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青山ハッピー研究所 ハピ研

「人がしあわせを感じるモノやコトって、何だろう?」衣・食・住・美など生活に密着したテーマでその答えを考える“しあわせ探しの情報サイト”

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今、あなたはストレスを抱えていますか?

現代病と言われ久しい「ストレス」。パソコンの普及化に伴うテクノストレスや、複雑化する人間関係の諸問題、景気低迷による金銭トラブル等々、現代人の悩みは多岐に渡っています。特にゴールデンウィーク明けから梅雨にかけてのこの時期は、不安定な気候のため体調を崩しやすく、精神的にも落ち込みやすいタイミングと言えます。そこで今回は皆さんのストレス度合いをチェックすると共に、ストレスを溜めずに上手に解消する方法について聞きました。

全体の8割近くの人びとが「ストレスがある」と回答

今、ストレスを感じている?

SA(単回答)

まず現在、ストレスを感じている人はどの位いるのでしょうか。「介護・家事・家業と毎日忙しく、睡眠不足と疲労が蓄積して心身共に疲れている」(女性50代)など、「とてもストレスを感じている」と回答した人が31.4%。「まあまあストレスを感じている」という声も45.2%を数え、実に全体の8割近くの人びとが日常生活の中で何らかの「ストレスを感じている」ことが明らかとなりました。とかく現代社会は「ストレス社会」と言われますが、その強度は個人によって大小の差はあるものの、自分の身にストレスを感じている人が確かに大変多いことがうかがえます。中には「急な異動があり、慣れない仕事で胃痛が続いている」(男性30代)など、ストレスから体調を崩したという深刻な声も寄せられました。


世代別ではいかがでしょうか。「とてもストレスを感じている」「まあまあストレスを感じている」という声は20代では69.5%に留まったものの、30代では20代よりも10%以上高い82.2%、40代でも81.5%を数え、働き盛りの30、40代にストレスの高さが目立ちました。こうした背景には結婚、出産、育児、仕事等々が重なる忙しい世代でもあることから、必然的にストレスが増大しているのかもしれません。さらに子育ても仕事も落ち着き、第2の人生が見え始める60代では43.2%に急減する一方、70代以上では68.8%に逆戻りするなど、世代間で「ストレスの感じ方」に大きな隔たりがあることが判明しました。

世代別:今、ストレスを感じている?

SA(単回答)

「くよくよ考えない」「ストレスって何?」など、
「ストレスを感じていない」という声も全体の2割を占める

ストレスを抱える人びとが目立った反面、「あまりストレスを感じていない」(18.1%)、「全くストレスを感じていない」(2.5%)という声も全体の2割を占めました。主な理由は「楽天家だから」(男性50代)、「気の持ちよう。くよくよ考えず、自分を見失わないこと…」(女性60代)など、常にプラス思考で悩みを背負い込まないという声。「自分の仕事内容や、スケジュールを思うとおりにマネージメントできているから」(女性30代)、「職場でも、家でも楽しく過ごせるので」(男性30代)など、仕事もプライベートも充実しているという声。さらに自由回答の中には「ストレスが一体どういうものかがわからない。ストレスがないのか?気が付かないだけなのか?」(男性30代)という人もいました。

ストレスの原因第一位は「仕事(労働環境、給与など)」

全体の8割近くがストレスを抱えていることが明らかとなりましたが、では皆さんのストレスの原因は一体何でしょうか。最も回答が多かったのは「仕事(労働環境、給与など)」(59.3%)でした。「勤務地が変わって、新しい営業所の仕事の進め方が違いすぎて苦痛」(男性50代)、「上司が気分屋でわがままなところにストレスを感じる」(女性40代)など、職場環境や仕事内容に恵まれていないという声が多数寄せられ、ストレスを抱えつつも仕方なく働いている人が意外に多いようです。中には「自営業ですが、不況のためか赤字続きで今後が心配」(女性40代)など、昨今の景気低迷の煽りをもろに受けたという人もいました。同様5位にも「就職・退職・失業(自分、配偶者、子どもなど)」(11.4%)が挙げられ、現代人のストレスの原因の大半が「仕事」と結びついていることがうかがえます。


■ストレスの原因は?

1 仕事(労働環境、給与など) 59.3%
2 将来(自分、家族など) 31.2%
3 病気・体調不良(自分、家族など) 25.8%
4 政治・社会的な不安(年金、医療制度など) 11.6%
5 就職・退職・失業(自分、配偶者、子どもなど) 11.4%
6 家事 11.3%
7 親子・家族間トラブル 11.0%
8 子供の教育・しつけ 10.5%
9 対人・隣人トラブル 10.4%
10 夫婦間トラブル 7.8%

MA(複数回答)/ストレスを感じている人(n=1045人)

