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今年もやってきました『お中元』、さてどうする?

梅雨入りとともにそろそろ気になるのが、今夏のお中元ギフト。毎年、毎年のことではありますが、「今年はどうするか?」と頭を悩ましている方もきっと多いのでは?ここ最近ではインターネットでの申し込みも簡便になり、自宅で注文を済ませているご家庭も案外多いかもしれませんね。そこで今回は、今年の「お中元ギフト」の状況について聞きました。

全体の62.8%がお中元ギフトを予定
不況風の中で、例年並みの贈答意向を持つ

さて今夏、どのくらいの人が「お中元」を贈る予定があるのでしょうか。「実家の両親と義理の両親 結婚式の時にお世話になった方へ贈る予定」(女性30代)など、「贈る予定がある」と回答した人は50.7%。さらに「検討している」という声も12.1%を数え、今年、全体の62.8%の人びとが「お中元」の贈答意向を持っていることが明かとなりました。過去同時期に実施した同調査を振り返ると、「贈る予定」「贈ろうかどうしようか検討中」という声は2005年が64.8%、2006年が62.1%、2007年が63.3%、2008年が72.8%。好調であった昨年にはさすがに及ばないものの、2005〜2007年並みの贈答意向を確保し、経済不況が懸念されるギフト市場の中において、まずまずの結果と言えそうです。次に世代別で贈答意向を見てみると、若い20代では37.2%と非常に低調であったものの、既婚者が増え始める30代では52.3%、40代では64.3%と年齢とともに増加。さらに「夫の兄、夫の甥、私の姉、私の30年来の友達・・・」(女性60代)など、歳の数だけ人脈や人付き合いも広がるせいか、60代では実に84.5%にも達しました。

今夏のお中元の贈答意向

SA(単回答)


その一方、「今のところ予定はない」(37.2%)という声も全体の3分の1を占めました。主な理由は「不景気なので暗黙の自粛」(男性30代)など、不況から「お中元」を控えるという声。「会社では定年を待つのみ。ヨイショして出世することももうない」(男性50代)、「こちらが贈れば相手方も気を遣い贈り返してくるので、お互いにご挨拶はやめましょうと、あ・うんの呼吸でしません」(女性50代)など、形式的な虚礼を廃止しているという声。さらに「両親は食事に誘って、お中元代わりにしている」(女性50代)、「両親には母の日、父の日で贈り物をしており、お歳暮は贈っている」(女性30代)など、「お中元」に限らず、別の方法で感謝の気持ちを伝えているという声も寄せられました。

平均贈答件数は「3.75件」、
年齢とともに贈答件数も増加傾向

全体の6割以上の皆さんが贈答意向を持っていることが明かとなりましたが、さて一家庭当たり、何件くらいギフトを贈る予定なのでしょうか。「お中元」の贈答件数を見てみると、今夏の一家庭当たりの平均贈答件数は「3.75件」。最も回答が多かったのは「2件」(26.8%)、次に「3件」(21.7%)が続き、全体の6割以上の人びとが「1〜3件」の少数に留まり、近しい間柄のみのギフトのやり取りで済ませていることがうかがえます。その一方、中には「仕事上のお客様、親戚、友人、知人に25件ほど贈る予定」(女性30代)など、仕事関連や親族を含め「11件以上」という声も2.8%占めました。世代別で平均贈答件数を見てみると、20代で「3.13件」、30代で「3.27件」、40代で「3.58件」と年齢とともに増加し、70代以上では最も高い「5件」を数えました。世代とともに贈答意向の高さに加え、贈答件数も増加する傾向が見受けられました。

お中元の贈答件数は?

SA(単回答)

お中元は親兄弟、親戚に対する「季節の挨拶」

■誰に贈る?

1 自分(義理)の両親 53.8%
2 親戚 30.3%
3 自分(義理)の兄弟・姉妹 28.7%
4 友人 19.9%
5 上司 15.2%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

では皆さんは、一体誰にギフトを贈っているのでしょうか。最も回答が多かったのは「自分(義理)の両親」(53.8%)でした。「離れて暮らしているため、普段、何もしてあげられていないので、両家の実家に(お中元を)贈ろうと考えている」(女性30代)など、日ごろの両親への感謝の気持ちを兼ねて、夫婦それぞれの実家にギフトを贈るという声が多数寄せられました。同様2位に「親戚」 (30.3%)、3位にも「自分(義理)の兄弟・姉妹」(28.7%) が挙げられ、お中元ギフトは親兄弟や親戚など、親族に対する「感謝」と「季節の挨拶」としての役割を担っていることがうかがえます。親族以外で目立ったのは、4位の「友人」(19.9%)。「大学の友人は宇都宮の餃子が食べたいといっていたので、(今年は)地酒から餃子に替えて贈る」(女性50代)など、今は離れた土地で暮らす学生時代の親友に、「お中元」を通じて近況を知らせ合うという声が少なくありませんでした。以下、5位に「上司」(15.2%)、6位に「仕事上のお客さん」(11.7%)が続き、仕事関連の贈り先も目立ちました。そのほか、「主治医の先生には地酒のセットを贈る」(女性50代)など、日ごろお世話になっている掛かり付けのお医者さんに贈るという声や、さらに「子供の家庭教師に・・・」(男性40代)という声まで、各家庭の諸事情や世代によって贈答先も様々なようです。

贈る相手によって「3,000円台」と「5,000円台」を使い分け!

