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暖かくなるに連れ、春夏物のファッションが気になり始めている人もきっと多いのでは?中でも「お洒落は足元から」という言葉がある通り、靴(くつ)はファッションの要。さらに私たちの歩行をサポートする重要な役割も担っています。そこで今回は、「靴」をテーマに皆さんのご意見を聞きました。
- 全体の2人に1人が「(靴の所有数は)3〜9足」と回答
男性の7割以上は「3〜9足」、女性の半数以上は「6〜14足」 - 全体の半数以上は「年1〜2足」の補充に留まる
「靴持ち」ほど、新しい靴を追加補充する頻度が高い! - 「ボロボロになって」「冠婚葬祭で」など、靴購入の一番の動機は「必要に迫られて」
- 夏と冬の「バーゲンシーズン」は靴購入意欲を大いに刺激!
- 「価格」に続き、購買決定のポイントは「フィット感」「使用感」
- 靴そのものの個性よりも、「服との相性」や「ベーシックさ」を重視
- 全体の半数以上は「10,000円未満」を上限に靴選びをする
「ビジネス」「スニーカー」「ブーツ」などタイプや用途で上限を使い分ける人も
全体の2人に1人が「(靴の所有数は)3〜9足」と回答
男性の7割以上は「3〜9足」、女性の半数以上は「6〜14足」
さて皆さんは現在、靴を何足持っているのでしょうか。「7足所有。仕事用に3足。テニス用2足、普段履くためのスニーカー2足」(男性50代)、「8足ぐらい。冬はロングブーツ、夏はミュール、冠婚葬祭など…」(女性30代)など、「6〜9足」と回答した人が最も多く29.8%。さらに「3〜5足」という声が26.4%を占め、全体の2人に1人が「3〜9足」の靴を履き回していることが明らかとなりました。また中には「玄関の靴箱の中だけで70足はある」(女性30代)など、「50足以上」という靴好きが0.7%。その一方、「持っている数は2足。靴が傷まないと購入しない」(男性60代)など、必要最小限の「3足未満」という声も6.0%を数え、靴の所有数は個人差が大きいことがうかがえます。

SA(単回答)
性別ではいかがでしょうか。まず、男性回答で最も多かったのは「3〜5足」(38.4%)。次に「6〜9足」(33.5%)が続き、男性の7割以上が「10足未満」。一方、女性回答で最も多かったのは「10〜14足」(27.2%)。さらに「6〜9足」(26.6%)が続き、女性の半数以上が「6〜14足」に集中し、男性よりも「+3〜5足」多く靴を所有していることが明らかとなりました。「履ければ良い」という実用度を求める男性陣が目立った一方、「靴は大好き。ブーツは12足ありました…、持ちすぎ」(女性40代)など、女性はお洒落、ファッションアイテムとして「靴」を買い求める傾向が高いことがうかがえます。

SA(単回答)
全体の半数以上は「年1〜2足」の補充に留まる
「靴持ち」ほど、新しい靴を追加補充する頻度が高い!
続いて、一年間に新しく靴を購入する数はいかがでしょうか。「年間の購入数は1足以下。足の裏に痛みを覚え出すと買い換え時に…」(男性30代)、「年間1、2足。必要になった時にしか買わない」(女性20代)など、最も回答が多かったのは「1〜2足」(55.9%)。さらに「3〜4足」(25.1%)が続き、全体の8割以上は一年間の靴補充数が多くて「4足以内」に留まりました。また「現在の靴所有数」と「年間の補充数」との関係をクロス集計してみると、「30足以上」の靴を持つ人は「年間5〜7足」の新しい靴を購入。「15〜29足」の靴を持つ人は「年間3〜5足」、「6〜9足」の靴を持つ人は「年間1〜2足」と次第に減少。さらに「3足以内」の靴を持つ人は「(年間に)ほとんど買わない」という声が目立ち、「現在の靴所有数」に伴って「年間の補充数」が大きく増減する傾向が見受けられました。

