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あなたのご家庭のエコライフを教えて?

6月といえば「梅雨」と答える人がきっと多いと思いますが、意外に知られていないのが「環境月間」であること。「エコカー」「エコポイント」「エコ住宅」など…、世の中には「エコ」という枕言葉が付くもので溢れていますが、さて皆さんの生活の中でそうした意識はどこまで浸透しているのでしょうか。そこで今回の毎アンでは「環境月間」を踏まえつつ、日ごろの皆さんのエコライフについて聞きました。

家庭内のエコ対策ナンバーワンは「節電」−オール電化、IHなどの住宅設備も要因!

家庭で重視しているエコ対策は?

SA(単回答、n=4334人)

まずエコに関して、皆さんのご家庭で最も重視していることは何でしょうか。家庭内のエコ対策のナンバーワンは「節電」(51.5%)でした。「CO2の削減を考えると、一番効果がありそうなので」(男性50代)、「簡単に節約が実践できるから」(女性30代)など、節約としての手軽さと、地球温暖化ストップを期待して「節電」に注力しているという声が多数寄せられまた。自由回答の中には「扇風機やエアコンなどの利用度が高くなることが予想されるので、節電を重視する」(女性50代)という声が目立ち、夏場に向けて「節電」に対する意識が徐々に高まっていることがうかがえます。次に2位は「節水」(17.1%)、3位に「再利用(リサイクル)」(13.1%)、4位に「家庭ごみの処分」(13.0%)が続きました。


また意外だったのは、「節ガス」が僅か2.5%に留まったことです。こうした背景には「風呂のガス代は冬と夏で全然違う」(女性60代)など、風呂焚きに時間がかかる冬場と異なり、夏場は「節ガス」意識が低くなる傾向が見受けられました。さらに「オール電化マンションで光熱費の電気の占める割合が大きいので…」(男性30代)など、ここ最近では家庭内で用いる調理、給湯、冷暖房など全てのエネルギーを電気に統一した住宅や、ガスコンロに代わってIHクッキングヒーターのキッチン設備も増えてきたことから、必然的に「節ガス」以上に「節電」を重視するご家庭が多いようです。

家電の「付けっぱなし」「待機電力」防止で省エネ対策に取り組む

全体の7割近くの人びとが「節電」「節水」など、「省エネ対策」に積極的に取り組んでいることが明らかとなりました。では、皆さんは「家庭内」で具体的にどんな対策を実践されているのでしょうか。最も回答が多かったのは「部屋から離れる時は部屋の照明やテレビをこまめに消す」(74.4%)でした。「主人がどうも楽天家で付けっぱなしが多いので、私が消し役で頑張っている」(女性50代)など、ごく身近な家庭電化製品の電源の「付けっぱなし」防止に励んでいるという声。同様7位にも「家電の待機電力を抑えるため使用時以外、なるべく主電源を切る(またはプラグを抜いている)」(44.8%)が挙げられ、スイッチのオンオフだけに留まらず、コンセントにつながっているだけで消費する「待機電力」のカットに至るまで、抜かりなく省エネ対策に取り組む様子がうかがえます。さらに3位に「季節に合った服装に気を遣い、極力エアコンを利用しない」(55.3%)、6位に「エアコンの設定温度を季節によって上手にコントロールしている」(46.6%)、10位にも「暖房便座の設定温度は季節で調整している(使わないときはふたをしている)」(37.0%)が挙げられ、気温や季節の変化に伴って、家電の利用頻度や温度設定にも注意を払っているご家庭が多いようです。

■「家庭内」で実践している「節電・省エネ」対策は?

