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青山ハッピー研究所 ハピ研

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あなたは気になる?メタボ対策

メタボリックシンドローム(内臓脂肪型肥満)を略した「メタボ」という言葉も、既に定着しています。メタボは高血圧や糖尿病など、生活習慣病を引き起こすことが指摘され、先進国の深刻な社会問題として捉えられています。そこで今回は、皆さんの「メタボ度」とともに、その改善や対策について聞きました。

全体の2人に1人は「メタボ」に何らかの不安を感じている

自分を「メタボ」だと思う?

SA(単回答)

まず、皆さんの中で自分を「メタボ」だと自覚している人は、一体どのくらいいるのでしょうか。「市役所からメタボ対策プログラムにエントリーされた」(男性50代)、「昨年の検診時、胴回りを測定され検査員に慰めの言葉をいただきました」(女性40代)など、「健診でメタボと診断された」と回答した人は7.7%。「おそらく、メタボだと思う」という声も21.2%を数え、全体の28.9%は自分をメタボと自覚していました。さらに「お腹を触るとがっしりとお肉がつかめる。健康診断でメタボとは言われなかったですが、内臓脂肪なんだか不安」(女性20代)など、「メタボではないと思うが、心配だ」という人も28.8%を占め、「メタボ予備軍」も含めて全体の2人に1人が何らかの不安を抱えていることが明らかとなりました。また性別で「健診でメタボと診断された」「おそらく、メタボだと思う」「メタボではないと思うが、心配だ」という声を見てみると、女性は53.1%であったのに対し、男性はそれよりも10%近く高い62.5%に達しました。一般的にダイエットに対する意識の高さは女性が上ですが、実際にメタボで悩んでいるのは男性陣に多いことがうかがえます。

車社会、パソコン仕事で慢性的な「運動不足」を抱えている人が多い

■メタボの原因と考えられるものは?

1 運動不足 71.2%
2 甘いものが好き 48.3%
3 油っぽいものが好き 38.9%
4 早食い 32.5%
5 ストレスが多い 30.6%
6 夜遅くの食事 28.2%
7 疲労の蓄積 20.8%
8 塩辛いものが好き 20.3%
9 睡眠不足 19.1%
10 暴飲暴食 18.3%

MA(複数回答)/メタボ+メタボの心配をしている人

日ごろの皆さんの生活の中で、メタボを招いている原因と考えられるものとは何でしょうか。最も回答が多かったのは「運動不足」(71.2%)でした。「運動不足、特にマイカー通勤で歩かなくなった」(男性60代)、「仕事でほぼ座っている生活で、一週間で運動らしい運動をあまりしていない」(女性20代)など、車や電車での移動が多い、さらに会社ではパソコン仕事という声も多数寄せられ、現代人は慢性的な運動不足に陥っていることがうかがえます。中には「運動したいが時間がなく、疲れきってできない」(女性30代)など、仕事におけるストレスや疲労度が非常に高いという声が目立ち、運動不足でありながらも、運動できないジレンマを感じている人が案外多いようです。同様5位に「ストレスが多い」(30.6%)、7位にも「疲労の蓄積」(20.8%)が挙げられ、現代人の運動不足には「ストレス」「疲労」が少なからず起因していることが考えられます。

運動不足と裏腹に「甘いものが好き」「油っぽいものが好き」という声も

続いて、2位は「甘いものが好き」(48.3%)。「とにかく甘いものの間食が多いです。夏場は特にアイスクリーム」(女性40代)、「夕食のあと、テレビを観ながら炭酸飲料とお菓子を食べ続ける」(女性50代)など、カロリーオーバーとは思いつつも、ついつい甘いものに手が伸びてしまうという声が多数寄せられました。同様3位に「油っぽいものが好き」(38.9%)、10位にも「暴飲暴食」(18.3%)が挙げられ、運動不足とは裏腹に「消費カロリー」以上に「摂取カロリー」が上回っている人が大変多いようです。中には「(仕事で)ストレス倍増。それが全部食欲に変わるから、3ヶ月で4Kgも増加した。医者には痩せろと言われるけど・・・」(男性40代)など、仕事のストレスを暴飲暴食で癒すという声も少なくなく、現代人の抱える問題が単純でないことがうかがえます。そのほか、4位「早食い」(32.5%)、6位「夜遅くの食事」(28.2%))など、摂取量やカロリーばかりではなく、忙しさから不規則な食習慣を余儀なくされている人も少なくありませんでした。

