1. トップページ
    2. 企業情報
    3. 研究活動
    4. ハピ研
    5. 毎週アンケート
    6. 【第307回】アンケート結果

青山ハッピー研究所 ハピ研

「人がしあわせを感じるモノやコトって、何だろう?」衣・食・住・美など生活に密着したテーマでその答えを考える“しあわせ探しの情報サイト”

ハピ研について

毎週アンケート | 生活の中のちょっとした事や、旬な話題をタイムリーに調査

今年のボージョレ・ヌーヴォを飲みますか?

前回の毎週アンケートで、「読書」と「ワイン」の相性が大変良いことが明らかとなりましたが、「実りの秋」を象徴する存在として「ボージョレ・ヌーヴォ」はもはや外せません。かつてのバブル時代とは異なり、ここ最近は冷静にワインを楽しむ余裕が定着しつつあるように感じます。そこで今回は、あと1ヶ月後に迫った解禁日を前に、今年の飲用意向や計画について聞きました。

全体の2人に1人がボージョレ・ヌーヴォの飲用意向を持つ

今秋、ボージョレ・ヌーヴォを飲みたい?

SA(単回答)

まず、今年のボージョレ・ヌーヴォの解禁を心待ちにしている人は、どの位いるのでしょうか。「ワイン好きとしては唯一の年に一度のお祭りですから・・・」(女性30代)、「とにかくいち早く飲みたい。毎年、解禁日に飲んでいる」(男性50代)など、「(必ず)飲む」と回答した人が14.0%。さらに「飲みたい」という飲用意向も40.2%を数え、全体の2人に1人がボージョレ・ヌーヴォの解禁に高い関心を持っていることが明らかとなりました。同時期に行った過去5年間の調査を振り返れば、ここ数年は50%台を推移し、おおよそ半数近くのご家庭でボージョレ・ヌーヴォの飲用が、年中行事のひとつとして確実に定着していることが判ります。


また世代別で「飲む」「飲みたい」という飲用意向を見てみると、若い20代で60.9%と意向の高さが目立ったものの、40代で53.1%、60代で44.0%と年齢とともに次第に減少。ところが、さらにその上の70代以上では、一気に67.6%まで飲用意向が高まる傾向が見受けられました。こうした背景には20代、70代以上の層は、未婚者、定年退職者が多く、比較的に自分の為に費やせる時間を持っている人も少なくないことから、時間のゆとりとボージョレ・ヌーヴォの飲用は何らかの関係があるのかもしれません。シニア層の中には「娘が成人してから、毎年家族でボージョレを飲んで乾杯する事がイベントのようになっている」(男性70代)という声も寄せられ、20代と70代の親子でお酒を飲み交わす微笑ましい姿も垣間見られました。

世代別:ボージョレ・ヌーヴォの飲用意向

SA(単回答)

ボージョレは「外飲み」よりも、「家飲み」が似合うお酒

半数以上の皆さんが飲用意向を持っていることが判りましたが、では、皆さんはどこでボージョレを飲むのでしょうか。最も回答が多かったのは「自宅で」(84.1%)でした。「毎年、我が家のイベントになっているから。それに合わせてお料理を考えたりして、みんなでわいわい飲むのが楽しい」(女性30代)、「自宅でチョット贅沢な気分を夫婦で味わいたい」(女性40代)など、ボージョレを囲んで夫婦や家族でプチ贅沢を楽しむという声が多数寄せられ、ボージョレはお洒落なレストランよりも、むしろ「家飲み」が似合うお酒と言えるかもしれません。同様4位にも「ホームパーティを開いて」(7.9%)が挙げられ、実りの秋を代表する家族イベントとなっていることがうかがえます。以下、「普段あまりワインを飲まないが、季節物なのでレストランや外食した時にぜひ飲んでみたい」(女性30代)など、2位に「レストランで」(11.5%)、3位に「居酒屋で」(9.2%)が続きました。

■どこで飲みたい?

1 自宅で 84.1%
2 レストランで 11.5%
3 居酒屋で 9.2%
4 ホームパーティを開いて 7.9%
5 ボージョレ・ヌーヴォ解禁イベントで 6.3%

MA(複数回答)/飲用意向を持つ人

1人当たりの平均購入本数は「1.78本」

購入予定本数は?

