1. トップページ
    2. 企業情報
    3. 研究活動
    4. ハピ研
    5. 毎週アンケート
    6. 【第269回】アンケート結果

青山ハッピー研究所 ハピ研

「人がしあわせを感じるモノやコトって、何だろう?」衣・食・住・美など生活に密着したテーマでその答えを考える“しあわせ探しの情報サイト”

ハピ研について

毎週アンケート | 生活の中のちょっとした事や、旬な話題をタイムリーに調査

あなたの節約術は?

世界的な金融危機や景気の悪化を受け、冬のボーナスが大幅にカットされたというニュースを耳にします。年末年始が過ぎ、ようやく生活が落ち着き始めてきたこの時期、そろそろ節約しなければと財布の紐を締め始めているご家庭もきっと多いのではないでしょうか。そこで今回は、皆さんのご家庭の節約術について聞きました。

全体の9割以上が「節約を意識している」と回答

「節約」を意識して生活している?

SA(単回答)

さて皆さんは日ごろ、「節約」を意識して生活しているのでしょうか。「値上がりラッシュが続く中、『塵も積もれば山となる』の状態で家計に大きく影響している。そんな中、少しでも支出を減らすよう節約を心掛けている」(女性30代)、「給料が毎年少しづつカットされているから・・・」(女性50代)など、「強く意識している」と回答した人が39.1%。さらに「まあまあ意識している」という声も54.9%を数え、実に全体の9割以上が「節約」を意識した生活を日々送っていることが明らかとなりました。「強く意識している」「まあまあ意識している」という声を性別で見てみると、男性が92.0%であったのに対して、女性はそれよりも3.7%高い95.7%に達しました。こうした背景には家計を預かる主婦たちが多いせいか、男性以上に女性の「節約」に対する危機感が高まっていることがうかがえます。

「ケチは人生をつまらなくする」「明日は明日の風が吹く」など、
全体の6.0%が「節約を意識していない」と回答

その一方で、「あまり意識していない」(5.3%)、「全く意識していない」(0.7%)という声も少なからず寄せられました。主な理由は「子供がいない共稼ぎなので、日常では節約を特に意識しなくても生活できる」(女性30代)など、十分な蓄えがあるという声。「あまりケチケチしていると、人生がつまらなくなってしまう」(男性40代)、「意識し過ぎると、明るさが損なわれて『みじめ』な気分になる」(男性60代)など、「節約」をして、かえってストレスを溜めては元も子もないという声。「一生懸命節約しても、そう大した金額にはならない」(男性40代)など、やってもやらなくても、さほど変わらないという声や、さらに「楽天主義者であまり物事を深刻に考えない性格なので、明日は明日の風が吹くと言う具合でナチュラルに生きている」(女性60代)という声まで、ほとんど「節約」を意識せずに生活している人もいました。

節約理由のトップは「老後不安」、
次に「不況ムードでなんとなく」が続く

全体の9割以上が「節約」を意識しながら暮らしていることが明らかとなりましたが、ではなぜ皆さんは「節約」しなければならないのでしょうか。次にその理由を見ていきましょう。最も回答が多かったのは「老後の生活不安のため」(40.0%)でした。「年金が当てに出来ない!自分の身は自分で守る、老後が不安なので今から節約に心がけている」(女性40代)、「齢70を越すと行く先不安。年金のみでの生活では、節約を心がけざるを得ない」(男性70代)など、公的年金制度が崩壊しかけている昨今、老後の生活に大きな不安を感じている人が半数近くを占めました。続いて回答が多かったのは「日本経済が不況ムードのため」(37.5%)。「特に(わが家は)節約をしなければいけない状況では無いが、世間のムードでなんとなく・・・」(女性60代)など、実際に不況の煽りを受けていないご家庭でも、世間の不安ムードが連鎖し、徐々に消費意欲が薄れていました。こうしたことから給与、ボーナスカットなどの実質的なマイナス要因以上に、将来に対する漠然とした不安や、不況ムードが消費減少を促していることがうかがえます。以下、3位「もともと『節約する』のは好きだから」(34.5%)、4位「給与が減少したため」(29.8%)、5位「子供の教育費のため」(25.8%)が続きました。

■「節約」を意識しなければならない理由は?

1 老後の生活不安のため 40.0%
2 日本経済が不況ムードのため 37.5%
3 もともと「節約する」のは好きだから 34.5%
4 給与が減少したため 29.8%
5 子供の教育費のため 25.8%
6 住宅購入または住宅ローンの支払いのため 21.0%
7 ボーナスの減少またはカットのため 20.6%
8 旅行・留学費を貯めているため 12.5%
9 家電を購入するため 10.3%
10 車の購入または車のローンの支払いため 8.2%

MA(複数回答)/節約意識を持つ人


世代別ではいかがでしょうか。20、30代では「日本経済が不況ムードのため」「もともと『節約する』のは好きだから」という声が非常に高かったものの、年齢とともに減少。代わって、世代とともに急増したのは「老後の生活不安のため」という声で、中でも年金受給者が次第に増える60代では68.3%に達しました。また30、40代では「子供の教育費のため」「住宅購入または住宅ローンの支払いのため」と何かと支出の多い世代であることがうかがえます。さらに管理職が増える50代では「給与が減少したため」という声も目立ち、各世代毎に「節約」せざる得ない理由に違いが見受けられました。

世代別:「節約」を意識しなければならない理由は?

