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生鮮食料品はどこで買う?

買い物は「価格」「家からの近さ」「鮮度・品質」「無農薬」の何を優先しますか?最近は「経済不況」「食の安全」「インターネット」などの影響から、皆さんの日々の暮らしに欠かせない「生鮮食料品」の購入先や購入方法にも何らかの変化が生じているのではないでしょうか。そこで今回は、私たちの食生活を支える「生鮮食料品」をテーマに皆さんのご意見を聞きました。

全体の7割以上が「2日に1回以上」の頻度で買い出しに行く

生鮮食料品の購入頻度は?

SA(単回答)

さて、皆さんはどの位の頻度で「生鮮食料品(野菜・肉・魚類)」を買い置きしているのでしょうか。「週1回、生協で共同購入。週2、3回は自宅近くの食品スーパーを利用している」(女性30代)など、「週4回以上」と回答した人は30.4%。さらに「週2〜3回」という声も45.3%を数え、全体の7割以上の人びとが少なくとも「2日に1回以上」の頻度で「生鮮食料品」の買い出しを行っていることが明らかとなりました。中には「その日その日で食べたい物があるので、毎日買い物をする」(女性40代)など、「ほぼ毎日(買い物をする)」という声も全体の12.9%を占めました。


次に世代別で「週2回以上」という声を見てみると、20代では63.2%に留まったものの、30代で73.7%、40代で75.7%と次第に増加。さらに70代以上では94.3%に達し、年齢とともに「生鮮食料品」の買い出し頻度が高まる傾向が見受けられました。特に60代以上では「ほぼ毎日」(60代=22.1%、70代以上=20.0%)という声が2割を超え、夕食の買い物が日課となっているシニア層も少なくないようです。

世代別:生鮮食料品の購入頻度は?

SA(単回答)

「食品スーパー」「大型スーパー」「業務スーパー」など、
3つのスーパーを上手に使い分ける消費者が目立つ

大変多くの皆さんが高頻度で「生鮮食料品」を買い求めていることが明らかとなりましたが、では一体どこで購入しているのでしょうか。最も回答が多かったのは「食品スーパー(食品中心のスーパー)」(87.8%)でした。「野菜は安いので、必ず食品スーパーで買う」(男性30代)ほか、地域密着型の生鮮食品専門スーパーを利用するという声が多数寄せられました。続いて2位は「大型総合スーパー」(50.5%)。「大手チェーン店や大型スーパーならば、まず失敗もないし欲しいものを見つけられないという事も少ないので」(女性40代)など、安心感の高い大手スーパーで食材を調達するという声。中には「日持ちのするものは、距離があっても最安値が多い『業務用スーパー』、鮮度が必要なものは徒歩圏内の『食品スーパー』で買う。この2箇所で購入できないものを『総合スーパー』で購入する」(女性70代)など、業態の異なる「3つのスーパー」を上手に使い分けているという人もいました。

■生鮮食料品をどこで購入する?

1 食品スーパー(食品中心のスーパー) 87.8%
2 大型総合スーパー 50.5%
3 ディスカウントストア・業務用スーパー 13.9%
4 生協などの宅配 11.4%
5 百貨店(デパ地下など) 10.5%

MA(複数回答)/生鮮食料品を買う人(n=1237人)


「スーパー」以外の購入先として目立ったのは、4位の「生協などの宅配」(11.4%)でした。「基本的に宅配を利用し、買い忘れや特売品などを近所のスーパーなどで購入している」(男性30代)など、インターネットの普及に伴い、足を運ばずとも買い物ができる「宅配サービス」の利用が急増していることがうかがえます。そのほか、5位に「百貨店(デパ地下など)」(10.5%)、6位に「商店街(個人商店)」(10.4%)、7位に「市場、マルシェなど」(3.7%)が続きました。中には「近所の畑の無人販売を利用する」(女性30代)など、採れたての新鮮野菜を近所の農家や露天販売で買うという人もいました。