SA(単回答)

「外食」よりも「家飲み」が目立ちましたが、では、各ご家庭で一体何本くらいボージョレ・ヌーヴォを購入するのでしょうか。最も回答が多かったのは「1本」(60.7%)。「解禁時期に必ず1本は飲むことにしている」(男性30代)など、季節モノなので、話の種として必ず1本は購入して「今年の葡萄の出来を試す」という声が多数寄せられました。続いて「家族が揃うと飲む量が多くなるので、2本買う」(男性50代)など、「2本」が21.7%、「3本以上」という声も17.6%を数え、全体の39.3%が複数本の購入を予定していました。また購入本数の合計を回答人数で割った1人当りの平均購入本数は「1.78本」であることが明らかとなり、各ご家庭で約2本近くのボージョレ・ヌーヴォを消費していることがうかがえます。中には「とりあえず1本購入する。口に合えばまた買いに行く」(女性40代)という声も寄せられ、葡萄の出来次第では、さらに購入本数が膨らむ可能性がありそうです。

「ひとり」よりも、「夫婦」「家族団らん」で楽しむ

次に毎年、皆さんがどのようにボージョレを楽しんでいるのか、その飲用タイプについて具体的に見ていくことにしましょう。最も回答が多かったのは「ボージョレ・ヌーヴォを囲んで、夫婦、家族団らんを楽しむ」(47.4%)でした。「子供が20歳になり、一緒に飲みたい」(女性40代)、「結婚記念日が11月22日の『いい夫婦の日』。その日に合わせて用意しお祝いを・・・」(男性40代)など、結婚記念日、成人、誕生日等々、家族のお祝いごとを兼ねて祝杯を挙げるという声が目立ち、ボージョレは「ひとり」よりも、「夫婦」や「家族団らん」で楽しむお酒と言えるかもしれません。

■ボージョレ・ヌーヴォの飲用タイプは?

1 ボージョレ・ヌーヴォを囲んで、夫婦、家族団らんを楽しむ 47.4%
2 解禁日にこだわらず、船便の価格の安いものを狙う 34.0%
3 ボージョレ・ヌーヴォで、気軽にリッチな気分を味わう 29.6%
4 いつもは他のお酒だが、この時期だけはボージョレ・ヌーヴォを飲む 20.6%
5 ボージョレ・ヌーヴォは、とにかく解禁日に早く飲む 13.0%

MA(複数回答)/飲用意向を持つ人

季節モノとはいえ、意外に「解禁日にこだわらない」という声も

続いて、2位は「解禁日にこだわらず、船便の価格の安いものを狙う」(34.0%)。「とりあえず解禁日には拘らず、お財布と相談して買いたい」(女性40代)など、解禁日を過ぎ、やや価格が下がってきたところを狙うという声も寄せられ、必ずしも解禁日当日の飲酒にこだわらない人が意外に多いようです。また自由回答も中には「クリスマスに1本、正月が妻のバースディなのでその祝いも兼ねて1本」(男性60代)など、年末年始のイベント毎に向けて、ボージョレを用意しておくというご家庭も少なくありませんでした。その一方、「解禁日という言葉に弱い」(男性50代)など、「ボージョレ・ヌーヴォは、とにかく解禁日に早く飲む」という声も全体の13.0%を数えました。そのほか、「セレブになった気分で、年に1回の自分へのご褒美かな・・・」(男性30代)など、「ボージョレ・ヌーヴォで、気軽にリッチな気分を味わう」(29.6%)や、「いつもは他のお酒を飲んでいるが、この時期だけはボージョレ・ヌーヴォを飲む」(20.6%)という飲用傾向が見受けられました。

全体の半数以上が「月1回以上」の頻度でワインを楽しむ

ワイン全般の飲用頻度は?

SA(単回答)

ここまで、今年のボージョレ・ヌーヴォの飲用意向についてご意見を聞いてきましたが、ではワイン全体の飲用はいかがでしょうか。「ワインって、心を幸せにしてくれるアイテム。とは言え、現状の家計では贅沢品をそうそう買えない。お手頃な価格のワインをチョイスして、月1回の夫婦団らんを楽しんでいる」(女性30代)など、「月1回程度」と回答した人が18.0%。さらに「月2回以上」という声も34.4%を数え、全体の半数以上の人びとが少なくとも「月1回以上」の頻度でワインを口にしていることが明らかとなりました。中には「ワインは秋の夜長にじっくり・・飲みたくなるもの・・・。わが家では、休日の夕食に、パスタと一緒にワインを飲むことが多い」(女性40代)など、秋になると飲用機会が増えるという声も目立ちました。


世代別で「月1回以上」の飲用頻度を見てみると、20代で48.6%、30代で50.7%と次第に増加。さらに70代以上ではピークの62.2%を数え、シニア層ほどワインの飲用頻度の高さが際立っていました。こうした背景には「ビールと違って脚の高いグラスで飲む、その雰囲気が大人っぽくて」(女性30代)、「ワインはゆっくり食事と会話を楽しめるアルコールなので・・・」(男性70代)の声からもうかがえるように、大人の雰囲気を持つアルコールであるとともに、夕食にじっくりと時間をかけて楽しめる生活の余裕を持っているか否かも、ワインの飲用頻度に少なからず影響を与えているのかもしれません。

世代別:ワインの飲用頻度は?

