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青山ハッピー研究所 ハピ研

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ここ最近、節約を意識していますか?

長引く不況風から、家計の「節約」に頭を悩ませる主婦が結構多いのではないでしょうか。特に夏場は、エアコンの電気代、家族レジャー費、帰省に伴う旅費等々、何かと出費の嵩む時期と言えるかもしれません。そこで今回は、皆さんのご家庭の節約意識について聞きました。

全体の9割以上が「節約意識がある」と回答

日ごろ、「節約」を意識している?

SA(単回答)

日ごろ、皆さんは「節約」を意識して生活しているのでしょうか。「一人暮しで派遣社員だから、将来が不安」(女性30代)など、「(節約を)強く意識している」と回答した人が34.6%。「まあまあ意識している」という声も57.4%を数え、昨今の景気の悪化を背景に全体の9割以上の人たちが「節約」を意識していることが明かとなりました。次に性別で「強く意識している」「まあまあ意識している」という声を見てみると、男性が89.4%であったのに対して、女性はそれよりも5%も高い94.4%。「家計簿をつけて、電気代や食費など前年度同月と差額を比較する」(女性30代)という声からうかがえるように、家計を預かる主婦が多いせいか、女性に節約志向が高まっていることがうかがえます。


また、今年の1月に実施した同調査では「強く意識している」が39.1%であったことから、この半年間で節約に対する強い意識は4.5%減少。その一方で、「まあまあ意識している」という声は2.5%上昇し、半年前に比べて「節約志向」は大きく変わらないものの、その危機感は次第に薄れているのでしょうか。こうした背景には「なんとなく身についている。日々節約の積み重ねが、『ご褒美』という娯楽資金に繋がると思っている」(女性30代)など、100年に一度の大不況と言われる中で、自分の身の丈にあった生活へ上手に順応し始めている人が案外増えているのかもしれません。


「節約意識」の比較(2009年1月、8月調査)

SA(単回答)

将来のための「節約」ではなく、今を生きるための止むを得ない「節約」

さて、全体の9割以上の皆さんが「節約志向」を持っていることが明らかとなりましたが、ではなぜ、皆さんは「節約」をそれほど意識しなければならないのでしょうか。次にその理由を見ていきましょう。最も回答が多かったのは「給与が減少したため」(42.1%)でした。「1ヶ月で、10万近くお給料がダウン」(女性30代)、「主人の給与カットや休日が増え、将来に不安を感じる」(女性40代)など、実質的な実入りが減ったという声が多数寄せられました。同様4位にも「ボーナスの減少またはカットのため」(31.4%)が挙げられ、将来に向けた貯蓄のための「節約」というよりも、むしろ、今を生きるために止むを得ない「節約」を強いられている人が大変多いことがうかがえます。そのほか、2位「老後の生活不安のため」(35.3%)、3位「日本経済が不況ムードのため」(31.8%)、5位「もともと『節約する』のは好きだから」(26.8%)が続きました。

■「節約」を意識する理由は?

1 給与が減少したため 42.1%
2 老後の生活不安のため 35.3%
3 日本経済が不況ムードのため 31.8%
4 ボーナスの減少またはカットのため 31.4%
5 もともと「節約する」のは好きだから 26.8%
6 子供の教育費のため 22.4%
7 住宅購入または住宅ローンの支払いため 18.4%
8 旅行・留学費を貯めているため 12.5%
9 家電を購入するため 10.3%
10 車の購入または車のローンの支払いため 8.4%

