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青山ハッピー研究所 ハピ研

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夏を感じるときは?

入道雲を見て、少年時代の田舎の夏休みを思い出す人や、スイカの味に家族と過ごした日々を懐かしむ人など、「色」「におい」「感触」「味」など夏は五感に触れる感覚と記憶が密接に結び付いている季節と言えます。そこで今回は、皆さんが「あ〜、今年も夏がきたな!」と心から実感する瞬間や夏の風物詩について聞きました。

耐え難い暑さのボーダーラインは「35℃」!?若い20代ほど暑さに弱い

梅雨明け以降、連日暑いが続いていますが、皆さんが限界を感じる「最高気温」とは一体何度でしょうか。「35℃を超えると何もする気が起きない。頭が働かず思考がおかしくなる」(女性30代)、「昨今は30℃が当たり前に。でも35℃を過ぎるとクラクラする」(女性40代)など、「35℃」と回答した人が最も多く27.4%。次に「36℃」という声も14.0%で続き、「35〜36℃」に耐え難い暑さのボーダーラインがあることが明らかとなりました。ちなみに気象庁では最高気温が25℃を上回ると「夏日」、30℃以上を「真夏日」といい、さらに35℃以上を「猛暑日」と定義しています。もともとは「真夏日」までの定義だったものの、昨今の地球温暖化などの影響で、35℃以上の気温を記録する回数が増えたのに伴い、2007年に新しく「猛暑日」が加わったそうです。また自由回答の中には「6年前の39.5℃を経験したので…」(男性30代)、「温室内で肉体労働をしていて、40℃まではよくあることなので耐えられる」(女性40代)など、「(限界温度が)40℃以上」(5.3%)という暑さにとても強いタフな人もいました。

限界を感じる夏の「最高気温」は何度?

SA(単回答)


世代別ではいかがでしょうか。猛暑日である「35℃以上」という声を見てみると、20代では53.3%に留まったものの、30代で68.9%と急増、70代以上ではピークの73.3%を数えました。そのほか40〜60代でも60、70%台をキープし、中高年、シニア層では比較的に暑さに強い人が多いことがうかがえます。その一方、本来、「夏=若者の季節」というイメージが強いものですが、意外にも暑さに弱い20代が大変多いことが明らかとなりました。そのほか、「生まれが最北の稚内なため、暑さには極端に弱い。25℃を超えると結構辛い」(女性40代)など、居住地域や出身も「暑さ」の強い弱いに少なからず影響があるようです。

世代別:限界を感じる夏の「最高気温」は何度?

SA(単回答)

夏の風物詩ナンバーワンは「ミーンミンミンミー…」

さて、皆さんが「あ〜夏だな!」と感じる瞬間やシーンとはどんな時でしょうか。堂々のナンバーワンは「蝉の鳴き声を聞くと」(66.5%)でした。「家の前の木々に蝉のぬけがら。蝉がしゃかしゃかと鳴くと今年もまた夏が来たのだと思う」(男性60代)など、梅雨の雨音から「ミーンミンミンミー…」という鳴き声に変わったことに気が付いた時に「夏の到来を感じる」という声が多数寄せられました。自由回答の中には「蝉の鳴き声で朝目覚めたときは、今日も暑いぞと覚悟をする」(女性40代)という声も寄せられ、風鈴の音に「涼しさ」を感じさせるのに対し、蝉の声は「暑さ」を増幅される夏の風物詩の一つとなっていることがうかがえます。

■「あ〜夏だな!」と感じる瞬間やシーンは?

1 蝉の鳴き声を聞くと 66.5%
2 何もしなくても汗がにじみ出てくると 41.3%
3 夏祭り、盆踊りや花火大会が始まると 40.9%
4 クーラー、扇風機を使用し始めると 37.3%
5 「真夏日」という言葉を聞く頻度が増えると 30.6%
6 梅雨が明けると 30.5%
7 入道雲を見ると 30.4%
8 虫が(蚊、ゴキブリなど)気になり始めると 19.3%
8 夏の高校野球が始まると 19.3%
10 日の長さを感じると 15.7%

MA(複数回答)/n(有効回答数)


「庭に出て藪蚊に出会い刺されたことで、蚊取り線香の必要を思った時」(男性60代)など、同様8位に「虫が(蚊、ゴキブリなど)気になり始めると」(19.3%)。さらに「太陽に向かって鮮やかな黄色い花を咲かせるひまわりを見ると、あ〜夏が来たな〜って思う」(女性40代)など、11位にも「ひまわり、朝顔やホオズキなど、夏の草花が咲き始めると」(15.0%)が挙げられ、動植物たちの生命の営みから「夏」を実感する人が多いようです。

