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ここ最近、ウイスキーを飲む機会が増えた?

ウイスキーと聞くと、ダンディな大人の男性を思い浮かべる人もきっと多いのでは?20、30代には縁遠いお酒のような気がしますが、ここ最近、若者や女性を中心に「ハイボール」など、ウイスキーをベースにしたアルコール飲料の人気が次第に高まっていると言います。そこで今回は、皆さんに最近のウイスキー飲用事情について聞きました。

全体の2人に1人が「ウイスキー好き」

ウイスキーは好き?

SA(単回答)

まず、「ウイスキー好き」はどの位いるのでしょうか。「60歳ですが、ウイスキーは学生時代から飲んでいて大好き」(男性60代)、「スコットランドへ行ったとき、本物のシングルモルトウイスキーをパブで飲む機会があって、その時の感動が忘れられない」(男性30代)など、「大好き」と回答した人が15.9%。「まあまあ好き」という声も36.1%を数え、全体の2人に1人はウイスキー愛飲者であることが明かとなりました。また中には「高級な感じがして、手が出しにくい」(女性30代)、「周りに飲む人がいないため、なかなか口に出来ない」(女性20代)など、「憧れはあるが飲む機会がない」(14.1%)という声も目立ち、実際の飲用頻度以上にウイスキーに対する好感度の高さがうかがえます。


次に世代別で「大好き」「まあまあ好き」という声を見てみると、20代では28.9%と低調でしたが、30代で40.2%、40代で56.1%と次第に増加。さらに70代以上ではピークの72.8%に達し、年齢とともにウイスキーの愛飲度が高まる傾向が見受けられました。また「憧れはあるが飲む機会がない」という声は20代で33.7%と非常に高かったものの、30代で18.9%、40代で10.1%・・・と年齢とともに減少し、ウイスキーは世代が高くなるに連れて「憧れのお酒」から「飲むお酒」へと意識に変化が生じていることがうかがえます。

世代別:ウイスキーは好き?

SA(単回答)

「匂いが・・・」「オヤジのイメージ」「グイグイ飲めない」など敬遠する声も

その一方、「進んで飲まない」(24.8%)、「嫌い」(7.3%)、「お酒が飲めない」(1.8%)という声も33.9%を占めました。主な理由は「二十歳そこそこの時、徹底的に飲んでひどく酔った。それからダメ」(男性50代)など、過去の悪い思い出が蘇るという声。「これぞお酒っていう匂いが、どうも苦手」(女性20代)など、独特の香りが馴染めないという声。さらに「アルコール度数が高くて、ぐいぐい飲めないから・・・」(男性30代)や、「オヤジのイメージがある」(女性20代)という声まで、様々な理由からウイスキーを敬遠する人もいました。

3人に1人が「(飲む機会が)増えた」と回答
若者はチューハイ、カクテル感覚でウイスキーを楽しむ

最近、ウイスキーの飲む機会が増えた?

SA(単回答)

ここ最近、ウイスキー人気が復活しつつあるという話を聞きますが、実際に飲用機会が増えたと実感している人はどの位いるのでしょうか。「会社で『ビール→焼酎』が多かったのが、最近、ウイスキーが美味しいということに気づき、ビールのあとは『ウイスキー』を飲むことが多くなった」(女性30代)など、「とても増えた」と回答した人が8.3%。さらに「まあまあ増えた」という声も23.1%を数え、愛飲者の3人に1人が飲用機会や頻度が以前より増加する傾向にあることが判明しました。


また世代別で「とても増えた」「まあまあ増えた」という声を見てみると、40代以上では20%台であったものの、20代で44.7%、30代で43.3%と若者を中心に人気が急増していることがうかがえます。こうした背景には「今年、初めてハイボールを飲んでみて、今まで苦手だと思っていたウイスキーの味がとても美味しかった」(女性30代)など、ウイスキーのソーダ割を楽しんでいるという声が多数寄せられ、ハードリカーというよりも、むしろチューハイやカクテル感覚に近いアルコール飲料として「ウイスキー」を捉えている若者が案外多いようです。その一方、「景気のいい時は行きつけスナックで、よく水割りを飲んだが、今は全く行かない」(男性30代)など、昨今の不況風も少なからず影響しているようで、「以前に比べて飲む機会が減った」という声も31.1%を数えました。

好みに合わせて濃さを調整できる「水割り」が一番人気!