SA(単回答)
「ボロボロになって」「冠婚葬祭で」など、靴購入の一番の動機は「必要に迫られて」
年間の靴購入数は「4足以内」という声が目立ちましたが、では、皆さんが「靴を買いたくなる」のは一体どんなタイミングなのでしょうか。最も回答が多かったのは「いま履いている靴が傷んできたら1足補充するため」(77.5%)でした。「1年に1足ずつ購入する。靴全体がボロボロになったら買う」(男性20代)など、新しい靴を1足ずつ増やしていくというよりも、むしろ今ある靴を入れ替えるという声が多数寄せられました。「卒業式、結婚式などあるときに、気に入ったものを探して買う」(女性50代)など、同様5位にも「冠婚葬祭やイベントごとが迫ってきたら」(13.2%)が挙げられ、靴購入の一番の動機は「必要に迫られて」という人が意外に多いようです。
■靴を買いたくなるタイミングは?
1 | いま履いている靴が傷んできたら1足補充するため | 77.5% |
---|---|---|
2 | バーゲンで安くなっていると | 37.7% |
3 | 季節の変わり目(春夏秋冬)になると | 34.3% |
4 | 別の買い物で百貨店や専門店を訪れて目に入ると | 14.2% |
5 | 冠婚葬祭やイベントごとが迫ってきたら | 13.2% |
6 | 新しい洋服の購入に合わせて | 9.3% |
7 | 自分に合うサイズがなかなかないので見つけたら | 8.4% |
8 | 旅行に出かける前に | 6.4% |
9 | ボーナスや臨時収入が入ったら | 5.9% |
10 | 既に持っている洋服の装い方に変化をつけるため | 4.1% |
MA(複数回答)/n(有効回答数)
夏と冬の「バーゲンシーズン」は靴購入意欲を大いに刺激!

続いて、2位は「バーゲンで安くなっていると」(37.7%)。「シーズンの終わりのバーゲンで、来年も履けそうなデザインの靴を買う」(女性20代)、「欲しい靴の目星を付けておき、バーゲンやクーポン券があるときに買う」(男性30代)など、夏と冬のバーゲンシーズンまで我慢して、お目当ての商品を安く手に入れるという声が多数寄せられました。同様3位に「季節の変わり目(春夏秋冬)になると」(34.3%)、9位にも「ボーナスや臨時収入が入ったら」(5.9%)が挙げられ、「懐事情」と「バーゲン」のタイミングが一致したときに購買意欲が刺激されていることがうかがえます。また見逃せないのが4位の「別の買い物で百貨店や専門店を訪れて目に入ると」(14.2%)、さらに7位の「自分に合うサイズがなかなかないので見つけたら」(8.4%)。「街中を歩いている時に、たまたま手頃な靴を目にして購入する。『靴を買おう』と思って店に行くことはない」(女性50代)、「自分のサイズを『発見!』したら、買ってしまう」(女性40代)など、特にタイミングはなく、良いものを見つけたら衝動的に買い求めるという人も少なくありませんでした。そのほか、6位に「新しい洋服の購入に合わせて」(9.3%)、8位に「旅行に出かける前に」(6.4%)が挙げられました。
「価格」に続き、購買決定のポイントは「フィット感」「使用感」
次に「気になる靴」を店頭で見つけた場合、最終的に購買決定を下すポイントとは何でしょうか。最も回答が多かったのは「価格」(59.1%)でした。「価格、それ以外なし。迷って迷っても5,000円以上は考えられない」(男性40代)、「不況なので『可愛い!』と思っても、高いものはたいていセールまで残っている。だから定価ではほとんど買わなくなった」(女性20代)など、節約意識の高まりから「足元までお金が回らない」という声が多数寄せられました。続いて、2位は「履いた時の心地良さ」(44.8%)。「履いてみて、どこにもストレスのないもの」(女性60代)、「店内を歩いてみて、当たるところがないか痛くないか」(女性40代)など、履いたときに足に窮屈さを感じるものは選ばないという声が寄せられ、足に馴染む「履き心地」を重視する人が目立ちました。同様3位に「歩きやすさ(活動しやすさ)」(42.4%)、4位にも「履きやすさ・脱ぎやすさ」(30.8%)が挙げられ、デザイン性よりも、「フィット感」や「使用感」を大切にする人が大変多いことがうかがえます。
■店頭における靴購入の決め手は?
1 | 価格 | 59.1% |
---|---|---|
2 | 履いた時の心地良さ | 44.8% |
3 | 歩きやすさ(活動しやすさ) | 42.4% |
4 | 履きやすさ・脱ぎやすさ | 30.8% |
5 | 持っている服との相性 | 25.9% |
6 | カラー(色) | 16.9% |
7 | 流行りのないベーシックなデザイン性 | 15.7% |
8 | 品質(縫製・つくりの良さ) | 11.6% |
9 | 流行を意識したデザイン性 | 10.0% |
10 | ヒールの高さ | 9.6% |
MA(複数回答)/n(有効回答数)
靴そのものの個性よりも、「服との相性」や「ベーシックさ」を重視

