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青山ハッピー研究所 ハピ研

「人がしあわせを感じるモノやコトって、何だろう?」衣・食・住・美など生活に密着したテーマでその答えを考える“しあわせ探しの情報サイト”

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夏を感じるとき

肌で暑さを感じる季節になりました。さて、皆さんが「あ〜、夏だなぁ」と思わず声が出てしまう瞬間とは、どんな時でしょうか。ある人は家庭菜園のトマトの成長ぶりを見て、そう感じるかもしれません。また、ある人は高校球児の全力疾走を見て、夏の思い出がよみがえるという人もいるのではないでしょうか。そこで今回は、皆さんが「夏」に感じるイメージについて聞きました。

夏のイメージは「ベタベタ」「ダラダラ」「ベトベト」など、
不快な「汗」の状態を表す擬態語が目立つ

■夏に擬音語・擬態語を
付けるとしたら?

1 ベタベタ 52.4%
2 ダラダラ 34.2%
3 キラキラ 27.9%
4 ワクワク 24.6%
5 ギトギト 18.0%
6 ウキウキ 16.0%
7 ギラギラ 13.2%
8 イライラ 10.6%
9 ドキドキ 8.9%
10 ヨロヨロ 4.2%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

もし、夏に音を付けるとしたら、皆さんは一体どんな擬音語・擬態語を付けるのでしょうか。最も回答が多かったのは「ベタベタ」(52.4%)でした。「汗っかきの者にとって夏は大変悩み多き季節。汗が止まらず、体はベタベタ」(女性30代)など、日本の夏は高温多湿のため、「カラッ」という暑さではなく、「ベタッ」というウエットな暑さをイメージする人が大変多いことがうかがえます。中には「仕事に追われ、暑い中でスーツを着て歩くので・・・」(男性20代)など、外回りの多いサラリーマンには酷なシーズンと言えそうです。また「汗がダラダラと出て、シャツがベトベト、そして顔は脂でギトギト」(男性40代)など、同様2位に「ダラダラ」(34.2%)、5位にも「ギトギト」(18.0%)が挙げられ、不快な「汗」の状態を表す擬態語がランキング上位を占めました。


2位の「ダラダラ」という表現には「毎日毎日暑く、何もやる気にならないのでダラダラ」(男性30代)など、汗が流れ落ちる状態を表すほか、あまりの暑さから1日中ダラダラと無気力に過ごしてしまうという声も目立ち、つらい「夏バテ」の症状を思い浮かべる人も少なくありませんでした。さらに「暑さは苦手なのでイライラ、食欲が落ちてヨロヨロ」(男性30代)など、8位に「イライラ」(10.6%)、10位にも「ヨロヨロ」(4.2%)が挙げられ、精神的なストレス、身体の疲労や不調を連想させるネガティブな擬態語が目立ちました。

「ワクワク」「ウキウキ」など、
レジャーが目白押しで胸の高鳴りが抑えられない夏

その一方、3位にはポジティブな表現の「キラキラ」(27.9%)が挙げられました。「ヨットが沖をすべり、砂浜で子供たちがはしゃぎまわる。恋人たちは浮き輪や、ゴムボートで波と戯れる、灼熱の太陽に輝く沖の波はキラキラ」(男性60代)、「太陽が眩しくキラキラしていて、気持ちが明るくなる」(女性40代)など、太陽の恩恵を受け、自然、動植物がキラキラと輝いて見える季節という声が多数寄せられました。また「キラキラ」に濁音の付いた7位「ギラギラ」(13.2%)は、キュートな印象のある「キラキラ」よりも、エネルギーや日差しの強さが増し、光の明るさに加えて熱を帯びた印象を与える表現と言えるかもしれません。さらにポジティブな擬態語では4位に「ワクワク」(24.6%)、6位にも「ウキウキ」(16.0%)が挙げられました。「お盆や花火大会など、お祭りが多くてうれしい」(女性30代)など、旅行やレジャー等々楽しいことが目白押しの夏は、何かを期待する胸の高鳴りが一段と大きくなる季節と言えそうです。中には「夏は恋の季節な感じなので、なんだかワクワクする」(女性20代)など、新しい恋を期待する声も寄せられました。

