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好きな味って?

皆さんのご家庭でも、そろそろ「秋の初物」が食卓を賑わせ始めている頃ではないでしょうか。「実りの秋」「豊穣の秋」「食欲の秋」など、一年の中でも最も「食」が豊かなこの時期を迎え、旬の味を楽しみにする一方、食べ過ぎを心配している人もきっと多いのでは? そこで今回は「味」や「味付け」をテーマに皆さんのご意見を聞きました。

「甘い=美味しい」、一番好きな味覚は「甘味」
一方、辛さを好む「辛党」も目立ち、味覚の好みは両極に

■一番好きな味は?

1 甘い 46.7%
2 辛い 24.8%
3 しょっぱい 13.2%
4 酸っぱい 11.9%
5 苦い 0.8%

SA(単回答)

まず、「甘味」「酸味」「塩味」「辛味」「苦味」「渋味」などの味覚の中で、皆さんが一番好きな味とは一体何でしょうか。最も回答が多かったのは「甘い」(46.7%)でした。「家族揃って甘党なので、甘い味大好き」(女性30代)、「厚焼き玉子は甘くないとダメ」(女性40代)など、家庭料理に砂糖をよく使うという声が多数寄せられ、「甘い=美味しい」と感じている人が大変多いことがうかがえます。


その一方、2位は「辛い」(24.8%)。「七味が良く効いた辛い物が好き」(男性30代)、「カレーは辛口でないとおいしくない。物足りない時はコショウや一味唐辛子をかける」(男性50代)など、「辛さ」で食欲が増進されるという声も目立ち、「甘さ」とは対極にある「辛さ」を好む人もいました。自由回答の中には「甘いものが大好きですが、辛いものも大好き。お菓子はめちゃめちゃ甘い方が好きで、甘いならとことん甘く!逆にカレーや中華などは辛くないと気がすみません(笑)」(男性20代)など、「甘党」で「辛党」という二刀流の人もいました。3位は「しょっぱい味が好きです。とくに醤油ラーメンが好き」(男性40代)など、「しょっぱい(塩辛い)」(13.2%)。以下、4位に「酸っぱい」(11.9%)、5位に「苦い」(0.8%)が続きました。

好きな味付けは「醤油味」「テリヤキ味」−醤油は「日本の味」の基本!

■好きな料理の味付けは?

1 醤油味 54.7%
2 塩&胡椒味 38.2%
3 テリヤキ味 27.1%
4 味噌味 23.7%
5 ポン酢味 23.1%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

「味覚」では「甘さ」「辛さ」に人気が寄せられましたが、では皆さんは具体的にどんな味付けが好きなのでしょうか。最も回答が多かったのは「醤油味」(54.7%)でした。「フライなどもソースよりも醤油で食べることが多い」(男性40代)、「醤油味は定番。日本の味で醤油が美味しくなければ料理自体も美味しくない」(女性40代)など、和食ほか、洋食の味付けにも「醤油味」は合うという声。さらに「我が家の定番は、鶏の肝を甘辛く砂糖醤油でからめたものが大好き。ビールのつまみに」(女性30代)など、3位にも「テリヤキ味(甘い醤油味)」(27.1%)が挙げられ、醤油をベースにした味付けは「煮物」「炒め物」「焼き物」はもちろん、「汁」「タレ」などにも広範囲に使われています。いわば、醤油は「日本の味」と言っても過言ではなさそうです。


次に2位は「塩&胡椒味」(38.2%)。「塩(&胡椒)味が一番美味しいと思う。例えば魚の塩焼きとか、肉なら塩胡椒してソテーとか…」(女性40代)など、塩&胡椒は肉や魚、野菜等の「素材の味」を引き立ているという声が目立ち、シンプルな味付けにも人気が寄せられました。以下、「冷蔵庫には紫蘇味噌とゆず味噌を常備し、それを使って料理の味付けをする(女性30代)など、4位に「味噌味」(23.7%)、5位に「ポン酢味(南蛮)」(23.1%)、6位に「豆板醤・コチュジャンなどの辛味噌味」(19.9%)が続きました。

若者は「テリヤキ」「辛味噌」「スパイシー」、世代とともに「醤油」「味噌」へ移行

世代別ではいかがでしょうか。若い20代では「テリヤキ味」(20代=47.3%)が一番人気であったものの、30代で23.4%、50代で22.2%と徐々に減少。その一方、30代以上では「テリヤキ味」に代わって「醤油味」(30代=51.4%)が急増。さらに70代以上ではピークの78.9%まで達し、世代とともに甘い「テリヤキ味」から「醤油味」へシフトする傾向が見受けられました。そのほか、20代に「豆板醤・コチュジャンなど辛味噌味」(20代=25.7%)、「スパイシー味(カレー味、チリ味など)」(23.0%)、20〜40代に「塩&胡椒味」(30代=43.6%)、60代以上に「味噌味」(70代以上=31.6%)が目立つなど、世代間で味覚や好みに大きな違いがあることがうかがえます。

世代別:料理の味付けは?

