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青山ハッピー研究所 ハピ研

「人がしあわせを感じるモノやコトって、何だろう?」衣・食・住・美など生活に密着したテーマでその答えを考える“しあわせ探しの情報サイト”

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あなたが春を感じる時は?

東西に長い日本列島では春の訪れや感じ方も、地域、環境によって随分と違うのではないでしょうか。また春と聞いて、なんとなく感傷的な気分に浸ってしまったり、一方で、なぜか心がウキウキとしてしまうという人もいるのでは?きっと春という季節に感じる印象は、人それぞれ異なるものなのかもしれません。そこで今回は、皆さんが「あ〜、春だなぁ」と感じる瞬間について聞きました。

全体の9割以上が「春好き」と回答

「春」は好きですか?

SA(単回答)

さて、皆さんは「春」という季節が好きなのでしょうか、それとも嫌いなのでしょうか?「お花が綺麗に咲き始めるし、アウトドアや散歩が楽しくなるから大好き」(女性60代、福岡県)、「野球シーズンが始まるから・・・」(男性30代。兵庫県)など、「大好き」と回答した人は42.3%。「まあまあ好き」という声も48.1%を数え、実に全体の9割以上の皆さんが「春」に好意的な印象を持っていることが明らかとなりました。中には「私の住む信州は寒くて雪が多い。だから本当に春が待ち遠しい」(女性40代、長野県)という声が寄せられ、雪国の人びとにとっては、待ちに待った春の訪れとなっているようです。また「大好き」「まあまあ好き」という声は男性、各世代でも87%を上回り、老若男女に愛される季節であることがうかがえます。

「強風」「花粉症」「人事異動」など、春を嫌う声も約1割を占める

その一方、「大嫌い」(1.6%)、「あまり好きではない」(8.0%)という声も全体の約1割を占めました。主な理由は「黄砂が強風と共にやってくるので」(男性30代、神奈川県)、「髪型も乱れ車も汚くなるので良い事がありません」(女性30代、静岡県)など、気温が上昇して過ごしやすくなる反面、強風が苦手という声。「重度の花粉症だから・・・」(男性30代、山梨県)など、「花粉症」になってからは憂鬱な季節になったという声。「人事異動で新しい勤務先に配属される可能性があるので・・・」(男性30代、愛媛県)、「別れと出会いの季節で切ない感じ」(女性40代、福岡県)など、生活や環境が変わることが多く、精神不安を感じるという声。また「雪解けで足もとが悪くなるから好きではありません」(女性40代、北海道)という地域性から、さらに「子供が卒業やら入学でバタバタするし、費用も馬鹿にならないから・・・」(女性40代、東京都)という各家庭の事情まで、春を嫌う理由も様々でした。

「空気の暖かさ」「陽の長さ」「春一番」など、
昨日までとは違う日差しや空気に「春」の到来を実感

では最近、皆さんが「あ〜春だなぁ」としみじみと感じた瞬間とは一体いつだったのでしょうか。最も回答が多かったのは「空気にあたたかさ(陽気)を感じると」(56.1%)でした。「車の窓を開けほのかな暖かい風にあたると春を感じる」(男性40代、北海道)、「洗濯物を干していると暖かい日差しと空気に包まれるから・・・」(女性40代、滋賀県)など、普段と変わらない日常生活の中で、昨日までとは違う暖かな日差しや空気を感じた瞬間に「春」を感じるという声が多数寄せられました。同様4位に「風や空気の香りを感じると」(26.3%)、5位に「陽が長くなったと感じる」(24.2%)、7位に「春一番が吹くと」(17.1%)が挙げられました。

■最近、あなたが「春を感じる瞬間」

1 空気にあたたかさ(陽気)を感じると 56.1%
2 桜、花見が気になると 41.5%
3 花粉症(花粉情報)が気になり始めると 27.9%
4 風や空気の香りを感じると 26.3%
5 陽が長くなったと感じると 24.2%
6 つくし、タンポポ、菜の花など草花が咲くと 22.2%
7 春一番が吹くと 17.1%
8 ベランダ、庭の植物に新しい芽が出始めると 11.2%
9 春物(薄着)の服を着た時 10.2%
10 ウグイスが鳴くと 8.4%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

