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今あなたが大切にしたいものはなんですか?

今まで当たり前だと思っていた日常が、これほど幸せで愛おしいものだったと改めて実感することはありませんか。今回の毎アンでは「今、大切にしたいもの」をテーマにアンケートを実施してきました。さて皆さんにとって一番大切なものとは一体何だったのでしょうか。

「家族が揃えば、自然と笑顔でニコニコに」−「家族」「子ども」が一番の宝!

まず、皆さんから寄せられた自由回答の内容をグルーピングし、集計した結果、最も回答が多かったのは「家族(夫・妻・子ども等)、家族の絆」(62.7%)でした。主な自由回答は「私に多くの事を与えてくれる我が子に感謝。大変な事なんてひとつもありません。この子と一緒なら私は強くなれるし笑顔でいられる」(女性40代)、「妻がいなければ子どもも孫も存在しない訳ですから、今、家族の笑顔を作りだしている源は妻」(男性50代)など、子どもや夫、妻が一番大切であるという声が多数寄せられ、家族の絆や支えが大きな力となっていることが明らかとなりました。

■今、あなたが大切にしたいものとは?

1 家族(夫・子ども・妻)、家族の絆 62.7%
2 命・健康・体力 10.5%
3 恋人・友人・知人など、人とのコミュニケーション 9.2%
4 平凡な生活 5.0%
5 自由な時間・くつろぎ・趣味 4.9%
6 ペット 3.7%
7 心・気持ち 3.3%
8 思い出(アルバム、写真) 1.9%
8 お金・投資 1.9%
10 愛・優しさ 1.5%

MA(複数回答)

さらに「家族」のほか、3位には「恋人・友人・知人など、人とのコミュニケーション」(9.2%)が挙げられました。「結婚し歳を重ねると、どうしても親密な関係の友達が減っていってしまう。今いる大切な友だちを今以上に大事にしたい」(女性30代)、「東日本大震災をみて、『向こう三軒両隣』といった触れ合い、普段から会話、挨拶ある地域社会の必要性を感じた」(男性40)など、地域社会との関わりが希薄になりがちな現代において、むしろ「家族」を含めた「人」との交流や信頼関係を求める傾向が高まっていることがうかがえます。

<そのほか、『家族』『恋人・友人・知人』に関連した回答>

「3人目で念願の女の子を出産!可愛くて可愛くて、家族全員デレデレ。毎日があっという間で、すぐに大きくなっちゃう、と思うと泣いてもないのに抱っこしたり、写真を撮ったり、長男・次男と娘を取り合う毎日」(女性20代)

「43年間連れ添ってきた奥さん。私が癌を患った時も、愚痴も言わずに夜中でも一生懸命看病してくれたり、日ごろの思いやりを肌で感じ、口に出して言わないが常に感謝している。本当に大切な人」(男性60代)

「主人が先日、ちょっと長い出張から帰ってきました。家族揃っての久しぶりの時間、いなかったときに比べると、みんな自然と笑顔でニコニコになった」(女性40代)

「若き日の思い出を共有できる昔の山友だち。リタイア後、再び集まれば長いブランクも一気に解消できる。現役時代(仕事)の知人とは全く異なり、利害関係の全くない付き合いが心地良く、山、花見、紅葉、飲み会に楽しんでいる」(男性60代)

「すりすりしてくる時は疲れも吹き飛ぶ」― ペットは家族の一員

また「家族」「友人」同様、愛おしい存在として6位に「ペット」(3.7%)を挙げる声も目立ちました。「愛猫の紫苑(しおん)が、ニャーと鳴いてすりすりしてくる時は疲れも吹き飛ぶ。特に寒い夜は、紫苑と一緒に布団で寝る。その寝息を耳元で聞いていると、とても幸せな気分になれる」(男性50代)、「(ペットは)私が会社に出ている間、一生懸命に帰りを待っていて、その姿が愛おしい。私にとっては子ども」(女性40代)など、「家族の一員」としてペットを溺愛している飼い主の姿がうかがえます。

<そのほか、『ペット』に関連した回答>

「今までペットを飼ったことはなく、こんなに可愛いものだとは知りませんでした。なんとなくバラバラだった家族が、猫のことを話し合ううちにまとまってきたように思う。そんな我が家の救世主を大切にしなければいけません」(女性50代)