MA(複数回答)/n(有効回答数)

「薄味は食べた気がしない」など、半数以上が「濃い味派」
世代とともに「濃い味」から「薄味」へ移行−健康志向が後押し

「濃い味派」?それとも「薄味派」?

SA(単回答)

続いて、「味の濃さ」の好みはいかがでしょうか。「薄味すぎると食べた気がしないし、おかずにならない」(女性30代)など、「完全な『濃い味派』」と回答した人は10.7%。さらに「どちらかといえば『濃い味派』」という声も44.6%を数え、全体の半数以上の人びとが「濃い味派」。一方、「大阪出身なので薄味好き」(女性20代)など、「完全な『薄味派』」(7.7%)、「どちらかといえば『薄味派』」(37.0%)という声は約4割にとどまり、「濃い味派」VS「薄味派」では僅かながら「濃い味派」に軍配が上がりました。「濃い味派」の主な理由は「もともと親が東北で濃い味付けだったので」(女性30代)、「九州出身で、主人も私も辛くて濃い味が大好き」(女性20代)など、「出身地」や「母親の味」が味覚に強く影響を与えていることがうかがえます。


世代別で「濃い味派」と「薄味派」の変化を見てみると、20、30代では圧倒的な大差で「濃い味派」(20代=62.2%)が「薄味派」(20代=37.8%)を上回ったものの、40代で55.7%、50代で51.1%と世代と共に「濃い味派」支持は減少。一方、「薄味派」は20、30代では低調であったものの、40代で44.3%、50代では48.9%と世代とともに徐々に上昇し、70代以上では「濃い味派」を逆転して57.9%に達しました。自由回答の中には「若いときは濃い味が好きでしたが、結婚してから妻が薄味の料理をよく作るので、それに慣れてしまい、外食の味は濃く感じるようになりました。健康には薄味が一番」(男性40代)など、健康志向も後押しして、世代とともに「濃い味」から「薄味」へ移行する人も少なくありませんでした。

世代別:「濃い味派」vs「薄味派」

SA(単回答)

好きなフルーツフレーバーは「グレープフルーツ」−「苦み」と「甘さ」のバランスの良さ

■好きな料理の味付けは?

1 グレープフルーツ 32.1%
2 レモン 31.1%
3 29.0%
4 グレープ 27.6%
5 いちご 26.0%
6 24.0%
7 りんご 22.3%
8 オレンジ 20.4%
9 マンゴー 20.3%
10 ブルーベリー 18.2%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

ここまで「味覚」や「味付け」について聞いてきましたが、ここからは具体的な「食べ物」の味や風味について見ていきたいと思います。まずジュースやお菓子、キャンディー、お酒など、フルーツフレーバーの食べ物や飲み物は数多くのコンビニやスーパーなどで見かけますが、その中で皆さんが一番好きな味とは何でしょうか。堂々のナンバーワンは「グレープフルーツ」(32.1%)でした。「苦味と甘みのミックスしたところが最高に美味しい」(男性50代)など、「苦み」と「甘み」が共存したサッパリとした味わいから「グレープフルーツ」が一番人気。さらに「レモンやグレープフルーツの味がすっきりして一番好き。お酒と割っても美味しいし、色々な使い方ができるところが魅力的」(女性40代)など、同様2位に「レモン」(31.1%)、8位にも「オレンジ」(20.4%)が挙げられ、「爽やかな香り」「甘酸っぱさ」から清涼感の強い「柑橘類」に高い支持が集まりました。


3位は「桃」(29.0%)。「面倒臭がりな性格から、桃は皮を剥いて生で食べるよりもゼリーや缶詰ですぐに食べられるものが好き」(女性40代)、「桃はキャンディーで口にする」(女性40代)など、缶詰でお馴染みの「桃」は、ゼリー、キャンディー等々のお菓子としても好まれていることがうかがえます。そのほか、「お菓子は濃厚なぶどう味を食べることが多い」(女性40代)など、4位「グレープ(ぶどう、巨峰、マスカットなど)」(27.6%)、5位に「いちご」(26.0%)、6位に「梅」(24.0%)、7位に「りんご」(22.3%)が続きました。

梅は「生梅」よりも、芳醇香り、爽やかな風味からフレーバーとして広く愛されている

また見逃せないのが、6位の「梅」(24.0%)です。「梅酒はよく飲みますが、お菓子も梅関係が好き」(男性40代)、「小さいころから自家製の梅ジュースを飲んでいる」(女性30代)など、生梅のままで食べられることはほとんどありませんが、その芳醇な香りと爽やかな風味からお酒やジュース、梅干し、ジャムなど加工食品として広く愛されていることがうかがえます。いわば、梅は他のフルーツと異なり、「フレーバー」としての役割の方が大きいフルーツと言えそうです。また自由回答の中には「お酒ではグレープフルーツ、ジュースではバナナといちご、ゼリーでは桃など」(女性40代)など、食べ物の種類によって、好みのフレーバーがそれぞれ異なるという声も少なくありませんでした。

人気ナンバーワンは脂の乗った「秋刀魚」
さらに「牡蛎」「秋鮭」など、実りの秋とはいえ「海の幸」に期待する声も

■楽しみな「秋の味覚」は?

