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ネットショッピングを利用していますか?

インターネットの普及は、私たちの生活に劇的な変化をもたらしました。日本全国はもちろん、海外で販売している商品でさえも、自宅に居ながら簡単に手に入れられる「ネットショッピング」は、忙しい現代人にとって欠かせない存在になりつつあります。そこで今回は、皆さんに日ごろのネットショッピングの利用状況について聞きました。

全体の9割以上が「ネットショッピングの経験を持つ」と回答

ネットショッピングの経験は?

SA(単回答)

さて、今までにインターネットを通じて、何か商品を購入した経験があるという人はどの位いるのでしょうか。「24時間手配が可能で、身近なスーパーやデパ地下では買えない地方のモノが買える」(女性30代)など、「(ネットショッピングで)よく購入する」と回答した人が39.1%。さらに「何度か購入したことがある」という声も51.1%を数え、実に全体の9割以上の人びとが「ネットショッピングの経験を持っている」ことが明らかとなりました。総務省の調査によれば、2000年のインターネット人口普及率は37.1%(4,708万人)、2009年は75.3%(9091万人)にまで増加していることから、この10年間でネットショッピングの利用者が急速に拡大したことがうかがえます。中には「時間もないので。日常生活に必要なものは、ほとんどネットショッピングで済ましている」(女性50代)という声も寄せられ、私たちの日々の生活にネットショッピングが不可避な存在となりつつあるようです。


世代別で「よく購入する」という声を見てみると、20代は37.9%、30、40代では40%を超え、頻繁にネットショッピングを利用する人が目立ちました。特に「子供が2歳と5カ月で、買い物に行くのが大変だから.・・・」(女性20代)など、妊婦さんや育児中のご家庭では、ネットショッピングがとても重宝されているようです。その一方、50代で30.8%、60代で24.2%、さらに70代以上では僅か17.5%に留まり、年齢が増すとともにネットにおける商品購入にそう積極的ではない現況がうかがえ、世代間で利用状況に大きな開きがあることが浮き彫りとなりました。

世代別:ネットショッピングの経験は?

SA(単回答)

「(洋服の)サイズが心配」「個人情報が不安」など、
「ネットショッピングに信頼が置けない」という声も全体の5.5%を占める

その反面、「購入した経験がなく、今後も購入する気がない」という声も全体の5.5%を占めました。次にその理由を具体的に見ていきましょう。最も回答が多かったのは「直に商品を見て購入したいので」(63.1%)でした。「サイズなどが心配だし、交換返品手数料もかかるので・・・」(男性50代)、「店に行くのは苦ではなく、店に行って買い物をすること自体、楽しいと感じるから」(男性40代)など、“百聞は一見に如かず”、直に商品を見て触って、その良し悪しを見極めたいという声が多数寄せられました。続いて2位は「商品代金の支払いなど決済が心配なので」(46.4%)、3位にも「個人情報の漏洩などのニュースが多くて信用出来ない」(40.9%)が挙げられました。「購入におけるプロセスの諸々にセキュリティー上の不安を感じる。そんなリスクを冒してまで購入するメリットを感じない」(男性60代)など、後を絶たない個人情報の流出の問題から二の足を踏む人も少なくなく、ネットショッピングに信頼が置けないという声が目立ちました。以下、4位に「配送料がかかるなど、値段が高いため」(32.5%)、5位に「お店が信頼できるかどうか分からない」(32.1%)が続きました。

■ネットショピングを利用したくない理由は?

1 直に商品を見て購入したいので 63.1%
2 商品代金の支払いなど決済が心配なので 46.4%
3 個人情報の漏洩などのニュースが多くて信用出来ない 40.9%
4 配送料がかかるなど、値段が高いため 32.5%
5 お店が信頼できるかどうか分からない 32.1%

MA(複数回答)/「購入する気がない」と回答した人

ネット購入のトップは「食品類」、次に「ファッション関連」が続く

全体の9割以上がネットショッピング経験者でしたが、では皆さんは今までに一体どんな商品を購入したことがあるのでしょうか。堂々のトップは「食品(生鮮食品、酒類、お菓子、健康食品ほか)」(64.5%)でした。「食料品は毎月、必要なものをネットで買っている。買いに行く手間と重たいものを持って帰らなくても、自宅まで持ってきてもらえるので助かっている」(女性30代)など、毎日の食卓に欠かせない「食品類」を注文するという声が多数寄せられ、「スーパーマーケット」の代わりに「ネットショッピング」を利用するご家庭が増えつつあることがうかがえます。次に2位は「ファッション(衣類・アクセサリー・靴など) 」(52.7%)。「電車に乗って、お店に行く時間や足代が省ける」」(女性40代)など、お目当てのブランド品が簡単に入手出来るという声が目立ち、意外に「食」や「衣類」など趣味嗜好に関わる商品に人気が集まりました。中には「海外ブランドの衣料は日本では手に入らないから・・・」(女性40代)など、国内に留まらず、海外サイトを通じて最新ブランドをいち早く取り寄せる人もいました。

■ネットショッピングで購入経験のある商品は?

