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『凝った料理』が作りたくなるとき

「外食離れ」が進む一方、自宅で食事を食べる「内食」を重視する人が増えているといいます。と同時に料理本やレシピサイトなどの需要も伸び、いつもの食事とは違う「凝った料理」にチャレンジするご家庭も少なくないようです。そこで今回は、皆さんのご家庭で「凝った料理」を作るタイミングについて聞きました。

全体の7割近くが「料理が好き」と回答

料理をするのは好き?嫌い?

SA(単回答)

まず皆さんは「料理づくり」が好きなのでしょうか、それとも嫌いなのでしょうか?「結婚当初は嫌いでしたが、イヤイヤでも毎日、失敗を重ねながら料理をしているうちに楽しくなってきた」(女性40代)、「食材選び、レシピの手順を考え、期待通りの味に仕上がったときはとても幸せな気持ちになる」(女性70代)など、「大好き」と回答した人は16.4%。さらに「まあまあ好き」という声も50.4%を数え、全体の7割近くの人びとが日々の「料理づくり」を苦なく楽しんで行っていることが明らかとなりました。中には「子供たちが私の料理を食べて『お母さんより美味しいね』と言うので料理が好きになった」(男性50代)など、かつては「男子厨房に入らず」という言葉がありましたが、昨今では料理自慢のお父さんも珍しくはないようです。


その一方、「(料理が)あまり好きではない」(28.8%)、「大嫌い」(4.4%)という声も全体の3割を占めました。主な理由は「働いているので、疲れて作るのは超面倒なので大嫌い」(女性40代)、「包丁で皮をむいたり、刻んだりするのも面倒」(女性30代)など、下準備が嫌いという声。「料理のレパートリーが少ないから…」(女性30代)など、献立を考えるのが苦手という声。さらに「怪我をする。油や火が怖い」(女性40代)や、「味オンチと言われている」(男性50代)という声まで、「料理のセンスがない」と諦めている人もいました。

普段は「時短料理」がメイン、約3割が「30分未満」で調理完了

日ごろの「夕食づくり」にかける時間は、各ご家庭で平均どのくらいでしょうか。最も回答が多かったのは「30〜59分間」(50.7%)という声で全体の半数以上。さらに「平日はそれぞれ食べる時間が違うため、数十分で出来るもの」(女性30代)など、「15〜29分間」という声も23.1%を数え、仕事や育児で忙しい普段の食卓は、極力手間をかけずに短時間で用意が出来るメニューが中心となっていることがうかがえます。中には「15分未満」という声も5.7%を占めました。

「夕食づくり」にかける平均の調理時間は?

SA(単回答)


一方、手の込んだ「凝った料理」を作るときは、一体どのくらいの調理時間をかけているのでしょうか。「材料の良いのが入った時は、1時間以上かけて料理する」(女性30代)など、最も回答が多かったのは「60〜89分間」(23.5%)。さらに「2〜3時間未満」(17.9%)、「90〜119分間」(16.5%)が続き、全体の6割近くの人びとが普段の夕食よりも2、3倍長い「1〜3時間未満」の時間をかけて丁寧に調理していることが明らかとなりました。自由回答の中には「肉料理など漬け置きしたりで、1日前から仕込む」(男性30代)など、「丸1日」(1.8%)、「2日間以上」(1.5%)という声も寄せられました。

「凝った料理」にかける調理時間は?

SA(単回答)

誕生日、クリスマスなど家族イベントは「凝った料理」を囲んで祝う

さて皆さんは、どんなとき「凝った料理」を作っているのでしょうか。次にそのタイミングを聞いてみたところ、最も回答が多かったのは「イベントや年中行事のとき」(45.7%)でした。「誕生日にはちょっとしたフルコースになるようにサラダ、メイン、スープ、デザートを手作りする」(女性30代)など、誕生日やクリスマスといった「年中行事」では腕によりをかけて、いつもよりもちょっと贅沢な料理を作るという声が多数寄せられました。特に「ひな祭りにはおにぎりでお雛様を作った」(女性20代)、「子供の運動会や頑張った時のご褒美に凝った料理を作る」(女性40代)など、子どもを主役とする「家族イベント」では子どもが喜ぶメニューを囲んでお祝いをする様子がうかがえます。また4位に「友だち、お客さんが遊びに来るとき」(28.5%)、5位にも「家族が揃うとき」(24.2%)が挙げられ、「年中行事」同様に家族や友人が大勢集まるタイミングに「凝った料理」で食卓を彩るご家庭が大変多いようです。

■「凝った料理」を作るタイミングは?

