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今年、お歳暮を贈りますか?

11月中旬を過ぎると、そろそろ気になるのがお歳暮ギフト。毎年のことながら、「今年はどうしよう?」と頭を悩ませる人もきっと多いのでは?今年の傾向としては、食の安全への関心の高まりから「環境と安全」をテーマに歳暮売り場を展開する百貨店も多いと聞きます。そこで今回は、今年のお歳暮ギフトについて聞きました。

6割以上が「お中元を贈った」と回答

まず今夏、どのくらいの皆さんが「お中元」を贈ったのでしょうか。「お中元は、友人、知人に地元特産のさくらんぼを贈った」(女性30代、山形県)など、「お中元を贈った」(61.0%)と回答した人は6割以上を数えました。世代別で見てみると、「お中元を贈った」という声は、20代で37.9%と全体の半数以下であったものの、30代で50.4%、40代で61.6%と急増。さらに60代以上では84.6%にも達し、世代とともにお中元を重視していることが明らかとなりました。

今夏、お中元を贈った?

SA(単回答)

7割近くが「お歳暮を贈る」と回答、ギフト市場の復調の兆し!

では、今年の「お歳暮」の予定はいかがでしょうか。「お歳暮は地元名産品で、おせち料理に使える物を贈るようにしている」(男性50代、北海道)など、「贈る予定がある」と回答した人が59.0%。さらに「贈るかどうか検討している」という声も10.8%を数え、全体の7割近くがこの冬に「お歳暮を贈る予定がある」ことが明らかとなりました。「お中元」と「お歳暮」を比較すると、「お歳暮」の贈答意向が8.8%高く、一年の締めくくりである「お歳暮」に力を入れるご家庭が多いことが判ります。また過去5年間、同時期に行った本調査では、2004年の贈答意向が74.3%、2005年が72.0%、2006年が62.9%、2007年が62.3%と、景気も影響してか一昨年、昨年と贈答意向が低調気味であったものの、今冬の贈答意向は2005年並の7割近くまでギフト市場が復調していることがうかがえます。

今年、「お歳暮」を贈る?

SA(単回答)

お歳暮は、親族・親戚を中心とした“身内への挨拶”

■「お歳暮」を誰に贈る?

1 親戚・親類 52.4%
2 両親 46.6%
3 仕事関連の人 26.3%
4 友人・知人 24.7%
5 先生・恩師 13.4%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

7割以上の皆さんが贈答意向を持っていることが明らかとなりましたが、では皆さんはどなたにギフトを贈るのでしょうか。最も回答が多かったのは「親戚・親類」(52.4%)、続いて2位に「両親」(46.6%)が挙げられました。「いつもお世話になっている親戚には、ほぼ毎回贈っている」(女性70代、神奈川県)、「お中元は両親と親戚に里帰りした時に贈る。お歳暮は帰れないので両親だけに贈る」(女性40代、北海道)など、親族・親類を中心とした身内への「季節の挨拶」といった意味合いの強さがうかがえます。以下、3位「仕事関連の人」(26.3%)、4位「友人・知人」(24.7%)が続きました。また世代別で見てみると、20代では「親戚・親類」「両親」「仕事関連の人」という声が混在していたものの、既婚者の増える30代では「両親」を挙げる声がトップ。子育てがひと段落した50代以上では「親類・親族」が急増する傾向が見受けられました。さらに60代以上では「友人・知人」(38.7%)が目立ち、各世代ごとに贈る先が大きく変化していることが明らかとなりました。

世代別:「お歳暮」を誰に贈る?

MA(複数回答)/n(有効回答数)

平均贈答件数は「4.04件」、価格帯は「3000円台」と「5000円台」を使い分ける傾向

皆さんは、どのくらいの人数に「お歳暮」を贈る予定があるのでしょうか。最も回答が多かったのは「2件」(23.3%)、次に「3件」(20.9%)が続き、全回答総数を回答人数で割った平均は4.04件でした。世代別では20代が3.08件、30代が3.70件と世代とともに増加し、60代以上では実に5.12件にも達しました。年齢を重ねると共に人脈も広く、人付き合いを大切にする人が多いせいか、贈答意向、贈答件数が次第に高まっていました。また、自由回答の中には「お中元は仕事関連のみ。お歳暮は両親とその年にお世話になった方、仕事関連に贈る」(女性30代、長野県)という声も目立ち、「お中元」よりも贈答件数が増加する傾向が見受けられました。続いて、歳暮ギフトの価格帯を聞いてみたところ、最も回答が多かったのは「3,000円台」(51.7%)。続いて「5000円台」(45.3%)が目立ち、お歳暮ギフトの価格帯は大きく2分化されていることがうかがえます。「親戚や身内柄は5000円くらい。友人は3000円くらいで、毎回ネットで調べてグルメ品などを選んでいる」(女性30代、新潟県)、「親類、友達、主人の会社の上司、価格は3000円から5000円」(女性60代、大阪府)など、贈る先によって、「3000円台」と「5000円台」の価格帯を上手に使い分けているご家庭が案外多いようです。

「お歳暮」の贈答総数と平均予算は?

