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夏のご挨拶していますか?

梅雨のこの時期を迎え、「そろそろ準備を始めなきゃ!」と頭を悩まし始めるのが「お中元」。「お歳暮」と共に半期毎に御世話になった人たちへの感謝の気持ちや、親しい間柄の人々との結びつきを大事にする習慣として定着しています。また一方で、従来の「お中元ギフト」というかしこまった形ではなく、もっとカジュアルに挨拶や御礼の気持ちを伝えているという人も多いのではないでしょうか。そこで今回は「夏のギフト」の贈答予定と共に、そのほかの「夏のご挨拶」の方法や状況について聞きました。

全体の半数以上が「夏のギフト」の贈答意向を持つ

今夏、ギフトを贈る?

SA(単回答)

さて皆さんは、お中元や夏のご挨拶、御礼などを兼ねて、この夏に誰かにギフトを贈る予定があるのでしょうか。「長年お世話になっている医者の先生へ季節のお菓子を贈る」(女性40代)、「兄弟にメロンを贈る予定」(女性60代)など、「贈る予定がある」と回答した人は42.6%。さらに「検討している」という声も11.6%を数え、全体の半数以上の人びとが「夏のギフト」の贈答意向を持っていることが明らかとなりました。過去同時期に実施した同調査では「贈る予定がある」「検討している」という声は2007年が63.3%、2008年が72.8%、2009年が62.8%、2010年が62.4%であったことから、例年に比べると贈答意向がやや低調であることがうかがえます。


世代別ではいかがでしょうか。「贈る予定がある」「検討している」という声は60代で78.9%、70代以上で73.1%と非常に高い意向を示したものの、50代で62.0%、40代で50.4%と徐々に減少。さらに20代では28.6%まで落ち込み、人との付き合い方や、コミュニケーションの在り方が時代とともに変化する中で「夏のギフト」に対する意識も世代間で大きな違いが垣間見られました。

「景気が悪いせい」「独身のうちは」などの理由から敬遠する人も

一方、「今のところ予定はない」という声は45.8%を占めました。その主な理由は「夫の会社はそういうのが禁止なので」(女性40代)など、虚礼廃止からギフトを控えているという声。「景気が悪いせいで、ギフトは中止している」(男性50代)など、景気の先行きが見えない中で出費を抑えているという声。さらに「独身のうちは必要ない」(女性30代)や、「お中元というと年配のイメージが強いし、商品自体が堅苦しい感じがする」(女性30代)など、クリスマスやバレンタインデーとは異なり、自分とは無関係な行事と感じている若者たちが案外多いようです。

全体の6割以上が、贈答件数は「3件以内」

贈答件数は?

SA(単回答 n=416人 贈答意向を持つ人)

全体の半数以上の人びとが「夏のギフト」の贈答意向を持つことが明らかとなりましたが、では今夏、ご家庭ごとでどのくらいの件数のギフトを贈ろうと考えているのでしょうか。各ご家庭のギフトの贈答数の合計を回答人数で割った平均の贈答件数は「3.76件」。「祖母と弟、2件に贈る」(女性30代)など、最も回答が多かったのは「2件」(25.4%)。さらに「3件」(22.4%)が続き、全体の6割以上の人びとが「3件以内」に留まり、夏のギフトがごく限られた方だけへの特別なプレゼントとなっている様子がうかがえます。中には「友人、仕事上のお客さん、親類に計28件贈る」(女性30代)など、贈答先として「10件以上」(5.0%)のリストを用意する人もいました。

「両親」「親戚」など、「夏のギフト=家族イベント」として定着化

■誰に贈る?

1 自分(義理)の両親 51.2%
2 自分(義理)の兄弟・姉妹 30.5%
3 その他の親戚 30.3%
4 友人 24.3%
5 上司 13.9%

MA(複数回答)/n=416人(贈答意向を持つ人)

贈答件数は「2〜3件」に集中しましたが、具体的にどなたにギフトを贈ろうと考えているのでしょうか。断然トップだったのは「自分(義理)の両親」(51.2%)でした。「自分の両親と義父母に」(男性40代)など、両親への感謝の気持ちと気遣いからギフトを贈るという声。さらに「兄弟にメロンを贈る予定」(女性60代)など、2位に「自分(義理)の兄弟・姉妹」(30.5%)、3位にも「親戚」(30.3%)が挙げられました。かつて「夏のギフト」といえば、仕事関連の付き合いがメインというイメージが強かったものの、昨今では家族、親族を中心とした「家族イベント」や「年中行事」の一つとし定着している様子がうかがえます。


そのほか、「友人2人に贈ろうかと考えている」(女性30代)など、4位に「友人」(24.3%)、5位に「上司」(13.9%)が続きました。また自由回答の中には「かかりつけの医師、歯科医、美容師・・・」(男性80代)など、日ごろの自分の健康や生活を支える人びとに御礼の気持ちを込めて贈るという人もいました。