店選びの条件は「質・鮮度の良さ」と「コストパフォーマンス」のバランス

「生鮮食料品」の購入は「食品スーパー」「大型総合スーパー」「宅配」など多岐に渡っていることが明らかとなりましたが、では皆さんはどんな基準でお店を選んでいるのでしょうか。最も回答が多かったのは「取り扱っている商品の『質・鮮度の良さ』」(70.3%)でした。「一番重視するのは新鮮さ。いくら安くても不安や疑問があるときは購入しません」(女性20代)、「(いつも行くスーパーは)地元農家のコーナーも設けてあるので、旬の新鮮野菜が買える点が魅力の一つ」(女性30代)など、フレッシュな野菜、魚の揃っているお店を優先するという声が多数寄せられました。中には「買いだめはしません。産直市に頻繁に行き、そのときの新鮮なものを購入する」(女性30代)など、なるべく買い物の頻度を増やし、「質・鮮度」の高い食材の入手に努めている主婦もいました。

■お店を選択する際に重視する点は?

1 取り扱っている商品の「質・鮮度の良さ」 70.3%
2 どこよりも価格が安い「コストパフォーマンス」 40.6%
3 徒歩で行ける「家からの近さ」 36.9%
4 マイカーで行ける「駐車スペースの広さ」 32.3%
5 カードポイントやキャンペーンが充実した「特典の高さ」 19.5%
6 衛生面に配慮した「清潔感のあるお店」 13.7%
7 通勤などの途中で寄れる「駅からの近さ」 12.9%
8 安心・信頼度の高い「大手チェーン店」 11.6%
9 どこに何が売っているか一目で分かる「陳列の見やすさ」 10.8%
10 1軒で食品以外の買い物も済ませられる「大型店」 7.1%

MA(複数回答)/生鮮食料品を買う人(n=1237人)

次に回答が目立ったのは「どこよりも価格が安い『コストパフォーマンス』」(40.6%)。「価格ですね。毎日、チラシをチェックして少しでも安く購入している」(女性30代)、「見切り品のある大型スーパーには、いつも掘り出しものがないかチェックしに行く」(男性30代)など、毎日チラシや店頭で価格のチェックを怠らないという声が目立ちました。さらに「朝の開店(直後)、もしくは夕方のタイムサービスを狙う。またポイントカードがある店にはよく通う」(女性40代)など、同様5位にも「カードポイントやキャンペーンが充実した『特典の高さ』」(19.5%)が挙げられ、不況が影響し消費者の支出に対する意識が一段と高まっていることがうかがえます。いわば、「品質・鮮度」と「価格」のバランスがお店選びの第一条件と言えるかもしれません。

「自宅」「通勤」などの生活圏内にお店があることが重要なポイント!

また「品質」「価格」に続き、見逃せないのが3位の「家からの近さ」(36.9%)。「子供が9ヶ月と小さいので、必然的に家から一番近いスーパーに足が向く」(女性20代)、「時間に余裕のない生活をしているので、何より自宅から近い所が優先」(女性40代)など、家から徒歩圏内で行けるアクセスの良さは、何かと忙しい現代人にとって重要なポイントとなっているようです。同様7位にも「通勤などの途中で寄れる『駅からの近さ』」(12.9%)が挙げられ、「自宅」「通勤」などの生活圏内にお店があることが求められていることがうかがえます。さらに「週末にまとめ買いすることが多いので、駐車場が広いところを選ぶ」(女性40代)など、4位に「マイカーで行ける『駐車スペースの広さ』」(32.3%)が挙げられ、お店選びは「品質」「価格」ばかりではなく、アクセスに便利な「立地」や「駐車場」の完備などの利用しやすさも、無視出来ない条件の一つとなっていました。