■好きなウイスキーの飲み方は?

1 水割り 51.6%
2 ロック 49.9%
3 ソーダ割り 34.4%
4 ストレート 12.2%
5 お湯割り 5.9%

MA(複数回答)/ウイスキー愛飲者のみ

皆さんの好きなウイスキーの飲用スタイルについて聞いてみたところ、最も人気が高かったのは「水割り」(51.6%)でした。「水割りは、好みのアルコール度数にして飲めるので」(男性40代)など、その時の気分や好みに合わせて、「濃い水割り」と「薄めの水割り」を飲み分けているという声が多数寄せられ、自らアルコール度数を調整できる自由度の高さが人気となっていました。続いて2位は「ロック」(49.9%)。「ロックで溶かしながら飲むと繊細な味が楽しめる」(男性30代)など、氷がゆっくり溶けて、味が次第に円やかに変わっていく様を楽しめるという声が目立ち、「ゴクゴク」というよりも、「チビチビ」という音がよく似合う飲用スタイルと言えます。中には「夕食後のくつろぎのひととき、ロックを飲みながらパソコンに向かうのが長年の習慣になっている」(男性70代)など、仕事や家事が終わった余暇をロックとともに過ごすという声も寄せられ、ウイスキーによって心の安らぎや落ち着きを得ている人が案外少なくないようです。

ウイスキー復調の立役者は「ハイボール」
若者には「新鮮」で、シニア層には「懐かしい味」

また飲用スタイルで見逃せないのが、3位の「ソーダ割り」(34.4%)です。「今まではウイスキーと言えば、水割りかロックが主な飲み方でしたが、最近はハイボールばかり。夏場はソーダで爽快感もあって飲む機会が増えている」(男性40代)など、ビールやチューハイ同様に「ゴクゴク」と飲めるソーダ割りは、ウイスキーの独特な香りや、アルコール度数が苦手な人にも飲みやすい飲み方のひとつと言えます。ウイスキー復調の立役者と言っても過言ではありません。中には「最近若い人の間でも、ハイボールを飲む人が増えた。我々年配者の間でも、昔を思い出して飲む機会も多い。回帰現象かな」(男性70代)など、若者にとって新鮮な飲用スタイルである「ハイボール」は、シニア層にとっては懐かしい味であることがうかがえます。


世代別ではいかがでしょうか。若い20代では「ソーダ割り」が一番人気であったものの、30代では「水割り」「ソーダ割り」を抜き、「ロック」がトップ。さらに40代以上では「ロック」に代わって、「水割り」人気が急増する傾向が見受けられ、年齢とともに飲用スタイルが変化していることがうかがえます。そのほか、「ロック、水割り、お湯割りなど、季節に応じた飲み方をする」(男性50代)など、気候によって飲み方を変えるという声も寄せられました。

世代別:好きなウイスキーの飲み方は?

MA(複数回答)/ウイスキー愛飲者のみ

ウイスキーの魅力は、心を癒すアロマ効果

では、他のアルコールにはない、ウイスキーの魅力とは一体どんな点にあるのでしょうか。堂々の人気ナンバーワンは「芳醇な香り」(60.4%)でした。「ピートの持つ重厚で華やかな香りが一番の魅力」(男性30代)、「香りを嗅ぐとちょっとリッチな気分に浸れる」(男性50代)など、甘く豊かな香りで癒されるという声が多数寄せられ、まるでアロマテラピーのような効果をもたらしていることがうかがえます。次に2位は「熟成された深い味わい」(36.1%)。「熟成度の高いものは本当に美味しい。深いコクやまろやかさは、時間をかけてゆっくり味わう」(女性40代)など、長期間、オーク樽で熟成されたウイスキーは琥珀色を帯びるとともに、蒸溜したての頃にあったアルコールの角が滑らかに削られ、舌に巻き付くような円やかさと味わいが大きな魅力となっていました。

■他のアルコール(ビール、焼酎など)にはない、ウイスキーの魅力は?

