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エコライフを教えて?

大震災の影響で電気の供給能力が全国的に不足しています。気温の上昇に伴い、電力需給のひっ迫が予想され、企業、各家庭ともに今夏の節電対策が求められています。そこで今回は「エコライフ」をテーマに、皆さんが日ごろの暮らしの中でどんな対策を行っているのかを聞きました。

全体の約7割が「節電」、さらに「家庭ごみの処分」「節水」が続く

エコで重視していることは?

SA(単回答)

まず、皆さんのご家庭や暮らしで重視しているエコとは一体何でしょうか。最も回答が多かったのは「節電」(69.4%)でした。「地球温暖化防止に一歩でも貢献したい」(女性40代、佐賀県)、「ちょうど寿命がきていた冷蔵庫、洗濯機は一番消費電力の少ないものを選び買い換えた」(女性50代、静岡県)など、昨年実施された家電エコポイント制度を含め、「二酸化炭素(CO2)の排出削減」意識の高まりから、家庭内の「電気の無駄遣いをなるべく減らしたい」という声が多数寄せられました。


次に回答が多かったのは「家庭ごみの処分(ごみの分別)」(12.5%)。「ゴミ袋を市から購入しなくてはならないので、ゴミの量自体を減らす工夫をしている」(女性20代、東京都)、「生ごみで自家製肥料を作って野菜を作っている」(男性60代、香川県)など、家庭ゴミの分別、減量化に積極的に取り組んでいるという声。さらに「新聞紙、段ボール箱は回収業者へ。ペットボトル、アルミ缶、スチール缶、透明パック、牛乳パック等は分別してそれぞれ回収箱へ持って行っている」(女性40代、兵庫県)など、同様4位にも「再利用(リサイクル)」(5.2%)が挙げられ、資源循環が一般家庭に広く定着し始めていることがうかがえます。そのほか、「食器洗いや歯磨きの時の水道の出しっぱなしを減らす」(女性50代、神奈川県)など、3位に「節水」(9.0%)、5位に「節ガス」(1.9%)、6位に「家庭排水」(0.6%)が続きました。

震災に伴う電力不足対策として「節電」意識が高まる−昨年よりも約20%アップ

2010年、2007年に実施した過去の調査と比較してみたところ、「節電」に対する意識は2007年に41.4%であったものの、2010年に51.5%と増加傾向。さらに今回の調査では一気に69.4%まで急増し、節電対策への関心度が加速していることが判明しました。こうした背景には「電力不足が心配され、札幌に住んでいても無関心ではいられない」(男性50代、北海道)、「名古屋地区は中部電力の浜岡原発が停止し、この夏は大変なことになると思うので心したい」(男性60代、愛知県)など、東日本大震災に伴う「電力不足」の影響が東日本エリアに限らず、全国に波紋を広げている様子がうかがえます。一方、「家庭ごみの分別」(2007年=18.1%、2010年=13.0%、2011年=12.5%)、「リサイクル」(2007年=19.9%、2010年=13.1%、2011年=5.2%)に対する意識は以前よりも減少。こうした要因には「市がゴミの分別を重視し必然的にやるようになりましたが、今では当たり前のこととして分別している」(女性30代、和歌山県)など、日ごろの生活の中に「ゴミ対策」が自然と身に付き、分別が定着し始めているようです。

過去調査との比較−エコで重視していることは?