MA(複数回答)/贈答意向を持つ人

飲めるなら、何も考えずに「ビール」を贈る!

では、この冬に皆さんが「お歳暮」に贈りたいギフトとは、一体どんなものでしょうか。堂々の人気ナンバーワンは「ビール」(41.0%)でした。「贈り先の人はみなさんお酒好き。いつもビールを贈っている」(女性30代、和歌山県)、など、贈る相手が酒好きなら、何も考えることなく「ビール」を選ぶという声が多数寄せられ、「ビール」がお歳暮の定番ギフトとなっていることがうかがえます。同様7位にも「地酒(日本酒、焼酎)」(15.6%)が挙げられました。その一方、お酒が苦手な相手には「酒の飲めない人には、果物や100%ジュースなど」(女性50代、静岡県)、「飲めない親友には、お茶を贈ることにしている」(女性70代、神奈川県)など、5位「コーヒー・お茶」(18.4%)、9位「ジュース飲料(100%果汁等)」(9.9%)といったノンアルコール飲料を選ぶ声も目立ちました。

■贈りたい「お歳暮」は?

1 ビール 41.0%
2 ハム・ソーセージ 26.5%
3 産地直送の魚介類(かに、鮭、イクラ等) 24.9%
4 お菓子・デザート 23.3%
5 コーヒー・お茶 18.4%
6 産地直送の野菜・果物 16.2%
7 地酒(日本酒、焼酎) 15.6%
8 食用油・調味料 14.7%
9 ジュース飲料(100%果汁等) 9.9%
10 洗剤・石鹸・入浴剤 9.6%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

クリスマス、年末年始のおもてなしに重宝する「ハム・ソーセージ」も人気

次に2位は「ハム・ソーセージ」(26.5%)。「お正月に重宝しそうなハム・ソーセージや産地魚介類をギフトにする」(女性30代、青森県)など、クリスマス、年末年始は人が集まる機会が多いため、ホームパーティやおもてなしに何かと便利な食材を贈るという声が多数寄せられました。「地元の新鮮な魚貝。地元で魚介を予めお店に注文しておき、新鮮なものが入荷したらその場からすぐ送ってもらっている」(女性30代、北海道)など、同様3位に「産地直送の魚介類(かに、鮭、イクラ等)」(24.9%)、6位にも「産地直送の野菜・果物」(16.2%)が挙げられ、ちょっと贅沢な食品ギフトに人気が寄せられました。また食品以外では、唯一10位に「洗剤・石鹸・入浴剤」(9.6%)が挙げられ、幾つあっても無駄にならない消耗品は、何を贈ったら良いか迷ったときの無難なギフトと言えるかもしれません。

もらってうれしいギフト1位は「ビール」
お子さんのいるご家庭には「ビール+ジュース」の詰め合わせも

その一方、もらってうれしいギフトとは、一体どんなものでしょうか。最も人気が高かったのは、贈りたいギフト同様に「ビール」(46.5%)でした。「やはりビール!包装紙を空けた瞬間、(ビールだったら)『やったー!』と言ってしまう」(女性20代、北海道)、「普段は第3のビールにしているので、普通のビールをもらえたらうれしい」(男性40代、山口県)など、ビール消費の多いご家庭では何よりも助かる、“もらってうれしいギフト”となっていることがうかがえます。さらにお子さんのいるご家庭では「子供がジュース、旦那がビールなので、2種類はいったギフトがうれしい」(女性30代、広島県)など、「ビール+ジュース」の詰め合わせセットも喜ばれるギフトのひとつとなっていました。また、「夫婦ともにお酒が好きなので、ワインは大変うれしい」(女性20代、神奈川県)など、同様8位に「地酒(日本酒、焼酎)」(13.3%)、10位に「ワイン」(10.2%)が挙げられ、ビールばかりではなく、アルコール全般をお歳暮ギフトに待ち望んでいるご家庭が多いようです。

■もらったらうれしい「お歳暮」は?

