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『家飲み』の魅力は?

先月、毎週アンケートで実施した「外飲み(居酒屋など店でお酒を飲む)」調査によれば、「外飲み」の魅力は同僚や友人との「人間関係の構築」に貢献していることが明らかとなりました。では景気低迷で増えつつあると言われる「家飲み(自宅でお酒を飲む)」の場合はいかがでしょうか?そこで今回の毎アンでは「家飲み」の頻度やシーンから、「外飲み」にはない「家飲み」ならではの魅力について聞きました。

全体の2人に1人が「週4日以上」の頻度で「家飲みをする」と回答

最近の『家飲み』の頻度は?

SA(単回答)

さて最近、皆さんは「家飲み(自宅でお酒を飲む)」をどのくらいの頻度で行っているのでしょうか。「週4日程度のペースで、第3のビールかワインをコップ1杯飲む。息子たちの習い事の送迎などのため週3日は運転があって夕食時に飲めません」(女性30代)など、「週4回以上」と回答した人は50.5%。「週2〜3回」が23.9%、「週1回程度」という声も12.0%を数え、全体の9割近くの皆さんが少なくとも「週1回以上」の頻度で「家飲み」を行っていることが明らかとなりました。さらに「『家飲み』はほとんど毎日。夕食時の楽しみ。リラックスして好きなテレビを見ながら…」(女性40代)など、「ほぼ毎日」(35.2%)という声も全体の3割以上を占め、「家飲み」が日課となっているご家庭も少なくありませんでした。


次に世代別で「週4回以上」という声を見てみると、20代では34.0%と低かったものの、30代で44.8%、40代で51.1%と次第に上昇。さらに60代で62.9%、70代以上ではピークの70.0%を数え、世代と共に「家飲み」頻度が高まる傾向が見受けられました。こうした背景には「会社を退職してからは街中まで行くことが少なくなり、夕方は家にいることが多いため、毎日テレビの前でプロ野球を観ながら飲んでいる」(男性60代)など、定年退職を迎えたのを機に「外飲み派」から「家飲み派」へ切り替わったという人も案外多いようです。

「景気低迷」「退職」など、全体の3人に1人が「最近、家飲みが増えた」と回答

『家飲み』頻度は増えた? 減った?

SA(単回答)

全体の9割近くが「週1回以上」の頻度で「家飲み」をしていることが判りましたが、特に最近は景気の影響から「家飲み」が増えていると言われています。では、皆さんは「家飲み」頻度が増加しているという実感を持っているのでしょうか。「『家飲み』のほうが経済的なので、機会が増えました」(男性60代)など、「とても増えた」と回答した人が10.3%。さらに「やや増えた」という声も21.2%を数え、全体の3人に1人は「家飲み」の増加を実感していることが明らかとなりました。主な理由は「景気低迷」のほか、「結婚し子供が出来たので、あまり夜に外出が出来なくなったから」(女性20代)、「車でなくては行けないような所に飲み屋があるので、山形に転勤してからはもっぱら『家飲み』に…」(女性40代)など、「結婚」「退職」「交通(車社会)」といった仕事や生活環境の変化も「家飲み」を促進する理由の一つとなっていることがうかがえます。


その一方、「(家飲み頻度が)やや減った」(5.8%)、「とても減った」(3.0%)という声は全体の1割未満に留まりました。また「家飲み」の増減以上に特記すべきは、「家飲みは昔から、ほぼ毎日している」(女性30代)など、「(家飲み頻度に)特に大きな変化はない」(58.3%)という回答でした。自由回答の中には「外飲みできるほど家計に余裕が無いので…」(男性40代)など、「外飲み」が社会的な要因で減少が目立った一方、「家飲み」は景気等の影響をそう受けていないことが明らかとなりました。

ノーメイク、下着でもOK!「家飲み」の魅力は周囲の目が気にならないこと

では、「外飲み」にはない「家飲み」の魅力とは一体何でしょうか。最も回答が多かったのは「服装や周りを気にする必要がない」(48.8%)でした。「化粧を落として、リラックス出来る服装に着替えて、のんびりゆっくり飲めるのが最高」(女性40代)、「風呂あがりにすぐ、下着のままビールが飲めること」(男性40代)など、ノーメイクであろうが寝巻き姿であろうが周囲の目を気にすることなく、心置きなくお酒を楽しめるという声が多数寄せられました。同様2位にも「リラックスできる、落ち着く」(48.3%)が挙げられ、誰かと一緒の「外飲み」では少なからず気遣いや遠慮疲れをすることも多く、自由気ままな「家飲み」に安堵を感じる人が大変多いことがうかがえます。

■「外飲み」にはない「家飲み」の魅力とは?