SA(単回答)

「電気をまめに消す」「季節に合った服装」「待機電力を抑制」など、家庭内でできる節電を積極化

では、皆さんは「ご家庭内」「外出・買い物時」に具体的にどのようなエコ対策を実践されているのでしょうか。家庭内のエコ対策ナンバーワンは「部屋から離れる時は部屋の照明やテレビをこまめに消す」(73.9%)でした。「電気をまめに消す。エアコンはなるべくつけず、冬は炬燵(こたつ)、夏は扇風機で」(女性50代、茨城県)など、消費電力を考えながら家電のオンオフに注意を払うという声。さらに4位に「季節に合った服装に気を遣い、なるべくエアコンは利用しない」(55.1%)、9位にも「家電の待機電力を抑えるため、使用時以外なるべく主電源を切る(またはプラグを抜いている)」(44.1%)が続き、いつもの暮らしを少しずつ見直し、「節電」に積極的に取り組むご家庭が大変多いことがうかがえます。自由回答の中には「夜はできるだけ電気を消すようにしている。キャンドルの明かりで夫婦でお酒を飲んだりして 夜の暗さを楽しんでいる」(女性40代、埼玉県)など、むしろ節電生活を通じ、本来の人間としての生活リズムや喜びに気がついたというポジティブな声も寄せられました。

■「ご家庭内」「外出・買い物時」に実践しているエコ対策は?

1 部屋の照明やテレビをこまめに消す 73.9%
2 レジ袋は断り、マイバッグを持参するようにしている 59.4%
3 詰め替えるタイプの商品を購入している 58.9%
4 服装に気を遣い、なるべくエアコンは利用しない 55.1%
5 歯磨き時、シャワー時に水道をこまめに止めている 53.4%
6 風呂の残り湯を洗濯などに再利用する 49.5%
7 洗濯物のまとめ洗いをしている 44.6%
8 近場は徒歩か自転車移動を心がけている 44.3%
9 待機電力を抑えるため、主電源を切る(プラグを抜いている) 44.1%
10 エアコンの設定温度を上手にコントロールしている 40.8%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

「マイバッグの持参」「リユース商品の購入」など、レジ袋や過剰包装を避けてゴミを元から断つ

続いて2位は「スーパー、コンビニのレジ袋は断り、マイバッグを持参するようにしている」(59.4%)。「マイ箸やエコバッグを必ず持ち歩いている」(女性60代、北海道)など、一人ひとりの意識の向上に伴い、レジ袋に代わって「マイバッグ」派が増加していることがうかがえます。さらに「最近は詰め替えを買うことが多くなって、ゴミが少なくなった気がする」(女性30代、愛知県)など、3位にも「詰め替えるタイプの商品を購入している」(58.9%)が挙げられ、使い捨て商品を避け、リユース商品の購買が積極化するなど、家庭にやってくるゴミを元から断つという声も目立ちました。そのほか、「シャワーを使うとき、お湯が出るまでしばらくかかるので、その間の水をバケツに受けて洗濯機に移している」(女性50代)など、5位に「歯磨き時、シャワー時に水道をこまめに止めている」(53.4%)。同様6位に「風呂の残り湯を洗濯などに再利用する」(49.5%)、7位にも「洗濯物のまとめ洗いをしている」(44.6%)が挙げられ、「節電」「ゴミ減量」に続き、「節水」も家庭内で実践できるエコ対策の一つとして高い支持を集めました。


また自由回答の中には、各ご家庭のユニークな対策が数多く寄せられました。その中からいくつかご紹介します。「冷蔵庫、エアコンをコンセントから外し使用を停止した。必要な食材はその日に食べきれる量を購入する」(男性40代、東京都)など、食材・生鮮食料品の買いだめを減らし、「節電」と「節約」を同時に満たすという声。「ゴーヤを栽培して日差しよけと収穫でまさに一石二鳥」(男性40代、宮崎県)など、夏に向け、簾(すだれ)代わりに庭に「緑のカーテン」を植えたという声。さらに「健康も考えて徒歩やバス、電車を利用しガソリン代がずいぶん減った」(女性50代、千葉県)や、「早寝早起きは節電もできるし、健康面で得した気分にもなる。家事が早く片付き、ストレスもなくなった」(女性60代、愛知県)など、エコ対策で健康的な暮らしを実現したという人もいました。

「エコ」も「節約」につながればさらにお得!

