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『夏のご挨拶』の定番といえば?

結婚や出産を通じて、親族との付き合い、友人やご近所との人間関係の大切さに気づいたという人はきっと多いのでは?「夏のご挨拶」は日ごろ、面と向かってなかなか言えない「気持ち」をそれとなく伝える、いかにも日本人らしい習慣の一つと言えるかもしれません。そこで今回は、今夏の「夏のご挨拶(お中元、御礼など)」の予定について聞きました。

全体の6割以上が「夏のご挨拶をする」と回答

今夏、『夏のご挨拶』をする予定?

SA(単回答)

さてこの夏、皆さんはお中元や御礼などを兼ねて、誰かにギフトを贈る予定があるのでしょうか。「取引先関係者のご自宅へ、ジュースの詰め合わせをお贈りする予定」(女性40代)など、「(夏のご挨拶を)贈る予定がある」と回答した人は45.7%。さらに「検討している」という声も16.7%を数え、この夏、全体の62.4%の人びとが「夏のご挨拶(お中元や御礼など)」をどなたかに贈る計画があることが明らかとなりました。過去同時期に実施した同調査では「贈る予定がある」「検討している」という声は2006年が62.1%、2007年が63.3%、2008年が72.8%、2009年が62.8%であったことから、2008年には及ばないものの、例年並みの贈答意向を示しました。「虚礼廃止」「景気低迷」が叫ばれる昨今とはいえ、「夏のギフト」を継続する傾向が見受けられました。

「不景気で付き合いが減った」「習慣がない」など、
「今のところ予定がない」という声も全体の3割を占める

その一方、「今のところ予定はない」(37.6%)という声も全体の約3割を占めました。主な理由は「不景気で付き合いが減ったから」(男性40代)、「無職で収入がないので…」(男性50代)など、昨今の不況から贈答を控えているという声。さらに「毎年贈っていないので、今年も贈る予定はありません」(男性30代)など、ギフトを贈り合う習慣そのものがないという声や、「親や兄弟はいいものが手に入った時や手に入れやすいときに物を贈るので…」(女性40代)など、特に夏場に限らず、機会あるごとにギフトのやり取りを行っているご家庭もありました。

平均のギフトの贈答件数は「3.50件」、中には「20件以上」という声も

全体の6割以上のご家庭で「夏のご挨拶(お中元や御礼など)」を行う予定があることが明らかとなりましたが、では一家庭あたり、一体何件のギフトを贈る予定があるのでしょうか。各ご家庭のギフトの贈答数の合計を回答人数で割った平均の贈答件数は「3.50件」。最も回答が多かったのは「2件」(27.9%)、次に「3件」(21.6%)、「1件」(17.4%)が続き、全体の66.8%のご家庭で「3件未満」に集中していることが判明しました。その一方、自由回答の中には「恩師・恩人、祖父母、父母・義父母、兄姉夫婦など、20件くらい」(男性40代)、「親類や仕事上でのお客様、お世話になっている人に23件贈る」(女性30代)など、「16件以上」(0.8%)という大人数の贈答を予定する声も寄せられました。

一家庭あたりのギフト贈答件数は?

SA(単回答)

「夏のご挨拶」は「仕事付き合い」から「家族・親戚向けの年中行事」へ

■誰にギフトを贈る?

1 自分(義理)の両親 50.5%
2 親戚 30.9%
3 自分(義理)の兄弟・姉妹 27.3%
4 友人 17.8%
5 上司 14.8%

MA(複数回答)/ギフトを贈る予定(n=2634人)

「3件未満」の少数贈答派が目立ちましたが、さて皆さんはどなたにギフトを贈る予定なのでしょうか。最も回答が多かったのは「自分(義理)の両親」(50.5%)でした。「主人と自分の両親にそれぞれ3,000円くらいのもの。あまり負担だと思われない金額にしている」(女性40代)など、夫婦双方の両親に日ごろの感謝や、里帰り代わりの挨拶を兼ねて贈るという声が多数寄せられました。同様2位に「親戚」(30.9%)、3位にも「自分(義理)の兄弟・姉妹」(27.3%)が挙げられ、かつては夏のギフトといえば、「仕事付き合い」がメインというイメージが強かったものの、最近では「夏のご挨拶=家族・親戚に向けた年中行事」という意味合いが濃くなり始めていることがうかがえます。