蚊に刺されて「カイカイ」、薄着になって「ドキドキ」という声も

そのほか、皆さんから寄せられた自由回答の中から、ユニークなご意見をいくつかご紹介します。「あせも・虫刺され・アトピーの悪化、夏はかゆいことだらけなので・・・」(女性30代)など、「カイカイ」。「肝試しや怖い映像などを見たりすると寒気で」(女性50代)など、「ゾクゾク」。「ビールがうまいので・・・」(男性40代)など、「アワアワ」。「氷を入れて冷たいものを飲むときや、浴衣を着て下駄を履くイメージ」(女性30代)など、「カランカラン」。さらに「夏はやっぱり薄着だから体のラインが見えやすい格好になるから、お腹が出ているのがバレるかも!?(笑)」(女性30代)など、「ドキドキ」という表現まで、夏を感じる擬音語・擬態語は個人個人によっても異なり、衣食住の様々なシーンに広く渡っていることがうかがえます。

夏の味ナンバーワンは、ジューシーでミネラル豊富な「スイカ」

続いて、皆さんが「あ〜、夏だな」と感じる「夏の味」とは何でしょうか。堂々の人気ナンバーワンは「スイカ」(80.0%)でした。「キンキンに冷えたスイカを、浴衣を着て食べる風景を思い浮かべるから・・」(女性30代)、「縁側でスイカを食べながら種飛ばし」(男性50代)など、幼少期の思い出と重ね合わせる声も多数寄せられ、時代は変われども、「スイカ」は夏を代表する味と言えます。中には「最近は一年中出回るものがたくさんありますが、スイカは冬に食べたいと思ったことがないから・・・」(女性30代)など、食卓に季節感がなくなりつつある中で、夏の訪れを実感させてくれるフルーツの一つと言えるかもしれません。ちなみにスイカにはたくさんのビタミンやミネラル分が豊富に含まれており、大量の汗と共に失ったミネラルの補給にも大変優れているそうです。

■「あ〜、夏だな」と感じる「夏の味」は?

1 スイカ 80.0%
2 そうめん・冷や麦 47.4%
3 カキ氷・アイスクリーム・シャーベット 46.6%
4 冷やし中華・冷麺 45.4%
5 枝豆 26.8%
6 ビール 26.6%
7 麦茶 23.2%
8 とうもろこし 19.5%
9 ゴーヤー 12.5%
10 うなぎ 10.1%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

夏バテで食欲が落ちる時期は、
「そうめん」「冷やし中華」など冷たい麺類で乗り切る

次に人気の2位は「そうめん・冷や麦」(47.4%)。「そうめんや、冷や麦は食欲の落ちるこの時期には助かる」(男性50代)など、夏バテ気味で食べるのが億劫になりがちな時期を「そうめん・冷や麦」が支えてくれるという声。同様4にも「冷やし中華・冷麺」(45.4%)が挙げられ、冷たくて、喉ごしの良いツルツルっとした麺類は、「夏のランチ」の定番メニューとなっていることがうかがえます。中には「中華料理店に『冷やし中華始めました』という張り紙を見ると・・・」(女性40代)など、夏の到来を「冷やし中華始めました」の文字から条件反射的に実感するという声も寄せられました。そのほか、3位「カキ氷・アイスクリーム・シャーベット」(46.6%)、5位「枝豆」(26.8%)、8位「とうもろこし」(19.5%)など、太陽の季節が似合う氷菓子や新鮮な食材が続きました。

汗をかいた後に飲む
キンキンに冷えた「ビール」は最高のご褒美

ランキング圏内には食べものが目立ちましたが、その中で6位には飲料である「ビール」(26.6%)が挙げられました。「大好きなビールと枝豆。これをなくして夏の味覚は語れません」(女性40代)、「ビールは年中美味しいが、やっぱり夏でしょう」(男性40代)など、ダラダラ、ベタベタと汗をかいた後のキンキンに冷えたビールは何よりのご褒美という声が目立ち、春夏秋冬の中でも特にビールが美味しく感じられる季節と言えそうです。さらに「花火を見ながらのビールと焼きそばは最高」(女性30代)という声も寄せられ、夏レジャーのお供にビールが欠かせない存在となっていることがうかがえます。また「毎日、麦茶を作っても足りないくらい・・・」(女性30代)など、同様7位にも「麦茶」(23.2%)が挙げられ、ミネラル豊富な麦を原料とする冷たい飲料に人気が集中しました。