平均贈答数は「3.75件」、贈答先として主に「親兄弟・親戚」が目立ちましたが、では一家庭当たりのギフトに掛ける予算は幾らでしょうか。「仕事上のお客さんが7件で、あとは親戚関係が3件ぐらいで、価格は3,000円前後ぐらいと決めている」(女性30代)など、最も回答が多かったのは「3,000円台」(53.7%)。続いて、「5,000円台」(43.6%)という声も多数寄せられ、お中元ギフトの相場は「3,000円台」「5,000円台」と選択肢が大きく2つに分かれていました。中には「親族4,000円台、親戚3,000円台、友人2,000円台」(男性70代)、「主人と自分の両親には8,000〜10,000円以内で魚介類。仲人さんには5,000円くらいでビールと決めている」(女性40代)など、贈る相手によって、価格帯を幾つか使い分けているご家庭が案外少なくないようです。また世代別で見てみると、20代では「3,000円台」のほか、「2,000円未満」「2,000円台」の低価格帯を挙げる声が目立ったものの、30代、40代と年齢が増すに連れて「2,000円未満」「2,000円台」は急減。さらに60代を境に「3,000円台」を「5,000円台」が上回り、年齢とともに贈答件数に加えて、価格帯も高まる傾向が見受けられました。

お中元1件当たりの予算は?

MA(複数回答)/n(有効回答数)

世代別:「3千円台」と「5千円台」の比較

MA(複数回答)/n(有効回答数)

夏の消耗品、「ビール」がお中元ギフト・ナンバーワン!

ここまでお中元の贈答意向について聞いてきましたが、では実際に今夏、皆さんはどんなギフトを贈る予定なのでしょうか。堂々の人気ナンバーワン・ギフトは「ビール」(45.9%)でした。「ビールだと相手も喜ぶし、腐るものでもなく迷惑にならないので・・・」(女性30代)、「ビールは何処でも必要だし喜ばれるので・・・」(女性60代)など、冷蔵庫に幾らあっても迷惑にならないだろうという声が多数寄せられ、「ビール=夏の消耗品」としてお中元ギフトの大定番となっていました。さらに「屋久島へ旅行に行くので、あまり本州では手に入らない焼酎を贈りたいと考えている」(女性40代)など、同様9位にも「地酒(日本酒・焼酎)」(9.2%)が挙げられ、アルコール飲料の人気の高さがうかがえます。

お子様のいるご家庭には「デザート」「ジュース飲料」が人気

人気ギフトの2位は「お菓子・デザート」(26.2%)。「子供のいる家には、お菓子の詰め合わせを贈るようにしている。 自分が子供の頃、家に贈答品が届くたび『お菓子だったらなぁ』とワクワクとしたので・・・」(女性40代)など、小さなお子さんのいるご家庭には、家族で楽しめるお菓子やデザートを贈るという声が多数寄せられました。さらに「お酒を飲む人にはビール。子供がいる家庭にはジュースとビールの詰め合わせ・・・」(女性30代)など、同様3位にも「ジュース飲料(100%果汁等)」(15.1%)が挙げられ、贈る相手の家族構成がギフト選びに大きく影響していることがうかがえます。そのほか、6位の「そうめん・冷むぎ」(13.3%)など、夏ならではの涼を感じるグルメも人気でした。

■今年のお中元にどんなギフトを贈る予定?

1 ビール 45.9%
2 お菓子・デザート 26.2%
3 ジュース飲料(100%果汁等) 15.1%
4 コーヒー・お茶 14.7%
5 ハム・ソーセージ 13.5%
6 そうめん・冷むぎ 13.3%
7 産地直送の野菜・果物 12.7%
8 産地直送の魚介類(かに、鮭等) 12.5%
9 地酒(日本酒、焼酎) 9.2%
10 食用油・調味料 9.0%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

晩酌代が助かる、うれしいギフトのトップも「ビール」!

その一方、自分が贈られる立場である場合、皆さんはどんなギフトがうれしいのでしょうか。贈られたらうれしいギフトのナンバーワンは、贈りたいギフトと同様に「ビール」(50.2%)でした。「一番嬉しいのはビールですね。普段から主人共々飲むので頂けるのは大助かり」(女性40代)など、不況も影響してか、毎日の晩酌代の足しになるという声が目立ち、ビールギフトを心待ちにするご家庭が大変多いことがうかがえます。中には「普段は発泡酒や、第3のビールを飲んでいるので、ギフトでプレミアムがもらえるとうれしい」(女性50代)など、日ごろ、飲めないワンランク上のプレミアムビールを切望する声も寄せられました。

■お中元にもらったらうれしいギフトは?