景気低迷、政治不信で「将来不安」を抱える声が目立つ

次に2位は「将来(自分、家族など)」(31.2%)。「会社の将来に不安を覚えながら仕事をすること。職を失うことの恐怖感、こんな厳しい中で再就職先が見つかるのか不安でいっぱい」(男性30代)など、経済不況が長引く中で、将来に対する漠然とした不安が蔓延している状況が見受けられます。さらに「医療制度や年金など身近な問題が不安」(女性50代)など、同様4位にも「政治・社会的な不安(年金、医療制度など)」(11.6%)が挙げられ、景気低迷に加え、抜本的な解決策を見いだせない政治に対する不信感も「将来不安」を煽る大きな要因となってことがうかがえます。そのほか3位に「病気・体調不良(自分、家族など)」(25.8%)、6位に「家事」(11.3%)、7位に「親子・家族間トラブル」(11.0%)が続きました。

男性ストレスは「仕事」「政治」など外的な要因
女性は「家族」「教育」「家事」など家庭内ストレスがメイン

性別ではいかがでしょうか。まず、男性回答では「仕事(労働環境、給与など)」(男性=76.3%、女性=43.6%)、「政治・社会的な不安(年金、医療制度など)」(男性=14.9%、女性=8.5%)など、家庭以外のシーンで強いストレスを抱えている人が目立ちました。一方、「どうも家事が苦手で毎日憂鬱」(女性30代)など、女性回答で目立ったのは「家事」 (男性=2.8%、女性=19.2%)。さらに「親子・家族間トラブル」(男性=6.2%、女性=15.5%)、「子供の教育・しつけ」(男性=6.4%、女性=14.4%)が挙げられ、男性が「仕事」「政治」など外部に矛先が向いていたのに対し、女性は「家族」「子供」「家事」など家庭内ストレスが中心となっていることがうかがえます。

仕事帰りの一杯や晩酌など、男性のストレス解消法トップは「お酒」

では皆さんは具体的にどのようにストレスを発散しているのでしょうか。次に性別で「ストレス解消法」を聞いてみたところ、男性トップは「晩酌、お酒を飲む」(44.0%)でした。「職場の仲間と一緒に酒を飲んでワイワイやる」(男性50代)、「ビールを飲みながら、自分の部屋で好きな野球を観る」(男性60代)など、仕事で疲れた肉体と精神を「お酒」でリフレッシュするという声が多数寄せられました。いわば、飲酒は現代のサラリーマン男性の一日の締めくくりに欠かせない存在と言えるかもしれません。

■男性:ストレス解消法は?

1 晩酌、お酒を飲む 44.0%
2 スポーツで汗を流す 13.3%
3 好きなテレビ番組を観る 13.1%
3 とにかくたくさん寝る(睡眠) 13.1%
5 何もしないでボーッとする 12.2%
6 ゆっくりとお風呂に入る 11.8%
7 旅行や温泉へ出掛ける 11.1%
8 映画を観る(DVD、映画館) 9.6%
9 音楽を聴く 9.4%
10 好きなものを買い、家で食べる 8.6%

MA(複数回答)/n(有効回答数)


続いて、2位は「スポーツ(スポーツクラブ、ジョギング、ゴルフなど)で汗を流す」(13.3%)。「毎週土曜日にテニスをして汗を流し、ストレスを解消する」(男性60代)、「自転車に乗って汗をかいて自分の体をいじめる」(男性30代)など、有酸素運動で肺にフレッシュな酸素を十分に供給することで、疲労が和らぎ、ストレス解消にもつながるという声が寄せられました。さらに3位に「とにかくたくさん寝る(睡眠)」(13.1%)、5位にも「何もしないでボーッとする」(12.2%)、6位に「ゆっくりとお風呂に」(11.8%)が続き、次の日の仕事に向けコンディションを万全に整えるため、「ストレス解消=体力回復」という男性が目立ちました。

「甘いもの」「好きなものを家で食べる」「外食」など、
女性のストレス解消は「食欲を満たすこと」が特効薬!?

その一方、女性回答のトップは「デザート・菓子など甘いものを食べる」(32.4%)でした。「デザートを買ってコーヒーと一緒に食べるのがストレス解消」(女性20代)、「子供たち就寝後の、お菓子」(女性30代)など、男性が「辛党(お酒)」であったのに対し、女性は「甘いもの」で心の安らぎを求めるという声が多数寄せられました。「甘いものはダイエットの敵」とは知りつつも、襲い来るストレスからついつい「甘いもの」の誘惑に負けてしまう女性が多いことがうかがえます。同様2位に「晩酌、お酒を飲む」(23.2%)、3位に「好きなものを買い、家で食べる」(21.7%)、6位にも「外食に出かける」(15.7%)が挙げられ、女性のストレス解消は「食欲を満たすこと」が一番であることがうかがえます。

■女性:ストレス解消法は?