シニア層では、子どもの結婚を機に「新しい親戚付き合い」がスタート

家族・親戚以外の贈答先として目立ったのは、4位の「友人」(17.8%)。「高校時代からの友人に暑中見舞いを兼ねて贈る」(男性60代)など、日ごろなかなか会えない幼馴染や、学生時代の友人とのコミュニケーションの一環として、「夏のご挨拶」を恒例化しているという声が目立ちました。以下5位に「上司」(14.8%)、6位に「仕事上のお客さん」(11.7%)が続きました。次に世代別でギフトの贈答先を見てみると、20代、30代では「自分(義理)の両親」(20代=61.0%、30代=62.9%)が圧倒的であったものの、40代で55.1%、50代で46.6%と次第に減少。子どもが巣立ち、自らが親世代になる60代以上では「自分(義理)の両親」に代わって、「親戚」(60代=46.8%)や「自分(義理)の兄弟・姉妹」(60代=46.2%)への贈答が急増する傾向が見受けられました。こうした背景には「娘の婿殿の実家に贈る」(女性50代)など、子どもの結婚を機に「新しい親戚付き合いが始まった」というご家庭も多いようです。

世代別:誰にギフトを贈る?

MA(複数回答)/ギフトを贈る予定(n=2634人)

近しき仲にも礼儀あり、両親、友だちなど親しい間柄で「ありがとうギフト」が目立つ

「仕事」メインの夏のギフトから、「家族・親戚」「友人」への贈答が中心となりつつある昨今、その贈答目的はどのように変化しているのでしょうか。次に皆さんが「夏のご挨拶(お中元や御礼など)」を贈る理由を聞いてみたところ、最も回答が多かったのは「日ごろお世話になっていることを感謝するため」(74.7%)でした。「同居の義両親へは、いつも子供を見てもらっているので感謝の意を込めて毎年お中元を差し上げている」(女性30代)など、公私共に何かと面倒を見てもらっている、助けてもらっている両親や友だちなど、比較的に近しい相手に感謝の意を込めた「ありがとうギフト」を行うという声が多数寄せられました。「近しき仲にも礼儀あり」という諺がある通り、親しい存在だからこそ、なおさら絆を大切にしなければならないという、いかにも日本人らしい考え方と言えるかもしれません。

■「夏のご挨拶」をする理由は?

1 日ごろお世話になっていることへの感謝 74.7%
2 暑中御見舞いとして 26.5%
3 お互いの近況を知らせ合うことができるため 22.7%
4 季節の風物詩・年中行事として 21.1%
5 仕事における関係維持のため 10.8%

MA(複数回答)/ギフトを贈る予定(n=2634人)

暑い季節を迎え、相手の体調や安否を知らせ合う「夏の風物詩」

次に2位は「暑中御見舞いとして」(26.5%)。「遠方で今夏里帰りできないので、暑中見舞いを兼ねて贈る」(女性30代)など、一年で最も暑い季節を迎えるにあたって相手の体調や夏バテを気遣い、ちょっとしたギフトを贈るという声が目立ちました。同様4位にも「季節の風物詩・年中行事として」(21.1%)が挙げられ、贈る側も、贈られる側にとっても、本格的な夏の到来を実感させられる風物詩の一つとなっているようです。また見逃せないのが、3位の「お互いの近況を知らせ合うことができるため」(22.7%)です。「仲人さんに子供の成長と近況報告しながら、(家に)伺って挨拶をする」(男性40代)など、普段、なかなか顔を合わせる機会のない仲人、恩師や遠方に住む友人に、お互いの安否や近況を知らせ合うという声が寄せられ、「夏のご挨拶」が担っている役割が多岐に渡っていることがうかがえます。

暑気払いの大定番!贈りたいギフトナンバーワンは「ビール」

では実際にこの夏、皆さんはどんなギフトを贈る予定なのでしょうか。人気ナンバーワンは「ビール」(50.1%)でした。「お酒の好きなお宅では、夏はビールが喜ばれるので」(女性40代)、「夏はキリッと冷えたビールが一番!」(男性40代)など、「暑気払い=喉の渇きを癒すビール」をイメージする人が大変多く、「夏のご挨拶」に欠かせない人気ギフトとなっていました。また過去4年間の同調査でも、贈りたいギフトの1位に「ビール」が連続で選ばれていることから、「ビール」は夏ギフトの大定番であることがうかがえます。

■贈りたいギフトは?

