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ネットショッピングしていますか?

「ネットって、こわい」「セキュリティは大丈夫?」など、ひと昔前はネットショッピングに不信感を抱いていた人がきっと多かったのでは?ここ最近では楽天、アマゾンなどのメジャーどころから、近所の八百屋やスーパーマーケットに至るまで、ネットでの買い物が当たり前になりつつあり、以前に比べて抵抗感が和らいできているのではないでしょうか。そこで今回は、最新のネットショッピング事情について聞きました。

全体の9割以上が「ネット購入を経験したことがある」と回答
うち6割近くが「月1回以上」の頻度でネットショップを利用する

まず、「ネットショピング」の利用経験や頻度はいかがでしょうか。「旅行予約やコンサートチケットは旅行社などに出向かないで購入できるのが良い」(女性50代)など、「今までにネットショピングを1回以上経験したことがある」と回答した人は全体の91.8%。利用頻度は「月に2〜3回の割合で、主に子どものおむつや、ミネラルウォーターをまとめ買いしている」(男性40代)など、「月2回以上」が30.3%、「月1回程度」という声も28.3%を数え、全体の6割近くの人びとが少なくとも「月1回以上」のペースでネットショッピングを利用していることが明らかとなりました。中には「家は田舎だし、私は車の運転が出来ないので家電、CDやDVD、ゲームソフト、本など毎週ネットで購入している。一ヶ月に5〜6回くらい」(女性40代)など、「週1回以上」の高頻度で利用するヘビーユーザーも9.5%を占めました。

ネットショッピングンの利用経験と利用頻度

SA(単回答)


世代別で「月1回以上」という声を見てみると、20代で62.0%、30代でピークの63.1%を数え、若い世代では日常的にネットショップを利用しているようです。一方、50代で55.8%、60代で48.0%と次第に減少。さらに70代以上では35.0%に留まり、若い世代に比べるとシニア層の利用度がそう高くないことがうかがえます。

「時間節約」「運搬の負担軽減」など、制約の現代人をネットショピングがサポート

全体の9割以上がネットショッピングの利用経験を持っていることが明らかとなりましたが、ではその魅力とは一体どんな点にあるのでしょうか。最も回答が多かったのは「実際に足を運ぶ手間や時間が省ける」(39.5%)でした。「買い物に十分時間がかけられないときにネットでショッピング(を利用する)」(男性40代)、「仕事から帰って、深夜に注文して最短だと翌々日には商品が到着する。宅急便も時間指定とかできるから、受け取りやすい」(女性30代)など、実際にお店に行かずとも、ネットを通じて簡単に注文が出来る点に利便性を感じている人が大変多いようです。同様4位にも「早朝でも深夜でも好きなときに買い物が出来る」(36.5%)が挙げられ、仕事や家事、育児に追われ、店舗を見て回る時間や外出がままならない現代人にとって、「ネットショッピング=救世主」のような存在となっていました。さらに「お米、お酒(発泡酒)、水など重いものを中心に買っている」(女性40代)など、6位に「重たい荷物を自宅まで運んでもらえる」(30.4%)が挙げられ、「時間の節約」のほか、運搬に伴う負担の軽減もネットショッピングの魅力の一つと言えそうです。

■ネットショッピングの魅力は?

1 実際に足を運ぶ手間や時間が省ける 39.5%
2 近所にショップのない商品でも手に入る 37.1%
3 買い物ポイントが貯められ、お得感が高い 36.6%
4 早朝でも深夜でも好きなときに買い物が出来る 36.5%
5 リアルショップよりも価格が安い 34.3%
6 重たい荷物を自宅まで運んでもらえる 30.4%
7 同じ商品や競合商品を比較検討しやすい 29.2%
8 品揃えが豊富で色々選べる楽しさがある 26.8%
9 珍しい商品や掘り出しものを見つけられる 20.3%
10 ネット限定サービスや商品がある 18.5%

MA(複数回答)/n=4438人(ネットショッピング経験のある人)