1 デザート・菓子など甘いものを食べる 32.4%
2 晩酌、お酒を飲む 23.2%
3 好きなものを買い、家で食べる 21.7%
4 友人に会って、おしゃべりをする(話を聞いてもらう) 19.7%
5 好きなテレビ番組を観る 18.8%
6 外食に出かける 15.7%
7 とにかくたくさん寝る(睡眠) 14.6%
8 ゆっくりとお風呂に入る 14.3%
9 お茶・コーヒーを飲む 13.7%
10 ショッピングに出かける 13.6%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

女性は「食べる・話す・買う」を中心とした「動」でストレスを吹き飛ばす!

「食」以外で目立ったのは「友達に愚痴ってストレスを発散する」(女性30代)など、4位の「友人に会って、おしゃべりをする(話を聞いてもらう)」(19.7%)。同様12位にも「家族や恋人・友人と電話やメールをする」(12.1%)が挙げられ、気の合う友だちと「話すこと」「聞いてもらうこと」でストレスを発散している女性が大変多いことがうかがえます。そのほか「友達と買い物をし、思い切り使う」(女性30代)など、10位にも「ショッピングに出かける」(13.6%)が挙げられ、男性のストレス解消が休養・体力回復を目指した「静」とするならば、女性のストレス解消は「食べる・話す・買う」を中心とした「動」と言えるのではないでしょうか。

最もリラックス出来る場所は、1日を締めくくる「寝室・ベッドの上」

■家でリラックス、癒しを
感じる場所は?

1 寝室・ベッドの上 51.4%
2 居間(リビング) 31.7%
3 浴室 27.9%
4 パソコン・テレビの前 24.0%
5 自分の部屋・書斎 23.7%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

心安らぐ場所といえば「家」ですが、ではその家の中で特にリラックス、癒しを感じる場所とは一体どこでしょうか。最も回答が多かったのは「寝室・ベッドの上」(51.4%)でした。「寝室の布団で大の字になると、とても気持ちいい。今から寝るという時が一番幸せなひととき」(女性30代)など、私たちの「1日の締めくくりの場」であり、同時に「1日の始まりの場」でもある寝室は、何の気負いもなく、素の自分をさらけ出せる唯一の場所と言えるかもしれません。中には「更年期による不眠…」(女性50代)など、「不眠症」「睡眠不足」から過度なストレスを抱えているという声も少なくなく、人間の根源的な欲望の一つである「睡眠」の大切さを改めて実感させられます。

食事、テレビ観賞、家族団らんの場である「リビングルーム」は家の核

2位は「居間(リビング)」(31.7%)。「リビングで好きな音楽をかけながら、主人と色々話をする」(女性50代)、「家族みんなでゲームやTVを観て笑う、といった時間を過ごすことで、仕事の嫌な事も忘れられる」(男性30代)など、リビングルームは「食事の場(ダイニング)」「テレビ観賞の場」「家族団らんの場」と家の核をなすゾーンといえ、帰宅後から就寝までの間のオンオフを切り替える「寛ぎの空間」となっているようです。同様4位に「パソコン・テレビの前」(24.0%)、6位にも「ソファーの上」(9.5%)が挙げられました。そのほか、男性回答では「自分の部屋・書斎」(男性=26.8%、女性=20.6%)、女性では「ソファーの上」(男性=5.8%、女性=13.1%)、「キッチン(台所)」(男性=0.7%、女性=5.2%)という声。さらに「ガーデニングのお花や植えてある葡萄の木の成長が楽しみ」(女性60代)など、シニア層では「庭」(60代=15.7%、70代以上=12.5%)を挙げる声も目立ち、性別や世代によっても家の中で心落ち着く場所に少なからず違いがあることがうかがえます。


今回は鬱陶しい梅雨シーズンを控え、皆さんの「ストレス解消法」についてお話を聞いてきました。「(現在)とてもストレスを感じている」(31.4%)、「まあまあストレスを感じている」(45.2%)という声は全体の8割近くを占め、大多数の現代人が何らかのストレスを抱えながら日々生活を送っていることが明らかとなりました。では、私たちが幸せに生きるためには「ストレスのない社会」が望ましいのでしょうか?工事がうるさい、寒くて我慢できない、汗で気持ち悪いなどの「物理的ストレス」、薬剤、タバコ、栄養不足などの「化学的ストレス」、将来不安や人間関係、失望や悲しみなどの「精神的ストレス」等々、ストレスにもいくつかの種類がありますが、どこもこれも私たちが人間らしく生きていくためには決して避けることの出来ないものばかり。いわば、ストレスとは何か目標や理想を持って充実した人生を送ろうとすれば、必然的に付いてくるものと言えます。このストレスや重圧があるからこそ、人間はそれを跳ね除けるために自分自身を鼓舞し奮い立たせることが出来るのではないでしょうか。中にはどうにもならない過度なストレスもあるものの、私たち現代人が生きる知恵として必要なのは、完全なるストレスレスではなく、いかにストレスと上手に付き合っていくかということなのかもしれません。「ストレス解消、ストレス解消…」と考えすぎてかえってストレスを溜めすぎるよりも、むしろ「ストレスと仲良く…」と頭を切り替えてみてはいかがでしょうか。