ギフトの予算は「3,000円台」がトップ、次に「5,000円台」が続く

贈るギフトの予算はどの位を想定しているのでしょうか。「親戚、近所付き合いの方などに平均3,000円くらい」(男性60代)など、最も回答が多かったのは「3,000円台」(54.1%)でした。次に「5,000円台」(38.5%)、「4,000円台」(21.4%)が続き、大変多くのご家庭で1件当たりにかける予算を「3,000〜6,000円未満」に設定していることがうかがえます。中には「恩人には5,000円くらい、友人は3,000円くらいで、親戚は4,000円くらい」(男性40代)など、感謝の度合いや、付き合いのレベルに合わせて予算を柔軟に変えているという声。さらに「相手に負担を感じさせない程度の金額を想定している」(女性30代)など、贈り先にかえって気を遣わせてしまうため、あえて価格を抑えるという日本人らしい心遣いも垣間見られました。

1件あたりのギフトの予算は?

MA(複数回答)/n=416人(贈答意向を持つ人)

一番人気は「ビール」− 暑気払いでビールの消費量が増すことを予想して

では今年の夏ギフト、具体的にはどんな商品を贈ろうと考えているのでしょうか。堂々の人気ナンバーワンは「ビール」(45.0%)でした。「夏はビールで3,000円台。仲人さん1件だけですが、15年間ずーとお付き合いがあるので」(女性40代)、「毎日飲んでいるので贈っても絶対迷惑にならないから」(女性30代)など、暑気払いでビール消費量が増すであろうという声。さらに「来客が多い家のため・・・」(女性30代)など、人が集まるお盆時期を見越してビールを贈るという人もいました。

■今夏、贈る予定のギフトは?

1 ビール 45.0%
2 お菓子・デザート 27.6%
3 ジュース飲料(100%果汁等) 17.5%
4 コーヒー・お茶 14.4%
5 ハム・ソーセージ 13.0%
6 産地直送の野菜・果物 12.3%
7 そうめん・冷むぎ 11.5%
8 産地直送の魚介類(かに、鮭等) 8.9%
9 地酒(日本酒、焼酎) 7.2%
10 洗剤・石鹸・入浴剤 6.7%

MA(複数回答)/n=416人(贈答意向を持つ人)

子どものいるご家庭には「お菓子」「ジュース飲料」も人気

次に2位は「お菓子・デザート」(27.6%)。「季節のお菓子を贈る」(女性40代)、「夏なのでアイスや氷菓」(女性20代)など、水ようかん、ゼリー等々、涼を感じる夏らしいお菓子を贈るという声。さらに「子どものいる家庭にはジュース、またお菓子やデザートは喜ばれる事が多い」(男性40代)など、3位にも「ジュース飲料(100%果汁等)」(17.5%)が挙げられ、相手のご家庭に小さな子どもがいるか否か、ギフト選びの重要なポイントとなっていることがうかがえます。


そのほか、「夏なのでアイスコーヒーを贈ることが多い」(女性50代)など、4位に「コーヒー・お茶」(14.4%)、7位に「そうめん・冷やむぎ」(11.5%)、が続き、喉ごしや、喉の渇きを癒す「食品・ドリンク類」が上位を占めました。さらに「東北地方の商品を扱うカタログが増えているのでそちらも検討している」(女性30代)など、今夏は被災地の復興支援に繋がるギフトを贈りたいという声も寄せられました。

もらいたいギフトの1位も「ビール」、さらに「ワイン」を望む声も

その一方、自分自身が「夏のギフト」をもらう立場である場合、正直、どんなギフトを贈られたらうれしいのでしょうか。贈るギフトと同じく、もらってうれしいギフトのトップは「ビール」(53.3%)でした。「毎晩、第3のビールなので、なかなか自分では買わないビールはうれしい」(女性50代)など、内食ブームと言われる中で、晩酌の主役にビールギフトを心待ちにするご家庭が大変多いことがうかがえます。さらにお酒ギフトでは、贈りたいギフトの9位に「地酒(日本酒、焼酎)」(贈る側=7.2%)が挙げられていたものの、贈られたらうれしいギフトでは「地酒」(贈られる側=8.9%)とともに「ワイン」(贈る側=2.4%、贈られる側=8.9%)を挙げる声も急増し、贈る側と贈られる側で酒類の好みにやや違いがあることがうかがえます。

■贈られたらうれしいギフトは?

