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ここ最近、テレビを観ていますか?

1959年の皇太子殿下御成婚、さらに1964年の東京オリンピックの開催は、一般家庭にテレビが普及する大きな弾みとなったと言われています。それから半世紀近くを経て、今日、テレビは一家に一台から部屋ごとに、さらにインターネットやワンセグケータイの登場によって、その視聴方法やスタイルにも大きな変化が起きています。そこで今回は、皆さんのご家庭のテレビ視聴についてご意見を聞きました。

7割近くが「1日2時間以上」のテレビ視聴時間を持つ

1日のテレビ視聴時間は?(平日)

SA(単回答)

さて、皆さんは1日にどのくらいテレビを観ているのでしょうか。「朝と夜は食事と並行してテレビを観ることが多い。1日2〜3時間ほど・・・」(女性30代)など、「(1日)2〜3時間未満」と回答した人が29.3%。さらに「3〜5時間未満」が25.6%、「5時間以上」という声も14.1%を数え、全体の7割近くが少なくとも「1日2時間以上」の視聴時間を持っていることが明らかとなりました。中には「ドラマや映画を中心に、ワイドショー、ニュースや情報番組など朝9時〜11時まで、ほとんど付けっぱなし状態」(女性50代)など、「10時間以上」という声も全体の2.3%を占め、ほぼ1日中、BGM代わりにテレビと接触している人もいました。


また性別ではいかがでしょうか。男性は「朝食中にニュースを観るのみ」(男性50代)など、「1時間未満」(男性=11.8%、女性=4.7%)、「1〜2時間未満」(男性=24.6%、女性=18.4%)、「2〜3時間未満」(男性=30.2%、28.3%)と3時間未満に視聴時間が集中。その一方、女性は「朝は時計代わり。お昼は昼ドラ、夜はじっくりドラマなど・・・」(女性40代)など、「3〜5時間未満」(男性=23.4%、女性=27.9%)、「5〜7時間未満」(男性=5.2%、女性=11.7%)という声が目立ち、家事や育児の合間にテレビを観ている主婦が結構多いことがうかがえます。

男性は「21時〜深夜」、女性は「19時〜21時」の視聴時間帯に集中!

では平日、どの時間帯にテレビを観ることが多いのでしょうか。まず性別で見てみると、男性、女性とともに「早朝〜9時」(男性=11.9%、女性=11.5%)は視聴時間が変わらないものの、「9時〜17時」(男性=2.8%、女性=9.1%)になると就業時間にあたるせいか、男性の視聴時間は極端に減少。また「お笑いが大好きなので、夜7時からはバラエティーをよく観る」(女性30代)など、女性回答で最も多かったのは「19時〜21時」(男性=32.1%、女性=38.5%)。その一方、「仕事から帰ってきて、ゆっくり一杯飲みながらスポーツやニュースを観ることが多い」(男性30代)など、男性回答では「21時〜23時」(男性=39.6%、女性=33.0%)、「23時〜深夜」(男性=10.1%、女性=4.4%)が目立ち、男女間で視聴時間が異なっていることがうかがえます。

性別:テレビの視聴時間帯は?

SA(単回答)

60代以上では「早朝〜9時」の視聴が目立ち、
年齢とともに生活が「夜型」から「朝型」へシフト

世代別ではいかがでしょうか。まず、20〜40代では「21時〜23時」(20代=42.2%)に視聴時間帯が集中。また年齢増加とともに「21時〜23時」「23時〜深夜」が減少し、50代を境に「19時〜21時」(70代以上=44.1%)に支持が集まり、20代〜40代までと50代以降の層では生活のリズムに大きな違いがあることが「テレビの視聴時間帯」から見受けられます。特に定年退職者が増える60代以上の層では「朝6時〜8時のニュース、天気予報を定例的に観る」(男性70代)など、「早朝〜9時」(70代以上=20.6%)を挙げる声が全体の約2割を数え、生活が「夜型」から「朝型」へ大きくシフトしていることがうかがえます。

世代別:テレビの視聴時間帯は?