1 イベントや年中行事のとき 45.7%
2 仕事のない休日 42.4%
3 特にタイミングがなく、気分が乗ったとき 32.7%
4 友だち、お客さんが遊びに来るとき 28.5%
5 家族が揃うとき 24.2%

MA(複数回答)/「凝った料理」を作る人(n=2555人)

「休日」「休前日」など、仕事からの解放感が料理意欲を掻き立てる!

トップに続いて、回答が目立ったのは「仕事のない休日」(42.4%)。「子供と旦那の時間が合う休日などに、家族のコミュニケーションを兼ねて3人で協力して料理を作る」(女性20代)など、夫婦共働き家庭が多い中、身体的にも精神的にも寛げる「休日」にじっくりと時間をかけて料理を作るという声が目立ちました。同様7位にも「休前日の夜」(14.0%)が挙げられ、仕事からの解放感が料理意欲を掻き立てる大きな要因となっていることがうかがえます。また見逃せないのは6位の「新鮮または良い食材(肉・魚など)が手に入ったとき」(21.3%)です。「良い豚のバラ肉が手に入ったとき、我が家では『豚の角煮』を作る」(女性30代)など、鮮度の良い肉や魚、旬の野菜等々が手に入ったときは、その食材を生かして腕を振るうという声が寄せられました。同様8位にも「良いお酒(高級ワイン、稀少性の高い焼酎など)が手に入ったとき」(11.6%)が挙げられ、食材やお酒を見て料理のアイデアがひらめく人も少なくないようです。

凝った料理のナンバーワンは「スープ」
時間と愛情をかけただけ、味わい深く美味しさも倍増

では皆さんが得意とする「凝った料理」とは何でしょうか。堂々の人気ナンバーワンは「スープやシチュー(ビーフシチュー、ポタージュなど)」(23.3%)でした。「とろけるような柔らかい肉のビーフシチューが我が家では人気。前日の晩からワインに1時間漬け、炒めて1時間煮込みアクを取った後、1,5時間コンソメで煮込む。後は翌日2時間ほどかけて仕上げていくのですが、出来上がりの美味しさはバツグン」(女性40代)など、煮込めば煮込むほどコクと味わいが深くなるスープは、調理に根気と時間を要する「凝った料理」の代表格と言えます。同様4位に「本格カレー」(21.3%)、5位にも「煮物(筑前煮、煮しめなど)」(20.7%)が挙げられ、普段出来ない「煮る」料理をじっくりと作るご家庭が多いようです。「料理は愛情」と昔から言われますが、まさに愛情をかけた時間だけ味わいも美味しさも増すのが「スープ」や「煮物」ではないでしょうか。

■ご家庭で自慢の「凝った料理」は?

1 スープやシチュー(ビーフシチュー、ポタージュなど) 23.3%
2 手作りの餃子・シュウマイ 23.1%
3 焼き菓子・ケーキ・プリンなどスイーツ 22.3%
4 本格カレー 21.3%
5 煮物(筑前煮、煮しめなど) 20.7%
6 寿司(にぎり、ちらし、いなりなど)・太巻き 19.7%
7 ローストビーフ、チキンの丸焼きなどオーブン肉料理 18.9%
8 鶏から・串揚げ・フライなど揚げ物 14.7%
9 おこわ・まぜご飯 13.7%
10 天ぷら 13.1%

MA(複数回答)/「凝った料理」を作る人(n=2555人)


人気の2位は「手作りの餃子・シュウマイ」(23.1%)。「(餃子は)皮から作る。生地にはニンジンやほうれんそうペーストを練りこんだ三色餃子…」(女性30代)など、市販の皮を使わず、すべて「手作りする」というプロ顔負けの本格的な餃子づくりに挑戦するという人が案外多いようです。また自由回答の中には「家族全員で手作りの餃子を作る」(男性50代)など、家族総出で皮づくりや具材を包む作業に取りかかるという声も寄せられ、餃子は作る過程そのものが「家族団らん」に一役買っていることがうかがえます。

「手作りケーキ」「寿司」「ローストビーフ」など、
ちょっとゴージャスな料理でホームパーティを演出する

またメインディッシュ以外で目立ったのは、3位の「焼き菓子・ケーキ・プリンなどスイーツ」(22.3%)でした。「子どもの誕生日にチョコレートケーキ。オーブンが小さくて火力が弱くあまり上手にはできなかったけれど、手作りという事で満足。甘さも調節できるし安全」(女性20代)など、子どもにも安心して与えられるヘルシーなスイーツづくりに励むご家庭も少なくなく、誕生日やクリスマスなどの「家族イベント」を盛り上げる存在となっていることがうかがえます。以下6位に「寿司(にぎり、ちらし、いなりなど)・太巻き」(19.7%)、7位に「ローストビーフ、チキンの丸焼きなどオーブン肉料理」(18.9%)、8位に「鶏から・串揚げ・フライなど揚げ物」(14.7%)が続き、ちょっとゴージャスなパーティ料理が多数挙げられました。

有名料理研究家の「レシピ本」や「料理雑誌」を参考に「凝った料理」に挑戦!