1 服装や周りを気にする必要がない 48.8%
2 リラックスできる、落ち着く 48.3%
3 帰りのことを考えずにダラダラ飲める 34.6%
4 自分のペースで飲める 34.0%
5 飲み代を気にせずに好きなだけ飲める(家計に優しい) 27.1%
6 夫婦や家族と一緒が楽しい(家族団らん) 26.4%
7 さほどお酒の量が飲めないので「家飲み」がちょうど良い 16.2%
8 自分で好きなつまみや料理が作れる 16.0%
9 酔っぱらってだらしなくなっても安心 12.9%
10 「外では」は寂しいが、「家なら」が心地よい 12.6%

MA(複数回答)/お酒が飲める人のみ(n=1692人)

「終電時間」「タクシー代」を考えずに飲めるのも「家飲み」ならでは

続いて3位は「帰りのことを考えずにダラダラ飲める」(34.6%)。「遠距離通勤者にとって、電車の時間・乗り過ごしを気にせずに飲めるので」(男性60代)など、終電を気にしながらの飲酒はうかつに酔えないという声が目立ち、後は寝るだけの「家飲み」に高い支持が集まりました。自由回答の中には「外飲みの場合はタクシーか代行が必要になるので」(男性40代)など、帰りの足代まで含めて考えなければならない「外飲み」を敬遠する声も寄せられました。同様4位に「自分のペースで飲める」(34.0%)、9位にも「酔っぱらってだらしなくなっても安心」(12.9%)が挙げられ、制限時間に囚われることなく、自分のペースでダラダラ飲めるのも「家飲み」の魅力と言えそうです。そのほか、5位に「飲み代を気にせずに好きなだけ飲める(家計に優しい)」(27.1%)、6位に「夫婦や家族と一緒が楽しい(家族団らん)」(26.4%)が続きました。


また先月5月に毎週アンケート内で実施した「最近、『外飲み』をしていますか?」調査によれば、「外飲み」の魅力のトップは「友達・同僚とのコミュニケーションづくり」(44.3%)でした。いわば、「外飲み」では人間関係や付き合いを重視している一方、「家飲み」では人の目を気にせず、自由気ままに家族や一人で飲めることに良さを感じている人が大変多く、「外飲み」と「家飲み」は互いに対照的な魅力を持っていることがうかがえます。

■「外飲み」の魅力は?

1 友達・同僚とのコミュニケーションづくり 44.3%
2 後片付けが不要 34.7%
3 料理・つまみが美味しい 33.5%
4 料理・つまみのバリエーションが豊富 30.4%
5 生ビールが旨い 25.8%

(「最近、外飲みをしていますか?」調査より抜粋
期間:2010年5月5日〜5月11日)

家飲みの定番酒は「ビール」、
次に「発泡酒・新ジャンル」「チューハイ・サワー」が続く

■「家飲み」でよく飲むお酒

1 ビール 62.1%
2 発泡酒 ・新ジャンル 50.2%
3 チューハイ ・サワー 37.2%
4 焼酎 28.8%
5 ワイン 22.8%

MA(複数回答)
/お酒が飲める人のみ(n=1692人)