「12才のパグ。高齢犬になり、後何年生きるか分からないけど、その間ずっとそばにいてやりたい。耳はもう聞こえないけどまだまだ元気!」(女性50代)

「愛猫チビが1週間前に突然死んでしまった。一人暮らしの私にとって、いつもそばにいて癒しと元気を与えてくれ生甲斐でした。いま彼女の忘れ形見の息子(チビ太)と寂しい想いで過ごしている。チビ太の落込みぶりはネコとはあ思えないほど。今は私の姿が見えないと鳴いてそばを離れません」(男性60代)

「先月からハムスターが我が家へ来て、子どもの様子が変わってきました。今まで虫しか飼った事がなかったため、生き物の温かみを感じていて、ハムちゃんを通し、色々な事を学んでいる。元気に長生きさせ、ハムちゃんが楽しく過ごせるようにしたい」(女性30代)

闘病生活から「命・健康」の有り難みをじみじみと実感したという声

トップの「家族」に続き、回答が多かったのは「命・健康・体力」(10.5%)でした。「仕事の疲れの回復力が少しなくなってきたかなと感じる。あと何歳か若かったらと思うことが多くなった」(女性20代)など、年齢とともに「体力」の衰えを実感するという声。さらに「婚約した直後に『くも膜下出血』を発症して手術。後遺症も残ることなく、退院してから入籍して結婚しました。そして妊娠してもOKと医者から言われた今、私自身ももちろんですが家族がみんな健康でいることがとても大事に思える」(女性30代)など、苦しい闘病生活や、生死を分ける体験を通して「命」や「健康」の有り難みを思い知ったという声も寄せられました。

<そのほか、『命・健康・体力』に関連した回答>

「白血病で骨髄移植しか助かる方法がなかったが身内には合う提供者が見つからず、全然知らない方から提供いただき助かりました。一時は副作用で危篤状態になりましたが、なんとか立ち直り今は在宅治療まで漕ぎ着けました。そして頑張って生きようと決心しました。みんなにひとつずつ大切な命」(男性50代)

「健康な体が無ければ、働くこともできず、家族に対して何もできないから。痛いところや、何か辛いところがあれば笑顔も出せませんからね」(女性40代)

「このたびの震災をはじめ、いろんな事情で生きたくても生きられない方々もいる。自分の命は自分だけのものではなく、脈々と先祖代々受け継がれてきた大切なものだと切に思う」(女性30代)

「ママさんバレーを30代から20年近く続けてきましたが、転居を2年前にしたときに一旦止めました。土地が変わってまた復活し、土日の週末にバレーで必死に動いている。日ごろの固まりきった頭と身体を動かすことで仕事の活力にもなる。何よりも健康な身体が基本だと思う」(女性40代)

震災を経験し、「何でもない日常」こそが一番の幸せだったと思い知る

「大切なもの」といえば、「特別なもの」「何ものにも代えがたいもの」を想像しがちですが、その反面、4位には「平凡な生活」(5.0%)を大事にする回答が目立ちました。「何でもない日常こそ奇跡。明日があることだけで幸せ…。二度のがん体験、数回の手術を経て感じている」(女性40代)など、祭りや年中行事などの「ハレ(晴れ)=非日常」ではなく、本当は何でもない「ケ=日常」こそが「幸せだった」と改めて気付いたという声。さらに「常に想像していた明日が来る訳では無いと今回の震災でも思い知らされた。あの日の朝まで沢山の『当たり前の日』があったはずなのに・・・」(男性40代)など、人類史上かつてないほど巨大で、甚大な被害をもたらした東日本大震災を目の当たりにし、「人生観」や「価値観」が大きく変わったという人が大変多かったようです。そのほか、5位に「自由・時間・くつろぎ」(4.9%)、7位に「心・気持ち」(3.3%)が続きました。

<そのほか、「平凡な生活」「自由・時間・くつろぎ」「心・気持ち」に関連した回答>

「大地震後、家族と過ごしているこの時間はとても大切な時間であると気づきました。子どもたちのケンカの声、 幼稚園・小学校に送りだすときの『いってらしゃい』『行ってきます』。『 お母さん、今日のご飯はな〜に?』、この会話も命があってこそ。生きている、家族がそこにいる大切な日々」(女性30代)