1 ビール 50.1%
2 お菓子・デザート 26.5%
3 ジュース飲料(100%果汁等) 16.1%
4 そうめん・冷むぎ 14.8%
5 コーヒー・お茶 13.4%
6 ハム・ソーセージ 12.6%
7 産地直送の野菜・果物 11.8%
8 産地直送の魚介類(かに、鮭等) 10.7%
9 地酒(日本酒、焼酎) 8.0%
10 洗剤・石鹸・入浴剤 6.4%

MA(複数回答)/ギフトを贈る予定(n=2634人)

■贈りたいギフト−2009年

1 ビール 45.9%
2 お菓子・デザート 26.2%
3 ジュース飲料 15.1%
4 コーヒー・お茶 14.7%
5 ハム・ソーセージ 13.5%

■贈りたいギフト−2008年

1 ビール 62.2%
2 お菓子・デザート 32.2%
3 ジュース飲料 24.6%
4 ハム・ソーセージ 21.9%
5 コーヒー・お茶 21.6%

■贈りたいギフト−2007年

1 ビール 53.7%
2 お菓子・デザート 28.4%
3 コーヒー・お茶 22.5%
4 ジュース飲料 20.2%
5 産直の野菜・果物 19.2%

■贈りたいギフト−2006年

1 ビール 45.9%
2 お菓子・デザート 24.3%
3 ハム・ソーセージ 20.8%
4 コーヒー・お茶 20.5%
5 産直の魚介類 19.5%

「お菓子・デザート」「そうめん・冷むぎ」など、上位は「食品・飲料ギフト」が独占

トップ同様3位に「ジュース飲料(100%果汁等)(16.1%)、5位に「コーヒー・お茶」(13.4%)、9位にも「地酒(日本酒、焼酎)」(8.0%)が挙げられ、夏場、各ご家庭で消費の早い「冷たい飲み物」に人気が集中しました。また自由回答の中には「夏は『ビール+ジュース』のセット。子供や来客時に飲み物は付き物なので」(男性40代)など、お子さんのいるご家庭には「ビール+ジュース」セット、お酒の飲めないご家庭には「アイスコーヒー」という声も目立ち、相手の家族構成を考えながら飲料ギフトの内容を決めている人が案外多いようです。次に人気の2位は「お菓子・デザート」(26.5%)。「ゼリーやプリンなど冷やして食べるデザートを贈りたい」(女性40代)など、飲料と同じくグルメギフトもひんやりした涼菓を選ぶ声。さらに同様4位に「そうめん・冷むぎ」(14.8%)、6位に「ハム・ソーセージ」(12.6%)、7位に「産地直送の野菜・果物」(11.8%)、8位にも「産地直送の魚介類(かに、鮭等)」(10.7%)が続き、上位1〜9位までは「食品・飲料」が独占しました。

両想いギフトナンバーワンは「ビール」−5年間連続トップ

その一方、ギフトを贈られる立場の場合、皆さんはどんなギフトを貰ったらうれしいのでしょうか。うれしいギフトのナンバーワンは、贈りたいギフトと同じく「ビール」(50.0%)でした。「本物のビールが飲めるのは盆と正月だけ…」(女性40代)、「保存がきき、普段口に出来ないプレミアムビールがいい」(男性40代)など、景気低迷で財布の紐が堅くなる中で、ますます「高嶺」ならぬ、「高値の花」となりつつある「本物のビール」を求める声が多数寄せられました。また過去4年間の同調査でも、貰ったらうれしいギフトの1位に「ビール」が連続で選ばれていることから、「贈りたいギフト」のナンバーワンであると同時に「貰ったらうれしいギフト」のナンバーワンでもある、まさに失敗のない「両想いギフト」であることがうかがえます。

■貰ったらうれしいギフトは?

1 ビール 50.0%
2 お菓子・デザート 21.9%
3 各種商品券 20.8%
4 ハム・ソーセージ 15.6%
5 カタログギフト 14.6%
6 ジュース飲料(100%果汁等) 13.9%
7 コーヒー・お茶 12.5%
8 産地直送の魚介類(かに、鮭等) 12.3%
9 産地直送の野菜・果物 11.3%
10 そうめん・冷むぎ 10.0%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