「ポイントサービス」「割安感」「掘り出しもの」など、リアル店舗以上の満足度も

また見逃せないのは3位の「買い物ポイントが貯められ、お得感が高い」(36.6%)。「近くのスーパーよりもポイントがたくさんもらえるのも魅力」(女性30代)、「決まったネットショップを利用し、ポイントを貯める工夫をしている」(女性50代)など、還元率の高いポイントサービスもネット購買を促進させる大きな要因となっていました。さらに「家にいて色んなお店の比較が出来て安く買えるから」(女性30代)など、同様5位にも「リアルショップよりも価格が安い」(34.3%)、7位に「同じ商品や競合商品を比較検討しやすい」(29.2%)、10位にも「ネット限定サービスや商品がある」(18.5%)が挙げられ、リアルショップよりも「割安感」「お得感」を実感している人が大変多いことがうかがえます。そのほか、2位「近所にショップのない商品でも手に入る」(37.1%)、8位「品揃えが豊富で色々選べる楽しさがある」(26.8%)、9位に「珍しい商品や掘り出しものを見つけられる 」(20.3%)が続きました。

セキュリティを心配しながらも、全体の7割以上が「カード決済」

ネットショッピングで一番の心配といえば、支払いの方法ではないでしょうか。そこで皆さんは、日ごろどんな決済方法でネットショッピングをしているのでしょう。最も回答が多かったのは「クレジットカード」(71.2%)でした。「カード会社のポイントと、ネットショップのポイントも貯まるので一石二鳥」(女性40代)など、決済の利便性と共に効率的にカードポイントを貯めるなら、「クレジットカード」の利用が一番という声が多数寄せられました。中には「大手で信用の置けるところ。セキュリティがしっかりしていると思われるサイトでしか買わない」(女性60代)など、カード情報の漏洩等のリスクから、セキュリティが万全な大手企業運営のサイトしか利用しないという人もいました。

■ネットショッピングの決済方法は?

1 クレジットカード 71.2%
2 代金引換 30.4%
3 コンビニ決済 28.0%
4 銀行振込み・郵便振替え(ATM・窓口) 18.0%
5 銀行振込み・郵便振替え(ネットバンク) 11.6%

MA(複数回答)/n=4438人(ネットショッピング経験のある人)

初めは「代金引換」「振込み」で探り、
信用出来れば「カード」へ切り替えるという人も

2位は「代金引換(代引宅配便-配送業者へ商品代金を支払う)」(30.4%)。「入金後の商品引き渡しだと、(商品が)届かないなどのトラブルがあるので、必ず代引き」(男性40代)など、商品代金以外に「代引き手数料」が余分に掛かっても、商品到着をしっかりと見届けてから支払いをしたいという声。さらに「気楽に利用できるので、コンビニ決済にしている」(女性30代)など、同様3位に「コンビニ決済」(28.0%)、4位に「銀行振込み・郵便振替え(ATM・窓口)」(18.0%)、5位にも「銀行振込み・郵便振替え(ネットバンク)」(11.6%)が挙げられ、ネットトラブルを回避するため、少々手間が掛かっても「より安全な決済」を選択している人も少なくありませんでした。中には「決済はほとんどクレジットカード、初めての取引のショップの場合は振り込みにしている」(男性70代)など、信用のおけるショップか否かを見極めるまでは「代引き」「振り込み」を利用し、大丈夫だと思えば「クレジットカード」に切り替えるという声も寄せられました。


世代別ではいかがでしょうか。20〜50代は「クレジットカード決済」(30代=77.2%)が一番人気でしたが、60代以降から徐々に減少。70代以上では「クレジット決済」(70代以上=38.8%)を抜き、「代金引換」(70代以上=43.8%)がトップに踊り出るなど、世代間で決済方法に少なからず違いが垣間見られる結果となりました。

世代別:ネットショッピングの決済方法は?

