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日記を書いていますか?

パソコンの普及に伴い、ペンで字を書く機会が極端に減っています。と同時に日々の出来事を綴る「日記」も従来の紙から、携帯電話やパソコンでのネットを利用し、他人と共有できるブログやSNSなどへ移行した人が多いのではないでしょうか。ランチ日記、旅行記、ガーデニング記録、備忘録など、日記の形も多様化しています。そこで今回は、ここ最近の「日記」事情について皆さんのご意見を聞きました。

全体の4割近くが「日記を書いている」と回答
仕事、家庭に忙しく、中高年層の「日記離れ」が目立つ

日記を書いている?

SA(単回答)

さて、どのくらいの人びとが日記を書いているのでしょうか。「毎日その日に何処へ行って何をして誰に会ったか、大きな買物をしたら購入金額も書いている。家族の歴史」(女性60代)「ほぼ毎日、書いている」と回答した人は16.6%。「週に数日間、書いている」「思いついた時など、不定期で書いている」という声も22.8%を数え、日記の更新頻度は個人差があるものの、現在、全体の4割近くの人びとが「日記」をつけていることが明らかとなりました。さらに「学生時代は、友人と交換日記を書いていた」(女性30代)など、「以前までは書いていたが、最近は止めてしまった」(24.2%)という声も少なくなく、日記経験を持つ人は全体の6割以上に達しました。


世代別で「ほぼ毎日、書いている」「週に数日間、書いている」「思いついた時など、不定期で書いている」という声を見てみると、20代では51.7%と比較的に数値が高いものの、30代で47.8%、40代では最も低い43.6%まで減少。こうした背景には「生活に追われ、日記を書く時間があればとにかく早く寝たい」(女性40代)など、仕事、家庭に手一杯で日記を書く余裕のない中高年の姿が垣間見られます。一方、定年退職者や子どもが巣立ち、やや生活に余裕が出始める60代で52.3%、70代以上ではピークの62.2%を数え、20代同様に「日記」の記述率の高さが目立ちました。世代間で日記に対する取り組み方に違いがあることがうかがえます。

2割以上が「10年以上」と回答―意外に長い「日記との付き合い」
中には「50年以上」など、半世紀以上の日記キャリアを持つ人も

日記経験者は全体の6割以上に上りましたが、では過去、現在を含め、皆さんは今までにどの位の期間、日記を書き続けている(続けていた)のでしょうか。「4月で5年目突入。ほぼ毎日、出来事、感じたことなど書いている」(女性40代)など、最も回答が多かったのは「3〜5年未満」(19.5%)。次に「5〜10年未満」(16.6%)が続き、全体の3割以上の人びとが「3〜10年未満」に集中。さらに「結婚して14年、関東から山形に来てから毎日、日記を書いている。腹の立ったことなどを書くと気持ちがスッキリ」(女性40代)など、「10〜20年未満」(12.6%)、「20年以上」(14.2%)という声も2割以上を占め、日記を長期継続して書き続けている人が多いようです。中には「50年以上、日常の出来事、天気などを記入」(男性70代)、「小学生の頃から気の向くままに書いていたので、45年くらいになるかも」(女性50代)など、約半世紀の日記キャリア持つ人もいました。

日記の継続期間は?

SA(単回答、日記を書いたことがある人のみ)

「市販の日記帳」など、直筆日記に支持! 5年、10年の連用日記を愛用する人も

最近ではブログ日記なども増えていると聞きますが、さて皆さんはどこに日記を書き記しているのでしょうか。最も回答が多かったのは「市販の日記帳・ノートなどに書いている」(54.3%)でした。「市販の大学ノートに気が向くままに」(男性60代)など、日記専用のノートや日記帳に書き綴るという声。自由回答の中には「1ページに10年分の同じ月日の日記が書ける日記帳を使用。今年の9月で5年になるが、同じ月日の過去に何をしていたのかが分かって便利」(男性60代)など、3年、5年、10年間の連用日記を愛用する人も目立ちました。

■どこに日記を書いている?