ここまで「外飲み」と「家飲み」を比較しながらみてきましたが、ここからは皆さんのご家庭の「家飲み」事情についてもう少し詳しく見ていきましょう。まず、「家飲み」でよく飲むお酒とは何でしょうか。堂々の人気ナンバーワンは「ビール」(62.1%)でした。「妻と毎夕食、ビールで乾杯」(男性60代)、「ビールを箱単位で買って、毎日飲んでいる」(男性50代)など、家飲みの定番酒は「ビール」という声が多数寄せられ、特に気温の上昇と共にその消費量も増す傾向にあることがうかがえます。同様2位にも「発泡酒 ・新ジャンル」(50.2%)、3位にも「チューハイ ・サワー」(37.2%)が挙げられ、爽やかな飲み口で喉の渇きを癒す「炭酸アルコール飲料」が上位を独占しました。また自由回答の中には「ビールが好きなので最初は必ずビール、次は焼酎かワイン…」(男性40代)など、ビールで喉を潤した後、徐々に他のアルコールへ飲み替えていくという声。さらに「夕食を聞いてから何を飲むのか決めるのが楽しみ」(男性40代)など、献立に合わせてお酒の種類を決めるというグルメ派もいました。


世代別で「家飲み」の定番酒を見てみると、「新発売のチューハイなどを主に飲む。ディスカウントストアで週1回ペースで買い置きしている」(女性20代)など、20代では「チューハイ ・サワー」(20代=49.7%)人気が「ビール」と均衡していたものの、30代以上では「ビール」が急増。70代以上では「チューハイ・サワー」が17.9%、「発泡酒 ・新ジャンル」が43.6%であったのに対し、「ビール」は79.5%を数え、年代と共に「ビール」を支持する声がダントツでした。また20代は口当たりの良い「カクテル」(20代=27.7%)、「梅酒・果実酒(自家製含む)」(20代=27.7%)の人気が高かったものの、30代を境に「カクテル」「梅酒・果実酒」に代わって「焼酎」支持が急増。60代ではピークの44.3%を数え、世代間でお酒の嗜好に大きな違いが垣間見られました。

世代別:『家飲み』で飲用頻度の高いお酒は?

MA(複数回答)/お酒が飲める人のみ(n=1692人)

1ヶ月間の家飲み代は「2000円未満」がトップ!年齢と共に増加傾向

次に1ヶ月間の各家庭の「家飲み代」はどの位でしょうか。「1ヶ月間に1回6缶パックを買う」(女性30代)など、最も回答が多かったのは「2,000円未満」(25.4%)。次に「2,000〜4,000円未満」(24.9%)、「4,000〜6,000円未満」(21.8%)が続き、全体の7割以上の人が「月6,000円未満」の予算の中で「家飲み」を楽しんでいることが明らかとなりました。また「家飲み代」は、おおよそ「2,000円未満」「2,000〜4,000円未満」「4,000〜6,000円未満」の3つの山に大きく分かれ、これをビールや発泡酒の量で例えるならば「月6缶×1〜2パック程度」「月1箱(24缶)程度」「月1〜2箱程度」の消費量と想定されます。また自由回答の中には「1ヶ月の酒代はもらい物でまかなっているので、今年は今のところ0円」(女性40代)など、中元・歳暮ギフトのストックで飲み代を節約しているという声も寄せられました。

1ヶ月間の『家飲み代(お酒の購入代)』は?

SA(単回答)


世代別で1ヶ月間の「家飲み代」を見てみると、20代では圧倒的に「2,000円未満」(20代=39.6%)であったものの、30代で28.4%、40代で25.4%と急減。代わって50代以上では「4,000〜6,000円未満」が急増し、70代以上でピークの38.5%に達しました。また30、40代では「2,000円未満」「2,000〜4,000円未満」がほぼ均等に混在し、この世代では各ご家庭によって「家飲み代」にバラツキがあることがうかがえます。

世代別:1ヶ月間の『家飲み代』

SA(単回答)

夕食を囲み、家族一緒に楽しめる「家飲み」は家庭円満に効果発揮!?

では、皆さんは家庭内でどのようなシーンでお酒を飲用しているのでしょうか。最も回答が多かったのは「夕食と一緒に(晩酌)」(63.5%)でした。「毎日、夕食時にご飯を食べる前にアルコールを飲みながらおつまみを食べる」(男性40代)など、夕食のおかずをつまみに一杯やるという声が多数寄せられました。さらに「家族全員が揃う食卓での1杯は気持ちが良い」(女性30代)など、同様3位にも「家族、夫婦が一緒の団らんのとき」(26.9%)が挙げられ、食事を囲み、夫婦や家族と共に晩酌を楽しむご家庭が大変多いようです。いわば、「家飲み」は家庭円満に大いに役立っていることがうかがえます。

■「家飲み」シーンとして多いのは?