1 部屋から離れる時は部屋の照明やテレビをこまめに消す 74.4%
2 歯磨き時、シャワー時に水道をこまめに止めている 57.5%
3 季節に合った服装に気を遣い、極力エアコンを利用しない 55.3%
4 風呂の残り湯を洗濯などに再利用する 53.0%
5 洗濯物のまとめ洗いをしている 48.8%
6 エアコンの設定温度を季節によって上手にコントロールしている 46.6%
7 待機電力を抑えるため使用時以外、なるべく主電源を切る 44.8%
8 冷蔵庫の温度調整をしたり、モノを詰め込みすぎないようにしている 41.9%
9 ガスコンロの火を鍋からはみ出さないように調節している 41.6%
10 暖房便座の設定温度は季節で調整している(使わないときはふたをする) 37.0%

MA(複数回答、n=4334人)

「歯磨き」「シャワー」「洗濯」など、水道の開閉や流量調整に注意を払うという声

「節電」以外で目立ったのは、2位の「歯磨き時、シャワー時に水道をこまめに止めている」(57.5%)でした。「ちょっと前まで、お風呂では常にシャワーを出しっぱなしで全身を洗っていたのですが、こまめに水を止めるようになった。それだけで水道料金が安くなった」(女性20代)など、起床時の「洗顔」、食事後の「歯磨き」「食器洗い」、就寝前の「シャワー」等々、水道の開閉や流量の調整に気を付けているという声が多数寄せられました。「洗濯、庭木の水やりに風呂の残り湯を使う」(女性50代)など、同様4位に「お風呂の残り湯を洗濯などに再利用する」(53.0%)、5位にも「洗濯物のまとめ洗いをしている」(48.8%)が挙げられ、水の二次利用や効率的な使用法など、「節水」に対する意識は「生活の知恵」として定着していることがうかがえます。以下、8位に「冷蔵庫の温度調整をしたり、モノを詰め込みすぎないようにしている」(41.9%)、9位に「ガスコンロの火を鍋からはみ出さないように調節している」(41.6%)が挙げられました

外出時の省エネ対策トップは「マイ(エコ)バッグの持参」
−使い捨て社会を見直す動き

続いて、皆さんが「外出時・買い物時」に実践している対策とは何でしょうか。最も回答が多かったのは「スーパー、コンビニのレジ袋は断り、マイバッグを持参するようにしている」(73.9%)でした。「エコバックは自然に毎日持ち歩く。恥ずかしがらずにレジ袋を断れるようになった」(女性30代)など、買い物時に「レジ袋」の受け取りを断るという声が多数寄せられました。自由回答の中には「マイバックで精算時2円引きにもなるので」(女性40代)など、最近では「レジ袋辞退で○円割引」サービスを実施するスーパーマーケット(販売店)も増え、消費者にとっては「エコ」と「節約」を両立できる対策となっているようです。同様2位に「詰め替えるタイプの商品を購入している」(72.5%)、4位に「水筒を持ち歩くようにしている」(40.5%)、8位にも「ゴミの出る過剰包装の商品は購入しないようにしている」(26.4%)が挙げられ、過剰包装や、使い捨て社会を見直す動きが広く浸透したことがうかがえます。

■「外出時・買い物時」に実践している「省エネ」対策は?

1 レジ袋は断り、マイバッグを持参するようにしている 73.9%
2 詰め替えるタイプの商品を購入している 72.5%
3 近場は徒歩か自転車移動を心がけている 49.1%
4 水筒を持ち歩くようにしている 40.5%
5 クルマの運転時は急発進、急加速をしないように気を付けている 39.8%
6 モノを購入するときは流行やトレンドよりも、長持ちするものを選んでいる 31.5%
7 「地産地消」の食材をなるべく購入する 31.1%
8 ゴミの出る過剰包装の商品は購入しないようにしている 26.4%
9 できるだけクルマに乗らず、なるべく公共機関(バス・電車)を利用している 23.3%
10 運転時はアイドリングせずに、停車したらエンジンを切る 16.6%

MA(複数回答、n=4334人)