4人に1人は「気にはしているが、何もできてない」という回答

全体の半数以上が「メタボ」および「メタボ予備軍」であることが明らかとなりましたが、では皆さんは、現在、何かメタボ対策や予防をしているのでしょうか。最も回答が多かったのは「以前から対策をとっている」(25.7%)という声でしたが、その一方で「気にはしているが、何もできてない」(25.4%)という声もほぼ同数でした。「甘いものが大好きで止められません」(女性40代)、「運動もしなければ…と常に思いつつ何もしていない状況。休みの日にウォーキングしたいと思っているが、結局家でゴロゴロしてばかり・・・」(女性30代)など、「しなければ!」という思いはあるものの、何かを我慢したり、何かを強いたりすることが出来ないという人が大変多いようです。同様4位にも「気にしている。これから取組もうと思っている(まだ取組んでない)」(14.9%)という声が挙げられ、意志の弱さから、なかなか行動に移せない人が意外に多いことがうかがえます。

■現在、何か対策や予防をしている?

1 以前から対策をとっている 25.7%
2 気にはしているが、何もできてない 25.4%
3 最近、取り組み始めた 17.3%
4 気にしている。これから取組もうと思っている 14.9%
5 気にしてない(取り組む予定もない) 12.7%

MA(複数回答)/n(有効回答数)


また世代別で「気にはしているが、何もできてない」「気にしている。これから取組もうと思っている(まだ取組んでない)」という声を見てみると、若い20代は41.0%、30代で44.6%と4割を超えましたが、40代を境に次第に減少。70代以上は20、30代の半数近くの26.4%に留まり、一方、「以前から対策をとっている」(70代以上=39.6%)という声が目立ち、世代が上がると共に「メタボ対策」に対する取り組みが積極化していることがうかがえます。

世代別:現在、何か対策や予防をしている?

MA(複数回答)/n(有効回答数)

食事対策のトップは、低カロリー、ビタミン豊富な「野菜摂取」

その一方、「以前から対策をとっている」(25.7%)、「最近、取り組み始めた」(17.3%)など、メタボ対策を講じているという声も約4割を占めました。そこで、次に皆さんが日ごろ実践している対策についてみていきましょう。まず、食事対策を聞いてみたところ、最も回答が多かったのは「野菜を多くとるようにする」(53.9%)でした。「食事の時に野菜をこれでもかっ!と言う程、最初に食べるようにしている」(女性30代)など、低カロリーで、ビタミン豊富な野菜類を積極的に取り入れるように努めているという声が目立ちました。中には「今の季節ならトマト・キュウリ・インゲンマメまたは、とうもろこしを焼いて食べる」(女性60代)など、栄養素が豊富な「旬のもの」をなるべく選んで食卓に揃える、という家族の胃袋を預かる主婦ならではの声も寄せられました。同様4位に「栄養バランスを考えて食べるようにする」(33.9%)、7位にも「カロリーを気にして食事(食材)を選ぶようにする」)(22.3%)が挙げられ、食材選びや栄養バランスを重視した対策に支持が集まりました。

■現在、「食事面」で実践している対策は?

1 野菜を多くとるようにする 53.9%
2 食べ過ぎ無いようにする 53.8%
3 夜遅く食べないようにする 40.8%
4 栄養バランスを考えて食べるようにする 33.9%
5 油分を控えるようにする 30.3%
6 間食をしないようにする 26.8%
7 カロリーを気にして食事(食材)を選ぶようにする 22.3%
8 塩分を控えるようにする 18.4%
9 朝食を食べるようにする 15.6%
10 3度しっかり食べるようにする 14.8%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