1 ビール 50.2%
2 各種商品券 23.5%
3 お菓子・デザート 21.9%
4 ハム・ソーセージ 19.1%
5 カタログギフト 16.6%
6 産地直送の魚介類(かに、鮭等) 13.7%
7 ジュース飲料(100%果汁等) 12.2%
8 産地直送の野菜・果物 12.1%
9 コーヒー・お茶 11.2%
10 地酒(日本酒、焼酎) 10.7%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

「各種商品券」「カタログギフト」は
貰いたいけど、贈りづらい「片思いギフト」

続いて、贈られたらうれしいギフトの2位は「各種商品券」(23.5%)でした。「商品券等は何にでも使えるので、うれしいのですけれど、今まで頂いたことはない・・・」(女性30代)など、自分の好きなものを自由に買える商品券は、贈られる立場からすれば、この上なくうれしいギフトとなっていました。とはいえ、その反面、「貰ってうれしいのは商品券!しかし、贈るとなるとそれは失礼にあたるかもという気がするし、心がこもっていないような気も・・・」(女性30代)など、金額が露骨にわかってしまう、心がこもっていないような気がするという理由から、実際には贈答を敬遠する人が大変多いようです。同様5位にも「カタログギフト」(16.6%)が挙げられ、商品券と同じく貰いたいものの、贈りがたい「片思いギフト」となっていることがうかがえます。そのほか、4位に「ハム・ソーセージ」(19.1%)、6位に「産地直送の魚介類(かに、鮭等)」(13.7%)、8位に「産地直送の野菜・果物」(12.1%)が続き、日ごろの食生活の助けとなる生鮮食料品やグルメに人気が集中しました。


今回は本格的な夏を控え、その前に訪れる「お中元ギフト」の贈答意向についてご意見を聞きました。「(お中元を)贈る予定がある」「贈ろうかどうしようか検討中」という声は全体の62.8%を数え、例年同様の贈答意向を示し、不景気の影響が懸念される中において、まずまずの結果となりました。ここ数年、お中元ギフトは法人需要が減り、その一方で、「母の日」「父の日」同様に親族に向けた「お中元=家族イベント」としての色合いが強まっているように感じます。年始めに年賀状で挨拶をして、5月に遠く離れた母親を思い、6月に父親を労い、そして7月に「お中元」で親族に上半期の近況を知らせ合う。いわば、年中行事によって家族や親族の結束が強まり、コミュニケーションが円滑に進む、というご家庭も案外多いのではないでしょうか。不況下だからこそ、なおさら、家族や親族のちょっとした心遣いが身に染みるものなのかもしれません。さて最近では、各百貨店ともにお中元ギフトの早期割引サービスが充実しており、早割を使えば、家計費の節約にもなるそうですよ。お中元をご予定されている人は、なるべく早めのご予約を・・・。


最後に皆さんにとって、「お中元とは一体どんな存在であるのか?」についてご意見をうかがいました。


■あなたにとって、お中元とは?

妻を育てた両親への感謝
  • 「『お中元』とはたまにしか会えない、妻を育ててくれた妻の両親への感謝の気持ち。やっぱり妻を愛していますから。こんな素敵な女性に育ててくれてありがとう」(男性30代)
電話するきっかけ
  • 「私にとって電話するきっかけ。お中元を頂いたら、お電話を差し上げるもの。親戚と会話するきっかけになる」(男性50代)
お陰様で
  • 「遠く離れている人には、平素の疎遠を陳謝するとともに生きながらえていることに対する『お陰様で』のこころ」(男性60代)
暑さに負けず!
  • 「『暑さに負けず元気に乗り切りましょう!』のエール的要素を含んでいる」(女性30代)
潤滑油
  • 「お中元とは、潤滑油。家と家、人と人の関係をスムーズにするための潤滑油の役目もあるのではないか、と」(女性20代)

縁のないもの
  • 「お中元とは縁のないものである。会社でも禁止され、親せき付き合いも稀薄。時代の流れを感じる一方、楽でもあり楽しみがないのも事実」(女性20代)
繋がりの確認
  • 「『繋がりの確認』普段連絡する機会が無い人と、互いに互いの存在を忘れていないと確認する手段」(男性20代)
生存報告
  • 「お中元とは、生存報告である。音信の少ない恩師などへの連絡手段として・・・」(男性40代)
名産品の交換
  • 「実質的に『地域の名産品の交換』。地元に行かなければなかなか手に入らないものも多く、とても楽しみ」(男性50代)
左手にハンコ
  • 「会社の規則でお中元お歳暮廃止になったのでとても悲しい。勿論、他社からの頂き物も無くなり、礼状の文面を毎回工夫する楽しみが無くなりました。お中元とはドアのチャイムが鳴るたび左手にハンコ!!」(女性50代)