1 食品(生鮮食品、酒類、お菓子、健康食品ほか) 64.5%
2 ファッション(衣類・アクセサリー・靴など) 52.7%
3 ホテル・旅行予約 52.2%
4 雑誌・書籍 49.9%
5 各種チケット(航空券・コンサート・イベントなど) 41.9%
6 音楽CD・DVD 36.5%
7 化粧品・スキンケア用品 36.1%
8 家電・AV機器 34.8%
9 パソコン・関連機器・ソフト 34.1%
10 キッチン・生活雑貨・食器 32.2%

MA(複数回答)/購入経験のある人

「旅行・各種チケット」や「書籍・CD」など、
どこで買っても内容に変わりのないものはネットでOK

続いて、3位は「ホテル・旅行予約」(52.2%)。「チケットは先行予約しないと手に入らないので、ネット購入する」(女性30代)、「ホテル、旅館等は旅行会社では満室でも、ネットでは予約が可能だったりする」(女性40代)など、空き部屋や料金を比較検討しやすいという利便性のほか、思わぬ掘り出しモノに出合えるのもネットならではの魅力のひとつと言えそうです。同様5位にも「各種チケット(航空券・コンサート・イベントなど)」(41.9%)が挙げられました。そのほか、4位「雑誌・書籍」(49.9%)、6位「音楽CD・DVD」(36.5%)など、どこで買っても商品内容に変わりないチケットや書籍・CD等は、ネットでの購入に高い支持が寄せられました。

ネットの甘い誘惑!?ナンバーワン・グルメは「菓子・ケーキ類」

ネットショッピングの人気ナンバーワンは「食品」でしたが、では食品の購入経験者を対象に具体的に何を購入したかを聞いてみたところ、最も回答が多かったのは「菓子・ケーキ類」(50.2%)でした。「テレビなどで取り上げられていて、美味しそうだなと思ったケーキなどを取り寄せる」(女性40代)、「近所では手に入らないお菓子を楽天ショップで購入することが多い」(女性30代)など、全国各地の銘菓や美味しいと噂のスイーツを手軽にお取り寄せできるという声が多数寄せられ、ネットショッピングは甘党にとって誘惑に満ちた存在となっているようです。同様5位にも「フルーツ」(23.5%)が挙げられ、主食よりも「デザート」の人気の高さがうかがえます。

■どんな食品を購入した経験がある?

1 菓子・ケーキ類 50.2%
2 魚介類(カニ、鮭等)・水産加工品(明太子等) 42.0%
3 健康食品 32.6%
4 肉類(ブランド牛、豚等)・肉加工品(ソーセージ等) 24.0%
5 フルーツ 23.5%
6 麺類(蕎麦、うどん、パスタ類) 22.2%
7 米・雑穀 20.3%
8 ワイン 19.0%
9 惣菜(肉まん、餃子等) 18.2%
10 ビール・発泡酒 17.0%

MA(複数回答)/「食品」購入経験者

「魚介類」「ブランド肉」など、ちょっと贅沢な高級食材も大人気

人気の2位は「魚介類(カニ、鮭等)・水産加工品(明太子等)」(42.0%)。「北海道の蟹を購入する事が多い。活き蟹の鮮度が良く、しっかりした商品が届く」(女性30代)、「メーカーのホームページに直接アクセスして明太子を購入。そのメーカーは東京では販売していなくて、福岡の店舗とインターネットのみの販売なので・・・」(女性60代)など、産地直送の新鮮な魚介類を仕入れるという声が目立ちました。さらに「但馬牛の切り落としなどをまとめて購入し、冷凍保存している」(女性30代)など、同様4位にも「肉類(ブランド牛、豚等)・肉加工品(ソーセージ等) 」(24.0%)が挙げられ、ちょっと贅沢な高級食材にも高い支持が寄せられました。そのほか、3位「健康食品」(32.6%)、6位「麺類(蕎麦、うどん、パスタ類)」(22.2%)、7位「米・雑穀」(20.3%)が挙げられました。

「ワイン」「ビール」など、缶や瓶ボトルの飲料は
自宅玄関まで商品を届けてくれる「快適さ」もネット購入のポイント

また見逃せないのは8位の「ワイン」(19.0%)、10位の「ビール・発泡酒 」(17.0%)などの飲料です。「ビールやワインなど、重たいものを家まで配達してくれて助かる」(男性30代)など、缶や瓶ボトルの飲料を運ぶのは骨が折れるという声が寄せられ、自宅玄関まで届けてくれるネット購入に快適さを感じている人が意外に多いようです。また13位の「水・ミネラルウォーター」(15.9%)や、14位の「焼酎・焼酎」(15.4%)でも同様なことが言え、特に女性やシニア層にとっては、重さを気にせずに思い切った買い物がしやすくなったのではないでしょうか。さらに自由回答の中には「地ビールや焼酎などは、ネット通販でしか手に入らないものを購入する」(男性60代)という声も寄せられ、「快適さ」ばかりではなく、醸造元から量販店まで「選択の幅」が広がった点も、ネット時代ならではの醍醐味と言えるかもしれません。

