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今年のお歳暮はどうしますか?

今年も残すところ2ヶ月を切り、いよいよ百貨店のお歳暮商戦も本番。とはいえ、今年は経済不況から例年に比べ、財布の紐をギュッと締め直しているご家庭も結構多いのではないでしょうか。そこで今回は、今年のお歳暮の贈答意向について聞きました。

全体の半数が「お中元ギフトを贈った」と回答

この夏、お中元を贈った?

SA(単回答)

さてお歳暮の話題に入る前に、この夏に「お中元ギフト」を贈った人は一体どの位いたのでしょうか。「お中元は飲み物やゼリーなど、喉越しが良いもの・・・」(女性40代)など、「(お中元ギフトを)贈った」(51.1%)という声はほぼ全体の半数を占めました。また世代別で「贈った」という声を見てみると、若い20代では26.7%と低調であったものの、30代で41.1%、40代で49.8%と世代とともに増加。さらに60代ではピークの74.6%を数え、年齢を重ねると共に人脈が広がるせいか、夏の挨拶を重視する傾向が見受けられました。

全体の6割以上が「お歳暮ギフト」の贈答意向を持つ
中には「節約のため、お歳暮に一本化」したという声も

この冬、お歳暮をを贈る予定がある?

SA(単回答)

では、この冬の「お歳暮ギフト」の贈答はいかがでしょうか。「友人に贈るスイーツは、妻と相談して毎年ご当地ものを選んでいる」(男性30代)など、「贈る予定がある」と回答した人は52.6%。さらに「贈るかどうか検討している」という声も全体の10.5%を数え、全体の6割以上が「お歳暮ギフト」の贈答に前向きであることが明らかとなりました。自由回答の中には「お歳暮は1年の感謝と、翌年のご挨拶も兼ねてお中元より重視している」(女性40代)という声も目立ち、一年を締め括る「お歳暮ギフト」に重きを置く傾向がうかがえます。さらに最近では「不景気で予算がないため、お中元は贈らない」(男性30代)など、家計費の節約のため、年2回のギフトを「お歳暮」のみに一本化したというご家庭も少なくないようです。


今年は100年に一度の大不況と言われ、ギフト市場の冷え込みが懸念されましたが、例年と比べて贈答意向に落ち込みがあるのでしょうか。過去5年間、同時期に行った調査では、2005年の贈答意向が72.0%、2006年が62.9%、2007年が62.3%、2008年が69.8%。今冬が63.1%であったことから、不況とは裏腹にここ数年と同様の6割台をキープし、贈答意向への影響はそう大きくないことがうかがえます。

全体の36.9%が「贈る予定はない」と回答
主な理由は「相手がいない」「習慣がない」など

その一方、「旦那の会社ではお中元、お歳暮、年賀状をしないと決められているので・・・」(女性30代)など、「贈る予定はない」という声も全体の36.9%を占めました。次に世代別で見てみると、70代以上では17.4%と低調であったものの、50代で24.1%、30代で44.9%と世代が低くなるとともに増加。さらに20代では60.0%にも達し、若い世代にお歳暮離れが進んでいることがうかがえます。

世代別:この冬、お歳暮を贈る予定がある?

SA(単回答)


■贈らない理由は?

1 贈る相手が特にいない 41.4%
2 ギフトを贈る習慣がない 21.6%
3 虚礼廃止 18.4%
4 家計費削減 13.3%
5 面倒 9.9%

MA(複数回答)/お歳暮を贈る予定のない人

では、その理由を見ていきましょう。最も回答が多かったのは「贈る相手が特にいないため」(41.4%)でした。「以前は、仲人さんに贈っていたが、結婚して3年経ったときに先方から辞退された。その後、贈る相手がいなくなった」(女性40代)など、今のところ、心から感謝の意を表す人が特に見当たらないという声。続いて、2位は「ギフトを贈る習慣がない」(21.6%)。「働いている会社が外資系のためか、そもそもお歳暮を贈るという文化や感覚が全くなかった」(男性20代)など、あえて贈らないというよりも、むしろ年中行事や習慣として身に付いていない人が案外多いようです。同様3位にも「虚礼廃止のため」(18.4%)が挙げられ、昨今の不況やエコ志向の高まりなど、社会全体の風潮として「法人ギフト」離れが加速化していることがうかがえます。以下、「家計費削減のため」(13.3%)、「面倒なので」(9.9%)が続きました。

1人当たりの平均贈答件数は「3.96件」
贈り先は「親戚」「両親」など、身内需要がメイン

お歳暮の贈答件数は?