MA(複数回答)/節約意識を持つ人

30〜40代は「住宅ローン」「教育費」に加え、
不況に伴う「給与・ボーナスのカット」が大きなダメージ

次に世代別ではいかがでしょうか。若い20代では「日本経済が不況ムードのため」という声が目立ったものの、働き盛りの30〜50代では「日本経済が不況ムードのため」は次第に減少し、代わって「給与が減少したため」「ボーナスの減少またはカットのため」が増加。さらに30代では「住宅購入または住宅ローンの支払いのため」(30代=26.2%)、40代では「子供の教育費のため」(40代=29.4%)という声も目立ち、何かと出費の多い世代だけに給与・ボーナスのカットは、大きな痛手となっていることがうかがえます。さらに一線から身を引いた人が多い60代以上では「給与が減少したため」「ボーナスの減少またはカットのため」という声は急減し、代わって「老後の生活不安のため」(70代以上=71.9%)が一気に増加しました。「年金暮らしのため、少しでも節約を心懸けている」(女性60代)、「医療費にお金が掛かるので・・・」(男性70代)など、医療費、増税等、年金のやりくりに頭を悩ますシニア層の姿が垣間見られました。理由はそれぞれ異なるものの、どの世代も「節約」をせざる得ない状況が続いていることがうかがえます。

世代別:「節約」を意識する理由は?

MA(複数回答)/節約意識を持つ人

この半年余りで「ムード不況」から、実質的な痛みを伴う事態に深刻化

また今年1月に実施した調査を振り返ると、前回のトップは「老後の生活不安のため」(40.0%)。次に「日本経済が不況ムードのため」(37.5%)、3位にも「もともと『節約する』のは好きだから」(34.5%)が続き、昨年のリーマンショックに伴う世界経済の落ち込みの中で、実感なく、漠然と老後や社会に対する不安感ばかりが募っていた状態でした。ところが、この半年余りの間に景気の復調は一向に見られず、漠然としていた「ムード不況」は、いつしか給与やボーナスカットなど実際の痛みに変わり、事態がますます深刻化しつつあることが明らかとなりました。中には「共働きで同じ会社に勤めていたが、今月会社が閉鎖した。私は3人目の子供が生まれたばかりで、すぐには働けず、夫の次の職が見つかるまでかなり節約しなくては・・・」(女性30代)など、給与カットどころか、職を失ったという声も寄せられました。

「節約理由」の比較(2009年1月、8月)

MA(複数回答)/節約意識を持つ人

節約の第一歩は、「節電」「節水」「節ガス」の光熱費削減

では日ごろ、皆さんはどのような節約を実践されているのでしょうか。最も回答が多かったのは「節電している」(61.4%)でした。「昼間は仕事で家にいないため、コンセントはすべてタップでOFFにしている」(男性30代)、「暑くてもエアコンはつけず、保冷剤を首に巻き、うちわを使っている」(女性60代)など、待機電力も含め、無駄な電力はなるべく使わないという声が寄せられ、節約の第一歩は「節電から・・・」と考える人が大変多いようです。中には「風鈴や簾を使ったりして、日本の夏の風情を出して暑さを和らげる」(女性30代)など、節電の気持ちから、古き日本の伝統を見直す人もいました。同様3位に「節水している」(48.2%)、8位にも「節ガスしている」(27.2%)が挙げられ、対策として家庭内の「光熱費削減」が目立ちました。

■現在、「節約」していることは?

1 節電している 61.4%
2 外食費・飲み代を抑えている 54.1%
3 節水している 48.2%
4 ファッション・衣類を買い控えている 47.6%
5 食費を抑えている 40.0%
6 旅行・レジャーを控えている 37.1%
7 交通費・ガソリン代を抑えている 31.8%
8 節ガスしている 27.2%
9 家電を買い控えている 26.8%
10 家具・インテリアの購入を控える 21.8%

