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青山ハッピー研究所 ハピ研

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あなたは山派?それとも海派?

秋の行楽シーズンを迎え、既に紅葉狩りにお出かけになったという人も多いのでは?毎日、アスファルトやコンクリートに覆われた都会暮らしをしている方にとっては、なおさら、山や海など自然との触れ合いを求めたくなる季節と言えるかもしれません。そこで今回は、皆さんの自然との触れ合いや付き合い方、また今まで旅行やレジャーで訪れた場所で大感動をした自然について聞きました。

全体の6割近くは「1シーズンに1回以上」の頻度で自然と触れ合っている

自然との触れ合いの頻度は?

SA(単回答)

日ごろ、皆さんは自然との触れ合いを、どの位の頻度で持っているのでしょうか。「月1程度で、海へ釣りに出かける。海をボーっと見ながら波の音を聞くと、カラダ全体にエネルギーがチャージされたような気持ちになる」(女性40代)など、「月1回以上」と回答した人は41.7%。さらに「2〜3ヶ月に1回。季節ごとにサクラ、山つつじ、ねむの花、紅葉など楽しんでいる」(女性50代)など、「半年に2〜3回」という声も16.0%を数え、全体の6割近くの人びとが少なくとも「1シーズンに1回以上」の頻度で自然との触れ合いを作っていることが明らかとなりました。また中には「週2回は3歳になる娘とお弁当を持って、大きな公園に出かける」(女性30代)など、「週1回以上」(16.0%)の高い頻度で自然と過ごすという声も少なくありませんでした。


次に世代別で「月1回以上」という声を見てみると、20代(42.7%)、30代(43.4%)、40代(36.4%)、50代(40.1%)の働き盛りでは40%前後。その一方、60代(54.7%)、70代以上(59.0%)では50%を超える高い支持を集め、年齢とともに自然と接する時間が増大する傾向が見受けられました。こうした背景には「日々の忙しさに追われ、行きたいが行けない」(女性30代)など、仕事、家事や育児に追われ、自然を顧みる余裕すらない若い世代が多いことも要因のひとつと言えそうです。

「日焼けが気になる」「混んでいる」などの理由から、「自然」を敬遠する声も

定期的に自然を楽しむ人びとが目立った一方、「ここ数年、自然との触れ合いは一切ない」という声は全体の13.3%を占めました。主な理由は「日焼けや虫刺されが気になるし、山や海に行くのに時間が掛かるので・・・」(女性30代)など、アウトドアが苦手という声。「田舎で周りが田畑なので、あまり自然との触れ合いを意識したことがない」(女性50代)、「都会に憧れる」(男性50代)など、むしろ都会に憧れるという声。さらに「登山や海水浴などのレジャーが人気らしく、混んでいる状況をテレビなどで見ると行く気がなくなる」(女性40代)など、レジャースポットの混雑ぶりに辟易する声まで、日々の忙しさのほか、様々な理由から「自然」をあえて敬遠する人もいました。

「山派」vs「海派」の勝負の行方は?
20代は「海派」、年齢とともに「山派」へ移行

「山派」?それとも「海派」?

SA(単回答)

さて、皆さんはどちらかといえば山好きの「山派」でしょうか、それとも海好きの「海派」でしょうか。「断然山派。よく行くのは岐阜の下呂温泉。川のせせらぎや鳥の声や木々のざわめき・・・、すべての音に癒される」(女性30代)など、「断然、『山派』」と回答した人は11.9%。さらに「どちらかといえば、『山派』」という声も全体の40.9%を数え、「山派」は全体の52.8%。その一方、「月に2回は湘南の海でヨットに乗っている。最高のリフレッシュ」(男性40代)など、「断然、『海派』」と回答した人は8.8%。「どちらかといえば、『海派』」という声も20.4%を数え、「海派」は「山派」より20%以上低い29.2%に留まり、山派vs海派の勝負は「山派」に軍配が挙がりました。