5位には「持っている服との相性」(25.9%)。「1足につき、服のコーディネートが3つは浮かばないと、いくら安くても買いません」(女性20代)、「流行は関係なく、自分の持っている服に合ったもの…」(女性30代)など、靴そのものの個性やファッション性というよりも、むしろ自分の持っている服との相性やコーディネートの良し悪しをイメージしながら靴選びをする人が多いようです。「ジーンズにもスカートにも合うような、オールマイティに使える靴。またどんな色の服にも合うように、無難な黒や濃い茶色系を選ぶ」(女性30代)など、同様6位に「カラー(色)」(16.9%)、7位にも「流行りのないベーシックなデザイン性」(15.7%)が挙げられ、履き回しのきくシンプルな一足を選ぶという声が目立ち、流行を追わない定番品に高い支持が寄せられました。以下、8位に「品質(縫製・つくりの良さ)」(11.6%)、9位に「流行を意識したデザイン性」(10.0%)が続きました。
全体の半数以上は「10,000円未満」を上限に靴選びをする
「ビジネス」「スニーカー」「ブーツ」などタイプや用途で上限を使い分ける人も
店頭における購入の決め手は「価格」がトップでしたが、では皆さんは上限で幾らまでなら、気に入った靴を購入するのでしょうか。「10,000円以上の靴は尻込みする」(男性60代)など、「5,000〜10,000円未満」と回答した人が最も多く30.3%。さらに「5,000円未満」という声も24.8%を数え、全体の半数以上は「10,000円未満」までの予算内で「靴選び」をしていました。その一方、「一目ぼれをして、足にピッタリのサイズがあれば2万円ぐらいまでなら…」(女性20代)など、「10,000〜15,000円未満」(19.1%)、「15,000〜20,000円未満」(14.2%)という声も約3割を占め、靴購入の上限は「10,000円未満」派と「20,000円未満」派に大きく二分化していることがうかがえます。また中には「スニーカーは5,000円、ビジネスタイプは20,000円前後」(男性50代)、「ブーツなら30,000円、パンプスなら3,000円くらい、ペタンコなら5,000円くらいまで」(女性30代)など、靴の種類や用途、素材感によって上限を使い分けている人も多いようです。さらに「昔は20,000円位まで出していたが、今は無職なので頑張っても10,000円」(女性40代)など、ここ最近の景気低迷も少なからず影響してか、以前に比べて購入上限を抑えているという声も寄せられました。

SA(単回答)
今回は春夏物のファッションが気になる時期を迎え、皆さんの靴購入の頻度やポイントについてご意見を聞いてきました。現在、皆さんが所有する靴の数は「3〜9足」という声が56.2%を数え、全体の2人に1人が「10足未満」の靴を日々履き回していることが明らかとなりました。また一年間に新しい靴を購入する数は「1〜2足」(55.9%)という声が全体の半数以上を占め、所有する「10足未満」の靴を「年1〜2足」入れ替えるというのが一般的なサイクルとなっているようです。「靴はファッションの要」とは言われるものの、実際には「傷んで」「冠婚葬祭で」など、必要に迫られない限り「新しい靴」を買わないという声が案外目立ち、「足元のお洒落」までは行き届かないというのが正直なところと言えそうです。さらに「季節の変わり目に洋服に合わせて購入することが多い」(女性30代)など、新しい服や今持っている装いに合わせて「靴」を求めるという声は確かに目立ったものの、その反面、「靴」に合わせて「服を買う」という声はありませんでした。ちょっと発想を逆転させて、まず気に入った「靴」を買い、その後にそれに似合う「新しい服を買う」というのも意外に面白い試みと言えるかもしれませんね。
さて、気温の上昇と共に外出やレジャーが増える季節、おろし立ての「新しい靴」を履き、ウキウキ気分で出かけてみてはいかがでしょうか。きっと不況気分を一掃させてくれるはず…。