「花見」「つくし、タンポポ、菜の花」など、
植物の芽生えや生育から「春」の訪れを感じるという声

続いて2位は「桜、花見が気になると」(41.5%)。「通勤路で桜のつぼみを見つけたとき」(男性40代、大阪府)、「友人から花見の誘いがかかると」(男性50代、静岡県)など、桜の蕾の膨らみが増すごとに、春が少しづつ近づいていることを実感しているという声が多数寄せられました。同様6位に「つくし、タンポポ、菜の花など草花が咲くと」(22.2%)、8位「ベランダ、庭の植物に新しい芽が出始めると」(11.2%)が挙げられ、都市生活者が多い現代社会の中でも、植物の芽生えや生育から春の訪れを感じる人が案外多いことがうかがえます。その一方で、3位「花粉症(花粉情報)が気になり始めると」(27.9%)など、手放しで喜べない植物の花粉飛散も春の風物詩のひとつと言えるかもしれません。

北海道は「雪解け」、関東は「花粉症」など、春の風物詩も地域で様々

「春を感じる瞬間」を地域別で見てみると、北海道、東北、信越地方で目立ったのは「雪解けが始まると」でした。「雪がとけてブーツからパンプスに変わると」(女性40代、北海道)など、雪解けとともに服装も気分も軽やかになるという雪国の人びとの喜びに満ちた声が多数寄せられました。その一方、西日本で目立ったのは「桜、花見が気になると」という声。「山に行って桜が咲いていたり、タケノコが顔を出していると春が来たと思う」(女性30代、鹿児島県)など、特に桜前線がスタートする九州、四国地方で高い支持が寄せられました。また「花粉症(花粉情報)が気になり始めると」という声は関東、東海地方に目立ち、山間部よりも都市部で「花粉症」に過敏な人が多いようです。そのほか「陽が長くなったと感じると」という声も北海道、東北地方で多く、地域によって春を感じる瞬間が少なからず異なっていることがうかがえます。

地域別:「春を感じる瞬間」とは?

MA(複数回答)/n(有効回答数)

春グルメの王様は「タケノコ」

■好きな「春の味覚」は?

1 タケノコ 45.4%
2 新キャベツ 35.4%
3 菜の花 34.6%
4 新じゃがいも 30.4%
5 新たまねぎ 26.2%
6 いちご 24.8%
7 さくら餅 23.5%
8 山菜 22.2%
9 蕗(ふき)のとう 18.0%
10 アスパラガス 14.6%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

春といえば、食卓を彩る春の味覚も忘れてはいけません。そこで次に皆さんが好きな春ならではの人気グルメをランキング形式で見ていきましょう。堂々の春グルメのナンバーワンは「タケノコ」(45.4%)でした。「職場に出入りしている業者さんがタケノコを朝堀りで持って来る。それを湯がき、タケノコのフルコースが2〜3日続く。それが恒例で、タケノコ好きの母への一番のお土産に」(女性30代、東京都)など、タケノコ料理を食べなければ春が始まらないという声が大変多く、タケノコは春グルメの王様と言っても過言ではないかもしれません。同様8位に「山菜(ゼンマイ、ワラビ、こごみ、タラの芽など)」(22.2%)、9位に「蕗(ふき)のとう」(18.0%)が挙げられ、この時期のみの「山の幸」を心待ちにしている人が案外多いようです。


またこの時期見逃せないのが3位の「菜の花」(34.6%)。「菜の花。辛子醤油をつけて食べるのが大好き」(女性30代、富山県)、「菜の花のてんぷら」(男性50代、静岡県)など、鮮やかな黄と緑の彩りの良さはもちろん、独特の苦みと香りにも人気が寄せられました。同様11位にも「つくし」(10.8%)が挙げられ、「菜の花」「つくし」は春ならではの「野の味」と言えるかもしれません。そのほか2位「新キャベツ」(35.4%)、4位「新じゃがいも」(30.4%)、5位「新たまねぎ」(26.2%)など、この時期の新野菜は瑞々しく、甘さ、柔らかさが際立つという声が目立ち、定番野菜にも高い人気が寄せられました。

男性は「山菜」「春かつお」を肴に晩酌を楽しむ

■男性:好きな「春の味覚」は?

1 タケノコ 44.3%
2 菜の花 31.0%
3 新キャベツ 26.9%
4 新じゃがいも 26.4%
5 山菜 23.8%
6 いちご 19.5%
7 さくら餅 19.1%
7 蕗(ふき)のとう 19.1%
9 新たまねぎ 18.5%
10 春かつお 12.8%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