1 芳醇な香り 60.4%
2 熟成された深い味わい 36.1%
3 贅沢なゆとりや時間を楽しめる 25.7%
4 チビチビ飲める 23.3%
5 癒し・リラックスできる 22.3%
6 お洒落な雰囲気に浸れる 16.0%
7 色々な飲み方(ロック、水割りなど)で楽しめる 15.9%
8 1人でも楽しめる 15.6%
9 ヘビーな口当たり(度数の高さ) 15.2%
10 種類・味の豊富さ(スコッチ、バーボン、ブレンド、モルト等々) 12.8%

MA(複数回答)/ウイスキー愛飲者のみ

ビールや焼酎が日常的な「大衆酒」なら、
ウイスキーは贅沢な時間を演出する、非日常的な「高級酒」

香りや味など五感に働きかけるほか、3位に「贅沢なゆとりや時間を楽しめる」(25.7%)が挙げられました。「ジャズを聴きながらシングルモルトを飲んでいると、贅沢な気持ちになって幸せを感じる」(女性40代)など、ビールや焼酎が「日常的な大衆酒」であるなら、ウイスキーは「非日常的な高級酒」であるという声。同様5位「癒し・リラックスできる」(22.3%)、6位にも「お洒落な雰囲気に浸れる」(16.0%)が挙げられ、精神的な面に働きかける効果の高さがうかがえます。そのほか、4位「チビチビ飲める」(23.3%)、7位「色々な飲み方(ロック、水割りなど)で楽しめる」(15.9%)、8位「1人でも楽しめる」(15.6%)などが続きました。

ウイスキーに合う最高のパートナーは「チーズ」

さて、香りや味わいの高いウイスキーに合うおつまみとは、どんなものでしょうか。最も回答が多かったのは「チーズ類」(47.0%)でした。「クラッカーにブルーチーズをのせて食べるのが一番好き」(男性30代)、「カマンベールチーズに蜂蜜をかけ、レンジでチンする」(男性60代)など、チーズというと一般的にワインが定番のようにも感じますが、意外にウイスキーと合わせて楽しんでいる人が多いことがうかがえます。同様5位にも「レーズンバター」(18.4%)が挙げられ、乳製品の摂取で胃粘膜を保護し、アルコールの吸収を和らげるという声も寄せられました。

■ウイスキーに合うおつまみは?

1 チーズ類 47.0%
2 ピーナッツ、アーモンドなどのナッツ類 41.0%
3 サラミ、ハム、ソーセージなど 40.4%
4 ビターチョコレート 29.9%
5 レーズンバター 18.4%
6 ポテトチップなどのスナック類 17.2%
7 クラッカー 12.6%
8 枝豆 10.7%
9 チョコ菓子(スティックチョコ、クッキーチョコなど) 10.6%
10 ミルクチョコレート 8.8%

MA(複数回答)/ウイスキー愛飲者のみ

「しょっぱい乾きもの派」 VS 「甘いチョコレート派」

次に2位は「カシューナッツを食べながら、ちびちび飲む」(男性30代)など、「ピーナッツ、アーモンドなどのナッツ類」(41.0%)。同様6位に「ポテトチップなどのスナック類」(17.2%)、7位にも「クラッカー」(12.6%)が挙げられ、「しょっぱい乾きもの・スナック類」はお酒が進むつまみとして人気でした。その一方、4位に「ビターチョコレート」(29.9%)、9位に「チョコ菓子(スティックチョコ、クッキーチョコなど)」(10.6%)、10位にも「ミルクチョコレート」(8.8%)など、「甘いチョコレート」を支持する声が目立ち、ウイスキーは「しょっぱい」ばかりではなく、チョコレート・ボンボンに代表されるように「甘いチョコレート」との相性の良さも見逃せません。

コニャックの代名詞「ナポレオン」がミスター・ウイスキーに!?