マイカーから自転車・徒歩へ−「ガソリン代節約」「CO2削減」「健康維持」を目指す

3位は「近場は徒歩か自転車移動を心がけている」(49.1%)。「近くのスーパーは自転車を利用するようにして、自家用車を一台に減らした」(女性30代)、「自転車や徒歩にしたら運動になって脚力がついてきたし、便通も良くなった」(女性50代)など、「ガソリン代の節約」「排ガス・CO2の削減」「健康・体力の維持」の三拍子が揃う対策として、マイカーから自転車に乗り換えたという声が目立ちました。同様5位に「クルマの運転時は急発進、急加速をしないように気を付けている」(39.8%)、9位に「できるだけクルマに乗らず、なるべく公共機関(バス・電車)を利用している」(23.3%)、10位にも「運転時はアイドリングせずに、停車したらエンジンを切る」(16.6%)が挙げられ、地球に優しいエコドライブを実践する人が増えているようです。そのほか、6位に「モノを購入するときは流行やトレンドよりも、長持ちするものを選んでいる」(31.5%)、7位に「『地産地消』の食材をなるべく購入する」(31.1%)が挙げられ、景気低迷とはいえ、商品購入に至る決め手は「価格」ばかりではなく、「エコ」的な視点も重視されていることがうかがえます。

全体の6割以上が「省エネ=節約」と意識、「エコ」意識は二の次!?

「エコ」と「節約」、意識が高いのは?

SA(単回答、n=4334人)

「省エネ」対策の目的は「エコ(地球環境保護)」でしょうか、それとも「節約(家計費を切り詰める)」でしょうか。皆さんのご家庭で「省エネ」を実践するに当たり、正直なところ「エコ」と「節約」のどちらに比重を置いているのか、次にその本音を見ていきましょう。「家計が苦しくて、もっとエコ貢献ができると判っていても、省エネ家電を買うお金がないのが現状」(女性50代)、「地球も大切だが、家庭がもっと大切」(女性40代)など、「どちらかといえば『節約意識』の方が高い」という声は62.7%。その一方、「国民の大半がエコ意識を共有できれば、一気にCO2削減の25%が達成できると思う」(男性60代)、「子どもたちへ少しでも良い状態の地球をバトンタッチしたい」(女性50代)など、「どちらかといえば『エコ意識』の方が高い」という声は12.7%に留まり、圧倒的な大差を付けて「節約」に軍配が上がりました。いわば、多くの消費者にとっては「省エネ=節約>エコ」という式が成り立ち、家計に優しいエコ対策を望むご家庭が大変多いことがうかがえます。

「節約」「倹約」はネガティブなイメージが付きまとうものの、
「エコ」的な要素が加わるとオシャレでプラス思考なモノに変貌する

現在、世の中ではとかく「エコ、エコ…」叫ばれていますが、正直のところ皆さんは内心どのように感じているのでしょうか。最も回答が多かったのは「エコ対策は家計の節約にも繋がるため一石二鳥で良い」(50.9%)でした。「環境に良いとされている事を実行することで、家計の足しにもなるなら一石二鳥で堂々と節約できる。ケチだと言われない」(女性30代)など、我慢ばかりの倹約生活ではなかなか続かないものの、「エコ」という要素が加わることで苦なく省エネ対策に踏み切れるという声が多数寄せられました。同様4位に「一見面倒なエコ対策も習慣化すると、案外、楽しい」(27.1%)、7位にも「エコ対策をもっとオシャレ&スマートに生活の中に取り入れたい」(20.7%)が挙げられ、「エコ」は物事をプラス思考に変えさせる「ファッション性」や「エンターテイメント性」を持ったキーワードと言えそうです。そのほか、2位に「他人はどうであれ、自分だけでもしっかりと対策したい」(31.3%)、5位に「家計が辛いが、環境は大切にしたい」(22.0%)、9位にも「快適な生活よりも、多少不便でも環境を重視するべき」(12.8%)が挙げられ、昨今のエコ型社会に向けた取り組みに前向きな考えを持つ人が大変多いことがうかがえます。

■現在の「エコ対策」に対して、正直、感じることは?