「ちらし」「タイムセール」「見切り品」は見逃さず、最後の決めては「価格」

「お店選びのポイント」に続き、実際に店頭で「生鮮食料品」を買うか否かを判断する決め手とは一体何でしょうか。堂々のトップは「価格(安い)」(63.1%)でした。「曜日によって『今日は○○が安い日』など、安い日を選んで買い物する」(女性40代)、「仕事帰りに行くと、お肉などは半額になっていることが多いので狙っている」(男性20代)など、「広告ちらし」「タイムセール」「見切り品」を見逃さないという声が目立ち、長引く不景気から「価格」を第一優先にする人が大変多いようです。次に回答が目立ったのは「家族の嗜好・好み」(49.2%)。「品質や栄養などを考えながら、家族の好きなものを買うことが多い」(女性40代)など、家族の味覚や意見に合わせて購入するという声。さらに「男の子3人で食費がかかるので、今は質より量で安いものを買っている」(女性30代)など、6位にも「量(食べきれるか、足りるか)」(19.7%)が挙げられ、家族構成や嗜好が「生鮮食料品」購入を左右する大きな要因となっていることがうかがえます。

■生鮮食料品購入の際に重視する点は?

1 価格(安い) 63.1%
2 家族の嗜好・好み 49.2%
3 原産国・産地 44.3%
4 消費・賞味期限 34.0%
5 旬の食材 25.6%
6 量(食べきれるか、足りるか) 19.7%
7 地元産 11.9%
8 調理・下ごしらえのしやすさ 8.7%
9 無農薬(減農薬)・有機栽培 8.4%
10 食材の見栄え・形の良さ・きれいさ 7.4%

MA(複数回答)/生鮮食料品を買う人(n=1237人)

「鮮度」「価格」「地域活性」など、「地産地消」を重視する消費者も

続いて3位には「原産国・産地」(44.3%)、さらに7位には「地元産」(11.9%)。最近では「野菜は地元の直売所で週1回まとめて買う」(女性30代)、「折り込み広告を見て、地元産を安く売り出しをしている店で購入する」(男性40代)など、「鮮度(採れたて野菜など)」「価格(流通コストの削減)」「エコ(輸送燃料消費量・CO2削減)」「地域活性化」という観点から、「地産地消」を重視する消費者も増えつつあることがうかがえます。以下、4位に「消費・賞味期限」(34.0%)、5位に「旬の食材」(25.6%)、8位に「調理・下ごしらえのしやすさ」(8.7%)、9位に「無農薬(減農薬)・有機栽培」(8.4%)が続きました。

「新聞折り込み」で情報収集し、効率的かつ経済的に購入計画を立てる

ここまで「お店選び」「商品選び」のポイントについてご意見を聞いてきましたが、最後に皆さんが「生鮮食料品」の購入に至るまでの行動や思考パターンを具体的に見ていきましょう。最も回答が多かったのは「特売やバーゲン情報など広告の影響を受けやすい」(44.9%)でした。「(各店の)チラシを比較検討してから買い物にいく」(女性50代)など、「新聞折り込み」でその日の買い出し計画を立てるという声が多く、効率的かつ経済的に生鮮食料品を調達するには「広告」が欠かせない存在となっていることがうかがえます。中には「チラシの安売り品でその日の晩御飯が決まる」(女性40代)など、広告を眺めながら夕食メニューを考える主婦も少なくありませんでした。同様4位に「事前に購入品目を決め、計画的にまとめ買いをする」(24.6%)、5位に「品質やブランドより、節約第一で価格を優先する」(24.5%)、6位に「タイムバーゲンを利用する」(18.4%)、7位にも「あらかじめ予算を決め、その範囲内で買い物を行う」(15.0%)が挙げられ、良いものを安く入手するため、事前の「情報収集」や「購入計画づくり」に余念のない人が目立ちました。

■生鮮食料品購入における「買い物パターン」は?

