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家族が揃う恒例イベントは?

景気低迷が影響して「ノー残業」「夜のつき合いの減少」というサラリーマンが増え、かえって「家族団らん」の時間が増えているという話を聞きます。また、ひと昔前のサラリーマンは「家庭」より「仕事」を優先するのが当たり前でしたが、昨今では社会全体の考え方が逆転し、むしろ「仕事」よりも「家庭」を大事にする男性がモテる時代になりつつあります。そこで今回は、家族が揃う恒例のイベントについて聞きました。

全体の69.9%が少なくとも「年1回以上」は家族イベントを開催

家族が揃う恒例イベントは年に何回?

SA(単回答)

さて皆さんのご家庭では年間に何回、家族が揃う恒例イベントやお祝い事があるのでしょうか。「毎年1回は家族でディズニーリゾートに宿泊する。ここ数年の我が家の恒例イベント」(男性40代)など、少なくとも「年1回以上」の頻度で何らかの「家族イベント」を催しているという声は全体の69.9%を占め、家族の揃う時間を大切にしているご家庭が大変多いことが明らかとなりました。中には「2ヶ月に1回位の割合でイベントをしている」(男性40代)など、「(年に)5〜9回」という声が21.6%。さらに「(年に)10回以上」というご家庭も5.7%を数えました。

お子さんのいるヤングファミリー層は高頻度で実施

世代別ではいかがでしょうか。20〜40代では「3〜4回」「5〜9回」「10回以上」という声が目立ち、小さなお子さんのいるご家庭も多いヤングファミリー層では、高頻度でイベントを催していることがうかがえます。さらに60代以上では「3〜4回」「5〜9回」「10回以上」という声は減少傾向にあるものの、その一方で「1〜2回」という声が急増。「子供が結婚したり、大きくなったので、なかなか揃わなくなりました。が、妹夫婦、甥、姪とだんだんみんな結婚していくので、今年は全員揃うと20人にもなる」(女性50代)など、年齢とともに家族が揃うイベントの回数は減るものの、その規模は子ども夫婦や孫も加わり、以前に増して賑やかになっているという声も寄せられました。

世代別:家族が揃う恒例イベントは年に何回?

SA(単回答)

「盆・暮れ・正月」は、家族が一堂に揃う格好のタイミング

■「家族が揃うイベント」や「お祝い」は?

1 正月・新年会 73.7%
2 お盆休み・お墓参り 44.6%
3 子供(孫)の誕生日 38.2%
4 クリスマスパーティ 32.7%
5 夫・妻の誕生日 25.8%
6 年越し・忘年会 22.9%
7 父親・母親の誕生日 22.4%
8 母の日 16.4%
9 結婚記念日 14.5%
10 父の日 12.8%

MA(複数回答)/イベントがある人

では、皆さんのご家庭の「家族イベント」や「お祝い」を具体的に見ていきましょう。最も回答が多かったのは「正月・新年会」(73.7%)でした。「お正月には、妻の実家に2〜3泊で孫の顔を見せに行く」(男性40代)、「お盆と正月は家族全員で帰省する。正月は高知の皿鉢料理を囲み、親戚中で大騒ぎ」(男性30代)など、年初めの新年を家族とともに祝うという声が多数寄せられ、時代は変われども、日本の家族にとって正月が特別な日であることに変わりがないようです。同様2位にも「お盆休み・お墓参り」(44.6%)、6位「年越し・忘年会」(22.9%)が挙げられ、日ごろ忙しい日本人の共通の休日とも言える「盆・暮れ・正月」は、家族が一堂に揃うイベントの格好のタイミングとなっていることがうかがえます。

「子ども、夫婦の誕生日」は、家族イベントの大定番

次に3位は「子供(孫)の誕生日」(38.2%)。「子供が小さいので、誕生日にはハッピー・バースディの歌をうたって、ろうそくをフーッと消す」(女性30代)、「自分たちの誕生日はしないが、子どもの誕生日だけは必ず一緒にご飯を食べている」(男性40代)など、古くから「子は鎹(かすがい)」と言いますが、子どもへの愛情から夫婦の仲や、家族団らんが自然と生まれているという声が多数寄せられました。また5位に「夫・妻の誕生日」(25.8%)、7位にも「父親・母親の誕生日」(22.4%)が挙げられ、誕生日は家族イベントの定番となっていることがうかがえます。中には「飼い猫が家に来た日を誕生日として祝っている」(女性30代)など、ペットを中心に家族が集まるご家庭もありました。以下、4位「クリスマスパーティ」(32.7%)、8位「母の日」(16.4%)、9位「結婚記念日」(14.5%)、10位「父の日」(12.8%)が続きました。