次に世代別で「山派」と「海派」の推移を見てみると、若い20代では「山派」が47.7%に対し、「海派」は32.0%。さらに「どちらともいえない」(20.3%)という声も目立ち、山派か、海派かと決めかねる状況でした。ところが、年齢を重ねるとともに「どちらともいえない」という声が「山派」支持に移行し、70代以上では「山派」が66.0%に対し、「海派」は26.0%に留まりました。自由回答の中には「若いころは断然『海派』でしたが、年齢を重ねるごとに『山派』に移りました。日頃の運動不足解消と気分転換に夫と山歩きを楽しんでいる」(女性40代)など、その理由は定かではないものの、若い時に「海の青」に魅せられていた人びとが、年齢が増すとともに次第に「山の緑」へ癒しを求める傾向が見受けられました。

世代別:山派 vs 海派

SA(単回答)

上位は「散歩」「ボーっとする」、
自然の中では、気負わず自然体が一番

では、皆さんは山や海、公園など自然を訪れ、具体的にどのように過ごしているのでしょうか。最も回答が多かったのは「散歩」(66.2%)でした。「犬を飼っているので、散歩がてらに緑地公園や高原に出かける」(女性40代)、「多摩川の土手をウォーキングする」(男性30代)など、ペットの散歩やウォーキング、ジョギング等々運動習慣や日課を兼ねて、自然との触れ合いを積極的に取り入れているという声が多数寄せられました。続いて、2位は「なんとなくボーっとする」(32.2%)。「何も考えず飲み物でも飲み、ボケっとしていると癒され疲れがなくなる」(女性30代)など、何かしなければと気負わず、単純に自然の中に身を置くだけで十分という声が意外に多く、「散歩」同様にのんびりと過ごしている様子がうかがえます。

■自然の中でどう過ごす?

1 散歩 66.2%
2 なんとなくボーっとする 32.2%
3 弁当を食べる 30.2%
4 写真撮影 27.1%
5 子供と遊ぶ 21.8%
6 ピクニック 19.0%
7 バーベキュー・アウトドア料理 18.4%
8 登山・トレッキング 18.3%
9 海水浴 16.2%
10 デート(恋人、夫婦で) 12.9%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

野外で食べる「弁当」「バーベキュー」は格別!

3位は「弁当を食べる」(30.2%)。「近所の森林公園へ夫婦で出かける。お手製のお弁当とビール持参で、お金もかからず楽しめる」(女性40代)、「おにぎりやサンドイッチを持って、主人と愛犬と一緒に由比ヶ浜など鎌倉の海によく出かける」(女性50代)など、アウトドアに「弁当」は必需品という声が多数寄せられました。また「春秋に河川敷で家族とバーベキューを行う」(男性40代)など、同様7位にも「バーベキュー・アウトドア料理」(18.4%)が挙げられ、野外で食べる食事の美味しさは格別という声が目立ち、自然ならではの開放感と新鮮な空気が食欲を倍増させる源となっていることがうかがえます。以下、4位に「写真撮影」(27.1%)、5位に「子供と遊ぶ」(21.8%)、6位に「ピクニック」(19.0%)が続きました。


世代別ではいかがでしょうか。20代では「なんとなくボーっとする」「バーベキュー・アウトドア料理」という声が目立ったものの、年齢を重ねるとともに減少。その一方、「夏は日本アルプスの登山。 シーズンオフは近場の山に時々行って、トレーニングを兼ねてリフレッシュする」(男性60代)など、世代とともに「登山・トレッキング」「ピクニック」「野草取り・観察」を挙げる声が急増し、世代間で自然との付き合い方に大きな違いが垣間見られました。そのほか、小さなお子さんのいるご家庭の多い30代では「子供と遊ぶ」(30代=35.6%)目立ち、さらに20代と60代以上では「写真撮影」(20代=33.0%、70代以上=43.2%)を挙げる声が多数寄せられ、各世代における家族構成や、興味を持っている対象・事柄の違いによって、アウトドアの過ごし方にも少なからず影響を与えていることがうかがえます。

世代別:自然の中での過ごし方は?