SA(単回答)

高度な情報化社会を生き抜くため、
「ニュース・報道番組」のチェックは欠かさない

次に皆さんがよく観るTV番組のジャンルを聞いてみたところ、堂々の人気ナンバーワンは「ニュースワイド・報道番組」(70.8%)でした。「朝起きて、まずテレビを付ける。1時間位でニュースを一通りチェックする」(女性20代)、「政治経済や社会情勢への興味関心が高いので、常に社会の動きを把握しておきたいから・・・」(男性20代)など、事件・事故、経済等々世の中の動きをいち早く、ニュース・報道番組から仕入れているという声が多数寄せられました。同様8位にも「ワイドショー・情報番組」(16.7%)が挙げられ、目まぐるしく変化する高度な情報化社会を生き抜くために、ニュースやワイドショー・情報番組の視聴が重視されていることがうかがえます。

■よく観るテレビの番組ジャンルは?

1 ニュースワイド・報道番組 70.8%
2 バラエティー・お笑い 49.4%
3 ドラマ 36.3%
4 スポーツ中継・スポーツニュース(野球、サッカーなど) 20.4%
5 クイズ番組 19.1%
6 旅・グルメ番組 18.1%
6 映画 18.1%
8 ワイドショー・情報番組 16.7%
9 ドキュメンタリー 15.5%
10 音楽・歌番組 12.7%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

仕事のストレスを「お笑い番組」で解消するという声

続いて、2位は「バラエティー・お笑い」(49.4%)。「家に帰るのが遅くて疲れているので、難しいものは敬遠して、どうしてもお笑い番組がメイン」(男性40代)、「仕事で嫌な事があっても、笑えば気分が落ち着いて気が紛れるので・・・」(女性30代)など、1日の締め括りを笑って過ごすという声が多数寄せられ、ストレス解消法のひとつとして「バラエティー・お笑い番組」が大きな役割を担っていることがうかがえます。さらに「朝は時計代わりに報道番組。昼は食事しながらバラエティー、夜は主に2時間サスペンス」(女性50代)など、朝・昼・夜と番組カテゴリーを観分けているという声が目立ち、1日の生活のリズムをテレビ視聴によって形成している人も意外に少なくないようです。以下、3位に「ドラマ」(36.3%)、4位に「スポーツ中継・スポーツニュース(野球、サッカーなど)」(20.4%)、5位に「クイズ番組」(19.1%)が続きました。

男性は「スポーツ」「映画」、女性は「ドラマ」「ワイドショー」

性別ではいかがでしょうか。まず、男性回答で目立ったのは「スポーツ中継・スポーツニュース(野球、サッカーなど)」(男性=29.2%、女性=11.3%)でした。「我が人生はプロ野球と共に!中日ドラゴンズの試合生中継が中心の毎日!」(男性30代)など、野球やサッカーの生中継観戦はもちろんのこと、就寝前にスポーツニュースで試合結果のチェックが日課となっている男性が少なくありませんでした。その一方、女性回答に多かったのは「ドラマ」(男性=23.8%、女性=49.2%)でした。「最近は韓国のドラマをよく観ている」(女性20代)、「毎日、月曜日はこの番組を観て火曜日はこれを観て、とだいたい決めている。気に入ったドラマは番組が最終回になるまできちんと観る」(女性50代)など、連続ドラマに夢中になっているという声が多数寄せられました。そのほか、8位の「ワイドショー・情報番組」(男性=11.6%、女性=21.8%)、10位「音楽・歌番組」(男性=8.9%、女性=16.6%)、12位「料理番組」(男性=1.9%、女性=10.4%)も、女性人気の高い番組ジャンルでした。

全体の8割以上が2011年に向け、
「地上デジタル放送対応テレビ」の準備を進行中

地上デジタル放送対応テレビに買い替えた?