「今回の大震災で人生について色々と考えさせられました。『家族と一緒に元気に過ごせる』ということが、どれほど幸せなことなのか。これからは1日1日を大切にしたいと思う」(女性30代)

「(震災後)水や食料などが買えずに困り、資源の大切さも身にしみました。これほどの大きな震災が起きると、譲り合いや助け合いの気持ちがないととても復興できないと思います。人を思う気持ちを大切にしたい」(女性40代)」

「世の中で一番人間が大切にしなければならないものが『感謝である』と、日に日に思う。感謝すればするほど不幸な時も、再び生きる喜びに満たされる。すべてが上手くいく方法は、意外にもすべてに感謝というシンプルな方法であり、これで心から安心して生きていけるような気がしている」(女性50代)

「結婚式の写真」「ラテン車」など思い入れのあるモノは、かえがえのない宝物!

上位には「人(家族、友人)」や「生き物(ペット)」とのコミュニケーションや、「命」「日常生活」に対する感謝の気持ちを大切にする傾向が見受けられました。一方で「20歳の時、実家が火事になり、写真、衣類を含めて全てを消失。その後、結婚し自分が生きてきた歴史である『自分の結婚式』から『子どもたち(2人)の成長を記録した』写真。さらには父母(故人)の生前の写真などは宝物」(男性50代)など、8位に「思い出(アルバム、写真)」(1.9%)。さらに「人助けをするにも、先立つもの(お金)が必要なので」(男性50代)など、同じく8位にも「お金・投資」(1.9%)が続き、様々な苦労や実体験を通して、物質的なモノに強い思い入れを持つ人も決して少なくありませんでした。

<そのほか、「モノ」「その他(お金、仕事、資源など)」に関する回答>

「モータリゼーションの最中に育ち、古くはスーパーカーブームを青春の課程で体験した世代の私にとって、やはりクルマは大好きであり大切な友人。最近の若い人はクルマに全く興味を持たない方も多いようですが、私はこだわりを持って今は『ラテンの車』を大切に乗っている。走っていても殆ど同じクルマに出会うことが無いのが魅力!」(男性50代)

「パソコンがダウンしたら何も出来ません。メールのアドレスや住所、電話番号はもとより、ウェブからリストアップしコピーした資料の詳細も見たくなっても何もできません。命と同じ」(男性70代)

「大震災後、私の住む地域は風評被害で、観光や野菜、魚が大打撃。私の仕事はモップやマットのレンタルリースですが、その影響受けて解約や減額され続けている。収入が途絶え、不安と絶望を私自身も経験して、本当に仕事があるというのはありがたいと実感している」(男性40代)」

「友だちの手紙やはがき。メールや電話は日にちが経てば忘れるが、手紙はいつまでもその頃の思い出が残るのが嬉しい。私にとっては財産」(女性40代)


今回は「今、大切にしたいもの」をテーマに皆さんのご意見を聞いてきました。最も回答が多かったのは「家族(夫・子ども・妻)、家族の絆」(62.7%)。次に「命・健康・体力」(10.5%)、「人とのコミュニケーション」(9.2%)、「平凡な生活」(5.0%)が続き、「財産」「高額商品」以上に「家族・友人」との繋がりや「健康な暮らし」など、日ごろ当たり前だと思っていた「何でもない日常」に改めて幸せを噛みしめている人が大変多いことが明らかとなりました。こうした背景には「家や車が無くなっても家族全員無事ならまたやり直していける、としみじみ思う」(女性40代)など、約2ヶ月間前に襲った東日本大震災の経験が大きく影響をしているものと考えられます。またこの経験を経て私たち日本人の価値観は変化をしてきているといっても過言ではないのかもしれません。今回のテーマである「今、大切なもの」とは、言い換えれば「生きる糧」のような存在。将来の予測もなかなかつきにくい状況は続きますが、先人達が過去に幾度も試練を乗り越えてきたように、今を生きる私たちも「大切なもの」を守り続けられるよう一歩ずつ前を向いて歩んでいきたいものです。つくづくそう感じさせる、今回のアンケート結果になりました。


最後に「東日本大震災」により、被害を受けられた皆様におかれましては、謹んでお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復旧を衷心よりお祈り申し上げます。