「凝った料理」は家族イベントや家族団らんを支える重要な役割を演じていることが判りましたが、さて皆さんはその特別料理のレシピを一体どこで覚えたのでしょうか。最も回答が多かったのは「レシピ本」(46.9%)でした。「ひき肉とほうれん草のキーマーカレー。料理本を見て覚えた」(女性30代)、「料理研究家の奥薗寿子さんのレシピはよく参考にしている」(女性30代)など、有名料理研究家の市販レシピ本を参考にして、プロの味を再現するという声が多数寄せられました。同様5位にも「料理雑誌(オレンジページ、レタスクラブ、きょうの料理など)」(22.2%)が挙げられました。

■「凝った料理」のレシピはどこから?

1 料理本(レシピ本) 46.9%
2 インターネットのレシピサイト(クックパッドなど) 42.0%
3 テレビ料理番組 30.6%
4 祖母、母など家族から教わった 26.7%
5 料理雑誌(オレンジページ、レタスクラブ、きょうの料理など) 22.2%

MA(複数回答)/「凝った料理」を作る人(n=2555人)

「何にしようかな?」と悩んだら、ネットで口コミレシピを検索

続いて、2位は「インターネットのレシピサイト(クックパッドなど)」(42.0%)。「インターネットで探し、気にいったレシピは印刷して妻がファイルしている」(男性40代)、「インターネットで晩御飯を何にしようか検索し、たまたま見つけたカルボナーラを作ってみたり。バーニャカウダーも作ってみたところ、まあまあ好評でした」(女性30代)など、献立に悩むとネットで検索するという声が目立ち、プロのレシピに限らず、最近では「ブログ」「口コミ」といった一般家庭で成功したレシピを参考にする人が多いようです。そのほか、3位にも「テレビ料理番組」(30.6%)が挙げられ、「書籍・雑誌」「ネット」「テレビ」などのメディアからレシピを仕入れている人が目立ちました。


世代別ではいかがでしょうか。20代では「インターネットのレシピサイト(クックパッドなど)」(20代=51.0%)が圧倒的であったものの、年齢と共に減少。30代では「インターネットのレシピサイト」(30代=50.4%)と「料理本(レシピ本)」(30代=48.0%)が半々で、40〜60代では「料理本」(40代=49.1%)を支持する声がトップ。さらに70代以上では「祖母、母など家族から教わった」(70代以上=50.0%)が目立ちました。かつてレシピは祖母、母親が作る料理の見よう見まねで覚えることが当たり前でしたが、時代を追う毎に「レシピ本」「料理番組」などメディアがその役割を担うようになり、ここ最近では「ネット検索」がポピュラーな存在となりつつあることがうかがえます。

「凝った料理」のレシピはどこから?

MA(複数回答)/「凝った料理」を作る人(n=2555人)


今回は昨今の「内食」人気を背景に、いつもの食事とは異なる「凝った料理づくり」について皆さんのご意見を聞いてきました。普段の調理時間は「30分未満」という時短料理が目立ったものの、「家族イベント」や「休日・休前日」には、いつもよりも2〜3倍の時間をかけて「凝った料理」を作るというご家庭が大変多いことが明らかとなりました。中でも「凝った料理」の第2位として、大衆グルメの王道である「餃子」が挙げられたことは意外であった反面、家族を中心とした家庭料理の中では納得のいくメニューの一つと言えます。餃子の魅力は お父さんのビールのつまみとして最適であるほか、野菜とお肉のバランスのとれたおかずであるため、子どもにも安心して食べさせやすいことが挙げられます。また市販の皮を使っても良いですが、ちょっと時間にゆとりのあるときには、小麦粉に水、少量の食塩を加えて家族で皮づくりに挑戦するのも楽しいもの。「誰が作った皮が薄いか?包み込みは誰が上手か?」など、「餃子づくり」そのものが家族イベントとして十分に楽しめる点も高い支持を集めた理由と言えるかもしれません。餃子づくりがもたらす「家族団らん」、皆さんのご家庭でもぜひ試してみてはいかがでしょうか。