MA(複数回答)/節約意識を持つ人

男性は「外飲み」から「家のみ」へシフト

では皆さんは、実際にどのような「節約」を実践されているのでしょうか。次に性別で具体的な節約術について見ていきましょう。まず男性回答で最も多かったのは「節電している」(63.9%)でした。「省エネのエアコンに買い替えた。また僅かであるが、照明もこまめに消している」(男性60代)、「コンセントを抜く」(男性40代)など、電気のつけっぱなしや、コンセントをまめに抜き待機電力を減らすという声が多数寄せられました。中には、エコと節電を兼ねて「オール電化で、ソーラー発電を導入しました」(男性40代)という人もいました。続いて、男性の2位は「外食費・飲み代を抑えている」(57.3%)。「友人と飲みに行く回数を減らした」(男性40代)、「外で飲まずに家で飲む」(男性60代)など、出費を抑えるため、「外飲み」から「家飲み」へ切り替えたという男性が大変多いことがうかがえます。そのほか、「車は通勤と買い物以外は乗らない」(男性40代)など、5位の「交通費・ガソリン代を抑える」(42.8%)という声も男性ならではの回答でした。

■男性:現在、「節約」していることは?

1 節電している 63.9%
2 外食費・飲み代を抑えている 57.3%
3 節水している 44.8%
4 ファッション・衣類を買い控えている 42.9%
5 交通費・ガソリン代を抑えている 42.8%
6 旅行・レジャーを控えている 37.0%
7 食費を抑えている 33.3%
8 家電を買い控えている 31.8%
9 節ガスしている 27.7%
10 外出を控えている 25.2%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

女性は「ファッション衣類」の買い控え、
バーゲンシーズンでもぐっと我慢!

その一方、女性トップは、男性同様に「節電している」(71.1%)。続いて2位は男性回答とはうって変わり、「ファッション・衣類を買い控えている」(58.5%)が挙げられました。「昔の服を着まわしている」(女性40代)、「いろいろ欲しくなるから、ファッション雑誌は見ない」(女性20代)など、ファッション衣類の購入を控えているという声が目立ち、バーゲンシーズンとはいえ、ぐっと財布の紐を締め直す女性が大変多いようです。また女性ならではの回答として4位「外食費・飲み代を抑える」(56.8%)、5位「食費を抑えている」(51.2%)が挙げられました。「昨日の晩ご飯を入れたりなどして、お弁当を毎日職場に持って行っている」(女性20代)、「コンビニに行かないようにするのと、なるべく自炊する」(女性30代)など、男性が「外飲み」を削る一方、女性は同じ食でもランチや夕食代を浮かせるため「自炊」を増やす傾向がうかがえます。さらに中には「光熱費を節約するため、時間のかかる料理はしない」(女性50代)など、自炊はしても、加熱は最小限に抑えるという人もいました。以下、6位「旅行・レジャーを控えている」(39.7%)、8位「交通費・ガソリン代を抑えている」(38.7%)が続きました。

■女性:現在、「節約」していることは?

1 節電している 71.1%
2 ファッション・衣類を買い控えている 58.5%
3 節水している 56.9%
4 外食費・飲み代を抑えている 56.8%
5 食費を抑えている 51.2%
6 旅行・レジャーを控えている 39.7%
7 交通費・ガソリン代を抑えている 38.7%
8 節ガスしている 38.5%
9 家電を買い控えている 29.3%
10 家具・インテリアの購入を控える 28.3%

MA(複数回答)/n(有効回答数)


世代別では「節約」に違いがあるのでしょうか。20、30代の若い層では「食費を抑えている」という声が圧倒的でしたが、年齢とともに減少。代わって、40代を境に「交通費・ガソリン代を抑えている」「旅行・レジャーを抑えている」という声が増加し、行動範囲を狭め、なるべく支出を抑える熟年層が多いことがうかがえます。その一方で、「ガソリン代を抑える為に出来るだけ交通機関を使ったり、徒歩や自転車を使用する機会を多く持つようにしている」(女性60代)など、節約を兼ねて「健康づくり」を心がける50代、60代の姿も垣間見られました。そのほか20、30代では「ファッション・衣類を買い控えている」という声も目立ち、世代間で「節約」を意識するポイントに違いがありました。

世代別:現在、「節約」していることは??