1 夕食と一緒に(晩酌) 63.5%
2 風呂あがりに 35.6%
3 家族、夫婦が一緒の団らんのとき 26.9%
4 次の日のことを考えなくて良い週末や休前日に 23.9%
5 テレビやDVD(ビデオ)を見ながらのリラックスタイムに 23.6%
6 疲れたとき(ストレス解消したいとき) 17.8%
7 帰宅後、真っ先に渇いた喉を潤したいとき 12.5%
8 睡眠を促進する寝酒に 11.2%
9 インターネット、メールをしているとき 10.2%
10 料理を作っているとき 5.9%

MA(複数回答)/お酒が飲める人のみ(n=1692人)

「風呂あがり」「休前日」など、飲酒で仕事とプライベートを切り替える

次に2位は「風呂あがりに」(35.6%)。「我が家ではお風呂に入った後、主人と二人でTVを観ながらおしゃべりして楽しく飲むのが定番」(女性30代)など、1日の疲れと汗を流したリフレッシュのひと時に「家飲み」をするという声が目立ちました。同様4位に「次の日のことを考えなくて良い週末や休前日に」(23.9%)、5位に「テレビやDVD(ビデオ)を観ながらのリラックスタイムに」(23.6%)が挙げられ、お酒が仕事とプライベートのオンオフを切り替えるスイッチとなっている人が案外多いようです。そのほか、6位に「疲れたとき(ストレス解消したいとき)」(17.8%)、7位に「帰宅後、真っ先に渇いた喉を潤したいとき」(12.5%)、8位にも「睡眠を促進する寝酒に」(11.2%)が挙げられ、「コミュニケーション」や「リラックス」など精神面ばかりではなく、「疲労」「枯渇」「睡眠」など身体的なケアにもお酒が重要な役割を担っていることがうかがえます。

「メールしながら」「休日のランチは庭で…」など、飲用シーンや場所も様々

そのほか、皆さんから寄せられた自由回答の中からユニークな飲用シーンをいくつかご紹介します。「朝一息ついたらコーヒーを飲むのと同じように、夜は家族が寝静まって家の雑用を終えてから、ぼんやりと一人テレビも消してグビグビ飲むのが至福の時間」(女性30代)など、1日の締めくくりをお酒で飾るという声。「メールや懸賞などに応募しながら飲む事が多い」(女性30代)など、缶やグラスを片手にメールやネットサーフィンをするという声。さらに「休日のランチは庭にテーブルとイスをセットしてワインにパスタ。『家飲み』なのに『外飲み』を楽しんでいる」(女性40代)など、「家飲み」はリビングやキッチンばかりではなく、パソコンの前や寝室、庭など場所やシーンを選ばずに楽しまれている様子がうかがえます。


今回は「外食」から「内食」志向が高まる中で、ここ最近の「家飲み」事情について皆さんのご意見を聞いてきました。「家飲み」頻度の増減は「とても増えた」(10.3%)、「やや増えた」(21.2%)という声が31.5%を占め、全体の3人に1人が「家飲み」の増加を実感していることが明らかとなりました。また「(家飲みの頻度は)特に大きな変化はない」という声も58.3%を数え、「外飲み派」「家飲み派」の全体の分母に対して、「家飲み派」の割合が高まっていることがうかがえます。ここ最近では「景気低迷」から「外食」「外飲み」を控える傾向が高まっているものの、「家飲み」まで削ろうと考える人は意外に少ないようです。こうした背景には「外飲み」の魅力が友人や同僚との「コミュニケーションづくり」「人間関係の構築」であった一方、「家飲み」は自分自身の「疲労回復」や「リラックス」に重きが置かれ、自由気ままにお酒が楽しめる「この時間」を大切にしている人が思った以上に多いことがうかがえます。ストレス社会で生きる現代人にとって、「家飲み」は不可欠な「心の拠り所」の一つといっても過言ではなさそうです。


「外飲み」に比べると懐にも心にも優しい「家飲み」ですが、「家だから…」という安心感からついつい深酒が過ぎてしまう人も多いのではないでしょうか。くれぐれもホロ酔いを心がけ、週1日は「休肝日」を設けることもお忘れなく!