SA(単回答)

ここまで、皆さんの日ごろのテレビ視聴状況についてお話しを聞いてきました。テレビが一般普及して半世紀、白黒テレビはいつしかカラーへ変わり、さらに2011年にはアナログ放送は終了。そして、地上デジタル放送に完全移行するまで2年を切った現在、デジタルテレビに買い替えたご家庭は一体どのくらいあるのでしょうか。「9月に結婚したので、その時にデジタル放送対応のものにしました」(女性20代)など、「既にデジタル放送対応テレビに買い替えた」と回答した人は49.7%。主な購入のポイントは「省エネタイプの薄型、フルハイビジョン、42型」(女性30代)、「ブルーレイも一緒に付いているもの」(女性40代)、「信頼できるメーカー」(女性20代)など、「薄型液晶」「大型(インチ)」「ブレーレイ」「省エネ」や「メーカー」等々、テレビに求めるポイントが多岐に渡っていることがうかがえます。さらに「これからデジタル放送対応テレビに買い替える予定」という声も32.6%を数え、全体の8割以上が2011年に向けて、「地上デジタル放送対応テレビ」の準備を着々と進めていること明らかとなりました。

「壊れなければ、視聴チューナーで対応する」という声も

その一方、残りの約2割の人びとは2011年以降、テレビとどのように付き合うのでしょうか。「現行テレビは未だ購入して3年位しか見ていないので、出来れば視聴チューナーを取り付けて暫く見るつもり」(男性60代)など、壊れなければ、「既存テレビに視聴チューナーを取り付ける予定」と回答した人が8.6%。さらに「ワンセグ対応のケータイやPCで視聴する」という声も2.3%を占め、地上デジタル放送対応テレビの買い替えばかりが対策法でないことがうかがえます。また中には「地デジテレビは以前に比べれば安くなったとはいえ、手が出ません。チューナーもまだ高い。今のままなら、地デジへの対応はできません」(男性40代)など、「デジタル放送開始とともにテレビ視聴はやめる」(1.5%)という人もいました。

全体の7割近くが「視聴スタイルが大きく変わった」と実感

テレビの視聴スタイルは変わった?

SA(単回答)

地上デジタル放送のほか、インターネットやHDDレコーダーの登場に伴い、テレビ視聴スタイルや付き合い方に何か変化はあったのでしょうか。「ネットやデータ放送ですぐに情報を入手できるので、ほとんど新聞を見なくなった。さらに一週間先のものまで簡単予約できるので、とても便利で活用している」(女性20代)など、「視聴スタイルが大きく変わった」(68.3%)と実感している人は全体の7割近くに達し、ここ数年の目覚ましいテレビの劇的な変化が、私たちの生活に少なからず影響を与えていることがうかがえます。

HDDなど録画視聴の増加に伴い、
テレビは「家族揃って」から「プライベート」化が進む

では具体的にどんな点が変わったのでしょうか。最も回答が多かったのは、「ビデオやHDDレコーダーに録画することが増え、リアルタイムでテレビを観ることが減った」(25.7%)でした。「子供が小さくて夜は一緒に寝るので、夜のドラマは録画しておき、朝早く起きて観る」(女性30代)など、放映時間帯に縛られることなく、自由な時間に録画視聴が出来るという声が多数寄せられ、忙しい現代人には大変重宝な機能となっているようです。同様7位にも「家族揃って同じ番組を観る機会が減り、家族個人個人がバラバラで視聴することが多くなった」(8.7%)が挙げられ、ひと昔前、お茶の間でテレビを囲んだ家族団らんの光景が珍しくありませんでしたが、録画視聴が進む今日、テレビはよりプライベートなものへと変化していることがうかがえます。続いて、2位は「テレビを観ながら、ケータイ、PCでインターネットをすることが増えた」(21.3%)。「ニュースや料理番組等で聞き逃したり、見損ねたりした際の確認として、インターネットで確認することが増えた」(女性40代)など、テレビ番組の中で気になった人物やモノ等の情報を検索するという声が目立ち、テレビとネットは競合メディアではなく、むしろ補完し得る関係と言えるのかもしれません。

■ここ最近のテレビ視聴スタイルは?※

1 ビデオやHDDレコーダーに録画することが増え、
リアルタイムでテレビを観ることが減った
25.7%
2 テレビを観ながら、ケータイ、PCで
インターネットをすることが増えた
21.3%
3 デジタル放送のデータ放送で、
地域ごとの天気予報を活用する機会が増えた
13.2%
4 デジタル放送のテレビ番組表が便利なため、
新聞のテレビ欄が必要なくなった
12.4%
5 時間がなくて、テレビを観る時間が極端に減った 10.6%

MA(複数回答)/n(=734人)