MA(複数回答)/n(有効回答数)

「メールで済ませる」「行動範囲を狭める」「豚肉、鶏肉中心に・・・」という声も

そのほか、皆さんから寄せられた自由回答の中から、いくつユニークな節約術をご紹介します。「急用以外はメールで済ませ、絵文字は昔の絵文字を使ってパケ代節約。家族とは電話会社が同じではないので、ワン切りしたら○○、という風に決めている」(女性30代)など、携帯電話代を節約しているという声。「食事も家庭菜園で育てた野菜中心。牛肉は買わず、豚肉、鶏肉中心に」(女性20代)、「煮物類は圧力鍋で作った後、毛布でぐるぐる巻きにする。程良い温度で保熱できるしガス代も浮く」(男性60代)など、食生活や調理法に工夫を凝らしているという声。「プライベートも、なるべく通勤用定期の範囲での移動を心がけている」(男性40代)など、交通費の掛からない範囲内に行動を留めるという声や、さらに「外出する時は、まずするべきことや予定をキッチリ書く。欲しい物と必要な物を書き分けてみる」(女性30代)など衝動買いを避けるという人まで、些細なことではありますが、「節約」「倹約」に対する意識が広がっていることがうかがえます。


今回は不況風が吹き荒れる中、皆さんに日ごろの節約術について聞きました。「(節約)を強く意識している」「まあまあ意識している」という声は全体の9割以上を数え、大変多くの皆さんが「節約」を意識した生活を送っていることが明らかとなりました。こうした背景には、実質的な給与やボーナスカットという要因よりも、むしろ漠然とした老後の不安や不況ムードが危機感を煽り、結果、「節約」「倹約」をより一層強める理由となっているようです。とはいえ、あまりにも「我慢、我慢・・・」と神経をすり減らし、ストレスを溜めてしまっては詰まらないもの。たとえば、「いつも高い携帯代は旦那とゲーム感覚で、携帯代が1万以下だったらビール1ケースおごりとか・・・、夫婦で楽しく節約している」(女性30代)など、頭をプラス志向に切り替えて、「節約」をも楽しむ余裕を持つことが継続の秘訣と言えるかもしれません。また中には「(節ガスの為)出来るだけ家族一緒にお風呂に入るようにしている」(男性40代)など、家族団らんの機会が増えたという声も寄せられ、「節約」を意識することは決して悪いことばかりではないようです。 皆さんから寄せられた節約術やご意見を参考に、ぜひ各ご家庭で実践してみてはいかがでしょうか。


「節約」を別の言葉で言い換えると?

“自分探し”である
  • 「例えば洋服にしても、自分にとって本当に必要なものは何なのか考え、それを見極める事が出来ました。このような機会が無ければ、こういった考える機会を持つことは無かったかも知れません。改めて自分を見つめ直す、貴重な時間を持てているように感じる」(女性30代)
“貯蓄”である
  • 「サイフの中身で500円以下のコインは、ビンの中に入れて貯金をしている。ビンが一杯になったら、銀行に持っていく」(男性60代)
“自己満足”である
  • 「結局努力の割に対して報われない行為なので、自己満足の世界だと思う」(男性40代)
“丁寧”である
  • 「丁寧な生活をしてると、自然と節約になると思う」(女性30代)
“欲を手放す”ことである
  • 「手放すことで、また別の良いことが自分に舞い戻ってくるから」(女性20代)
“掃除”である
  • 「家の中には購入したのに使用していないもの、購入したが忘れてしまったものがたくさんある。片付けや掃除をすることで見つけ、見直すことにより節約につながる。」(女性30代)
“退化”である
  • 「一見美徳なのですが、偉大なる発見や文明の進化から逆行することでもあると思う」(女性40代)
“楽しみの据え置き”である
  • 「どーでもいい時にはお金を使わず、楽しみたい時までお金を据え置いている感じ。平日の食事は節約でも、休日のお出掛けや仲間との飲み会はケチりません」(女性30代)
“エコ”である
  • 「今の時代、物は何でも豊富にあり、お金を出せばすぐ手に入る。が、そうしてきたツケが地球温暖化や石油高騰を引き起こしたと思うから、原点に返って質素な暮らしを心掛けるべきだと思う」(女性30代)
“後悔”である
  • 「物凄く損した後、常に実行してしまうのが節約。節約が日常になると単なるビンボーのケチ」(男性30代)
“一種のゲーム”である
  • 「例えば電気の使う量を減らせば電気代が下がり、今月はいくら節約できたと効果が実感できる。光熱費節約のテクニック、安い食材で美味しく豪華に見える料理など。良い結果が出れば、また節約を頑張ろうと・・・、節約は、そんな結果が見える楽しいゲームだと前向きにとらえている」(女性40代)
“明るい未来への希望”である
  • 「これが将来への蓄えとなり、いずれは希望に満ち溢れた明るい生活につながるものだと信じている」(女性30代)
“生命維持”である
  • 「この先、何が起こるか分からない。行政を当てにせず、自分の力で家族を守れるのは、『カネ』しかない」(男性60代)
“知恵と工夫”である
  • 「知恵と工夫さえすれば、自分の身にもつくし、ためになると思う。節約が貧乏臭く見えるんじゃなくて、いかに節約してなさそうに見せるかがポイントだと思う」(女性30代)
“試練”である
  • 「節約は気分的にきついところがあるので、自分を試しているような感じである」(女性50代)