MA(複数回答)/n=4438人(ネットショッピング経験のある人)

ネットショッピング敬遠の理由は、商品と販売者が直に見えないため

その一方、「今までにネットショッピングを利用したことがない」という声も全体の8.2%を占めました。次にその理由を見ていきましょう。最も回答が多かったのは「直に商品を見て購入したいので」(57.9%)でした。「ホームページ上の写真と実物に差(があるのでは)」(男性40代)など、自分の目で見て触って確かめられないため、良いか悪いかの購入判断を下すことが出来ないという声が多数寄せられました。同様4位にも「お店が信頼できるかどうか分からない」(29.4%)が挙げられ、商品や販売者が直に見えないネットの世界に疑心暗鬼になっている人が大変多いようです。さらに「知人も騙されましたので、いまいち信用が置けない」(男性50代)など、2位に「商品代金の支払いなど決済が心配なので」(29.9%)、「個人情報の漏洩などのニュースが多くて信用出来ない」(29.9%)が挙げられ、「品質」に対する不安のほか、「トラブルやネット犯罪に巻き込まれるのではないか」という恐怖を感じている人が目立ちました。

■「ネットショッピング」をしない理由は?

1 直に商品を見て購入したいので 57.9%
2 商品代金の支払いなど決済が心配なので 29.9%
2 個人情報の漏洩などのニュースが多くて信用出来ない 29.9%
4 お店が信頼できるかどうか分からない 29.4%
5 配送料がかかるなど、値段が高いため 22.3%

MA(複数回答)/n=394人(ネットショッピング経験のない人)

男性は「パソコン関連」家電・AV機器」、また「お酒類」の箱買いも

では皆さんは、ネットショッピングで今までにどんなものを購入した経験のあるのでしょうか。まず男性回答のトップは「パソコン・関連機器・ソフト」(48.4%)でした。「パソコンのパーツ。アキバ価格で購入できるし、リアルショップに足を運ぶ必要がなく便利」(男性50代)、「パソコン印刷機のインクトナーがメイン。安いしポイントも付くので」(男性30代)など、「ネットショッピングをする人=パソコンユーザー」であるせいか、パソコンの周辺機器や消耗品を調達するという声が多数寄せられました。「テレビ、掃除機、洗濯機、マッサージチェアー、デジカメ等の電化製品。商品の説明がわかり易い…」(男性50代)など、同様4位にも「家電・AV機器」(43.8%)が挙げられ、男性は「家電量販店」代わりにネットショップを利用する頻度が高いようです。

■男性:ネットショッピングで購入した商品は?

1 パソコン・関連機器・ソフト 48.4%
2 雑誌・書籍 46.1%
3 ホテル・旅行予約 44.1%
4 家電・AV機器 43.8%
5 ファッション(衣類・靴など) 42.8%
5 食品(生鮮食品・米・油など) 42.8%
7 CD・DVD、音楽・映画ダウンロード 40.4%
8 各種チケット(航空券・コンサート・イベントなど) 38.6%
9 日用品・生活雑貨 33.1%
10 酒類(ビール・焼酎・ワインなど) 29.3%

MA(複数回答)/n=1939人(ネットショッピング経験のある人)


また男性ならではの回答で目立ったのは、10位の「酒類(ビール・焼酎・ワインなど)」(29.3%)。「自宅まで届けてもらえるから、最近ビール類を購入している」(男性40代)、「焼酎をよく購入する。送料はかかりますが、現地ならではの珍しい焼酎が手に入り一期一会で非常に楽しい」(男性40代)など、重量のあるビールやワインの箱買い、稀少性の高い地酒の入手等々、晩酌に欠かせないお酒をネットで買い求める男性が案外多いようです。

女性は「ファッション」「化粧品」、また全国の「人気スイーツ」のお取り寄せも

その一方、女性のトップは「ファッション(衣類・靴など)」(68.8%)でした。「洋服をよく購入している。苦手な接客を受けなくて済むし、一度にたくさんの服を比較して買うことができるから」(女性30代)、「子ども服が一番多い。田舎なので地元で買う店がかなり限定され、(他人と)服がかぶる場合が多いので」(女性30代)など、洋服や靴は質感やサイズが分かりづらく、ネット購入が敬遠されると思いきや、意外にも大変多くの女性たちに支持されていることがうかがえます。さらに「スキンケア、化粧品が一番良く購入する。送料無料なので、交通費の分を考えてもネットで購入のほうがお得」(女性30代)など、同様2位にも「化粧品・スキンケア用品」(55.0%)が挙げられ、男性回答に「パソコン・家電」が目立ったのに対し、女性は「ファッション」「化粧品」など「美」に関連したアイテムに人気が集中しました。

■女性:ネットショッピングで購入した商品は?