1 市販の日記帳・ノートなど 54.3%
2 スケジュール帳 29.8%
3 自分のブログやホームページ 12.9%
4 SNSサイト(mixi、Facebook、twitterなど) 7.3%
5 ケータイ、スマートフォン、電子手帳など 4.2%

MA(複数回答)/日記を書いたことがある人のみ


さらに「ほぼ毎日、スケジュール帳に目を通してスケジュールを記入するので、その折にその日の出来事や気になった事を一緒に書いている」(男性60代)など、2位にも「スケジュール帳に書いている」(29.8%)が挙げられ、テキストのデジタル化が進む中で、日記は従来通り、紙に直筆で書くという人が意外に多いことがうかがえます。中には「パソコンばかり使っていると漢字をとにかく忘れがちになりますが、手で書くと漢字を思い出す事にもなる」(女性60代)など、漢字のど忘れを減らす効果に期待する人もいました。

「ブログ」「SNS」など、デジタル日記は一般公開を前提に

次に3位は「自分のブログやホームページに書いている」(12.9%)。「ブログで日々の事を綴っている。離れたところに住んでいる親戚も楽しみに読んでくれているので、頑張って書かなくちゃ、という気になる」(男性30代)など、ウェブ上にブログ日記を公開しているという声。さらに「mixi(ミクシィ)を通じ、みんなに報告したいこと(結婚、子供の誕生など)や、記録に残しておきたいこと(子供の成長や幼稚園の記録)を中心に書いている」(女性20代)など、4位にも「SNSサイト(mixi、Facebook、twitterなど)に書いている」(7.3%)が挙げられ、日記帳に直筆で書く「アナログ日記=プライベートな非公開日記」であるのに対し、ブログなどキーボードで打つ「デジタル日記=人に見せる公開日記」であることがうかがえます。そのほか、「市販の日記帳ではなく、家計簿に(日記を)つけている。家計簿をつけるついでに日記もかけるので無理なく続けられる」(女性40代)など、「家計簿」に日記を書き添える主婦層の姿も見受けられました。

日記に求める「記録性」−日々の感情記録と情報記録を書き残したい

では皆さんの日記は、どのようなテーマを中心に書いているのでしょうか。最も回答が多かったのは「1日の中で特に印象深い事柄(感動、驚いた、面白かったなど)を書く」(56.4%)でした。「テレビを観ていて言葉に感動したら、その言葉を書きとめたり・・・」(女性40代)、「ちょっとした感動の出来事、嬉しかったこと、悲しかったことなど」(女性20代)など、1日の中で「自分の心が動いた事柄」を中心に日記に残しているという声。「気付いたことを忘れないように記録している」(女性30代)など、2位に「記憶すべき事柄をメモとして残す雑記帳(備忘録)」(43.6%)、3位にも「1日の記録を思い出せる範囲で書き残す」(37.2%)が挙げられ、感情記録や情報記録を含め、日記に「記録性」を求める傾向の高さがうかがえます。

■日記にどんなテーマを書いている?

1 1日の中で特に印象深い事柄 56.4%
2 記憶すべき事柄をメモとして残す雑記帳 43.6%
3 1日の記録を思い出せる範囲で書き残す 37.2%
4 誰にも言えないことを中心に 18.7%
5 「子どもの成長、家族のエピソード」を中心に 17.4%
6 「趣味」を中心に 11.6%
7 「グルメ」を中心に 9.5%
8 「仕事」に関するネタや情報を中心に 7.2%
9 「旅」「街歩き」などを中心に 6.3%
10 「時事ネタ」「ニュース」を中心に 3.6%

MA(複数回答)/日記を書いたことがある人のみ

人気のテーマは「育児・成長日記」、さらに「趣味」「グルメ」「街歩き」など

また見逃せないのは、5位の「『子どもの成長、家族のエピソード』を中心とした日記」(17.4%)です。「子どもの成長記録。やっと補助なしで自転車にのることができたこと、初登校日のドキドキで、姉と手をつないで学校へ行ったこと・・・」(女性30代)など、出産から育児、子どもの成長に至るまで、毎日エピソードの尽きない「子ども」を中心とした日記に高い支持が寄せられました。さらにテーマを絞ったものでは「愛車のメンテナンス管理を兼ねて、走行距離、給油、点検実施状況などの記録」(男性60代)など、6位に「『趣味』を中心とした日記」(11.6%)。「10年ほど、スイーツのブログを書いている。毎日食べるのはプリン!」(女性40代)など、7位に「グルメ(ランチ、弁当、スイーツなど)」を中心とした日記」(9.5%)、8位に「『旅』『街歩き』などを中心とした日記」(6.3%)が続きました。