買物・行動で重視するものは?

SA(単回答)

ここまで各ご家庭のエコ対策についてご意見を聞いてきましたが、実際にスーパーなどで買い物をするとき、また何かを行動するときに「エコ(地球環境保護)」と「節約(家計費を切り詰める)」と「安全」の中で、皆さんが一番に優先するものは何でしょうか。「将来のこどもたちのために少しでもいい環境を維持したいから」(男性40代、神奈川県)など、「どちらかといえば『環境保全・エコ意識』が高い」と回答した人は13.8%。その一方、「リサイクルやエコを心がけるより、何かお得感があるほうが長続きするから」(女性30代、宮崎県)、「子供の教育費にかかるので、支出はできるだけ抑えたい」(女性50代、大阪府)など、「どちらかといえば『家計・節約意識』が高い」という声は54.9%を占め、「エコ」以上に「節約」を重視する傾向が見受けられます。エコ対策が強く求められている最中とはいえ、実際の生活者の「エコ」対策と節約意識は関わりあっているようです。

今夏に向け、全体の7割以上が「電力不足」に不安

「電力不足」に不安を感じる?

SA(単回答)

最後に震災の影響により、今夏、東日本を中心に懸念される「電力不足」に対して不安を抱いている人はどの位いるのでしょうか。「昨年みたいな猛暑だと節電で乗り切る自信がない・・・」(女性40代、東京都)、「仕事でパソコンを使っているので、計画停電は仕事効率に直結する」(女性50代、埼玉県)など、「とても不安である」と回答した人は22.1%。さらに「やや不安である」という声も49.1%を数え、全体の7割以上の人びとが「電力不足」に不安感を募らせていることがうかがえます。


その一方、「全く不安はない」(4.1%)、「あまり不安はない」(24.6%)という声は全体の約3割を占めました。主な理由は「毎年、我が家はお客様が来たとき以外、エアコンを全くつけません。扇風機で十分。水をバケツに入れて足を入れると火照った体が冷えて気持ちが良い」(女性20代、千葉県)、「昔の人は電気のない生活だったのだから、できると思う。すだれやゴーヤカーテンをして断熱する」(女性60代、愛媛県)など、昔ながらの知恵を上手に利用して暑さを凌ぐという声。さらに「ホームセンターでハイテク簾(すだれ)と、冷凍庫で凍らせる枕と寝るときひんやりするシーツ、それに手回し式と太陽電池式の携帯電話充電器を買ってきました」(男性60代、群馬県)や、「太陽光発電を取り付けたので」(男性40代、広島県)など、「来るなら来い」とばかりに猛暑に備え、ハイテク技術で迎え撃つという人もいました。


今回は6月の「環境月間」を迎え、「エコライフ」をテーマに皆さんのご意見を聞いてきました。普段の暮らしの中で皆さんが重視しているエコ対策を聞いてみたところ、最も回答が多かったのは「節電」(69.4%)でした。また昨年2010年(=51.5%)に実施した同調査よりも18%近くアップし、「節電」への意識が一気に急増していることがうかがえます。こうした背景には震災後の原発事故に伴い、私たちが真剣に日本のエネルギー事情や問題を深く考え始めたことが挙げられます。さらに猛暑が心配される今夏に向け、東日本エリアを中心とする「電力不足」に対して「とても不安がある」(22.1%)、「やや不安がある」(49.1%)という声も7割以上を数え、不安を抱いている人が多いことが明らかとなりました。こうした中で皆さんの自由回答に目立ったのは「ゴーヤの緑のカーテン」「簾(すだれ)」「よしず」「打ち水」「行水(シャワー)」「竹シーツ」「水枕」など、意外にもエアコンを使わず暑さを避ける昔ながらの「涼を得るアイデア」でした。便利さの中で失いかけていた日本本来の「エコライフ」を、この機会に改めて見直してみてはいかがでしょうか。