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青山ハッピー研究所 ハピ研

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自転車に乗っていますか?

「自転車=エコ」「自転車=ヘルシー」「自転車=ファッション」といったイメージから、最近、自動車から自転車へ乗り換えたという声はよく耳にします。おそらく皆さんの中にも、自転車で通勤する「ツーキニスト」が結構多いのではないでしょうか。そこで今回は自転車利用状況、および利用者増加に伴う自転車マナーの実態について聞きました。

7割以上が「自転車を持っている」、さらに1割以上が「欲しい」と回答

自転車を持っている?

SA(単回答)

現在、自転車を持っている人はどの位いるのでしょうか。「運動不足の解消と、近所への買い物を兼ねて、自分専用のマウンテンバイクを持っている」(男性60代)など、「自分専用の自転車を持っている」と回答した人は47.3%。さらに「家族兼用で必ず自転車を使う人が一声かけて利用している」(女性30代)など、「家族兼用で乗っている」という声も24.4%を数え、全体の7割以上のご家庭で自転車を所有されていることが明らかとなりました。また自由回答の中には「米を買いだしに行くとき、徒歩だと辛いので」(女性30代)、「自転車競技を始めたい」(男性30代)など、「持っていないけど、欲しい」(13.0%)という声も目立ち、自転車需要が高まっている現状がうかがえます。

「坂道多い」「事故に遭いそう」「徒歩で十分」など、自転車を敬遠する声も

その一方、「持っていないし、特別欲しいと思わない」という人も15.3%を占めました。主な理由は「自転車は子供の頃から乗ってないし、道が狭いのでこわい」(女性60代)、「人に迷惑をかけたり、事故に遭いそうな気がするから…」(女性40代)など、運転に自信がないという声。「田舎なので車でないと行けないところも多いため」(女性30代)、「離島に住んでいて、坂道ばかりなので、自転車には乗りたくても乗れない」(女性30代)など、地理的な要因から自転車に利便性を感じないという声。その反面、「徒歩かバス、地下鉄で用が足りている」(男性70代)など、徒歩圏内に生活に必要なものが揃っているという声も寄せられ、自転車の需要は「住環境」に少なからず影響していることがうかがえます。

「乗りやすさ」「荷物運搬」「価格」から「ママチャリ」が一番人気

■所有する自転車のタイプは?

1 ママチャリ 73.0%
2 折りたたみ自転車 13.4%
3 マウンテンバイク 10.1%
4 電動アシスト自転車 5.8%
5 クロスバイク(オフロード用) 3.3%

MA(複数回答)/自転車を持っている人(n=951人)

全体の7割以上が自転車を所有していることが明らかとなりましたが、では皆さんはどんなタイプの自転車を持っているのでしょうか。最も回答が多かったのは「ママチャリ」(73.0%)でした。「ママチャリは(値段が)安く、荷物も入るし乗りやすい」(女性30代)、「子どもが3人いるので、前と後ろにのせなくてはならないので」(女性40代)など、買い物の運搬から子どもの送り迎えまで、「カゴ付きのママチャリ」が毎日の生活の中で重宝している様子がうかがえます。またフレームが低く小柄な女性や子どもでも乗りやすいことや、車体価格がリーズナブルな点も高い人気を誇る理由となっていました。

「折りたたみ自転車」「電動アシスト自転車」など、生活環境に合わせた車種選びが主流

続いて、2位は「折りたたみ自転車」(13.4%)。「折りたたみ自転車は(車での)アウトドアに便利」(女性20代)など、自宅内への保管、自動車内への積載が可能なコンパクト性から、駐輪場の有無を気にせずに所有できる自転車として高い支持を集めました。中には「駐輪場に置いていると盗難被害に遭うため、折りたたみ自転車を購入した」(女性40代)など、防犯面も購買の決め手となっていました。また見逃せないのが、ここ最近人気が急増している4位の「電動アシスト自転車」(5.8%)です。「子供の保育園の送り迎えは最初ママチャリでしていたが、子供が大きくなるに連れて限界を感じたので電動自転車に乗り換えた」(女性40代)、「坂道が多いので」(女性30代)など、既存自転車の弱点である「坂道走行」を補助する「電動アシスト自転車」は、日ごろ生活の一部として自転車を利用する人にとってはまさに救世主のような存在といえそうです。そのほか、「ロードレーサーとヤマハの電動自転車を1台ずつ所有。共に家族兼用で通勤やサイクリングを楽しみたい時はロードレーサーで、買い物等は電動自転車で使い分けている」(女性30代)など、複数の車種をシーンや用途に合わせて乗り分けているという声も寄せられました。

約4人に1人が「ほぼ毎日」自転車を利用している

自転車を利用する頻度は?