SA(単回答)

甘さや酸味、渋味など、「ラベル表記」が購入決定のポイント

では、皆さんが店頭でワインを選ぶ際にどんなポイントを重視して購入しているのでしょうか。堂々のトップは「酸味や渋味、甘口や辛口など、味の表記を見て選ぶ」(44.6%)でした。「フルボディの赤ワインなら何処の国、銘柄でも好き」(男性60代)、「他のアルコールでは味わえない酸味や渋味がたまりません」(女性30代)など、葡萄の甘さや酸味、タンニンの渋味等々、産地や銘柄以上に「味の表記」を重視するという声が多数寄せられました。同様5位にも「葡萄品種で選ぶようにしている(カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、シャルドネなど)」(17.0%)が挙げられ、ワインの味が購入の決め手となっていることがうかがえます。中には「ラベルをとっておいて印象を書いておく。美味しかったらまた購入するため・・・」(女性40代)という研究熱心な人もいました。

■ワイン購入のポイントは?

1 酸味や渋味、甘口や辛口など、味の表記を見て選ぶ 44.6%
2 料理によって赤、白、ロゼなどを買い分ける 38.4%
3 生産国(伊、仏など)・生産地区(ボルドー、ブルゴーニュなど)で選ぶ 27.5%
4 店舗で「お薦め」POPがついているものを選ぶ 17.7%
5 葡萄品種で選ぶ(カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、シャルドネなど) 17.0%
6 国産ワインを選ぶ 15.3%
7 よく売られているメジャーなワインを選ぶ 14.5%
8 オーガニック(有機)等、体に良さそうなものを選ぶ 10.9%
9 店主・スタッフやソムリエにオススメを聞いて選ぶ 9.3%
10 輸入元がよく知られている大手企業や日本企業のものを選ぶ 9.1%
10 とにかく安いものを選ぶ 9.1%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

料理によって「赤」「白」「ロゼ」を買い分ける
さらに最近は「有機」「無添加」にも注目が集まる

2位は「料理によって赤、白、ロゼなどを買い分ける」(38.4%)。「やはり、肉料理か魚料理に合わせて、選ぶ!肉には赤、魚には白!!」(女性30代)など、夕食のメインディッシュに合わせてワインを選ぶという声が目立ち、他のアルコール以上に食材との組み合わせを慎重に検討している人が多いようです。中には「単独で飲んだ時と、料理と合わせて飲んだ時の印象の違いが面白い」(女性40代)という声も寄せられ、「このワインはこの料理に合うね、合わないね」と話し合いながら飲用するのも楽しみのひとつと言えそうです。次に3位は「生産国(イタリア、フランス、アメリカなど)・生産地区(ボルドー、ブルゴーニュなど)で選ぶ」(27.5%)、7位「よく売られているメジャーなワインを選ぶ」(14.5%)、10位「輸入元がよく知られている大手企業や日本企業のものを選ぶ」(9.1%)が続き、メジャーな生産地や輸入会社に高い信頼が集まっていることがうかがえます。そのほか、見逃せないのは6位「国産ワインを選ぶ」(15.3%)、8位「オーガニック(有機)等、体に良さそうなものを選ぶ」(10.9%)です。「最近は酸化防止剤無添加ワインの種類も多く好んでいる」(女性40代)、「国産で品質のしっかりしたものを選ぶ」(女性40代)など、ここ最近の「食の安全」を重視する傾向はワイン選びにも波及しており、「有機ワイン」「無添加」「国産」というキーワードに注目が寄せられていました。


今回はボージョレ・ヌーヴォの解禁を約1ヶ月後に控え、今年のボージョレの飲用意向、および日ごろのワインの飲用状況についてご意見を聞いてきました。この秋にボージョレ・ヌーヴォを「(必ず)飲む」「飲みたい」という声は全体の54.1%を数え、ボージョレ・ヌーヴォの解禁は海外発のイベントでありながらも、クリスマス同様に日本人の国民行事のひとつになりつつあることがうかがえます。さらに、ここ数年の傾向として「外食」よりも「自宅で」「家族と」の飲用が定着し、「ボージョレ・ヌーヴォ=日ごろ忙しい家族や夫婦との絆を取り持つ存在」となっていることが今回のアンケート結果から明らかとなりました。景気が冷え込む昨今ですが、ボージョレと秋の味覚を持ち寄り、友人や家族とともにささやかなホームパーティを開いてみてはいかがでしょうか。