MA(複数回答)/n(有効回答数)

「自然」とは、疲弊した私たち現代人の精神バランスを立て直す場

大変多くの人びとが積極的に自然との関わりを求めていることが明らかとなりましたが、では自然との触れ合いによって、私たちは一体どんな恩恵を自然から受けているのでしょうか。最も回答が多かったのは「ストレス解消・気分転換」(75.4%)でした。「月に一度はストレス解消のために山に行く。森林浴をするとなんだか心がさわやかな気分になり、ホッとする」(女性40代)、「きれいな空気を胸一杯吸い、野鳥のさえずりも聞こえ気分転換にはもってこい」(男性40代)など、緊張の多い日常生活や都会の喧噪を離れ、「自然」と接することは、私たちの崩れそうな精神バランスを立て直す重要なキッカケとなっているのかもしれません。同様3位に「新鮮な空気を吸うことで、健康になる」(33.5%)、5位にも「自然からエネルギー・活力をもらう」(31.6%)が挙げられ、直接、目に見ることは出来ないものの、「自然」は私たちの疲弊した心や身体に新しい力を与えてくれる場と言えそうです。

■自然との触れ合いのメリットは?

1 ストレス解消・気分転換 75.4%
2 四季の移り変わりを実感できる 37.5%
3 新鮮な空気を吸うことで、健康になる 33.5%
4 体力づくり・運動不足の解消 32.4%
5 自然からエネルギー・活力をもらう 31.6%
6 家族とのコミュニケーションづくり(家族団らん) 30.2%
7 お金がかからない 17.3%
8 目の疲れを癒す 12.3%
9 友人との親交や交流を深める 11.7%
10 子供たちの教育の場として良い 10.6%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

「家族団らん」「友人との交流」など、
自然は人と人との絆を深めるパワーを持つ

また見逃せないのは、6位の「家族とのコミュニケーションづくり(家族団らん)」(30.2%)、9位の「友人との親交や交流を深める」(11.7%)、10位の「子供たちの教育の場として良い」(10.6%)という回答です。「週末になると家族でキャンプなどに出かけ、自然との触れ合いを楽しみながら、子供の成長を見守っている」(女性30代)、「上は80才から、下は50才までの7〜8人の飲み仲間と一緒に気分転換に滝巡りに行っている」(男性60代)など、精神や健康面に与える影響のほか、家族や人と人との絆を深めるパワーも持っていることがうかがえます。「自然」は、私たち現代人が都会的な生活によって、次第に失いつつある精神的な余裕や人間関係を修復する役割を担っているのかもしれません。


今回は澄み切った秋空が広がるレジャーシーズンの中、日ごろの自然との触れ合いについて皆さんのご意見を聞いてきました。自然との触れ合いの頻度は「月1回以上」が41.7%。さらに「半年に2〜3回」という声も16.0%を数え、全体の6割近くの人びとが少なくとも「1シーズンに1回以上」のペースで自然との触れ合いを求めて、山や海、公園などへお出かけになっていることが明らかとなりました。こうした背景には、特にビル群やアスファルト、コンクリートが覆い、四季の移り変わりが感じにくくなりつつある都会生活の中で、少なくとも「1シーズンに1回」は自然を満喫したいと欲する、人間本来の本能のようなものが働いているのかもしれません。もともと私たち人類は森や海辺で暮らしていたことを考えれば、自然との触れ合いに居心地の良さを感じるのはごく当たり前のことと言えます。昨今では、エコロジー、スローライフ的な発想が次第に広がり、アウトドアや自然回帰を大事にする人びとが増えていますが、自然と過ごす時間を作るとともに、同時に自然環境を保護することも考えなければいけませんね。


最後に、今まで旅行で訪れた場所の中で「大感動した自然」について聞きました。さて、皆さんの心に残った自然とは一体どこだったのでしょうか。


皆さんが大感動した自然とは?