SA(単回答)/自転車を持っている人(n=951人)

では所有者は、一体どの位の頻度で自転車を利用しているのでしょうか。「ほぼ毎日乗っている。買い物や最寄り駅、スポーツジムへの移動手段としている」(女性40代)など、「ほぼ毎日乗っている」と回答した人が23.7%。さらに「週4〜5回程度」「週2〜3回程度」「週1回程度」という声も38.8%を数え、全体の6割以上が少なくとの「週1回以上」の頻度で自転車に乗っていることが明らかとなりました。自由回答の中には「雨天以外は毎日往復45キロを自転車通勤している」(男性50代)など、アスリート並みの長距離走行をする人もいました。


その一方、「ここ最近、乗る機会がほとんどない」という声も20.7%を占めました。「夏に妊娠してから自転車は乗っていません。産後も車移動で、当分自転車は乗らないと思う」(女性30代)、「以前は乗っていましたが、ここ数年は坐骨神経痛のため乗れなくなりました」(男性50代)など、様々な理由から所有しているものの、最近自転車に乗らなくなったという人が案外目立ちました。

毎日の買い物の運搬に欠かせない自転車は「現代のロバ」!?

次に自転車利用の目的を見ていきましょう。最も回答が多かったのは「お買い物用に」(69.7%)でした。「特売品を買いに何軒もスーパーをはしごする」(女性50代)、「荷物が重くなる時に自転車を利用する」(女性40代)など、かつて私たち人間はロバや馬の力を借りて重い荷物の運搬を行ってきましたが、今日では自転車がその役割を担っていることがうかがえます。いわば、「自転車=毎日の買い物に欠かせない『現代のロバ』」と言っても過言ではないかもしれません。

■自転車の利用目的は?

1 お買い物用に 69.7%
2 自宅から最寄り駅までの足代わりに 20.7%
3 通勤・通学用に 20.6%
4 運動・ダイエットのため 15.0%
5 ストレス解消・気分転換に 13.9%

MA(複数回答)/自転車を持っている人(n=951人)


続いて回答が多かったのは「自宅から最寄り駅までの足代わりに」(20.7%)。「2週間に1回、病院に行かないといけないので駅まで乗っている」(女性30代)、「毎日、駅までの通勤の足として利用している」(女性40代)など、自宅から最寄り駅までの交通手段の一つとして「自転車」を利用しているという声が多数寄せられました。同様3位にも「通勤・通学用に」(20.6%)が挙げられ、スーツ姿で自転車にまたがるツーキニストが大変多いことがうかがえます。以下、4位に「運動・ダイエットのため」(15.0%)、5位に「ストレス解消・気分転換に」(13.9%)が続きました。

男性=「メタボ」「ストレス」「レジャー」など、健康・余暇中心
女性=「買い物」「子どもの送迎」など、家事・子ども中心

また性別ではいかがでしょうか。まず男性回答で目立ったのは「運動・ダイエットのため」(男性=17.2%、女性=12.6%)でした。「メタボ体型になってきたので、ダイエットと健康のために購入した」(男性50代)など、お腹まわりの贅肉や内臓脂肪の燃焼のため、有酸素運動に効果的な自転車を利用し始めたという声。同様、男性5位にも「ストレス解消・気分転換に」(男性=16.2%、女性=11.2%)が挙げられ、日ごろの不規則な生活習慣に伴う「運動不足」や仕事による「ストレス」を自転車運動で解消しようと考える男性が大変多いことがうかがえます。そのほか、「公園、釣りなど休日レジャーに出掛けるため」(男性=11.5%、女性=7.2%)、「ツーリングを楽しむため(日帰り、泊りがけの旅等)」(男性=3.4%、女性=1.8%)など、遊びやレジャーを中心とした利用目的も男性ならではの回答でした。


その一方、女性回答で多かったのは「お買い物用に」(男性=60.7%、女性=80.0%)。さらに「自宅から最寄り駅までの足代わりに」(男性=19.6%、女性=22.0%)、「子供の送り迎え用に」(男性=2.0%、女性=7.9%)が挙げられ、男性は「心身の健康・気分転換」「レジャー」などオフを中心とした余暇利用が目立った一方、女性は「買い物」「送迎」など家事や子どもに関連する生活利用が突出し、男女間で自転車の用途に対する考え方に少なからず違いが垣間見られました。

「ケータイ」「傘」「音楽」など、「○○しながら」の自転車走行にヒヤヒヤ!

