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青山ハッピー研究所 ハピ研

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カッコイイって何だろう?

「カワイイ」という言葉が多様な広がりをみせ、いまや日本のカルチャーを象徴するキーワードとなりつつあります。さらに「カワイイ」同様に、私たちが頻繁に使用する言葉に「カッコイイ」があります。もともとは「格好良い」という漢字からも分かるように外見、容姿を形容する言葉でしたが、ここ最近では色、音楽、ライフスタイル等々、様々な場面やモノに対して使用することが増えてきました。そこで今回は、皆さんが感じる「カッコイイ」について聞きました。

全体の2人に1人は「カッコイイ」を多用している

カッコイイという表現をよく使う?

SA(単回答)

まず日ごろ、皆さんは「カッコイイ」という言葉をよく口にしているのでしょうか。「ほめ言葉であり、相手の気分を良くさせる言葉。子供の機嫌が悪いときに、○○(TVヒーロー)みたいでカッコイイよ!!と言っておだてる」(女性30代)、「車、家電、洋服、などを見てカッコイイと感じる」(女性50代)など、「頻繁に使う」と回答した人は5.8%。さらに「まあまあ使う」という声も42.9%を数え、全体の2人に1人が「カッコイイ」という言葉を高い頻度で利用していることが明かとなりました。性別で「(カッコイイを)頻繁に使う」「まあまあ使う」という声を見てみると、男性が37.4%であったのに対して女性は57.9%にも達し、一見、男性的な表現にように感じる「カッコイイ」が意外にも女性に多用されていることがうかがえます。


また世代別で「(カッコイイを)頻繁に使う」「まあまあ使う」という声を見てみると、20代では62.2%と非常に高い頻度で利用しているものの、30代で58.1%、40代で44.0%と年齢とともに次第に減少。さらに70代以上では僅か26.3%に留まっていることから、「カッコイイ」という表現は若者文化の中で使われ育ってきた言葉であることがうかがえます。

何色にも染まらず、ちょっとワルな「黒」にカッコ良さを感じる

■「カッコイイ」のイメージは何色?

1 28.5%
2 24.5%
3 赤・紅 11.4%
4 7.7%
5 シルバー銀・プラチナ 5.1%
6 空色・スカイブルー・水色 4.4%
7 紺・ネイビー・藍 3.3%
8 2.8%
9 2.4%
9 ゴールド・金 2.4%

SA(単回答)

昨今では、外見や容姿を形容する以外にも頻繁に使われる「カッコイイ」という言葉ですが、では次に形のないものに対して感じる「カッコイイ」について考えてみたいと思います。まず、皆さんが感覚的に感じるカッコイイ色とは何色でしょうか。最も回答が多かったのは「黒色」(28.5%)でした。「シャープで引き締まって見える」(女性60代)、「他の何色にも染まらないぞ、という信念を感じるので」(女性40代)など、落ち着きや寡黙な印象を与えながらも、しっかりとした自己主張を感じるという声が多数寄せられました。また、中には「ダークな、悪というイメージもある」(男性40代)など、「アウトロー、悪(ワル)=カッコイイ」と捉える向きも少なくないようです。その一方、4位には正反対の「白」(7.7%)が挙げられました。「潔いイメージで純真無垢、清楚な感じがカッコイイ」(男性40代)、「最初は白で、それからどんな色にでも変わることができる」(女性50代)など、黒が成熟した大人を想起させた反面、白は初々しさや柔軟さやを感じるという声が目立ち、同じカッコイイ色でありながらもイメージに大きな差があることが判ります。

曇りのない爽やかな「青系色」にも好印象

2位は「青」(24.5%)でした。「海や空の色で、スキッとして清々しい感じがするから・・・」(女性40代)、「クールな感じだから。なんか冷静に物事に対処できて、頼りになりそう」(女性20代)など、青空のような曇りのない爽やかさを感じるという声が目立ち、黒や白と異なる生命やエネルギーに満ちたカッコ良さをイメージする人が多いようです。また同様6位に「空色・スカイブルー・水色」(4.4%)、7位にも「紺・ネイビー・藍」(3.3%)が挙げられ、私たち日本人が青系色に強い好意を抱いていることがうかがえます。続いて「戦隊ヒーローのようなイメージ!(笑)」(女性30代)など、3位は「赤・紅」(11.4%)。以下、5位「シルバー・銀・プラチナ」(5.1%)、8位「緑」(2.8%)、9位「紫」(2.4%)、「ゴールド・金」(2.4%)が続きました。


世代別で見てみると、20代、30代では「黒色」を挙げる声が圧倒的でしたが、40代以降では次第に減少。代わって、年齢とともに「黒色」を「青色」が上回り、70代以上では23.7%に達しました。こうした要因は定かではありませんが、黒色に「大人っぽさ=カッコ良さ」を感じる20、30代が多かった一方、青色に「若さ、爽やかさ=カッコ良さ」をイメージする熟年層が目立ち、年齢とともにカッコイイ色に少なからず違いがあることがうかがえます。

世代別:「カッコイイ」と聞いてイメージする色は?