自らの発汗量から「夏の暑さ」を改めて実感する

2位は「何もしなくても汗がにじみ出てくると」(41.3%)。「釣り場への道中を歩くだけで汗だくになってしまう」(女性30代)、「化粧がすぐ汗で落ちる」(女性40代)など、何もしないのに全身から汗が噴出すという声が目立ち、自らの発汗量から「夏の暑さ」を一年ぶりに思い出す人も少なくありませんでした。「今年はクーラーをつけたのがいつもより早かった気がする。使う時間も長いので、今月の電気代にびっくり!!」(女性30代)など、同様4位に「クーラー、扇風機を使用し始めると」(37.3%)、5位にも「『真夏日』という言葉を聞く頻度が増えると」(30.6%)が挙げられ、気温の上昇とともに否が応なしにも「夏」を意識せざる得ない状況であることがうかがえます。以下、3位に「夏祭り、盆踊りや花火大会が始まると」(40.9%)、6位に「梅雨が明けると」(30.5%)、7位に「入道雲を見ると」(30.4%)が続きました。

「梅雨明け」というキーワードに敏感なサラリーマン

性別ではいかがでしょうか。男性、女性ともにトップは「蝉の鳴き声を聞くと」(男性=65.5%、女性=67.5%)。中でも男性回答で目立ったのは男性2位の「梅雨が明けると」(男性=34.0%、女性=27.1%)でした。「梅雨明け後、猛暑が続き閉口している」(男性50代)など、一年中スーツ着用のサラリーマンにとっては「梅雨明け」というキーワードに敏感に反応している様子が明らかとなりました。中には「ノーネクタイで軽装を心がけている」(男性30代)、「外回りの営業なのでこまめに水分をとり、1時間ごとに日陰で一服する」(男性50代)など、軽装や暑さ対策を心がけているというサラリーマンも少なくありませんでした。

■男性:「あ〜夏だな!」と感じる瞬間やシーンは?

1 蝉の鳴き声を聞くと 65.5%
2 何もしなくても汗がにじみ出てくると 40.5%
3 夏祭り、盆踊りや花火大会が始まると 37.3%
4 クーラー、扇風機を使用し始めると 36.2%
5 梅雨が明けると 34.0%
6 入道雲を見ると 31.3%
7 「真夏日」という言葉を聞く頻度が増えると 30.4%
8 夏の高校野球が始まると 21.2%
9 虫が(蚊、ゴキブリなど)気になり始めると 17.1%
10 風呂よりも、シャワーで済ませることが増えると 12.2%

MA(複数回答)/n(有効回答数)


そのほか、男性ならではの回答で見逃せないのが、男性8位の「夏の高校野球が始まると」(男性=21.2%、女性=17.4%)です。「高校野球で後輩達が頑張っているのを見ると」(男性30代)など、スコアボードに後方にむくむくと張り出した入道雲や「カキーン」と響く金属バットの快音、真っ黒に日焼けした高校球児たちの一生懸命なプレーをテレビ中継で観ながら、夏本番を実感するとともに自身の青春時代を懐かしみ、胸を熱くしている男性陣が案外少なくありませんでした。さらに「プロ野球のオールスターが始まると」(男性50代)など、アマチュアに限らず、プロ野球のナイター中継やオールスターゲームを含め「野球=夏のスポーツ」というイメージが日本人に定着していることがうかがえます。

「盆踊り」「花火大会」など、浴衣ファッションを楽しみにする女性たち

その一方、女性回答で目立ったのは「夏祭り、盆踊りや花火大会が始まると」(男性=37.3%、女性=44.4%)でした。「近所で大きな花火大会があるのでそれも楽しみの一つ」(女性50代)、「盆踊りのメロディーが聞こえてくると…」(女性40代)など、打ち上げ花火の音、盆踊りの音楽や太鼓の響きに心が弾むという声が多数寄せられました。中には「花火大会でタンスから浴衣を出して、ウキウキしながら着付けをして出かける時に夏を感じる」(女性30代)など、夏ファッションとして「浴衣」着用を楽しみにする女性回答も目立ちました。

■女性:「あ〜夏だな!」と感じる瞬間やシーンは?