ここまで昨今の「自転車ブーム」が影響し、街中を自転車走行する人びとが大変多いことが明らかとなりました。と同時に「自転車のマナー」の悪さに直面する機会もきっと多くなってきているのではないでしょうか。そこで最後に皆さんが「気になる自転車マナー」について見ていきましょう。最も回答が多かったのは「ケータイ通話やメールをしながらの自転車走行」(53.5%)でした。「ケータイで通話やメールをしながらの自転車走行には本当に困っている。何度もぶつかりそうになった」(女性30代)、「ケータイ片手に運転している様子をよく目にする。前を向いていないので、車を運転していたり子供を散歩させているときは怖い」(男性30代)など、前方不注意で歩行者やドライバーに危険が及ぶという声が多数寄せられました。同様7位に「傘を差しながらの自転車走行」(23.1%)、9位にも「音楽を聴きながらの自転車走行」(18.4%)が挙げられ、「何かを○○しながら」の自転車走行に対して厳しい視線が注がれていることがうかがえます。

■「気になる自転車マナー」は?

1 ケータイ通話やメールをしながらの自転車走行 53.5%
2 駐輪場以外の場所に置かれた迷惑駐車や放置自転車 38.1%
3 歩道を猛スピードで走る「暴走チャリ」 35.7%
4 自転車2台以上でおしゃべりしながらの並走 33.6%
5 夜間ライトの無灯火走行 31.0%
6 信号や標識など交通ルールを無視した走行 23.6%
7 傘を差しながらの自転車走行 23.1%
8 車道の真ん中を堂々と走り、自動車走行を妨害 20.0%
9 音楽を聴きながらの自転車走行 18.4%
10 歩行者優先の歩道で「チリンチリン」とベルを鳴らされる 18.3%

MA(複数回答)

「迷惑駐車」「暴走」「信号無視」など、道交法を軽視した危険走行に身の危険を感じる

次に回答が目立ったのは「駐輪場以外の場所に置かれた迷惑駐車や放置自転車」(38.1%)。「駐輪場以外の迷惑駐車が多い。子どもが生まれるのでベビーカーなど困りそう…」(女性30代)、「迷惑駐車や放置自転車で、駅周辺は道幅が狭くなり通行の妨げになる」(女性20代)など、駐輪場を利用せず、歩道上に無秩序に放置する違法駐車に公衆マナーの悪さを実感する人が多いようです。同様4位に「自転車2台以上でおしゃべりしながらの並走」(33.6%)、8位にも「車道の真ん中を堂々と走り、自動車走行を妨害」(20.0%)が挙げられ、歩道や車道における自転車の「自己中心的な振る舞い」に腹を立てている人が目立ちました。続いて3位は「歩道を猛スピードで走る『暴走チャリ』」(35.7%)。「歩行者のそばを平気で超スピードで走り抜ける自転車は危ないのでやめてほしい」(男性40代)など、歩行者が優先されるべき歩道上でスピードを落とさず、人と人の間をすり抜ける強引な走行に苦言を呈する声。同様5位に「夜間ライトの無灯火走行」(31.0%)、6位にも「信号や標識など交通ルールを無視した走行」(23.6%)が挙げられ、道路交通法を軽視した危険走行に身の危険すら感じている人が大変多いことがうかがえます。


今回はサイクリングに最適なシーズンを迎え、ここ最近の皆さんの自転車利用状況に関してアンケートを行ってきました。「自分専用の自転車を持っている」「家族兼用で乗っている」という声は全体の7割以上。さらに乗車頻度は「週1回以上」という声が6割以上を占め、大変多くの人びとが日常的に自転車を愛用していることが明らかとなりました。特に自転車の利用目的は、従来の「買い物」「通勤・通学」というニーズのほか、「運動・ダイエット」「ストレス解消・気分転換」「エコロジー(環境対策)」という声が続き、単なる「移動手段」から「健康・環境」を意識したものへシフトし始めていることがうかがえます。とはいえ、こうした「自転車ブーム」に伴って利用者が増える一方、「危険運転」「迷惑駐車」など公衆マナーの低下や、「駐輪場不足」といった問題が浮かび上がってきていることも確かです。自転車専用レーンの整備が求められると共に、歩行者やドライバーに配慮した自転車走行のモラルの改善・向上も必要とされているのではないでしょうか。今回のアンケート結果を踏まえ、他人にも自分にも安全な運転を心がけるようにしたいものですね。