SA(単回答)/贈答意向を持つ人のみ


■お歳暮を誰に贈る予定?

1 親戚・親類 50.1%
2 両親(義理の父母含む) 46.7%
3 仕事関連の人 25.5%
4 友人・知人 23.3%
5 先生・恩師 12.4%

MA(複数回答)/贈答意向を持つ人のみ

全体の6割以上がお歳暮ギフトを前向きに検討していることが判りましたが、さて皆さんは、一体どのくらいの人数に贈る予定なのでしょうか。最も回答が多かったのは「2件」(25.0%)、次に「3件」(20.7%)が続き、贈答意向を持つ全体の約半数が「2〜3件」に集中。また全回答総数を回答人数で割った平均の贈答件数は「3.96件」を数え、昨年度の「4.04件」とそう大きな増減はありませんでした。では、具体的に誰にギフトを贈るのでしょうか。贈り先のトップは「親戚・親類」(50.1%)でした。「実家には お中元・お歳暮を必ず贈るが、親戚はお歳暮のみと決めている。同じものを贈るので、相手も待っていてくれると思う」(女性50代)など、日ごろ、なかなか会う機会のない親戚とのコミュニケーションの維持に「お歳暮ギフト」が大いに役立っているようです。同様2位にも「両親(義理の父母含む)」(46.7%)が挙げられ、かつて仕事関連の法人需要の高かったお歳暮は、今日、家族や親戚向けの身内需要へ大きくシフトしていることが明らかとなりました。




また世代別で見てみると、若い20〜40代では「両親(義理の父母含む)」(30代=56.6%)が目立ったものの、50代以上のシニア層では「両親(義理の父母含む)」(50代=44.2%)に代わって「親戚・親類」(50代=58.5%)がトップ。さらに60代以上では「友人・知人」が(70代以上=56.3%)が急増するなど、世代毎に優先される人間関係や人付き合いに違いのあることがうかがえます。

世代別:お歳暮を誰に贈る?

MA(複数回答)/贈答意向を持つ人のみ

「百貨店」「スーパーマーケット」に続き、
手間のかからない「ネット通販」が大躍進

■どこで買う予定?

1 デパート、百貨店 54.6%
2 スーパーマーケット 24.7%
3 ネット通販 20.1%
4 専門店 16.2%
5 郵便局(ふるさと小包など) 5.5%

MA(複数回答)/贈答意向を持つ人のみ

続いて、今年のお歳暮の購入場所や価格帯はいかがでしょうか。まず購入場所で、最も回答が多かったのは「デパート、百貨店」(54.6%)でした。「価格帯は安っぽく見えないように、百貨店で買う」(女性30代)など、包装紙を重視するという声が多数寄せられ、見栄えの良さや高級感が漂う老舗百貨店での購買が目立ちました。その一方、中には「お歳暮には、全国区のデパートにない品をなるべく選ぶ」(女性40代)など、個性を出すため、あえて百貨店では買わないというこだわり派もいました。また見逃せないのは、3位の「ネット通販」(20.1%)です。「近年はポイントがつく、ネット利用が増えた。ネットであれば金額の比較もしやすく、カタログで探すより手間が省ける」(女性40代)など、インターネットの普及に伴い、「百貨店」「スーパー」に次ぐ存在として「ネット通販」が躍進していることがうかがえます。中には「毎年、なかなか手に入らないお酒をネットで探して贈っている」(女性30代)など、ネットを通じて、ユニークなギフトや入手困難な掘り出しものを見つけるという声も寄せられました。

相手に応じて「3,000円台」と「5,000円台」を使い分け!