富士山
  • 「20才の時に行った富士登山。体調はすこぶる悪かったけれど、やっぱりご来光は素晴らしかった。世界遺産への登録目指して、ゴミの回収とか頑張っているみたいですが、1人1人の心がけしだい」(女性40代)
ハワイ
  • 「それまでは、日本人が好きなただの観光地…と思っていたのですが、兄の結婚式で訪れて、自然の美しさに圧倒された。ハワイから帰ってからは、分別や省エネだけじゃなくて、地球のために…を考えるようになった」(女性30代)
乗鞍岳
  • 「10月の連休に旅をした乗鞍岳の雄大な景色に感動した。その時、見た初雪は一生忘れられません」(女性50代)
カムイワッカの滝
  • 「30年くらい前、北海道・知床半島のカムイワッカ滝を訪れた。その滝からはお湯が流れ、滝壺が天然の露天風呂でした。今はその滝も自然破壊の為かお湯の温度が下がり、観光客が入れなくなっているそう。この自然を守るには、人の侵入を制限するしかないのか・・・」(男性50代)
スイスアルプス
  • 「昨年、初めて行ったスイスアルプスのユングフラウ、アイガー、メンヒに圧倒された。昇るのも登山列車で簡単に行け、ここが本当に4,000メートル超なのかと最後まで信じられませんでした」(男性60代)
北海道の流氷
  • 「4年前の話ですが、家族みんなで冬の北海道に流氷を観に行った。砕氷船のデッキから眺めた流氷に、知らず知らずのうちに目頭が熱くなり、すごく感動した」(男性40代)
アメリカ・サウスダコタ州
  • 「20歳のころ、英語の勉強をするため、アメリカのサウスダコタ州にいました。地平線まで見える広い土地に、家がポツポツあって、まるで絵本のような景色でした。冬には草原が雪野原になり・・・日本にはない壮大さを感じた」(女性30代)
イタリア・青の洞窟
  • 「イタリアの青の洞窟は本当にすごくきれいで感動した。温暖化のせいでこれから洞窟に入れなくなっていくと言われているが、なんとかして守っていければいいのに」(女性30代)
中国・漓江下り
  • 「20数年前、中国で漓江下りをした時の、広大な水墨画の世界を目の当たりにして大感動した」(女性40代)
アメリカ・ヨセミテ公園
  • 「アメリカのヨセミテ公園がとても印象に残っている。雪解けの水が大きな滝となって流れていたのを見た時は感動した」(女性30代)
オーストラリア・マンガリ
  • 「オーストラリア、ケアンズの郊外にあるマンガリ。標高800メートルくらいの高地で、星がとても綺麗でよく観察できた。南十字星や宇宙を旅する人工衛星なども見えて、『感動』の世界だった」(男性50代)
ヘルシンキ上空のオーロラ
  • 「ヘルシンキ上空で見たオーロラ。本当に緑のカーテンだった」(女性40代)
西表島
  • 「西表島のジャングルは『ここ日本?』と思ってしまうくらいの手付かずの自然が残っていた。セマルハコガメやキンバトなど、本土では見られない生き物にも遭遇した」(女性30代)
トルコ・カッパドキア
  • 「トルコのカッパドキア。何だか『原始の地球の風景』の様な、日本の優しい自然とは違う荒々しい自然と向き合い、背筋が伸びる思いでした」(女性30代)
オーストラリアの乗馬
  • 「オーストラリアで経験した乗馬。私はここで初めて乗馬を体験したのですが、想像していた乗馬(柵の中で馬に乗る)というものとは全然違っていて、大自然の中を、小川を越え、(映画に出てくるような)山道を越え、最後に見晴らしの良い丘に到着する、といったものでした。その時の感動は一生の宝物」(女性30代)