■貰ったらうれしいギフト−2009年

1 ビール 50.2%
2 各種商品券 23.5%
3 お菓子・デザート 21.9%
4 ハム・ソーセージ 19.1%
5 カタログギフト 16.6%

■貰ったらうれしいギフト−2008年

1 ビール 63.5%
2 各種商品券 29.5%
3 お菓子・デザート 29.1%
4 ハム・ソーセージ 25.0%
5 産直の魚介類 22.0%

■貰ったらうれしいギフト−2007年

1 ビール 66.7%
2 各種商品券 43.5%
3 お菓子・デザート 30.3%
4 ハム・ソーセージ 26.4%
5 産直の魚介類 24.6%

■貰ったらうれしいギフト−2006年

1 ビール 69.6%
2 各種商品券 45.0%
3 お菓子・デザート 32.1%
4 ハム・ソーセージ 31.8%
5 産直の魚介類 29.0%

贈りづらいけど、本当はうれしい「商品券」「カタログギフト」

また注目は、贈りたいギフトランキングで圏外であった「各種商品券」(20.8%)です。「自分だったら、食品や洗剤よりギフトカタログや商品券といった実用的なものがうれしい」(女性20代)、「ひとり暮らしなので、下手な食べ物をもらうより、商品券のほうが使い勝手がいい」(女性40代)など、贈る立場としては「味気ない」「金額が明らさま」であることから「商品券」は避けられがちである一方、贈られる立場としては家計の足しにもなるため大変重宝なギフトとなっていることがうかがえます。自由回答の中には「目上には『商品』、目下には『商品券』」(男性40代)など、後輩や友人、家族といったごく親しい人には「商品券」を贈るという声。また「カタログを見てどれにするか決めるのが楽しい」(女性20代)など、同様5位にも「カタログギフト」(14.6%)が挙げられ、生々しい「商品券」はどうしても贈りづらいという場合は、好きなものを自由に選べる「カタログギフト」の方が無難と言えそうです。そのほか、2位に「お菓子・デザート」(21.9%)、4位に「ハム・ソーセージ」(15.6%)、6位に「ジュース飲料(100%果汁等)」(13.9%)、7位にも「コーヒー・お茶」(12.5%)が続き、贈りたいギフト同様に「食品・飲料」に高い支持が寄せられました。

品質・ブランド力の「百貨店派」、利便性・価格勝負の「スーパー派」

■「夏のご挨拶」の注文・購入は?

1 百貨店・デパ地下 54.9%
2 スーパーマーケット 31.0%
3 インターネットショップ 17.4%
4 専門店・メ-カー 10.3%
5 量販店・ディスカウントストア 9.8%

MA(複数回答)/ギフトを贈る予定(n=2634人)

「夏のご挨拶(中元、御礼など)」の注文・購入先を聞いてみたところ、最も回答が多かったのは「百貨店・デパ地下」(54.9%)でした。「購入先はだいたいデパート、包装で高級感が出るから」(男性30代)、「百貨店、デパ地下はそれなりのものがあるので」(女性20代)など、安心できる品質や包装紙のブランド力を重視する声が多数寄せられ、「夏のご挨拶=百貨店・デパ地下」と決めている人が案外多いようです。次に2位は「スーパーマーケット」(31.0%)。「近くのスーパーが便利で早く贈れるから」(男性50代)、「同じ商品ならスーパーのほうが割引している」(女性60代)など、毎日の買い物のついでに注文でき、かつ割引率も高いといった理由から「スーパー」を支持する声も目立ち、夏のギフトの購入先は「百貨店派」と「スーパー派」に大きく二分化していました。

20代、30代では「送料無料」「ポイント」を重視し「インターネットショップ」も人気

またここ数年、利用者が急増しているのが3位の「インターネットショップ」(17.4%)です。「今はネットで各地の特産品を手に入れられるので」(女性40代)、「ネットショッピングでポイントが貯まるし、送料無料のものがたくさんある」(女性30代)など、店舗へ足を運ばずとも、自宅に居ながら日本全国の特産や名産をオーダー出来る「ネットショッピング」は、利便性の上からも「百貨店」「スーパー」を追随する購入先として注目が増していることがうかがえます。また世代別で「インターネットショップ」を見てみると、特に20代(=21.0%)、30代(=26.0%)の利用者が目立った一方、シニア層(60代=7.3%、70代以上=2.2%)の利用は低調で世代間で明暗が分かれました。


今回は、そろそろ「今年はどうしようか?」と悩み始めるお中元ギフトなど「夏のご挨拶」について、皆さんのご意見を聞いてきました。「(夏のご挨拶を)贈る予定がある」(45.7%)、「検討している」(16.7%)という声は全体の6割以上を占め、「虚礼廃止」「景気低迷」が叫ばれる中で、思った以上に「夏のギフト」を継続する傾向が高いことが明らかとなりました。特に贈答先の上位には、「両親」「親戚」「兄弟・姉妹」など身内や友人が目立ち、利害関係のない、ごく親しい関係の中で人と人とのコミュニケーションを楽しむ「パーソナルギフト」が主流となっているようです。従来の「お中元」というフォーマルな儀式から、よりカジュアルなものへ、そして感情や思いを込めた親しみあるものへ変化しつつあることがうかがえます。また家族・親戚や友人を中心とした「パーソナルギフト」の場合、お互いに気心や趣味も知れている分、見栄や華美な付加価値よりも、相手の好みや喜ぶものを前提にギフト選びが出来る点も魅力の一つ。またギフトと共に日ごろ言葉では照れくさくて言えない気持ちや、相手への気遣いを手紙にしたためてみるのも良いのではないでしょうか。