■ウイスキーの似合う
歴史上の人物

1 ナポレオン 238票
2 石原裕次郎 162票
3 織田信長 83票
4 チャーチル 73票
5 開高健 53票
6 坂本龍馬 51票
7 夏目漱石 48票
8 吉田茂 43票
9 緒方拳 36票
10 白州次郎 31票

SA(単回答)

ここまでウイスキーの飲用スタイルや、相性の良いつまみについて見てきましたが、最後に皆さんに「ウイスキーの似合う歴史上の人物」について聞いてみました。堂々の1位は「ナポレオン・ボナパルト」(238票)でした。「グラスを片手に、大きなチェアーで揺れながら飲んで、戦略について考えている様子が浮かぶ」(女性40代)など、ウイスキーの持つ「落ち着き」と「高いアルコード度数」は、フランスの英雄であるナポレオンの「思惑深さ」や「戦の強さ」とイメージが重なるという声が多数寄せられました。ちなみに皇帝ナポレオンの名を取った「ナポレオン」と呼ばれるお酒は、コニャックの熟成年数を表すもの。コニャックの代名詞であるナポレオンに「ミスター・ウイスキー」の称号が与えられたというのは、何ともユニークなことです。同様4位にイギリスの元首相である「ウィンストン・チャーチル」(73票)、さらに圏外ですが13位に奴隷解放の父と呼ばれる、第16代アメリカ合衆国大統領「エイブラハム・リンカーン」(26票)が挙げられ、大きな仕事を成し遂げた政治家の手には、ウイスキーグラスがよく似合うのかもしれません。

「織田信長」「坂本龍馬」「白洲次郎」など、
日本の歴史に名を残す要人は、琥珀色のウイスキーがよく似合う

一方、「西洋文化にも理解を示していた信長が戦国の世に宴などで、ウイスキーを飲んでいたらとても面白い」(男性40代)など、3位に「織田信長」(83票)。同様6位に幕末の獅子「坂本龍馬」(51票)、8位に第45代・第48〜 51代内閣総理大臣「吉田茂」(43票)、さらに10位に吉田首相の側近として知られ、連合国軍総司令部(GHQ)との交渉で活躍した「白洲次郎」(31票)など、日本の歴史に名を残す名将や、その時代の要人たちの名も多数挙げられました。いわば、ウイスキーは「庶民的」というよりも、現代風に言い換えれば「セレブ」で、どこか「インテリジェンス」を感じさせるお酒と言えそうです。そのほか、「アインシュタイン。ロックを持って舌を出してニヤリとしている顔が、なぜか思い浮かんできました」(男性60代)など、「アインシュタイン」や「湯川秀樹」「野口英世」といった学者。「バーの片隅の定位置で、ゆったりとグラスを傾ける姿が似合いそう・・・」(女性40代)など、「太宰治」や「夏目漱石」「松本清張」といった作家。さらに「石原裕次郎。映画によく登場するクラブやバーのシーンなどすべてがピッタリとくる」(男性60代)など、「石原裕次郎」や「緒方拳」「松田優作」といった昭和を代表するスターの名も挙げられました。


今回はウイスキーの飲用について、皆さんのご意見を聞いてきました。「(最近、ウイスキーを飲む機会が)とても増えた」「まあまあ増えた」という声はウイスキー愛飲者の31.4%を占め、しばらく人気に陰りの見られたウイスキー市場に復調の兆しが見え始めていることが明かとなりました。こうした背景には「外で飲む回数は減ったけど、家で飲む回数は増えた」(女性50代)など、不況の影響から「家飲み」の需要が高まりつつある昨今、ウイスキーの消費はバーやスナックから次第に家庭へ移行していること。さらに社会全体が疲弊している中で、ウイスキーの持つ「芳醇な香り」「熟成された深い味わい」「贅沢なゆとりや時間を楽しめる」「癒し・リラックスできる」といった特徴が、意外に私たちの精神の安定に少なからず作用し、自宅での余暇にウイスキーの需要が高まっていることがうかがえます。一般的にハードリカーというと、秋冬のイメージが先行しがちですが、暑い夏には細かく砕いたクラッシュアイスをグラスにぎっしりと詰め、そこへゆっくりとウイスキーを注ぎ入れるのも良し、また「ソーダ割り」にレモンやミントを加え、すっきり爽やかにいただくのも最高です。ぜひ、お試し下さい。