MA(複数回答)/節約意識を持つ人

「まとめ買い」「もやし料理」「家庭菜園」など、
様々な工夫を凝らして「食費削減」に奮闘する

続いて、2位は「外食費・飲み代を抑えている」(54.1%)。「家族との外食も、同僚との付き合いも、以前の半分くらいに減った」(男性30代)など、外食や交際費を控えているという声が目立った一方、安上がりな「自炊」や「家飲み」の増加が見受けられました。同様5位にも「食費を抑えている」(40.0%)が挙げられ、家計に占める割合の高い「食費」の切り詰めが優先されていることがうかがえます。具体的には「安いときに野菜をまとめ買いして、冷凍する」(女性30代)など、特売品をまとめ買いしてストックするという声。「スーパーへ行くと必ず無駄なものを購入するので、買い物の回数を増やさない」(女性40代)、「チラシをチェックしてから買い物に行く」(女性50代)など、無駄な買い物を避けるため、衝動買いしない対策を講じているという声。さらに「家庭菜園に力を入れている」(女性60代)という声や、「週に2回は、もやし料理でなんとかする」(女性20代)など、様々な工夫やアイデアで、「食費削減」に奮闘する日本人の現況が垣間見られました。

男性は「飲み代」「ガソリン代」など、「外」での出費を大幅に削減

性別ではいかがでしょうか。男性、女性ともに最も回答が多かったのは「節電している」(男性=56.1%、女性=66.4%)。続いて、男性2位は「外食費・飲み代を抑えている」(54.1%)が挙げられました。「会社での飲み会の誘いは、2回に1回は断る」(男性40代)など、同僚や友人との飲み会の頻度を削り、お小遣いの節約に励むサラリーマンの姿がうかがえます。そのほか、男性回答として目立ったのは「交通費・ガソリン代を抑えている」(33.4%)でした。「ガソリン代を抑えるため、夏でも極力エアコンは使わない。エンジンの回転数を2,000回転以上あげない」(男性40代)など、高騰するガソリンの給油回数を減らしたいという男性の声が目立ち、家族の移動やレジャーにも大きな影響を与えているようです。中には「ガソリンを節約するために、車を売却し、自転車や電車を利用している」(男性40代)など、マイカーそのものを手放したという人もいました。同様5位に「旅行・レジャーを控えている」(37.2%)、9位にも「外出を控えている」(19.9%)が挙げられ、男性は「外」での出費を大幅に削っていることがうかがえます。

■男性:現在、「節約」していることは?

1 節電している 56.1%
2 外食費・飲み代を抑えている 54.1%
3 節水している 40.6%
4 ファッション・衣類を買い控えている 38.4%
5 旅行・レジャーを控えている 37.2%
6 交通費・ガソリン代を抑えている 33.4%
7 食費を抑えている 31.4%
8 家電を買い控えている 28.8%
9 外出を控えている 19.9%
10 節ガスしている 19.8%

MA(複数回答)/節約意識を持つ人

女性は「ファッション」「食費」「インテリア」など、衣・食・住の購入を控える

その一方、男性回答とは打って変わって、女性2位は「ファッション・衣類を買い控えている」(56.4%)でした。「衣類は必要最低限しか購入しない」(女性30代)など、厳しい家計状況を背景に、ファションや美容を楽しむ余裕すら失っている女性たちが多いようです。中には「洋服は近所のアウトレットやバーゲンを利用している」(女性40代)など、ファストファッションと呼ばれる低価格の衣類販売チェーンや、アウトレットモールが増えるとともに、定価で洋服を買うことがなくなったという声も少なくありませんでした。続いて、女性回答で目立ったのは「食費を抑えている」(48.3%)でした。「ブロッコリーの茎や大根の皮など、普段捨ててしまうようなもので一品できるとうれしい」(女性30代)など、男性が「外食」を削る一方、女性は「内食」の節約に工夫を凝らしている人が多いようです。そのほか、10位「家具・インテリアの購入を控える」(24.8%)や12位「趣味・習い事は控えている」(21.2%)も女性回答に目立ちました。

■女性:現在、「節約」していることは?

