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青山ハッピー研究所 ハピ研

「人がしあわせを感じるモノやコトって、何だろう?」衣・食・住・美など生活に密着したテーマでその答えを考える“しあわせ探しの情報サイト”

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秋を感じるとき

東北地方では梅雨明け宣言が見送られるなど、今年は梅雨から盛夏への移り変わりがはっきりとせず、全国的に涼しい夏となりました。きっと夏らしい夏を感じないまま、なんとなく秋になってしまったと感じている人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、気候から季節の変化を感じにくくなりつつある中で、皆さんが「あっ、小さな秋見つけた!」と思う瞬間について聞きました。

四季の中で「秋」は2番目、年齢とともに人気上昇!

「秋」は何番目に好きな季節?

SA(単回答)

まず、春夏秋冬の季節を好きな順番で並べ替えたときに、皆さんにとって「秋」は何番目でしょうか。「『春』が一番好き。何か新しい事を始めたくなり、ワクワクする。『秋』は美味しいものもたくさんあり好きなのですが、ちょっと寂しい気持ちになるので、2位」(男性30代、宮城県)など、最も多かったのは「『秋』は2位」と回答した人が43.3%。次に「『秋』はトップ」という声も39.2%を数え、全体の8割以上の人びとが四季の中で「秋」に好印象を持っていることが明らかとなりました。とはいえ、四季のナンバーワンには「春」を挙げる声が目立ち、「春」「秋」ともに「夏」と「冬」という対照的な季節に挟まれた温暖で、過ごしやすい季節という共通点を持ちながらも、草花が芽生え、季節の始まりである「春」にポジティブなイメージを持っている人が大変多いようです。一方で、「夏が終わってしまったことを実感させられる」(男性30代、栃木県)、「いつ雪が降るか分からない微妙な季節で、これから寒い冬が来るのを待っているのが辛い」(男性40代、愛知県)など、隆盛を誇った夏が終わり、「秋」になんとなく空虚感やもの悲しさを覚えるという声も少なくありませんでした。


世代別ではいかがでしょうか。「1位は夏。やはり、いろんな事にチャレンジする意欲が湧いてくる。ちなみに秋は食べ物が美味し過ぎて太ってしまう」(男性30代、群馬県)など、20代、30代では「『秋』は2位」が目立ったものの、年齢とともに減少。代わって、60代以上では「『秋』がトップ」という声が次第に上昇し、70代以上では実に53.4%に達しました。主な理由は「秋空の下で山々の紅葉の変化を追っかける楽しみ」(男性70代、静岡県)、「静かな落ち着きが感じられ、黄昏が一年中で一番素敵な季節」(女性60代、石川県)など、若者にはもの悲しさを与える一方、シニア層には紅葉狩りやグルメ旅の楽しみのほか、落ち着き、癒しを感じさせる心地良い季節となっていることがうかがえます。

世代別:「秋」は何番目に好きな季節?

SA(単回答)

「毛布を掛けた」など、朝晩の冷え込みに秋の気配を感じる

最近、皆さんがしみじみと「秋を感じた瞬間」について聞いてみたところ、最も回答が多かったのは「いつの間にか朝晩に寒さを感じ始めて」(67.2%)でした。「いつも犬の散歩に行っているのですが、朝、少し肌寒くなってきた」(女性40代、愛知県)、「朝晩涼しくて、毛布などを掛けるようになった」(女性50代、山梨県)など、日中は夏並みの日差しの強さをまだ残すものの、朝晩の急な冷え込みに忍び寄る秋の気配を実感している人が大変多いようです。中には「朝の寝起きに、寒くてストーブをつける・・・」(女性50代、北海道)など、北国では既に暖房器具を使い始めたという声も寄せられました。同様3位に「陽が短くなると」(45.6%)、6位に「空気に爽やかさを感じた時に」(25.5%)、7位に「空高い秋雲を見ると」(21.9%)、9位にも「外出時に長袖や上着を着る機会が増えてくると」(18.8%)が挙げられ、気候や空模様の変化から、季節の移り変わりを敏感に感じ取っている人が案外多いことがうかがえます。

■最近、しみじみと「秋を感じた瞬間」は?