SA(単回答)

カッコイイ国のトップは「イタリア」、
ファッション、グルメ、イケメンなど日本人を魅了するすべてが揃う国

■「カッコイイ」イメージの
国や場所は?

1 イタリア 16.4%
2 アメリカ 14.7%
3 イギリス 11.5%
4 フランス 6.8%
5 日本 5.9%
6 ニューヨーク 4.9%
7 スイス 3.1%
8 ドイツ 2.5%
9 東京 2.3%
10 スペイン 1.9%

SA(単回答)

次にカッコイイ国や街について聞いてみたところ、最も回答が多かったのは「イタリア」(16.4%)でした。「ファッション、グルメ、自然、ラテン系の気質・・・、全てに魅力を感じる」(女性20代)、「昔のままの街並みが素晴らしい」(男性60代)など、歴史、ファッションやグルメ等、日本人を魅了するカルチャーがすべて揃っているという声が多数寄せられました。また中には「レディーファーストが定着していて、女性を褒めるのもさりげない」(女性20代)など、優しいイタリアの伊達男に憧れる女性も少なくありませんでした。次に2位は「アメリカ」(14.7%)。「オバマ大統領はとてもカッコイイリーダーだと思う」(女性40代)、「世界で存在感があって、自己主張もしっかりしているイメージなので・・・」(女性30代)など、良くも悪くも世界に影響力の大きい国であるアメリカに憧れを抱く声も目立ちました。以下、3位に「イギリス」(11.5%)、4位「フランス」(6.8%)が続き、上位には先進国が占めました。また見逃せないのは、5位の「日本」(5.9%)。「狭い国なのに他国には真似できない高度な技術をたくさん持っているし、四季折々のとても綺麗な風景の移り変わりを体験できる国」(男性20代)、「欧米を知るほど日本の良さが見えてくる」(女性40代)など、ここ数年、「クールジャパン」と海外でも日本ブームが起こる中、自国文化に誇りを持つ日本人が増え始めていることがうかがえます。


そのほか、6位に「ニューヨーク」(4.9%)、9位に「東京」(2.3%)、11位に「パリ」(1.7%)、12位に「横浜」(1.3%)など、世界の都市名を挙げる声も目立ちました。「(東京は)個性のある人たちがたくさんいそうだから・・・」(女性40代)など、大都会にカッコ良さを感じる人が案外多いようです。

カッコイイの3大要素は「センス」「洗練」「知的」

では日ごろ、皆さんがルックス以外に物・事柄に対して口にしている「カッコイイ」という言葉は、一体どんな表現を含んでいるのでしょうか。次にその意味について具体的に見ていきましょう。最も回答が多かったのは「センスの良い」(51.3%)でした。「オシャレでそれでいて他人に私はおしゃれよ! と強調しない、センスの良さ」(女性50代)、「無理もせず、身の丈にあったレベルでセンス良くこなしている時や、そういう行動を見たとき」(男性30代)など、人によって心に感じるものはそれぞれ異なるものの、自分の美的感覚に合うものを目の当たりにしたときに思わず「カッコイイ!」と口にしてしまう人が大変多いようです。トップと僅差で回答が多かったのは「洗練された」(51.0%)でした。「スマートで洗練されたもの。女性なのに男性と対等にバリバリ働いている姿を見たとき」(女性20代)、「最新のiPodなど、洗練されたものにカッコ良さを感じる」(男性30代)など、凡庸でないもの、垢抜けた都会的なものに魅力を感じるという声。さらに3位にも「知的な」(27.8%)が挙げられ、上位には外見よりも、むしろ感性や知性といった内面を重視する傾向が見受けられました。

■物・事柄に使う「カッコイイ」はどんな意味?

1 センスの良い 51.3%
2 洗練された 51.0%
3 知的な 27.8%
4 スマートな・引き締まった 25.7%
5 落ち着いている・渋い 26.4%
6 憧れの 24.3%
7 シンプルな・無駄のない 21.9%
8 デザインの優れた 21.4%
9 大人っぽい 21.2%
10 潔い・気高い 20.9%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

シンプルで無駄のない、
消費されない「機能美」にカッコ良さを見出す

一方、外見では4位「スマートな・引き締まった」(25.7%)、7位「シンプルな・無駄のない」(21.9%)、8位「デザインの優れた」(21.4%)という声が目立ちました。「車のデザインがスマートで素敵だとカッコイイと感じる」(男性70代)、「シンプルで無駄の無いデザイン家電を見たとき」(女性30代)など、決して華美な装飾や凝ったデザインではなくとも、消費されない機能美を持った製品やモノに芸術的なカッコ良さを感じるという声が目立ちました。ここ最近では、エコ意識の高まりと共に「長持ち」で、「機能性」に優れ、そして「シンプル」で飽きのこないロングライフデザインに人気が寄せられつつあり、時代とともにカッコイイデザインの定義にも少なからず変化が表れていることがうかがえます。