次にお歳暮ギフトの価格帯の相場はいかがでしょうか。「相手に気を遣わせないように3,000円前後に決めている」(男性40代)など、最も回答が多かったのは「3,000円台」(53.8%)。続いて「5,000円台」(42.0%)が挙げられ、価格帯は3,000円台と5,000円台の2つに大きく分かれていることが明らかとなりました。自由回答の中では「両親5,000円、親戚、知人3,000円」(女性50代)、「目上の方には5,000円位で、同年代は3,000円位で」(女性40代)など、贈る相手に応じて、3,000円台と5,000円台を上手に使い分けている人が案外少なくないようです。中には「購入価格は3,000円基準にして、定価が5,000円くらいの物を探している」(女性50代)など、良いギフトを安く手に入れているという声も寄せられました。


1人当たりのギフトの価格帯は?

MA(複数回答)/贈答意向を持つ人のみ

またギフトの価格帯を世代別で見てみると、20代〜40代では「3,000円台」(20代=59.2%)という声が圧倒的。ところが50代を境に「3,000円台」は次第に減少し、「5,000円台」が急増。さらに70代以上では「3000円台」が39.4%であったのに対し、「5,000円台」は56.3%に達し、年を重ねるとともに1人当たりにかける予算が高額化する傾向が見受けられました。

お中元同様、お歳暮ギフトのナンバーワンも「ビール」
失敗しないビールギフト選びのポイントは「事前の情報収集」

では、この冬に皆さんが「お歳暮」に贈りたいギフトとは、一体どんなものでしょうか。堂々の人気ナンバーワンは「ビール」(36.6%)でした。「先方がビール好きなので、少しグレードの高いものを贈る」(女性60代)など、酒好きのご家庭には毎日消耗する「ビール」が一番という声が目立ち、夏場に限らず、冬のギフトの定番としても高い人気を誇っていることがうかがえます。またビールギフト選びのポイントとして「ビール好きな人は銘柄にもこだわりがありますので、いつも情報収集が欠かせません」(女性50代)という声。さらに「小さいお子さんがいる場合は、ビールとジュースがセットになっているもの・・・」(女性50代)など、相手の嗜好や家族構成を事前に把握することが失敗しないビールギフトのコツと言えるかもしれません。同様5位に「コーヒー・お茶」(17.6%)、7位にも「地酒(日本酒、焼酎)」(12.3%)が挙げられ、必需品よりも、嗜好品に人気が集まりました。

■今年、贈りたいお歳暮ギフトは?

1 ビール 36.6%
2 ハム・ソーセージ 28.0%
3 産地直送の魚介類(かに、鮭、イクラ等) 25.6%
4 お菓子・デザート 23.6%
5 コーヒー・お茶 17.6%
6 産地直送の野菜・果物 17.0%
7 地酒(日本酒、焼酎) 12.8%
8 食用油・調味料 11.0%
9 ジュース飲料(100%果汁等) 9.0%
9 洗剤・石鹸・入浴剤 9.0%

MA(複数回答)/贈答意向を持つ人のみ

忘年会、クリスマス、正月を控え、
「ハム」「産直の魚介類」など高級食材も人気

人気の2位は「ハム・ソーセージ」(28.0%)、3位にも「産地直送の魚介類(かに、鮭、イクラ等)」(25.6%)がランクイン。「お歳暮は正月にいるものということで、家庭の状況を考えてハムの詰め合わせまたは数の子のセットを贈る」(男性60代)など、忘年会やクリスマス、年末年始等々、年中行事が目白押しの師走はご馳走を作る機会も少なくありません。ハムや魚介類など高級食材のギフトは、景気の落ち込む昨今だからこそ、なおさらうれしいギフトと言えるかもしれません。そのほか、4位に「お菓子・デザート」(23.6%)、6位に「産地直送の野菜・果物」(17.0%)、8位に「食用油・調味料」(11.0%)、9位にも「ジュース飲料(100%果汁等)」(9.0%)が挙げられ、ランキング上位には食品が独占しました。