1 ファッション(衣類・靴など) 68.8%
2 化粧品・スキンケア用品 55.0%
3 食品(生鮮食品・米・油など) 53.6%
4 雑誌・書籍 52.5%
5 ホテル・旅行予約 48.5%
6 日用品・生活雑貨 48.3%
6 スイーツ・お菓子 48.3%
8 各種チケット(航空券・コンサート・イベントなど) 44.7%
9 CD・DVD、音楽・映画ダウンロード 39.8%
10 キッチン・生活雑貨・食器 37.2%

MA(複数回答)/n=2499人(ネットショッピング経験のある人)


また女性ならではの回答で目立ったのは、7位の「スイーツ・お菓子」(48.3%)。「京都にある、スイーツ屋さんのケーキ。なかなか買いに行けないので…」(女性30代)、「お菓子、スイーツはテレビで話題になると試したくなる」(女性40代)など、全国各地の「人気スイーツ」「季節限定品」をお取り寄せするという声が目立ちました。男性の「酒類」同様、ネットショッピングでは「こだわりの強い嗜好品」に高い支持が寄せられていることがうかがえます。

全体の9割近くが「ネットショッピングが必要・便利である」と回答

ネットショッピングは生活に必要?

SA(単回答、n=4438人
ネットショッピング経験のある人)

最後にネットショッピングは皆さんの生活にとって本当に必要か、それとも否かを聞いてみたところ、「必要不可欠」と回答した人は24.5%。さらに「あれば便利」という声は64.6%を占め、全体の約9割近くの人びとが「(ネットショッピング)必要・便利派」であることが明らかとなりました。主な理由は「田舎に住んでいるので、何でも揃うネットショッピングは生活に必要不可欠」(男性40代)、「ホテル予約はほとんどネット。情報も詳しくわかり、口コミなども参考になる。また予約、キャンセルも簡単で、なくてはならない感じ」(女性40代)など、一度この便利さを味わったら、もう後戻りは出来ないという声が目立ち、ネットショッピングを肯定的にと捉えている人が大変多いことがうかがえます。中には「ケアハウスで暮らす母の生活用品をネットで買って、配達してもらっている。今の私にとってネットショッピングは遠く離れている母が生きるために絶対必要」(女性50代)など、ネットショッピングで介護を支えているという切実な声も寄せられました。


その反面、「なくても問題なし」 (7.3%)、「全く必要を感じない」(0.4%)という回答は僅か7.7%に留まりました。主な理由は「今はあまり必要ではない。近くに店も沢山あり、送料・手数料を考えると付き合いはほどほど」(女性40代)、「高評価の商品でも、実物を見てがっかりの事が多いので」(女性50代)など、差し迫って「必要性」や「お買い得感」を感じないという人もいました。


今回は百貨店、スーパーでの買い物同様に定着化が進む「ネットショッピング」に注目をして、アンケート調査を実施しました。「ネットショピング」の利用経験者は9割以上。さらに「月1回以上」のペースで利用しているという声は全体の6割近くを数え、近所のスーパーマーケットや八百屋ほどではないものの、「美容室・理髪店」に通うぐらいの頻度でネットショッピングを楽しんでいる様子が明らかとなりました。購入品目として多かったのは「米・飲料」などの重量のあるもの、また「雑誌・書籍」などどこで買っても品質に違いのないもの。さらに男性では「パソコン・家電・AV機器」「お酒類」、女性では「ファッション・化粧品」「スイーツ・お菓子」が目立ち、毎日の生活に必ずしも必要ではない「趣味性・嗜好性」が強いアイテムに人気が集中しました。いわば、ネットショッピングは「スーパー」「百貨店」の競合や代替ではなく、むしろ既存リアル店舗の弱かったサービスを補完するものと言えそうです。今後は購入品目によって、「スーパー」「百貨店」「コンビニ」「ネット」の使い分けがより一層明確になっていくのではないでしょうか。