1 エコ対策は家計の節約にも繋がるため一石二鳥で良い 50.9%
2 他人はどうであれ、自分だけでもしっかりと対策したい 31.3%
3 環境のためというよりも、暮らしやすい生活を心がけている 29.9%
4 一見面倒なエコ対策も習慣化すると、案外、楽しい 27.1%
5 家計が辛いが、環境は大切にしたい 22.0%
6 普段、実践している対策が、本当に環境に役立っているか疑問を感じる 21.9%
7 エコ対策をもっとオシャレ&スマートに生活の中に取り入れたい 20.7%
8 エコ商品は値段が高くて、正直、買う気がしない 18.4%
9 快適な生活よりも、多少不便でも環境を重視するべき 12.8%
10 環境対策云々よりも、社会貢献することは気持ちが良い 11.8%

MA(複数回答、n=4334人)

「本当に有効利用されているのか?」「調べる術がない」など、
エコ商品が氾濫する中で「目に見える形」で効果を実感できないという声も

その一方、6位には「普段、実践している対策が、本当に環境に役立っているか疑問を感じる」(21.9%)が挙げられました。「リサイクルの為にゴミを分別しても、果たしてそれが本当に有効に利用されているのか、疑問に思う」(女性60代)、「エコ商品は本当にエコなのか調べる術がありませんので、なんとも…」(女性50代)など、エコ対策や商品が氾濫する中で「目に見える形」で効果を実感できるものが少なく、疑心暗鬼に駆られている人も少なくないようです。さらに「わが家でもソーラー発電を検討したが、結局生きている間に元が取れそうにない」(男性60代)など、同様8位にも「エコ商品は値段が高くて、正直、買う気がしない」(18.4%)が挙げられ、消費者に大きな負担を強いるエコ対策に不満を持つ人もいました。

エコ度の自己採点は平均「58.9点」−完璧ではないものの、まずは及第点

ここまで家庭内、および外出・買い物時の「省エネ」対策について具体的に見てきましたが、では、もし皆さんご自身の「エコ度」を100点満点で自己採点するなら、皆さん一体何点を付けるのでしょうか。点数の合計を回答人数で割った平均点は「58.9点」。「50点。家庭でできるエコ活動はしているが、マイ箸持ち歩きや車に乗らない生活は難しいので(女性30代)など、最も回答が多かったのは「50〜59点」(24.4%)。さらに「マイバック持参やこまめに電気を消すなど、だいぶ日々の生活に定着してきたが、もうワンランク上まで進めていない。エコ家電(購入)など大掛かりなものは、初期費用がかかるので」(女性20代)など、「60〜69点」が22.4%、「70〜79点」という声も19.3%を数え、全体の6割以上の人びとが「50〜79点」の範囲内。現在の生活レベルの中で「出来ること」「出来ないこと」を取捨選択したときに、多くのご家庭では決してパーフェクトではないものの、「まずは及第点くらいではないか」とエコ活動に少なからず貢献していると自己評価を下す声が目立ちました。また自由回答の中には「昭和30年代頃の生活をしている」(男性60代)、「太陽光発電システムの15年ローン決めちゃいました!」(男性40代)など、完璧なエコライフを送る「満点(100点)」という声も全体の0.8%を占めました。

あなたのエコ度は、ズバリ何点?

SA(単回答、n=3496人)


今回は「環境月間」に合わせて、皆さんのご家庭の「エコライフ」についてアンケート調査を行ってきました。「省エネ」対策の目的を聞いてみたところ、「どちらかといえば『節約意識』の方が高い」という声は62.7%。一方、「どちらかといえば『エコ意識』の方が高い」という声は12.7%に留まり、「節電」「節水」などの対策の動機は「エコ」以上に「節約」に比重が置かれていることが明らかとなりました。景気低迷で厳しい家計事情の中では尚さら、その傾向が高まっていると言わざるを得ません。また「節約」が先か「エコ」が先かという目的はどうであれ、「結果的に省エネになればOK」という向きがある一方、景気が上向けば「エネルギー消費→CO2排出」と増大するのではないかという懸念もあります。私たちの生活を支える「エコノミー(経済)」と「エコロジー(地球環境保護)」とのバランスは、同じ「エコ」でありながらもとても難しいものです。これからの私たちの課題は、この2つの「エコ」を両立して人類にとって、地球にとって幸せに生きる為の最良の道を探すことではないでしょうか。様々なエコ対策や関連商品が氾濫する今日、「何が私たちを幸せに導くものか?」を私たち消費者が正しく取捨選択をする「判断力」が問われているのかもしれません。未来の地球、次世代を担う子どもたちのためにも、一過性のブームとして「エコ」というキーワードが消えてなくならないようにしたいものですね。