1 特売やバーゲン情報など広告の影響を受けやすい 44.9%
2 店頭で商品を見ながら購入品目を決める 37.8%
3 価格よりも品質や安全性を重視する 29.1%
4 事前に購入品目を決め、計画的にまとめ買いをする 24.6%
5 品質やブランドより、節約第一で価格を優先する 24.5%
6 タイムバーゲンを利用する 18.4%
7 あらかじめ予算を決め、その範囲内で買い物を行う 15.0%
8 何を買うか決まらず、いつもお店で迷う 11.5%
9 ポイントの有無や率を気にしながら買い物をする 10.4%
10 店舗間で商品を比較して買う 8.6%

MA(複数回答)/生鮮食料品を買う人(n=1237人)

「エコ」「健康(安全)」志向の高まりから、「価格」よりも品質を重視する人も

その一方、2位に「店頭で商品を見ながら購入品目を決める」(37.8%)、3位にも「価格よりも品質や安全性を重視する」(29.1%)が挙げられました。「主人と2人家族なので、『価格』より、出来るだけ自分たちが食べたいもの。また新鮮美味、野菜もちゃんと摂れるように考えて購入している」(女性40代)、「野菜なら無農薬、加工商品なら添加物を使っていないもの。値段より安全を買っている」(男性30代)など、経済不況における「節約=低価格商品」の購買が進む反面、「エコ」「健康」を意識した高額商品を選ぶ消費者も目立ち、購買パターンは大きく二分化していることがうかがえます。中には「野菜など安いのでたくさん買ってしまい、腐らせて後悔することがある」(女性50代)、「PB(プライベートブランド)を買ってみたら口に合わないものがあり、買って試して見なくてはわからないと思った」(女性40代)など、お値打ちでも食べ切れなかったり、嗜好に合わずにかえって無駄にしてしまった、という失敗談も寄せられました。

「空腹時は買い物を避ける」「一週間まとめ買い」など節約術も様々

そのほか、自由回答で寄せられた中からユニークな「節約術」をいくつかご紹介します。「お腹が空いている時は買い過ぎ、調理し切れず捨てることがある。なるべく消費期限の新しいものを買い、使い切れるように努力している」(女性40代)など、空腹時の買い物は避けるという声。「一週間に一度まとめて、一週間分買う。週末には冷蔵庫はほぼ空になって電気料がかからないですし、品物も使い切るので無駄がない」(男性20代)など、一週間単位でまとめ買いをして、無駄使いを減らすという声。「冷蔵庫に中に何が入っているかをメモしている。数日分の献立を立てて、量が多いものはレシピのアレンジが出来る食材を買う。たとえばハーブなど、1回しか使わなさそうなものは買わない」(女性30代)など、数日分のレシピのアレンジを考えなから必要最小限の食材を購入するという声など、余計な出費を抑えるため、各ご家庭ごとに様々な工夫を凝らしている様子がうかがえます。


今回は日々の食生活に欠かせない「生鮮食料品」の購入について、皆さんのご意見を聞いてきました。「生鮮食料品」の買い出し頻度は「週4回以上」と回答した人が30.4%。さらに「週2〜3回」という声も45.3%を数え、7割以上の人びとが少なくとも「1日置き」に買い物を行っていることが明らかとなりました。一般家庭における冷蔵・冷凍庫の大型化に伴い、欧米並みの「まとめ買い」が可能な時代になったとはいえ、野菜や魚・肉類などの生鮮食料品は「新しいもの」を第一優先にする傾向が相変わらず根強いようです。特に日本では刺身など生魚を食べる習慣があるせいか、「質・鮮度」に対する消費者の目は厳しいものなのかもしれません。また最近の傾向として「ちらし」「見切り品」「タイムセール」というキーワードに代表されるように「コストパフォーマンス」が重視される反面、「エコ」「鮮度」「安全」「地域活性」という観点から「国産」「地産地消」を意識して少々高くても購入するという消費者も少なくなく、「生鮮食料品の購買パターン」は大きく二分化していることがうかがえます。こうした背景には昨今のクロマグロ・鯨論争をはじめ、先行きの見えない大不況など「地球環境問題」や「景気」「社会情勢」等々、日々伝えられるニュースが食卓に少なからず影響を与えているものと考えられます。「節約=安いもの、でも心配」「安全=高いもの、少し安心」という選択肢の中で消費者は価格面と折り合いを持ちながら、日々の買い出しを自己責任で行っている様子が今回の毎週アンケートの結果から垣間見ることが出来ました。


皆さんのご意見を参考にもう一度、自分の食生活や買い物術を見直してみてはいかがでしょうか。