1 節電している 66.4%
2 ファッション・衣類を買い控えている 56.4%
3 節水している 55.6%
4 外食費・飲み代を抑えている 54.0%
5 食費を抑えている 48.3%
6 旅行・レジャーを控えている 37.0%
7 節ガスしている 34.4%
8 交通費・ガソリン代を抑えている 30.2%
9 家電を買い控えている 24.9%
10 家具・インテリアの購入を控える 24.8%

MA(複数回答)/節約意識を持つ人


今回は長引く不況の中、皆さんのご家庭の「節約」に対する意識について、ご意見を聞いてきました。「(節約を)強く意識している」「まあまあ意識している」という声は92.0%を数え、大変多くの人びとが「節約」を意識していることが明かとなりました。また2009年1月に実施した同調査によれば、「強く意識している」「まあまあ意識している」という声は94.0%であったことから、単純に数字だけを見れば、この半年の間に景気が少し回復しているようにも感じます。節約をする理由を見てみると、半年前の調査では「老後の生活不安のため」「日本経済が不況ムードのため」など、マスコミの騒ぎに同調するように実感がない中で、なんとなく雲行きの怪しさを感じていた人が目立ちました。ところが、今回の調査では「給与が減少したため」「ボーナスの減少またはカットのため」という回答が上位に挙げられ、私たちの家庭内まで確実に不況風が入り込んでいる現況がうかがえます。いわば、「節約意識」の低下は、決して景気の復調を示すものではなく、むしろ、「意識」するものから「行動」せざるを得ないものへ事態が深刻化していると言えるかもしれません。


とはいえ、「節約、節約・・・」と思い詰めるのも辛いですね。そこで、最後に皆さんから楽しみながらできる「節約のテクニック」「生活の知恵」についてご意見をお寄せ頂きました。下記にその中から、いくつかのアイデアや工夫をご紹介します。


楽しみながらできる『節約のテクニック』について

冷蔵庫を空っぽにする
  • 「冷蔵庫がからっぽになってから買い物にいくこと。食べ物を残さないというのはかなりの節約になる」(女性30代)
100円の罰金
  • 「電気のつけっ放しは100円の罰金。たまったらレジャーの足しにするなど」(男性40代)
弁当持参で公園へ
  • 「休日は外食を控え、家族でお弁当を持って公園に行く」(女性30代)
余ったらプチ贅沢
  • 「悲壮感漂う節約はマイナス。1ヶ月に使える上限額を設定し、もし余剰金が出たら『プチ贅沢』をする。目標が出来て、ゲーム感覚で楽しい」(男性40代)
1週間分の献立
  • 「1週間ごとの食事のメニューを考えて食材を購入し、食材の有効利用に努めている」(男性40代)
夫婦で家計簿
  • 「私は主人にも家計簿を見せて2人で楽しみながら節約をしている。コミュニケーションにもなるし、褒めてもらえると『これからも頑張ろう!』とも思える」(女性30代)
夏の夜を楽しむ
  • 「夜に照明を落とし、窓を開けて、好きな音楽を聴きながらビールを飲むと涼しく感じ、贅沢な気分になる」(男性40代)
自分はヒーローなんだ!
  • 「1つ節約する毎に『自分は地球を救っているんだぁー、ヒーローなんだぁー!』って思う。気持ち1つで面倒臭かった行動が幸せへの一歩になり、他に出来る事はないかと視野が広がった」(女性20代)
早起きは三文の徳
  • 「早寝早起きは三文の徳と言われるように、早く寝たら、光熱代や電話代の節約になる。さらに早起きをすると、朝早く起きた分、自由な時間がとれるのでリフレッシュできる」(女性40代)
ダイエット兼ねてチャリ通
  • 「バスで3区間ある駅までのチャリ通勤は節約にもなるしダイエットもかねて気分も爽やか!」(男性30代)
セルフで床屋代節約
  • 「電機屋で見つけたセルフヘアーカッターを使って、床屋代を節約している。床屋ほど上手くないけど、まあまあ」(男性50代)
マイタンブラー
  • 「マイタンブラーを持ち歩いている。ペットボトルの資源の無駄にもならずに済むので一石二鳥。最近はお洒落なタンブラーもあるので、外出が楽しみ」(女性20代)