1 蝉の鳴き声を聞くと 67.5%
2 夏祭り、盆踊りや花火大会が始まると 44.4%
3 何もしなくても汗がにじみ出てくると 42.2%
4 クーラー、扇風機を使用し始めると 38.4%
5 「真夏日」という言葉を聞く頻度が増えると 30.7%
6 入道雲を見ると 29.6%
7 梅雨が明けると 27.1%
8 虫が(蚊、ゴキブリなど)気になり始めると 21.5%
9 日の長さを感じると 20.5%
10 ひまわり、朝顔やホオズキなど、夏の草花が咲き始めると 18.5%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

そのほか、女性9位に「日の長さを感じると」(男性=10.7%、女性=20.5%)。「気がついたら朝も早くから明るいし、夜も明るい」(女性40代)など、日頃の忙しい生活の中で、ふと自然の変化に気がついたときに季節の移り変わりを感じるという声。さらに「通勤時に目に入る庭の花や、家庭菜園の野菜の生長で季節を感じる」(女性40代)など、10位に「ひまわり、朝顔やホオズキなど、夏の草花が咲き始めると」(男性=11.3%、女性=18.5%)、11位にも「紫外線対策(日傘、UV防止クリームなど)が気になり始めると」(男性=3.0%、女性=18.3%)が挙げられ、「日の長さ」から「植物の生長」、「UV対策」に至るまで女性ならではの「細やかな」目線で夏を捉えている様子がうかがえます。

サマーフードの王様は「スイカ」――食べると「夏の思い出」がよみがえるという声も

ここまで夏を感じる瞬間やシーンについて見てきましたが、では「夏の味覚」といえば、皆さんは一番に何を思い浮かべるのでしょうか。人気ナンバーワンのサマーフードは「スイカ」(80.5%)でした。「真夏ゴルフの後、よく冷えたスイカを水分補給も兼ねて食べると汗がすぐに引く」(男性50代)など、枯渇した喉を潤すには水分とミネラルが豊富なスイカが一番という声が目立ち、「夏の味覚」の王道として高い人気を博していることが明らかとなりました。中には「夏になるとスイカ一玉を家族みんなで新聞敷いて(汁がこぼれるから)食べていたのを思い出す」(女性30代)など、スイカを見るにつけ、子どもの時の夏休みや家族との楽しい思い出がよみがえるという声も寄せられました。大人数で分け合って食べる機会の多いスイカだけに、家族や友人とのノスタルジックな記憶と結びつきやすい果物と言えるかもしれません。同様5位に「枝豆」(26.1%)、8位に「とうもろこし」(17.4%)、10位にも「ゴーヤー」(14.0%)が挙げられ、季節感が薄れる昨今の中で、夏ならではの旬の野菜・果物類に人気が寄せられました。

■「あ〜夏だな!」と感じる「夏の味」は?

1 スイカ 80.5%
2 そうめん・冷や麦 47.7%
3 カキ氷・アイスクリーム・シャーベット 46.3%
4 冷やし中華・冷麺 43.4%
5 枝豆 26.1%
6 生ビール 23.5%
7 麦茶 20.1%
8 とうもろこし 17.4%
9 うなぎ 15.8%
10 ゴーヤー 14.0%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

食欲不振の救世主、「そうめん」「冷やし中華」は夏場の常備食

2位は「そうめん・冷や麦」(47.7%)。「食欲がない時にスッキリしたものがほしい」(男性50代)、「火を使うのが嫌なので、できるだけそうめんなどで簡単に済ませてしまう」(女性40代)など、夏バテ気味で食欲不振の時や、料理が億劫な時に「そうめん・冷や麦」に助けられるという声が目立ち、この時期、乾麺のストックを常備するご家庭が大変多いことがうかがえます。「『冷やし中華始めました』の張り紙は夏の到来を感じる」(男性30代)など、同様4位にも「冷やし中華・冷麺」(43.4%)が挙げられ、ツルツルした喉越しの良さから「ご飯物」よりも「冷たい麺類」に支持が集中しました。


またフード以外で見逃せないのが6位の「生ビール」(23.5%)です。「汗を掻いた後の、生ビールの喉ごしが最高」(男性60代)、「夏祭りで食べる焼そばと生ビールは美味しい」(男性30代)など、季節を問わずビールは楽しめるものの、日中の暑さが厳しいこの季節のビールの美味しさは日中掻いた汗の量だけ、格別という声が多数寄せられました。「外仕事なので、麦茶を水筒へ入れて持ち歩く」(男性30代)など、同様7位にも「麦茶」(20.1%)が挙げられ、夏を乗り切るには「麦」を原材料としたドリンクの力も欠かせないことがうかがえます。