日記の一番の魅力は「数年後に読み返す楽しみ」

日記を書くことの利点、魅力とは一体どんな点にあるのでしょうか。最も回答が多かったのは「何年か後に懐かしく読み返す事が出来る」(54.6%)でした。「読み返すと、深層心理が分かって自分を見つめ直せたりできる。誰にも見せられませんが、何冊もたまった過去の日記は私の宝物」(女性20代)「今、悩んでいることの解決法につながる」(女性30代)など、数年後に読み返し、当時の自分の行動や気持ちを振り返りながら、現在の自分の生き方や考え方を冷静に分析する貴重な資料となるケースが高いようです。

■日記を書くことの利点、魅力は?

1 何年かした後に懐かしく読み返す事が出来る 54.6%
2 自分の想いや考えを整理しまとめることが出来る 45.8%
3 物忘れを防止出来る 25.9%
4 問題や悩みなどを書いているうちにストレスが解消される 20.6%
5 日を締めくくる意味で自分にとって大切な習慣 13.6%

MA(複数回答)/日記を書いたことがある人のみ

「大切な宝物」である反面、どこかの時点で処分も決断!

その一方で、「自分で一日最低三行と決めて、40年近く。私が死んだら、後に残るのは重たい紙ばかり、ということになりそうで、いつかどこかでけりをつけて、処分せねばと思っている」(女性40代)、「少し体に自信が無くなった時、思い切って箱に詰めた日記帳を古紙として処分をした」(男性70代)など、自分を見つめ直す貴重な資料や宝物である反面、とても個人的なものでもあり、どこかの時点で日記の処分を決断する人もいるようです。

日記を書くことは「頭の整理」「ストレス解消」にも効果を発揮

次に2位は「自分の想いや考えを整理しまとめることが出来る」(45.8%)。「書く事で気持ちの整理が早くつく。自分を俯瞰できるようになった」(女性50代)など、心にあるモヤモヤとしたものをテキストに起こすことで、自分の気持ちや思いが整理され、何がしたいのかが明確となるという声。さらに「仕事をしていた頃は、ほぼ愚痴。周囲に聞いて貰うのも限界があるので、書くことで吐き出す」(女性30代)など、4位に「問題や悩みなどを書いているうちにストレスが解消される」(20.6%)が挙げられ、日記は「思い出」や「記録」ばかりではなく、自分を客観的に捉えたり、ストレスを解消したりするツールの一つとして役立っていることがうかがえます。


そのほか、「ブログに書くと、同じ趣味を持っている人、同じ考えを持っている人と共感できるし、違う考えを持っている人にも出会うことができる。コメントしてくれる人がいると思うと励みになるし、ブログに書くために行動的にもなる」(女性40代)など、自分個人の世界だけに留まらず、ネットを通じて、新たなコミュニケーションが生まれる点も一般公開を前提とした「ブログ日記」ならではの魅力と言えそうです。


今回は「日記」をテーマとして、皆さんのご意見を聞いてきました。「ほぼ毎日、書いている」「週に数日間、書いている」「思いついたときなど、不定期で書いている」という声は全体の4割近くを占め、現在、日記をつけている人が思った以上に多いことが明らかとなりました。また過去、現在を含めて日記を書いた経験を持つ人は、全世代の中で20代若者層が77.3%と最も多く、ブログやSNSなどの普及が「日記率」を押し上げる要因となっていることがうかがえます。とはいえ、日記帳に書く「アナログ日記」は完全なプライベートなものであるのに対し、ネットなどに書く「デジタル日記」は一般公開を前提とするなど、同じ日記でも大きく性格が異なっているように感じます。自由回答の中には「(ブログは)見てもらう人が最後まで読んでくれるようにオチも考える」(男性30代)、「公開範囲の使い分け。映画や趣味などはほぼ全体に公開。個人的な出来事(仕事など)は限られた友人のみに」(女性30代)など、ウェブ上での一般公開を意識し、公開範囲や内容を使い分けている人もいました。目的に合わせて「デジタル日記」と「アナログ日記」を上手に併用していくことは、現代人らしい日記との付き合い方と言えそうです。