性別ではいかがでしょうか。まず男性回答に目立ったのは5位「山菜(ゼンマイ、ワラビ、こごみ、タラの芽など)」(男性=23.8%、女性=20.6%)、7位「蕗(ふき)のとう」(男性=19.1%、女性=17.0%)でした。「山へタラの芽、木の芽、わらびを採りに行く」(男性40代、群馬県)、「蕗のとうや山菜を天ぷらにして、ビールと一緒に食べるのが毎年の定番」(男性30代、福井県)など、「山の幸」を肴に晩酌を楽しみにしている男性陣も少なくないようです。さらに男性ならではの人気グルメでは10位「春かつお」(男性=12.8%、女性=6.8%)も見逃せません。「春かつお。脂のないサッパリした味が好きで、郷里の料理でてこね寿司がありますが、それと共によく食べるのがかつお茶漬け・・・」(男性60代、愛知県)など、「山の幸」同様に「海の幸」にも高い人気が寄せられました。

女性は「新キャベツ」「新たまねぎ」など、優しい味のする新野菜に人気集中

■女性:好きな「春の味覚」は?

1 タケノコ 46.4%
2 新キャベツ 43.3%
3 菜の花 37.9%
4 新じゃがいも 34.1%
5 新たまねぎ 33.5%
6 いちご 29.8%
7 さくら餅 27.6%
8 山菜 20.6%
9 アスパラガス 18.9%
10 蕗(ふき)のとう 17.0%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

一方、女性回答で目立ったのは2位「新キャベツ」(男性=26.9%、女性=43.3%)、4位「新じゃがいも」(男性= 26.4%、女性=34.1%)、5位「新たまねぎ」(男性=18. 5%、女性=33.5%)でした。「春キャベツ。シャキシャキしていて甘いので、大きく切って、ニンニクと出汁醤油で頂くと最高」(女性30代、東京都)、「新たまねぎのスライスを食べるのが楽しみ」(女性50代、北海道)など、甘みが多く、優しい味のする新野菜を毎年楽しみにしているという声が多数寄せられました。また女性回答で目立ったのは6位「いちご」(男性=19.5%、女性=29.8%)でした。「新潟県は越後姫と呼ばれるいちごがあるのですが、そのいちごを食べるのが楽しみ」(女性30代、新潟県)、「いちご狩りに行きたくてこの時期ウズウズ」(女性20代、埼玉県)など、甘くてジューシーでビタミン豊富ないちごは、春を代表するフルーツの女王と言えます。同様に女性7位にも「さくら餅」(男性=19.1%、女性=27.6%)が挙げられ、春ならではの甘いデザートにも人気が集まりました。

淡路島・神戸は「いかなご」、北海道は「アスパラガス」、北陸は「ホタルイカ」

そのほか、皆さんから寄せられた「地域ならではの旬の味」についていくつかご紹介します。「いかなごの佃煮。あ〜春が来た!これを食べないと本当の春は来ません」(女性50代、兵庫県)など、魚の稚魚であるイカナゴのクギ煮は淡路島・神戸など兵庫県南部の家庭料理の代表格で、この時期になると食べたくなるという声が多数寄せられました。「アスパラは家族みんなが大好き。畑の採れたては甘くてジューシー」(女性30代、北海道)、「実家の山にウドが生えてくると天ぷら、きんぴら、酢味噌和えで春のウド祭りをする」(女性30代、北海道)など、北海道ではアスパラガス、独活(うど)。「北陸の海の幸であるホタルイカは新鮮で安価な春の楽しみ」(女性40代、富山県)など、北陸はホタルイカ。「湘南に遊びに行くのですが『生しらす解禁』という看板を見ると、春だなぁと毎年思う」(女性30代、神奈川県)という声や、さらに「私の住んでいる福山市・鞆の浦(とものうら)という地域に(伝統漁法の)観光鯛網がある。鯛の浜焼きも美味ですが、お刺身、鯛茶漬けも美味しい」(男性50代、広島県)という声まで、地域によって春を呼ぶ名物料理や食材が多数あることがうかがえます。


今回は春分を過ぎ、皆さんに「春を感じる瞬間」について聞きました。「(春が)大好き」「まあまあ好き」という声は全体の90.4%を数え、「春」に好意的な印象を持っている人が大変多いことが明らかとなりました。とはいえ、東西に長い日本列島の春は一度にやってくるわけではなく、北海道や信越地方の人が「雪解け」で季節の変わり目を実感する一方で、西日本地方は「桜前線」、さらに関東、東海地方では「花粉症」で春の訪れを感じる人も少なくなく、地域によって差があることがうかがえます。こうした地域による違いは「春の味覚」にも垣間見られ、多彩な気候と四季の変化に恵まれた日本ならではの素晴らしさと言えるかもしれません。最近ではとかく季節感が失われつつあると言われますが、この春はあらためて旬の食材を意識しながら食卓を彩ってみてはいかがでしょうか。