1 ビール 53.3%
2 お菓子・デザート 20.6%
3 各種商品券 20.3%
4 カタログギフト 18.5%
5 ハム・ソーセージ 16.9%
6 コーヒー・お茶 13.8%
7 産地直送の野菜・果物 11.0%
8 ジュース飲料(100%果汁等) 10.6%
9 産地直送の魚介類(かに、鮭等) 10.3%
10 そうめん・冷むぎ 9.1%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

もらうとうれしい「商品券」「カタログギフト」− 家計の足しになるので

また贈る側と贈られる側で大きな違いが出たのが、3位の「各種商品券」(贈る側=4.1%、贈られる側=20.3%)でした。「主婦として一番うれしいのは、大手スーパーや外食店で使える商品券」(女性40代)など、家計の足しになるという声。さらに「カタログギフトは、好きなものを選べるのでうれしい」(男性40代)など、4位にも「カタログギフト」(贈る側=3.1%、贈られる側=18.5%)が挙げられ、お金同然の利用が可能な「商品券」「カタログギフト」を希望する本音が見え隠れします。とはいえ、「もらうとうれしいのですが、贈る立場になると、なんとなく・・・」(男性40代)など、贈る側としては額面が明からさまで、そっけないギフトのように映ってしまうのではないか、という懸念がうかがえます。


そのほか、「お菓子・デザート」(20.6%)、「ハム・ソーセージ」(16.9%)、「コーヒー・お茶」(13.8%)、「産地直送の野菜・果物」(11.0%)、「ジュース飲料(100%果汁等)」(10.6%)など、「食品・ドリンク類」を望む声が上位を占めました。

手紙、Eメールなど、季節の挨拶を「文字で伝える文化」は健在

「季節の贈り物」のほか、皆さんが「夏のご挨拶」として習慣化していることを見ていきましょう。最も回答が多かったのは「『暑中・残暑お見舞い』のハガキ(かもめ〜る)、手紙を出している」(18.3%)でした。「年賀状だけだと1年経ってしまうので、半年後ぐらいで近況が分かるので暑中お見舞いのハガキは良い」(女性30代)、「暑中見舞をくれるのは1人だけ。毎年届くとうれしくて、懐かしい気持ちとともに日本の風情を感じる」(女性40代)など、相手の体調・健康を気遣うとともに自分・家族の近況を伝える手段として、手紙のやり取りを大事にしているという声。さらに5位にも「『暑中・残暑お見舞い』をEメールで送る」(7.4%)が挙げられ、時代とともに電子化が進んでいるとはいえ、季節の挨拶を文字で伝える文化は健在であることがうかがえます。

■「贈り物」以外の「夏のご挨拶」は?

1 「暑中・残暑お見舞い」のハガキ、手紙を出している 18.3%
2 田舎へ帰省して直接挨拶する 14.6%
3 かしこまったものではなく、普段使いのものやお土産を贈る 9.0%
4 同級生や友人と集まって飲み会を催す(暑気払い兼ねて) 8.2%
5 「暑中・残暑お見舞い」をEメールで送る 7.4%

MA(複数回答)/n(有効回答数)


2位は「田舎へ帰省して直接挨拶する」(14.6%)。「お盆ぐらいは、顔を見せないとお互い心配するから」(女性40代)など、お盆・夏休みを利用して両親や親戚に直接会いに出かけるという声。さらに「挨拶がてらの飲み会」(男性40代)など、同様4位にも「同級生や友人と集まって飲み会を催す(暑気払い兼ねて)」(8.2%)が挙げられ、日ごろ会えない家族や友だちと久々に集まり、一杯やりながら近況を報告し合うという声も寄せられました。そのほか、「友達と会うときは、ギフトは、かしこまりすぎるので季節のお菓子などを手土産で持参する」(女性30代)など、3位に「かしこまったものではなく、普段使いのものやお土産を贈る」(9.0%)、6位に「実家や友だちに電話で挨拶する」(5.7%)が続きました。


今回は本格的な暑さの到来をひかえ、今年の「夏のご挨拶」の予定について、皆さんのご意見を聞いてきました。今夏にギフトを「贈る予定がある」(42.6%)、「検討している」(11.6%)という声は全体の半数以上を数えました。不況や震災の影響など様々な要因からか、例年に比べると贈答意向がやや低かったものの、一方で「人付き合いや、絆を大事にしたい」という気持ちも目立ち、6月に入って「夏のギフト商戦」が徐々に本格化し始めている様子がうかがえます。また「夏のご挨拶」ならではの魅力として「(ギフトのあとに)お礼のお電話が必ずあるので、そのとき少しですがお話できるのでいい」(女性40代)など、大切な人とのコミュニケーションをキープし、育むキッカケとなっている様子も明らかとなりました。年始からの折り返し地点、また夏バテなど体調不良を起こしやすい時期とも重なり、「夏のギフト」や「夏のご挨拶」はある意味、下半期に向けたエールのような存在と言えそうです。