1 秋刀魚(さんま) 60.6%
2 34.6%
3 34.5%
4 新米 22.6%
5 19.1%
6 牡蠣(かき) 18.0%
7 松茸 17.7%
7 さつまいも 17.7%
9 秋鮭 16.6%
10 ぶどう 13.9%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

「味覚」といえば、忘れてはいけないのが旬を迎える「秋の味覚」です。最後に今秋、皆さんが楽しみにしている人気の「秋グルメ」をランキング形式で見ていきましょう。輝く秋グルメのナンバーワンは「秋刀魚(さんま)」(60.6%)でした。「脂が乗った秋刀魚は、秋が一番美味しい」(女性40代)など、夏場にオホーツク海方面で十分にプランクトンを食べた秋刀魚は、秋に産卵のために寒流に乗って東北、関東、近畿、九州まで南下してきます。いわば、南下を始めたばかりの、初秋に捕獲される秋刀魚は脂が乗って、まさに「秋の味覚」にふさわしい旬魚と言えます。自由回答の中には「私はそのまま焼くのではなく、ムニエル風で片栗粉をまぶしオリーブオイルで焼く」(女性40代)、「秋刀魚は梅を入れて醤油で煮る」(女性40代)など、シンプルな塩焼きのほか、ムニエル、煮物、刺身として秋刀魚を楽しむという声。さらに「かきは新鮮だったら、牡蠣酢か生で食べたい」(女性30代)など、6位に「牡蠣(かき)」(18.0%)、9位にも「秋鮭」(16.6%)が挙げられ、「実りの秋」とは言われるものの「魚介類」に期待する声が多数寄せられました。

「栗」「松茸」など、旬の食材を使った「炊き込みご飯」は秋ならではの楽しみ

人気の2位は「栗」(34.6%)、4位に「新米」(22.6%)。「栗ごはんは家族みんなが大好きなので必ず食べる」(女性40代)など、栗を新米で炊き込んだ「栗ご飯」は、秋ならではの最高のコラボレーションと言えます。さらに「松茸を入れた松茸ご飯は、秋の味覚万歳」(女性40代)など、7位にも「松茸」(17.7%)、「さつまいも」(17.7%)が挙げられ、ご飯を主食とする日本人にとって、旬の食材を使った「炊き込みご飯」は秋を彩る食卓に欠かせない存在となっていることがうかがえます。中には「栗が大好きで、秋限定のケーキやプリンには誘惑される」(女性30代)など、「炊き込みご飯」よりも、栗やさつまいものスイーツを心待ちにする人もいました。


次に3位は「梨」(34.5%)。「キンキンに冷やした梨を丸ごとかぶりつくのが毎年、秋の楽しみの一つ」(女性30代)など、まだまだ厳しい残暑の残るこの季節、甘味水分をたっぷりと含んだ梨は枯渇した喉を癒す「オアシスのようなフルーツ」と言えそうです。中には「梨を細切りにして大根とあえて、サラダにします。歯ごたえがあって美味しい」(女性20代)など、梨をサラダにアレンジする人もいました。そのほか、「渋柿の産地。渋抜きしたものが大量に出回り、家にも柿の木がある。食べきれないときは、マヨネーズであえて、柿サラダも美味しい」(男性40代)など、5位に「柿」(19.1%)、10位にも「ぶどう」(13.9%)が挙げられ、秋を代表する初物フルーツに期待する声も寄せられました。


今回は「食欲の秋」を迎え、「味」や「味付け」をテーマに皆さんのご意見を聞いてきました。好きな味覚は「甘さ」、味付けでは「醤油味」「テリヤキ味」が目立ち、和食の主な調味料である「さ(砂糖)・し(塩)・す(酢)・せ(醤油)・そ(味噌)」の中で、特に「砂糖」と「醤油」に重きを置く傾向が見受けられました。「醤油」と「砂糖」の甘辛の味は、野菜の「煮物」、肉や魚の「照り焼き」、そぼろなどの「炒め物」など、和食の味付けの基本の「き」といえ、日本人の味の原点と言っても過言ではありません。世界各国の料理が国内どこででも楽しめ、食材や調味料の多様化が進む昨今ですが、日本の食文化を「醤油」や「甘辛味」が支えていることを改めて実感させられるレポートとなりました。