「大相撲観戦」「麻雀大会」「激辛鍋パーティ」など、
各ご家庭ならではの独自イベントも

そのほか、皆さんから寄せられた自由回答の中から「ユニークな家族イベント」をいくつかご紹介します。「孫の来春の受験に向けて、夏を乗り切る『がんばろう会』を行った」(男性60代)など、激励会を開いたという声。「大相撲大好き家族。東京場所は年に3回必ず国技館に観に行く」(女性30代)、「実家に子供、孫、ひ孫まで集まって必ず麻雀大会をする。その時によって、母親が色々な賞品を用意してくれる」(女性40代)など、共通の趣味で家族団らんを過ごすという声。また「夏に家族で集まって激辛鍋パーティを開いている。夏に辛いもので勝負!!」(女性30代)など、夏バテ対策に鍋パーティを催すという声や、さらに「家庭菜園の野菜が季節ごとに出来るたびに、兄弟家族が呼び出されて食事会をする」(男性20代)という声まで、一般的な記念日や年中行事に限らず、各ご家庭ごとに様々な独自イベントをその都度設けていることがうかがえます。

日ごろのコミュニケーション不足を「家族イベント」で埋め合わせる

では「家族イベント」の良さとは、どんな点にあるのでしょうか。最も回答が多かったのは「親子のコミュニケーション」(42.6%)でした。「家族イベントの魅力は、家族の絆を深められること」(女性20代)、「家族が集まって、庭先でバーベキューをする。子供たちも喜んでやるので良い」(女性30代)など、同じ家族とはいえども、日ごろ顔を合わせる機会のそう多くない現代社会の中で、「家族イベント」でその埋め合わせをする親子も少なくありませんでした。さらに「家族とは離れて暮らしているので、家族が集まるイベントは互いの生存確認のようなもの。お互い元気だと安心する」(女性20代)など、同様2位に「家族が集まるキッカケ」(28.9%)、7位に「思い出づくり」(17.3%)、8位に「お互いの近況を知らせ合える」(13.7%)、9位にも「子どもや孫の成長が見られる」(11.5%)が挙げられ、忙しい現代人に年中行事が必要不可欠なものとなっていることがうかがえます。

■「家族が揃うイベント」の良い点は?

1 親子のコミュニケーション 42.6%
2 家族が集まるキッカケ 28.9%
3 美味しいものが食べられる 21.8%
4 家族一緒にご飯が食べられる 19.7%
5 とにかく楽しく、幸せを実感できる 19.3%
6 プチ贅沢が出来る 17.4%
7 思い出づくり 17.3%
8 お互いの近況を知らせ合える 13.7%
9 子どもや孫の成長が見られる 11.5%
10 お酒が飲める 11.2%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

「家族」は料理を美味しくする最高のスパイス

続いて、3位は「美味しいものが食べられる」(21.8%)、6位に「プチ贅沢が出来る」(17.4%)が挙げられました。「ひとり暮らしでは味わえない、至って普通の母親の味が最高のご馳走」(女性30代)、「普段、節約しているので、この日だけは少しリッチなものを食べることができるところが魅力」(女性30代)など、「家族イベント=美味しいものが食べられる食事会」という声が多数寄せられました。また「皆が集まれば、何を食べても美味しい」(女性40代)など、同様4位にも「家族一緒にご飯が食べられる」(19.7%)が挙げられ、「家族」は料理を美味しくする最高のスパイスと言えるかもしれません。さらに食事のほか、「ビールを飲みながら何気ない会話が良い。親戚コミュニケーションとなっている」(女性40代)、「お酒は瓶ビール。それは注いだり、注がれたりがコミュニケーションに非常に良いから」(男性30代)など、食事と共に飲酒も、家族同士の会話を弾ませる潤滑油のような存在となっていました。

