかとなりました。中でも「米沢牛、米沢ラーメン、ラ・フランス、さくらんぼ、ぶどう・・・」(女性30代、山形県)、「きびだんご、マスカット、ピオーネ、清水白桃など」(女性30代、岡山県)など、その地域ならではの地元グルメや特産物を挙げる声。「せんとくん、まんとくん・・・」(男性30代、奈良県)、「山口市の商店街でCP戦隊ぶちエージャーというのがある。『ぶちえーじゃー』というのは山口弁でとても良いという意味で、悪人が『わやスラー(いけないことをする)』、その子分が『てれんこぱれんこ(ちんたら)』」(女性30代、山口県)など、地域活性化に一役買うキャラクターやローカルヒーローを挙げる声。さらに「サンドウィッチマン、狩野英孝、宮籐官九郎・・・」(女性20代、宮城県)、「紫式部、清少納言、牛若丸・弁慶をはじめとした源平の勇者達、言い出すとキリがない」(男性40代、京都府)など、地元出身の著名人や歴史上の人物まで、郷土の自慢は「グルメ」「キャラクター」「人」等々多岐に渡っていることがうかがえます。

「北海道」「沖縄」は物産展の2大ブランド

■どこの物産展へ行くのが好き?

1 北海道 72.7%
2 沖縄 22.4%
3 京都 15.3%
4 鹿児島 6.7%
5 福岡 6.3%
6 宮崎 5.1%
7 新潟 4.6%
8 長崎 4.4%
9 宮城 4.1%
10 青森 4.0%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

ここまで皆さんの住んでいる地域について様々なご意見を聞いてきましたが、では居住地以外に皆さんが好きな都道府県とはどちらでしょうか。次に皆さんがよく足を運ぶ「物産展」について聞いてみたところ、堂々の人気ナンバーワンは「北海道」(72.7%)でした。「北海道が一番好き。海産物やお菓子など、美味しいものが多いので・・・、特にチーズケーキ」(女性40代、大阪府)、「ホタテやウニ、カニ・・・」(女性30代、東京都)など、特産物、海の幸のほか、北海道限定スイーツがお目当てという声も大変多く、グルメを中心とした人気の高さがうかがえます。続いて2位は「沖縄」(22.4%)。「沖縄は、好きな観光地。沖縄気分を味わいたくて・・・」(女性20代、大阪府)、「沖縄はとっても珍しいものがあるから」(女性30代、北海道)など、“北海道=グルメ”であるのに対し、沖縄物産展に求めるものは「グルメ」ばかりではなく、「珍しいもの」「沖縄気分」など、異国情緒溢れる雰囲気を味わいたいと考えている人も少なくないようです。いわば、日本列島の北と南、「北海道」と「沖縄」は他県の人びとも魅了する物産展の2大ブランドと言えます。



またベスト10圏内に4位「鹿児島」(6.7%)、5位「福岡」(6.3%)、6位「宮崎」(5.1%)、8位「長崎」(4.4%)が挙げられ、九州エリアの人気の高さがうかがえます。中でも「いま注目の宮崎県の名産品。マンゴ、地鶏等美味しそうなものばかり・・・」(女性30代、愛知県)、「鹿児島は主人が芋焼酎好きなので・・・」(女性30代、神奈川県)など、東国原知事で注目される宮崎県や、篤姫、芋焼酎で人気の鹿児島県は人気急増の物産展となっていました。


今回は皆さんに、いま住んでいる地域についてご意見を聞いてきました。「(いま住んでいる都道府県が)大好き」「まあまあ好き」という声は全体の9割を数え、大変多くの皆さんが現在の居住地に愛着を持っていることが明らかとなりました。と同時に他県に誇れる名物や、郷土の自慢も多々挙げられ、その地域の利点と足りない点を客観的に捉えている人も少なくありませんでした。日本経済全体が落ち込んでいる中、それを再生するキーが各地域の活性化であると言われています。今回の調査結果からもうかがえるように、大自然を残す地域、魚の獲れる地域、交通の便の充実した地域、歴史・文化を持つ地域、地元グルメのある地域・・・等々、どの都道府県ともに様々な特徴が挙げられました。こうした地域ならではの“個性=武器”を生かして、各地域が主役となる経済の活性化を目指すことは、結果、日本再生の原動力へと結び付くものになるのではないでしょうか。いま一度、皆さんの住んでいる地域の武器について考えてみてはいかがでしょう。