「子供用の茶碗で・・・」「50回噛む」など、腹八分目を心がける

続いて、2位は「食べ過ぎないようにする」(53.8%)。「お茶碗を子供用の小さいものにしている。これにしてから普通のお茶碗に半分よりストレスがなくなった」(女性30代)など、あともう一杯の一口を我慢して腹八分目を心がけているという声が多数寄せられました。中には「食事のとき一口、50回は噛む。口のなかにものがあるうちは、次のものをいれない」(女性40代)、「人と一緒に食事を摂る(早食いを抑えられ、会話もできて、一石二鳥)」(女性30代)など、咀嚼(そしゃく)の回数を増やしたり、家族一緒の食事を習慣化することで、自然と食事量が抑えられるという人もいました。そのほか、3位に「夜遅く食べないようにする」(40.8%)、5位に「油分を控えるようにする」(30.3%)、6位に「間食をしないようにする」(26.8%)、8位にも「塩分を控えるようにする」(18.4%)など、食事量のほか、間食や油分、塩分に至るまで「控える」という声が目立ちました。その反面、9位に「朝食を食べるようにする」(15.6%)、10位にも「3度しっかり食べるようにする」(14.8%)が挙げられ、「控える」ことが多いメタボ対策の中で、「朝食」「1日3食」の規則正しい摂取を心がける人が多いことがうかがえます。

「一駅前」「階段使う・・・」など、運動対策の一番人気は「歩く」

次に運動面における対策を聞いてみたところ、最も回答が多かったのは「通勤や買い物時になるべく歩くようにしている」(25.3%)でした。「一駅手前で降りて歩いて通勤する」(男性50代)、「買い物はなるべく車はやめて、少しでも歩くようにする」(女性40代)など、「便利さ」を少し我慢して、通勤や買い物の中で簡単に出来る「歩く」を実践しているという声が多数寄せられました。同様2位に「ウォーキングをしている」(24.3%)、3位に「エレベーターやエスカレーターは使わず、階段を使う」(20.0%)、5位に「早歩きを心がけている」(14.5%)が挙げられ、スポーツやジム通いのような特別なものではなく、日常生活を見直し、ちょっとした行動修正や運動を試みている人が多いことがうかがえます。

■現在、「運動面」で実践している対策は?

1 通勤や買い物時になるべく歩くようにしている 25.3%
2 ウォーキングをしている 24.3%
3 エレベーターやエスカレーターは使わず、階段を使う 20.0%
4 自転車の利用を増やしている 18.5%
5 早歩きを心がけている 14.5%
6 自宅で筋トレしている 14.3%
7 毎日、仕事や家事で身体をかなり動かしている 13.7%
8 毎日、欠かさず体操を行っている 9.2%
9 自動車に乗る回数を減らした 8.1%
10 スポーツジムに通っている 7.4%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

エコ志向も影響してか、「自転車」が人気

続いて、4位は「自転車の利用を増やしている」(18.5%)。「トレーニングと節約を兼ねて自転車通勤を始めました」(女性30代)、「ゴルフ練習場への往復や片道10km以内は、自転車を使う」(男性40代)など、昨今のエコ志向も追い風となって、ウォーキング同様に有酸素運動である「自転車」を多用しているという声が目立ちました。同様9位にも「自動車に乗る回数を減らした」(8.1%)が挙げられ、健康面ばかりではなく、経済面にも優しい対策と言えそうです。そのほか、6位「自宅で筋トレしている」 (14.3%)、8位「毎日、欠かさず体操を行っている」(9.2%)など、自宅で簡単に出来るエクササイズが挙げられ、費用負担、特別な道具、技術を必要としないものに人気が集中しました。


今回は、生活習慣病の要因である「メタボ」について皆さんのご意見を聞いてきました。「健診でメタボと診断された」「おそらく、メタボだと思う」「メタボではないと思うが、心配だ」という声は全体の半数以上を占め、大変多くの人びとが外見では判断しづらい「内臓脂肪」に不安を抱いていることが明らかとなりました。そもそも脂肪は、遠い原始時代に私たち人類が飢餓を生き抜くための、大切な機能のひとつでした。飽食と言われるこの時代においては、この機能がかえってメタボを引き起こすという、何とも皮肉な事態を招いています。さらに「二足直立歩行」によって、ヒトが猿から進化したわけですが、考えてみれば、現代の私たちは「便利さ」「楽さ」を求めるあまりに、その「歩行」さえも放棄し兼ねない状態にあったのかもしれません。昨今のエコや節約志向は、幸いにして私たちの体をいま一度見つめ直す良い機会となっています。「今日は、ちょっと食べ過ぎたなぁ・・・」と感じたら、最寄り駅の一つ前で降りて歩くのも案外効果的なようです。暴飲暴食になりがちな夏を前に、くれぐれもご注意を。