天気・電子番組表やドラマのあらすじなど、「データ放送」の活用が目立つ

また見逃せないのは、3位「デジタル放送のデータ放送で、地域ごとの天気予報を活用する機会が増えた」(13.2%)、4位「デジタル放送のテレビ番組表が便利なため、新聞のテレビ欄が必要なくなった」(12.4%)という回答です。「途中から観たドラマなどはデータ放送で今までの経過が読取れて、大変便利になった」(女性30代)など、地域ニュース・天気予報のほか、電子番組表や映画・ドラマのあらすじやキャストの確認等々、地上デジタル放送ならではの「データ放送」の便利さを実感している人が案外多いことがうかがえます。以下、「時間がなくて、テレビを観る時間が極端に減った」(10.6%)、「テレビを付けっぱなしにすることが減り、観たい番組があるときのみテレビを付けるようになった」(10.2%)、「自宅でもワンセグ対応のケータイやPCでテレビを視聴する機会が増えた」(8.2%)が続きました。

テレビは社会を学ぶ「情報源」であり、
同時に社会との距離を置く「癒しの場」でもある

■あなたにとって「テレビ」とは?※

1 情報源 70.7%
2 娯楽・楽しみ 51.5%
3 暇つぶし 32.0%
4 リラクゼーション・気分転換 26.2%
5 生活に欠かせない必需品 14.7%

MA(複数回答)/n(=734人)

最後に皆さんにとって「テレビ」とは一体どんな存在なのでしょうか。堂々の1位は「情報源」(70.7%)でした。「世の中の出来事を知ることができる」(男性60代)、「新聞をとっていないので、情報源になっている」(女性30代)など、いま社会で起きている事柄をいち早く知るメディアとして、テレビを利用しているという声が多数寄せられました。同様5位に「生活に欠かせない必需品」(14.7%)、7位にも「社会との接点」(9.5%)が挙げられ、ネット全盛期とはいえ、家庭と社会とを結ぶ重要な接点をテレビが担っていることがうかがえます。特に専業主婦や定年退職したシニア層にとって、その役割は相当大きなものと言えそうです。


その一方で、2位には「娯楽・楽しみ」(51.5%)。「ドラマや映画を観て笑って免疫力を高めたり、思いっ切り泣いてストレス発散したり、テレビは無くてはならない存在」(女性30代)、「癒しを提供してくれる、気分転換の場」(男性20代)など、ストレス社会と言われる現代日本の中で、テレビによって救われている人が案外少なくないようです。同様4位にも「リラクゼーション・気分転換」(26.2%)が挙げられ、知識や情報のほか、テレビが私たちの精神面に働きかける力の大きさを改めて実感させられます。そのほか、「子供の頃は、鍵っ子だったので寂しさや怖さを(テレビによって)紛らわしてもらい、とても助けてもらった」(女性40代)など、「暇つぶし」(32.0%)、「寂しさを紛らわすもの」(5.6%)という回答も目立ちました。


今回は2011年の「地デジ」への完全移行が進む中で、皆さんのご家庭におけるテレビとの付き合い方についてご意見を聞いてきました。1日のテレビ視聴時間は「2〜3時間未満」(29.3%)、「3〜5時間未満」(25.6%)。さらに「5時間以上」という声も14.1%を数え、全体の7割近くが少なくともに「1日2時間以上」のテレビ視聴時間を持っていることが明らかとなりました。インターネットやケータイなどの進歩に伴い、テレビ離れが急速に進んでいると言われるものの、1日に占める接触時間は他のメディアに比べればまだまだ長く、テレビが決して不必要な存在ではないことがうかがえます。さらに地上デジタル放送、HDDレコーダーの普及によって、「録画視聴」が増加する一方、地域ニュース・天気などデータ放送による「リアルタイム」の利便性を挙げる声も目立ち、従来、受動的であったテレビが、視聴者の得たい情報を観たい時間に能動的に選択出来るメディアへと変わりつつあることがうかがえます。テレビ、新聞、ラジオ、インターネット、ケータイなど情報メディアの多様化は、私たちに情報の氾濫による煩わしさを感じさせるものの、上手く使いこなせば、複眼的な視点で物事を捉えることができる道具にもなり得るのではないでしょうか。2年後に完全移行化される地上デジタル放送が、私たちの生活をより快適なものにしてくれることを大いに期待したいものです。