1 ビール 46.5%
2 各種商品券 28.9%
3 ハム・ソーセージ 24.1%
4 産地直送の魚介類(かに、鮭等) 23.4%
5 お菓子・デザート 22.2%
6 コーヒー・お茶 14.4%
7 産地直送の野菜・果物 13.8%
8 地酒(日本酒、焼酎) 13.3%
9 食用油・調味料 10.7%
10 洗剤・石鹸・入浴剤 10.2%
10 ワイン 10.2%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

望まれているけど、贈り難いギフトは「商品券」

次に人気ギフトの2位は「各種商品券」(28.9%)でした。「断然、商品券!それが最も有効に無駄なく使えるものだから・・・」(女性40代、神奈川県)など、好きなものが自由に買える商品券を欲している人が意外に多いことが判ります。とはいえ、「商品券はうれしいが、逆に贈る側だと値段が分かってしまうので贈りにくい」(女性30代、兵庫県)など、贈る側の立場からすると味気なく、値段もあからさまであるため、望まれているにも関わらず“贈り難いギフト”となっていることがうかがえます。中には「やはり人によって欲しいものが皆違うので、選ぶ時間を考えるとカタログが良い。値段によって載っている品数も豊富で喜ばれそう」(女性30代、神奈川県)という声も寄せられ、商品券よりも贈りやすい“カタログギフト”を選ぶ人も次第に増えているようです。以下、3位「ハム・ソーセージ」(24.1%)、4位「産地直送の魚介類(かに、鮭等)」(23.4%)、5位「お菓子・デザート」(22.2%)が続き、“贈りたいお歳暮”同様に“もらってうれしいお歳暮”も食品ギフトに人気が集まりました。


世代別ではいかがでしょうか。20代では「各種商品券」「お菓子・デザート」を挙げる声が目立ったものの、年齢とともに「各種商品券」「お菓子・デザート」は次第に減少。代わって急増したのは「ビール」で、30代以上の世代に圧倒的な支持を集めました。また「産地直送の魚介類(かに、鮭等)」「地酒(日本酒、焼酎)」も、世代とともに増加する傾向が見受けられました。

世代別:もらったらうれしい「お歳暮」は?

MA(複数回答)/n(有効回答数)

「冷蔵庫保存しなくてもOK」「家族構成」「国産」など、
ギフト選びの条件も各ご家庭で様々

そのほか、皆さんの「お歳暮」選びのポイントをいくつかご紹介します。「他からも色々もらうでしょうし、忘年会シーズンでもあるため家で食べないことも多いでしょう。冷蔵庫保存しなくて良いもので、お正月までもつものを選ぶ」(女性40代、神奈川県)など、日持ちのするものを選ぶという声。「相手の家族の年齢や人数を考える。子供がいたらお菓子は喜ばれるだろうし、老夫婦だけなら何か少量のおかずになるようなものを考える」(女性20代、千葉県)など、贈る先の家族構成に合わせて選ぶという声。「一番の贈り物は、農家の本当の新米を食べたことのない知人、仕事関係の親しい人たちに実家(農家)の新米を贈る」(男性40代、埼玉県)など、なかなか味わえない本物のグルメを贈るという声。また「選ぶときは国産なものか外国産か調べ、なるべく国産のものを選ぶ」(女性20代、福岡県)など、ここ最近の「食の問題」を意識して原産国をチェックするという人まで、住んでいる環境、家族構成や嗜好に合わせて、お歳暮ギフト選びに配慮している状況がうかがえます。


今回はお歳暮の予約注文で賑わいつつある中、この冬の皆さんのお歳暮ギフトの贈答予定についてお話しを聞きました。一昨年、昨年とやや落ち込み気味であったお歳暮市場も、この冬のギフトの贈答意向は全体の7割近くを占め、2005年並の復調の兆しが垣間見られます。ここ数年前からお歳暮の在り方は大きく様変わりし、かつての「仕事関連」の儀礼的なものから、「家族・親族」「親しい身近な人びと」を中心としたアットホームなイベントへとなりつつあります。中には「お歳暮選びは日頃お世話になっている家族や友人を中心に、クリスマスプレゼントと同じ感覚で贈る」(女性30代、東京都)、「近くに住んでいる両親には、みんなでご飯を食べに行ってお歳暮代わりにしている」(女性30代、東京都)など、従来のお歳暮とは異なる方法で、御礼返しを行っているご家庭も次第に増えていることがうかがえます。人間関係が希薄になりがちな現代社会だからこそ、儀礼的なものではない、新しいお歳暮ギフトのカタチを見出してみてはいかがでしょうか。