男性は「生ビール」「うなぎ」パワーで夏バテを迎え撃つ

性別ではいかがでしょうか。男性、女性ともにトップは「スイカ」(男性=78.1%、女性=82.8%)、2位は「そうめん・冷や麦」(男性=45.9%、女性=49.5%)。中でも男性回答で目立ったのは「生ビール」(男性=25.7%、女性=21.5%)でした。「風呂上がりの生ビールは最高!疲れが吹っ飛ぶ」(男性60代)など、1日を締めくくるビールで「暑さ疲れ」「仕事疲れ」を解消するという声が多数寄せられ、7月から「猛暑日」が続く今夏はビールの量が例年以上に増しそうな気配がします。さらにビールのつまみとして最適な「枝豆」(男性=27.5%、女性=24.8%)が男性5位、「冷やっこ」(男性=15.0%、女性=11.6%)が男性9位。そのほか、男性ならではの回答では8位に「うなぎ」(男性=17.1%、女性=14.5%)。「夏バテしないようにうなぎや焼肉で力を蓄えたい」(男性60代)など、最も暑さが厳しい日と言われる「土用の丑」の定番といえば「うなぎ」ですが、夏バテ知らずの「スタミナ食」として男性を中心に親しまれていることがうかがえます。

■男性:「あ〜夏だな!」と感じる「夏の味」は?

1 スイカ 78.1%
2 そうめん・冷や麦 45.9%
3 カキ氷・アイスクリーム・シャーベット 45.6%
4 冷やし中華・冷麺 38.0%
5 枝豆 27.5%
6 生ビール 25.7%
7 麦茶 20.1%
8 うなぎ 17.1%
9 冷やっこ 15.0%
10 とうもろこし 12.0%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

女性は野菜たっぷりのヘルシーな「冷やし中華」に高い支持!

一方、女性回答で目立ったのは、女性3位の「冷やし中華・冷麺」(男性=38.0%、女性=48.6%)でした。「冷やし中華は、大スキ。手料理ではなく外食で注文できようになったら夏だなって思う」(女性30代)など、「そうめん・冷や麦」は性別でさほど差がなかったものの、「冷やし中華・冷麺」は女性支持の高さが際立ちました。こうした理由は定かではないものの、野菜がたっぷり食べられるヘルシーさや、食欲が増進される爽やかな酸味も女性人気の要因と言えるかもしれません。そのほか、「近所の農家で売っているとうもろこしを食べるのが(毎年の)楽しみ。とっても甘い」(女性30代)など、「とうもろこし」(男性=12.0%、女性=22.6%)、「ゴーヤー」(男性=10.2%、女性=17.7%)、「トマト」(男性=5.1%、女性=11.3%)が続き、太陽が似合う「旬の野菜」が食卓を賑わすと夏を感じるという女性陣の声が目立ちました。

■女性:「あ〜夏だな!」と感じる「夏の味」は?

1 スイカ 82.8%
2 そうめん・冷や麦 49.5%
3 冷やし中華・冷麺 48.6%
4 カキ氷・アイスクリーム・シャーベット 47.0%
5 枝豆 24.8%
6 とうもろこし 22.6%
7 生ビール 21.5%
8 麦茶 20.1%
9 ゴーヤー 17.7%
10 うなぎ 14.5%

MA(複数回答)/n(有効回答数)


今回は夏真っ盛り、猛暑、酷暑が連日続く中、皆さんが「あ〜、夏が来たな!」と心から実感する瞬間やシーンについて聞きました。夏の風物詩のトップは「ミーンミンミンミー…」の蝉の声。さらに「ドカーン」の打ち上げ花火、「ドンドンドン…」の盆踊りの太鼓、「ブーン…」の蚊の羽音、「カキーン!」の高校野球の金属バット音、「チリンチリーン」の風鈴など、夏を感じるシーンは青空や夜空にこだまする「音」と密接に結びついているような気がします。その音に触れて反射的に「夏」を思い浮かべる人も案外多いのではないでしょうか。まさに「夏の訪れ」ならぬ「夏の音連れ」と言っても過言ではなく、肌に感じる体感温度以外にも、私たちの目・鼻・口・耳・肌の五感を刺激する「夏」の存在を改めて実感させられます。連日の「真夏日・猛暑日」報道に「暑さ」ばかりが際立ちますが、いま一度、「夏の味」「夏の色」「夏の香り」「夏の音」に五感を働かせてみてはいかがでしょうか。きっと今まで見えていなかった「夏の魅力」を見つけることが出来るはずですよ。