不況に伴う家計費の引き締めから
「お歳暮=本物のビール」を期待する声が目立つ

その一方、贈られるとうれしいギフトとはどんなものでしょうか。堂々の人気ナンバーワンは、贈りたいギフトと同様に「ビール」(48.0%)でした。「最近発泡酒やその他のビールで我慢しているので、もらってうれしいのはビールとおつまみ」(女性30代)など、家計費の引き締めから日ごろは「発泡酒・新ジャンル」という声が目立ち、お歳暮に「本物のビール」を期待するご家庭が大変多いようです。そのほか、「自分で買いに行くのが重いので・・・」(女性30代)、「保存が効くので・・・」(女性60代)という理由など、ビールギフトは贈る側にとっても、贈られる側にとってもハッピーな贈り物となっていることがうかがえます。「夏はビールだが、冬はやはり、個性的な日本酒や焼酎」(男性30代)など、同様8位に「地酒(日本酒、焼酎)」(14.3%)、10位にも「ワイン」(11.1%)が挙げられ、普段手の届かないちょっとリッチなお酒に人気が寄せられました。

■貰ったらうれしいお歳暮ギフトは?

1 ビール 48.0%
2 各種商品券 28.6%
3 産地直送の魚介類(かに、鮭、イクラ等) 25.4%
4 ハム・ソーセージ 25.2%
5 お菓子・デザート 21.6%
6 カタログギフト 17.5%
7 産地直送の野菜・果物 15.9%
8 地酒(日本酒、焼酎) 14.3%
9 コーヒー・お茶 13.0%
10 ワイン 11.1%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

選ぶ楽しさがある「カタログギフト」は、「商品券」よりも贈りやすい!?

また、もらいたいギフトならではの回答として目立ったのは「各種商品券」(28.6%)。「やはり商品券が一番。趣味の合わないものを贈られてもうれしくないし、好きなものを買えるので、ありがたい」(女性30代)など、価格が明らさまで味も素っ気もないという理由で、一般的にギフトとして敬遠されがちの「商品券」ですが、意外に立場が変われば、この上なく便利でうれしいギフトのひとつとなっているようです。ただし、目上の方に「商品券」というのも失礼な気もしますので、贈る相手との親密度や関係を考慮する必要がありそうです。また「商品券」と同じく好きな商品が選べるという利点から、人気が高まっているのが6位の「カタログギフト」(17.5%)です。「食器などは好みもあるので、カタログで選べたらうれしい」(女性40代)など、商品券のように価格がはっきりとせず、またカタログを見ながら選ぶという楽しみも生まれることから、比較的に贈りやすいギフトと言えるかもしれません。ここ最近ではグルメや食器、ファッション、趣味等々、贈る相手の好みに合わせて様々なカテゴリーのカタログが用意されているようですので、もしお歳暮選びに困ったら、こうしたギフトを使ってみるのも良さそうですね。そのほか、若い20、30代では「お菓子・デザート」(20代=37.5%、70代以上=4.2%)、年齢が増すと共に「産地直送の魚介類(かに、鮭等)」(20代=18.3%、70代以上=33.8%)、さらに「地酒(日本酒、焼酎)」(20代=12.5%、70代以上=23.9%)を挙げる声が急増するなど、世代間でも希望するお歳暮ギフトに少なからず違いが見受けられました。


今回は忙しさが増す暮れを前に、皆さんのご家庭のお歳暮の贈答意向についてご意見を聞きました。今冬のお歳暮の贈答意向は「贈る予定がある」(52.6%)、「贈るかどうか検討している」(10.5%)という声が全体の6割以上を占め、この夏のお中元ギフトに比べて10%以上高い数値となりました。特に今年は経済不況からお歳暮の落ち込みが懸念されましたが、「お中元を控え、お歳暮に一本化した」という声も寄せられるなど、1年を締め括る「お歳暮ギフト」を重視する人が案外多いことがうかがえます。古くから「終わり良ければすべて良し」という言葉がありますが、改めてこの1年間を振り返ってみれば、人に迷惑をかけたことや、両親や友人に助けられたことも少なくなかったのではないでしょうか。この1年の感謝の気持ちを込めて「お歳暮」を贈るというのも悪いものではありません。新しい年を迎える前に伝え忘れたこと、気になることがあれば、この機会を上手に活用してみてはいかがでしょう。