祝い膳、ホームパーティに欠かせない「刺身」「寿司」

家族イベントの魅力として「ご馳走」が挙げられたように、「飲食」はひと・家族を幸せにする大きな役割を担っていることがうかがえます。そこで最後にホームパーティで、皆さんが必ず食べる、食べたい料理について聞いてみたところ、最も人気の高かったメニューは「刺身・お造り」(45.5%)でした。「いつも絶対に出るのは、豪華な刺身盛り合わせやウニ、カニなどの高級食材」(男性20代)、「4歳の娘が異常なほどのサーモン(刺身)好き。サーモンは欠かせない」(女性30代)など、鮮度の高さに贅沢さを感じるという声が多数寄せられ、祝い膳に「刺身・お造り」が欠かせない一品となっていました。さらに「手巻き寿司がいつも食卓に上がる。子供たちも楽しんで巻いている」(女性30代)など、2位には「寿司(にぎり、ちらし、いなりなど)」(31.5%)が挙げられ、刺身や寿司といった「生魚」はホームパーティの主役となっていることがうかがえます。中には「宅配の寿司、手間がかからなくて後始末が簡単なので大人数のときは楽」(男性50代)という声も目立ち、手作りばかりではなく、出前や宅配寿司も人気でした。

■家族が揃ったホームパーティに欠かせない「ご馳走」は?

1 刺身・お造り 45.5%
2 寿司(にぎり、ちらし、いなりなど) 31.5%
3 焼肉・バーベキュー 28.6%
4 ケーキ 26.9%
5 鶏から・串揚げ・フライなど揚げ物 20.4%
6 鍋もの(寄せ鍋、石狩鍋、キムチ鍋など) 18.8%
7 すき焼き 15.3%
8 赤飯・おこわ、鯛塩焼き(尾頭付き)など伝統的な祝い料理 12.6%
9 スモークサーモンや生ハムなどオードブル 12.3%
10 カニ・いくら・ウニ・数の子など高級魚貝を使った料理 10.5%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

「焼肉」「すき焼き」など、肉料理は非日常的な食事を盛り上げるご馳走

上位には魚中心の料理が目立ちましたが、その一方、3位に「焼肉・バーベキュー」(28.6%)、7位に「すき焼き」(15.3%)、9位にも「スモークサーモンや生ハムなどオードブル」(12.3%)が挙げられました。「育ち盛りの子供が二人いるので、何かあれば焼肉がメインになる。特に子供たちの誕生日は、高級な焼肉を食べに行くので、予算もかなりのもの」(男性40代)、「親子3代が揃って食事をするので、どの世代でも食べられるすき焼きと寿司が恒例」(男性30代)など、いつも食べているものよりも、少し値の張った高級な肉を仕入れるという声が目立ち、「生魚」と並び「肉料理」も非日常的な食事を盛り上げるご馳走となっていました。中でも「普段は高いので使うことが少ない牛肉中心に」(男性60代)、「父の作るビーフシチュー。すね肉を8時間以上も煮込んで作る、渾身の一品。毎年これを食べに実家に集まるのが楽しみ」(女性40代)など、牛肉輸入の自由化以前まで、庶民には高嶺の花であった「牛肉」は、日本人にとって特別な思いのある食材のひとつとなっていることがうかがえます。


また見逃せないのが、4位の「ケーキ」(26.9%)です。「ケーキは手作り(女子チーム)、料理はダッチオーブン(男子チーム)」(女性40代)、「結婚記念日には苺のショートケーキとワインでひっそり夫婦で祝う。」(男性40代)など、メインディッシュではないものの、甘いケーキが楽しみという声が多数寄せられ、パーティの締め括りに欠かせない一品となっていました。そのほか、5位「鶏から・串揚げ・フライなど揚げ物」(20.4%)、6位「鍋もの(寄せ鍋、石狩鍋、キムチ鍋など)」(18.8%)、8位「赤飯・おこわ、鯛塩焼き(尾頭付き)など伝統的な祝い料理」(12.6%)が挙げられました。


今回は皆さんのご家庭の「家族イベント」や「お祝い事」について、ご意見を聞いてきました。「年1回以上」の頻度で何らかの「家族イベント」を催しているという声は全体の69.9%。さらに「(年に)5回以上」という声も27.3%を数え、以前に比べ「家族イベント」を催すご家庭が増しているような気がします。こうした背景には「普段はみな仕事をしていて、時間も不規則なので一緒にご飯を食べられるだけで幸せ」(女性20代)という声からもうかがえるように、家族各々の生活スタイルやリズムがバラバラである今日、同居していながらも顔を合わせる時間がほとんどないというご家庭も珍しくありません。いわば、こうしたコミュニケーション不足を少しでも補うため、「家族イベント」を重視する傾向が高まっているのかもしれません。「盆・暮れ・正月」や「誕生日」はもちろんですが、「暑気払い」や「花火大会」など何かと口実を付けて、家族全員を召集する機会をもっと増やしてみてはいかがでしょうか。


景気減退の中だからこそ、なおさら「家族の絆」の大切さを実感させられる、今回のアンケート結果となりました。