1 いつの間にか朝晩に寒さを感じ始めて 67.2%
2 夜、虫の音を聞くと 47.1%
3 陽が短くなると 45.6%
4 木々が紅葉し始めたのを見て 35.7%
5 秋桜、キンモクセイやすすきなど、秋らしい植物を見ると 33.0%
6 空気に爽やかさを感じた時に 25.5%
7 空高い秋雲を見ると 21.9%
8 八百屋やスーパーマーケットに秋野菜や食材が並ぶと 20.4%
9 外出時に長袖や上着を着る機会が増えてくると 18.8%
10 赤とんぼを見ると 17.7%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

「虫の音」「紅葉」「秋桜」など、五感を刺激する自然界の変化

続いて、2位には「夜、虫の音を聞くと」(47.1%)。「庭の虫の声を聞きながら、美味しいワインをゆっくり味わうとき」(女性60代)、「夜、ベランダに出たとき、秋の虫が鳴いていた」(女性30代)など、騒がしかった蝉の声から、いつの間にか、草むらの間でメロディアスに鳴く小さな虫たちに主役の座が入れ替わったことに気づき、本格的な秋の到来をしみじみ感じるという声。同様4位に「木々が紅葉し始めたのを見て」(35.7%)、5位に「秋桜、キンモクセイやすすきなど、秋らしい植物を見ると」(33.0%)、10位にも「赤とんぼを見ると」(17.7%)が挙げられ、気候や空模様ばかりではなく、虫や植物など自然界の動きから秋を察知している人が大変多いようです。自然界との結びつきが希薄になりつつある現代生活とはいえ、やはり、私たちの生活が自然や四季とともにあることを強く実感させられます。

男性は「クライマックスシリーズ進出」、
女性は「夕飯の支度」から秋を実感する

性別ではいかがでしょうか。まず、男性回答で目立ったのは「プロ野球のペナントレースが大詰めを迎えると」(男性=13.0%、女性=3.9%)でした。「プロ野球日本一を考え始めると・・・」(男性50代、新潟県)など、クライマックスシリーズ進出を賭けるセ・パ両リーグの戦いぶりを熱く観戦しているという声が目立ち、男性陣にとって、ペナントレースの行方や日本シリーズは“秋の風物詩”のひとつとなっていることがうかがえます。一方、女性回答に目立ったのは「八百屋やスーパーマーケットに秋野菜や食材が並ぶと」(男性=13.7%、女性=26.0%)でした。「スーパーのチラシが鍋物中心になったり、きのこや炊き込みご飯の特集などが組まれたりしているのを見かけるようになったとき」(女性40代、東京都)など、スーパーの店頭や新聞の折り込み広告に「秋の味覚」がお目見えするとともに、「もう、こんな時期かぁ」と秋を夕飯の支度から感じる主婦が結構多いようです。

「塩焼き」「炊き込みご飯」に「刺身」など、
秋グルメのナンバーワンは「秋刀魚(さんま)」

■楽しみにしている「秋の味覚(食材)」は?

1 秋刀魚(さんま) 60.2%
2 48.3%
3 46.2%
4 新米 37.7%
5 33.4%
6 ぶどう(巨峰、マスカットなど) 27.8%
7 松茸 23.4%
8 さつまいも 20.3%
9 りんご 12.6%
10 秋鮭 12.0%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

秋を感じる瞬間の8位に「八百屋やスーパーマーケットに秋野菜や食材が並ぶと」が挙げられましたが、では、皆さんが楽しみにしている“秋の味覚”とは一体何でしょうか。堂々の人気ナンバーワンは「秋刀魚(さんま)」(60.2%)でした。「たっぷりの大根おろしと秋刀魚を絡めながら食べる時、秋なんだなーと思う」(女性60代、静岡県)など、夏にオホーツク海で十分に餌を食べ、脂の乗った秋の秋刀魚は最高に美味しいという声が多数寄せられました。「さんまは塩焼きにせず、炊き込みご飯にする。凄く美味しい」(女性40代、福岡県)など、定番の塩焼きはもちろん、炊き込みご飯や圧力鍋による煮物、さらに最近では新鮮な秋刀魚を刺身で楽しむご家庭も少なくないようです。同様10位にも「秋鮭」(12.0%)が挙げられ、旬の魚を心待ちにする人が多いことがうかがえます。