20〜40代では「菓子・ケーキ類」
50代を境に「魚介類・水産加工品」へ移行

世代別ではいかがでしょうか。20〜40代までは「菓子・ケーキ類」(20代=62.5%)という声が圧倒的でしたが、50代以上では「菓子・ケーキ類」に代わって「魚介類(カニ、鮭等)・水産加工品(明太子等) 」が急増。60代では「菓子・ケーキ類」は27.1%に急落する一方、「魚介類(カニ、鮭等)・水産加工品(明太子等)」はピークの47.3%に達し、50代を境にネットショッピングに求める対象に大きな変化が見受けられました。さらに「健康のために『発芽玄米』を定期的に購入している」(男性60代)など、年齢とともに「健康食品」という声も次第に上昇する傾向が見られ、シニア層の健康維持に対する関心度の高さがうかがえます。

世代別:どんな食品を購入した経験がある?

MA(複数回答)/「食品」購入経験者

ネット購入の決め手は「送料無料」、さらに「安さ」「特典ポイント」も

ここまで「食品」のネット購入について見てきましたが、では皆さんはネットで「食品・飲料・酒類」を購入するとき、どんなポイントを第一に考えているのでしょうか。最も回答が多かったのは「配送料がかからないもの」(55.8%)でした。「クール便送料だと高くついてしまったりするので、送料のかからないものを買うことが多い」(女性20代)など、お値打ちの商品であっても送料や代引き手数料が嵩めば、かえって高い買い物になってしまうという堅実な意見が寄せられ、ネット購入は「送料無料」が大きな決め手となっているようです。同様2位に「お店で買うよりも安いもの」(52.8%)、6位にも「特典やポイントがつくもの」(23.1%)が挙げられ、経済不況が進む中で1円でも安いものを望む消費者の声が目立ちました。

■ネットで「食品・飲料・酒類」を購入する時のポイントは?

1 配送料がかからないもの 55.8%
2 お店で買うよりも安いもの 52.8%
3 近所では手に入らない、珍しいもの 49.8%
4 産地直送で鮮度のいいもの 42.6%
5 ネットでしか買えないネット通販限定もの 38.1%
6 特典やポイントがつくもの 23.1%
7 口コミで美味しいと聞いているもの 21.9%
8 期間限定商品 15.4%
9 滅多にお目にかかれない、幻の商品 14.1%
10 自然食品など安全なもの 12.8%

MA(複数回答)/「食品」購入経験者

消費心をくすぐる「レア」「限定」「希少」のうたい文句

続いて、回答が目立ったのは「近所では手に入らない、珍しいもの」(49.8%)。「うちの近くには売っていないもので、美味しいと噂で聞いた日本酒を注文したことがある」(女性30代)など、その土地に足を運ばなければ手に入らなかった「地方の名産・特産」を、手軽にお取り寄せできる点に魅力を感じているという声が多数寄せられました。さらに「雑誌やTVで観たものは食べてみたいと思うので、すぐに飛びつく。数量限定の文字に弱い・・・」(女性20代)など、同様5位に「ネットでしか買えないネット通販限定もの」(38.1%)、8位に「期間限定商品」(15.4%)、9位にも「滅多にお目にかかれない、幻の商品」(14.1%)が挙げられました。「レア」「限定」「希少」「幻」などのキーワードは、消費者心をくすぐるうたい文句となっていることがうかがえます。そのほか、4位に「産地直送で鮮度のいいもの」(42.6%)、7位に「口コミで美味しいと聞いているもの」(21.9%)、10位に「自然食品など安全なもの」 (12.8%)が続きました


今回は、私たちの生活を一変させた「ネットショッピング」をテーマにご意見を聞いてきました。「(ネットショッピングで)よく購入する」という声は39.1%に達し、全体の4割近くの人びとが「スーパー」「コンビニ」「百貨店」と並ぶ小売店の一つのような存在として、「ネットショッピングを頻繁に利用している」ことが明らかとなりました。2005年10月に行った同調査では「よく購入する」という声が33.5%であったことから、この4年間で約5%以上の伸びを見せ、この不況風の中でも「ネットショッピング」の需要が依然旺盛であることがうかがえます。今回のアンケート結果からネットでの購入動向を見てみると、「(価格が)安いもの」はもちろんですが、自宅までのデリバリーの利便性から酒類やミネラルウォーター、米など「重いもの」を注文するご家庭が意外に多いことがうかがえます。また見逃せないのは食品購入のトップである「菓子・ケーキ類」、さらに2位「魚介類(蟹など)」、4位「肉類(ブランド牛など)」など、ちょっと贅沢なデザートや高級食材の購入が目立った点です。いわば、「ネットショッピング」は生活必需品の調達というよりも、むしろ非日常的なゆとりを求め、息抜きや気晴らしとしてネット上での買い物を楽しんでいる人が案外多いのかもしれません。とはいえ、クリック1つで簡単に購入出来る「利便性」は、逆に考えれば、思わぬ出費にも繋がりやすいもの。クレジットの請求書が来てから驚かないためにも、リアルショップでの買い物同様に衝動買いにはくれぐれもご注意を。