短い夏を謳歌する「蝉」や「植物」の姿に季節の変化を実感する

ではグルメ以外で、あなたが「あ〜、夏だな」と感じる瞬間とはどんな時でしょうか。最も回答が多かったのは「蝉の鳴き声を聞くと」(68.8%)でした。「家のまわりで蝉が鳴きはじめると、本格的に夏が来たなと思う」(女性30代)、「蝉の鳴き声がうるさくて、朝の目覚めが早くなる」(男性50代)など、気温の上昇とともに大合唱が始まる蝉の声は、少々騒々しい夏のBGMとなっていることがうかがえます。中には「家の隣が公園で、蝉がたくさんいて夜中まで鳴いて寝られないことも」(女性40代)など、寝不足に悩まされている人もいました。また同様7位に「虫が(蚊、ゴキブリなど)気になり始めると」(22.7%)、10位にも「ひまわりや朝顔など、夏の草花が咲き始めると」(17.2%)が挙げられ、短い夏を謳歌する虫や植物たちの生き生きとした姿から、季節の変わり目を実感する人が案外多いようです。

■グルメ以外で、「あ〜、夏だな」と感じる瞬間は?

1 蝉の鳴き声を聞くと 68.8%
2 夏祭り、盆踊りや花火大会が始まると 49.8%
3 何もしなくても汗がにじみ出てくると 35.7%
4 クーラー、扇風機を使用し始めると 33.3%
5 夏の高校野球が始まると 25.4%
6 入道雲を見ると 25.0%
7 虫が(蚊、ゴキブリなど)気になり始めると 22.7%
8 梅雨が明けると 21.4%
9 「真夏日」という言葉を聞く頻度が増えると 17.4%
10 ひまわりや朝顔など、夏の草花が咲き始めると 17.2%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

「盆踊り・花火大会」「高校野球」など、日本ならではの夏の風物詩

2位は「夏祭り、盆踊りや花火大会が始まると」(49.8%)。「近所で祭りや花火大会があると浴衣を着ている若い子を見かける。そうすると、もう夏なんだなぁ、って思う」(女性30代)など、盆踊りの歌や太鼓の音、さらに浴衣や屋台の裸電球の明かりに、ノスタルジックな懐かしさとともに夏を強く意識するという声が多数寄せられました。また夏のイベントといえば、5位の「夏の高校野球が始まると」(25.4%)も忘れてはいけません。「毎年、甲子園の選手と応援する子たちを見ていると、陽射しの暑さと球場の熱気が伝わってきて夏だなぁと思う」(女性30代)など、盆踊りや夏祭り同様、日本の夏を象徴する年中行事のひとつと言えそうです。第91回全国高校野球選手権大会の開幕は8日、今夏はどんなドラマが生まれるのでしょうか。


そのほか、3位「何もしなくても汗がにじみ出てくると」(35.7%)、4位「クーラー、扇風機を使用し始めると」(33.3%)、9位「『真夏日』という言葉を聞く頻度が増えると」(17.4%)など、30度超えが珍しくなくなった昨今の夏の暑さを肌で感じて、顔をしかめるという声。さらに6位「入道雲を見ると」(25.0%)、8位「梅雨が明けると」(21.4%)など、いかに科学技術が進化しようとも、私たちが自然や四季を感じながら生きていることを改めて実感させられる回答も目立ちました。また、ここ最近では局地的なゲリラ豪雨の被害が全国各地で続出し、台風同様に喜ばしくない夏の風物詩になりつつあります。


今回は皆さんに「夏」を感じる瞬間や印象についてご意見を聞いてきました。ヨーロッパと比べて、日本の夏は蒸し暑いとよく言われます。日中の気温は30度前後とそう変わらないものの、日本の平均湿度はヨーロッパの倍近い70〜80%にも達し、気温以上に体感温度の高さを感じるそうです。こうした高湿から、夏を感じる擬態語・擬音語として「ベタベタ」「ダラダラ」「ジトジト」など、不快な「汗」を表現する音が多々挙げられたのも頷けます。ちょっと動けば、服や下着が肌にへばり付き、気持ち悪さとイライラが募る、という人もきっと多いのでは。こうした暑さゆえ、古くから日本人は暑さを和らげる生活の工夫や知恵を生み出してきました。たとえば、うちわ、打ち水、簾や風鈴など、現代ではどれも「エコ」と呼ばれてしまうものばかりですが、実際に感じる温度ばかりではなく、視覚、聴覚から涼を得る方法が多々取り入れられ、冷房で暑さを凌ぐ現代人以上に生活の豊かさを感じさせます。


「エコ」という観点ばかりではなく、私たち日本人が忘れかけていた知恵を上手く活かしつつ、「チリンチリン」と暑い夏を楽しみながら乗り切ってみてはいかがでしょうか。