次に2位は「梨」(48.3%)。「実家が梨農家なので、今年の出来具合を確かめる味見が楽しみ」(女性40代、新潟県)、「梨は、みずみずしいのを剥いて、そのまま」(女性30代、群馬県)など、夏の太陽をいっぱい浴び、水分豊富な自然な甘さがたまらないという声が目立ち、「梨」は秋を代表するフルーツの王様と言えそうです。同様5位に「柿」(33.4%)、6位に「ぶどう(巨峰、マスカットなど)」(27.8%)、9位にも「りんご」(12.6%)が挙げられ、“実りの秋”という言葉の通り、甲乙付け難いフルーツが多数出揃いました。そのほか、4位に「新米」(37.7%)、7位に「松茸」(23.4%)、8位に「さつまいも」(20.3%)など、秋ならではの味覚が続きました。

20代は「梨」「さつまいも」、年齢とともに「柿」「新米」「松茸」

世代別ではいかがでしょうか。まず、好みのフルーツを見てみると、20代、30代では「梨」(30代=55.5%)がダントツの一番人気であったものの、年齢とともに減少。「柿はサラダに入れて食べると、美味しい」(女性60代、大阪府)など、40代を境に「柿」の人気が急増し、70代以上ではピークの50.0%に達しました。そのほか、シニア層では「栗は栗きんとんや渋皮煮を作る」(男性70代、愛知県)など、「栗」(70代以上=51.7%)を挙げる声、また20代では「ぶどう(巨峰、マスカットなど)」(20代=34.0%)の支持が強く、世代間でフルーツの好みに大きな隔たりがあることがうかがえます。

世代別:楽しみにしている秋のフルーツは?

MA(複数回答)/n(有効回答数)


では、その他の「秋の味覚」はいかがでしょうか。「秋刀魚」は各世代とともに大人気、続いて、20代では「さつまいも」(20代=31.6%)に人気が集中。中でも「さつまいもはさつまいもご飯にしたり、りんごと一緒にコンポートに・・・」(女性20代、群馬県)など、スイーツ感覚で食べられる「さつまいも」のほのかな甘さに、若者層の支持が寄せられました。ところが年齢とともに「さつまいも」の人気は減少し、代わって「新米」「松茸」を挙げる声が急増しました。「松茸は土瓶蒸しか、新米と合わせて贅沢な炊き込みご飯に」(女性50代、山梨県)など、旬の短い贅沢な食材に舌鼓を打つ姿が垣間見られました。そのほか、「新そばは外せないでしょう!つるつるっとザルでいただき、薫りを味わうと幸せな気持ちになる」(女性50代、茨城県)など、「新そば」(70代以上=12.1%)もシニアファンの多い秋グルメのひとつとなっていることがうかがえます。

世代別:楽しみにしている秋の味覚は?(フルーツを除く)

MA(複数回答)/n(有効回答数)


今回は秋分を過ぎ、いよいよ秋本番を迎える中、皆さんが「最近感じた秋」についてご意見を聞いてきました。秋は「スポーツの秋」「実りの秋」「レジャーの秋」・・・と様々な代名詞を付けて呼ばれることが多く、とてもアクティブな季節のような印象を受けます。ところが皆さんの秋に対するイメージを伺ってみたところ、「寂しい」「寒くなってくると思うと気持ち的に滅入る」など、ネガティブな印象を持っている人が意外に少なくありませんでした。「夏」が一大イベントであったとするならば、イベント終了後の「秋」には、何か燃え尽きたような脱力感や空虚感のような雰囲気が漂いがちなのかもしれません。無防備になりがちな心身に加え、さらに気温が激しく変化する時期で体調を崩す人も多い季節。特に今年の秋冬は、新型インフルエンザの流行も予想されており、例年以上の体調管理の心掛けが求められそうです。まずは「旬の味覚」をしっかりと食べ、そして、秋の夜長に十分な「睡眠」でエネルギーを蓄え、これから到来する冬に向けての万全な準備をしてみてはいかがでしょうか。とはいえ「馬肥ゆる秋」、暴飲暴食にはくれぐれもご注意を。