世代別ではいかがでしょうか。「大人の魅力を感じさせるもの・・・、イタリア紳士みたいな」(男性30代)など、20代、30代では「大人っぽい」「憧れ」「男性的な」という声が圧倒的であったものの、年齢とともに減少。代わって、50代以上から急増したのは「バランスのとれた」「元気な・健康的な」という声でした。「雑草だと思っていた『どくだみ』。先日の雨上がりに1本抜いたら、葉のバランスがよくカッコ良かったので、消臭も兼ねて飾っている」(女性60代)、「爽やかに頬を撫でる春風の中、マウンテンバイクを上手に操り、疾走して行く若者の姿をカッコイイと思った」(女性70代)など、世代とともに物や事柄に対するカッコ良さに少なからず差違が見受けられ、基準が一様でないことがうかがえます。

世代別:物・事柄に使う「カッコイイ」はどんな意味?

MA(複数回答)/n(有効回答数)


今回の毎週アンケートでは、時代とともに変化する日本語の中で「カワイイ」同様に、しばしば耳にする機会が増えた「カッコイイ」という言葉の意味について考えてきました。「カッコイイ」の利用頻度を聞いてみたところ、確かに全体の2人に1人が日常生活で多用していることが明らかとなりました。とはいえ、その利用範囲は決して人の容姿や外見にとどまらず、「センス」「都会的」「大人っぽさ」や「落ち着き」など、感性や知性といった内面的なものに「カッコ良さ」を見出す傾向が高まっていることがうかがえます。また世代によっても随分と異なり、20、30代の若い世代では「黒色」「大人」「男性的」なものを表現するときに使うことが多いものの、一方、シニア層では「青色」「バランスの良さ」「健康的」なものを形容するときに用いるなど、各世代で、いまの自分に足りないものを見たときに「カッコイイ」と発することが多いようです。いわば、それは「羨ましさ」と「憧れ」が混在した表現のひとつと言えるかもしれません。また小さい子どもに対して使う場合は、「3歳の息子を坊主にしたとき、カッコイイと何度も褒めると最初は少し髪がないことを嫌がっていたが、すぐに得意げになる」(女性30代)など、どちらかといえば「偉かったね」に近い表現として用いられ、子どもを煽て、褒めるときのお決まりのフレーズとなっていました。言われる側にとっても決して悪い気のしない「カッコイイ」という言葉は、今日の日本語の中で、子どもから若者、シニアに至るまで、何かと便利な形容表現のひとつとして広範に利用されていることがうかがえます。そのうち「カワイイ」同様に「カッコイイ」も世界語になる日が案外近いかもしれませんね。


最後に、皆さんから寄せられた自由回答の中から「カッコイイと感じた瞬間やエピソード」をいくつかご紹介します。


■あなたがカッコイイと感じた瞬間は?

俺にまかせとけ!
  • 「『俺にまかせておけ!』と困った時にとても頼りになる主人に、いつもカッコイイと言っている。最近は『草食系男子』と男性の女性化が目立ちますが、私は精神的に強い男性にカッコ良さを感じる」(女性40代)
冷静な対応
  • 「仕事で、どんな時においても慌てずパニックを起こさずに冷静な対応ができる先輩を、いつも『カッコイイ』と思っている」(女性20代)
決めつける物言いはしない
  • 「最近、葉巻を楽しむようになったが、シガーバーやショップのマスターなど知識をひけらかすことなく、優しくいろんな楽しみ方をアドバイスしてくれる。決め付けるような物言いをしない発言や態度はカッコイイ」(男性40代)
ボロボロのジーパン
  • 「本当のカッコいいというのは、決して見た目ではないと思う。例えばジーパンで言えば、履き続けてボロボロになったら、また他のカッコ良さへと生まれ変わる」(男性50代)
キャリアウーマン
  • 「キャリアウーマンで凛とした人が、無邪気に笑ったり、ものすごく照れたりしているところ・・・」(女性50代)

電車の中で
  • 「電車の中でさりげなく、かつ押しつけがましくなく、スマートに席を譲っている人を見かけた時に『カッコイイ』と思った」(女性20代)
森光子さん
  • 「尊敬できる、根性があるということ。 最近、カッコイイと思うのは、森光子さん。ご高齢で、女優業をしっかりこなされ、すばらしい」(女性40代)
さりげない心遣い
  • 「前の人がドアを開けて待っていてくれる姿など、さりげない心遣いに気づいた時に」(女性30代)
嫉妬を感じる
  • 「語学が苦手なため特に感じることは、外国旅行をしている時に日本人が外国人と日常会話を交わし、談笑している姿を見たとき、猛烈にカッコイイと嫉妬を感じる」(女性60代)
意見がはっきり言える
  • 「会議の中で自分の意見をはっきり言える。でも、それが異端児とかではなく、ちゃんと分別をわきまえて言える。だらだら流されない」(女性40代)