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今年のお歳暮はどうする?

11月に突入すると各百貨店では「お歳暮商戦」に向けた専用カウンターなどが登場し、いよいよ年末の雰囲気が漂い始めます。特に昨今では「早割」といい、11月中の予約注文で高い割引サービスを設けているお店も増え、ひと昔前に比べて全体的な動き出しが早まっているようにも感じます。そこで今回は、そろそろ予約注文が気になる「お歳暮ギフト」をテーマに皆さんのご意見を聞きました。

半数以上の人びとが「お歳暮ギフト」の準備を前向きに検討

この冬、お歳暮を贈る?

SA(単回答)

まず今年、どのくらいの人びとが「お歳暮ギフト」を贈る予定があるのでしょうか。 「お世話になった友人に贈ろうと思っている」(女性30代)など、「贈る予定がある」と回答した人は42.7%。さらに「贈るかどうか検討している」という声も12.2%を数え、全体の半数以上の人びとが「歳暮ギフト」の準備を前向きに検討していることが明らかとなりました。自由回答の中には「夫の両親へ。結婚して18年、毎年お中元とお歳暮を贈っている」(女性40代)など、師走の風物詩として恒例化しているというご家庭も少なくないようです。


世代別で「贈る予定がある」「贈るかどうか検討している」という声を見てみると、20代では28.9%と低調でしたが、30代では一気に53.2%まで上昇。さらに50代で62.3%、60代では73.7%にも達し、年齢を増すとともに「社会との関わり」や「人との結びつき」がより強くなっていることがうかがえます。

平均贈答件数は「3.99件」、ビジネス需要から「親孝行ギフト」へ

贈答件数は?

SA(単回答、n=359人 贈答意向を持つ人のみ)


■誰に贈る予定?

1 両親(義理の父母含む) 54.0%
2 親戚・親類 51.0%
3 友人・知人 27.3%
4 仕事関連の人 18.9%
5 先生・恩師 13.1%

MA(複数回答)/n=359人
(贈答意向を持つ人のみ)

半数以上のご家庭で「お歳暮ギフト」の準備を進めていることが判明しましたが、では皆さんはこの冬、何件ギフトを贈るのでしょうか。各ご家庭の贈答件数を聞いてみたところ、「4件ぐらい。親と親戚、友人などに贈る」(女性60代)など、全回答総数を回答人数で割った平均の贈答件数は「3.99件」。最も回答数が多かったのは「2件」(29.8%)。次に「3件」(19.8%)、「1件」(11.9%)が続き、全体の6割以上が「3件以内」の少数派でした。その一方、「約40件、親類、仕事上の人、知人や友人に贈る」(女性30代)など、「10件以上」という声も7.8%を数え、得意先や仕事関連などを含め、大量注文を予定する人もいました。


では「平均3.99件」の内訳はいかがでしょうか。具体的に誰にお歳暮ギフトを贈るのかを聞いてみたところ、最も回答が多かったのは「両親(義理の父母含む)」(54.0%)でした。「両親たちには、お歳暮というより、ちょっとしたプレゼントという感じで」(女性30代)など、日ごろ何かと御世話になっている夫婦それぞれの「両親」に贈るという声。さらに「叔父さんや従兄弟に贈る」(女性40代)など、同様2位にも「親戚・親類」(51.0%)が挙げられ、昨今ではビジネス需要よりも「お歳暮=親孝行・親族への感謝ギフト」としての意味合いが濃くなっていることがうかがえます。


次に3位は「友人・知人」(27.3%)。「世間一般で思われている堅苦しいお歳暮ではなく、親しい友人たちで交換する」(女性50代)など、日ごろから親しく付き合っている友だちと「誕生日」や「バレンタインデー」感覚で、カジュアルにギフトを交換し合うという人も少なくないようです。以下、4位に「仕事関連の人」(18.9%)、5位に「先生・恩師」(13.1%)が続きました。

相場は安からず高からずの「3,000円台」、贈る相手によって「5,000円台」も

何かと出費のかさむ師走ですが、1件当たりのギフトの相場はいかがでしょうか。最も回答が多かったのは「3,000円台」(47.1%)でした。「1件当たり3,000円から3,500円くらいまで。基準としては3,000円以下では安い感じがするし、と言って5,000円以上の商品では経済的にちょっと負担なので」(女性40代)など、安からず高からず「3,000円台」が適当という声。さらに「相手の方があまり負担に思わないぐらいの値段」(女性30代)など、高すぎると、贈る相手に気を遣わせてしまうという配慮もあるようです。

1件当たりの予算は?

MA(複数回答)/n=359人(贈答意向を持つ人のみ)


次に回答が多かったのは「仕事関係の方には5,000円くらい」(男性50代)など、「5,000円台」(45.7%)。中には「実家には3,000円台が多い。社長には高級酒を贈るため5,000円台」(男性40代)など、贈る相手に合わせて、「3,000円台」と「5,000円台」の2つの価格帯を使い分けて注文する人も少なくありませんでした。そのほか、「仲人に中元5,000円、歳暮1万円としている」(男性50代)など、「中元」と「歳暮」で予算を変えているという声も寄せられました。

店頭、ネットともに購入先のトップは「百貨店」−品質に対する信頼の厚さ

購入場所はいかがでしょうか。最も回答が多かったのは「デパートや百貨店に実際に行き店頭で注文・購入する」(44.8%)でした。「先方の地域にはない物を、決まったデパートで買うようにしている」(女性40代)、「必ず店頭で実物を確認して納得のいくものを贈る」(女性30代)など、決まった百貨店に足を運び、直に商品を見ながらギフト選びをするという声。さらに「デパートのネット販売で年末年始用にハムを贈る」(女性40代)など、同様2位にも「デパートや百貨店のインターネットサイトで注文する」(25.1%)、7位に「デパートや百貨店の外商を通じて注文・購入する」(6.1%)が挙げられ、店頭、インターネットに関わらず「百貨店」を支持する声が目立ち、ギフトに対する信頼の厚さがうかがえます。

■「歳暮ギフト」の購入・注文の方法は?

1 デパートや百貨店に実際に行き店頭で注文・購入する 44.8%
2 デパートや百貨店のインターネットサイトで注文する 25.1%
3 スーパーマーケットに実際に行き店頭で注文・購入する 24.0%
4 専門店に実際に行き店頭で注文・購入する 13.1%
5 専門店のインターネットサイトで注文する 10.9%
6 郵便局のふるさと小包などカタログを見て郵便で注文する 7.0%
7 デパートや百貨店の外商を通じて注文・購入する 6.1%
8 専門店に直接電話して注文する 3.9%
9 スーパーマーケットのインターネットサイトで注文する 3.6%
10 コンビニエンスストアに実際に行き店頭で注文・購入する 1.4%

MA(複数回答)/n=359人(贈答意向を持つ人のみ)


購買先の3位は「スーパーマーケットに実際に行き店頭で注文・購入する」(24.0%)。「スーパーに行ってカタログを見ながら決めるつもり。できれば食料品や飲料にしたいと思っている」(男性60代)など、いつもの買い物をするついでに「ギフトの注文も済ませたい」という声が目立ちました。その一方、「スーパーマーケットのインターネットサイトで注文する」(3.6%)という声は意外に少なく、スーパーマーケットでは「インターネット」よりも「店頭注文・購入」がメインとなっていることがうかがえます。そのほか、「専門店で買う。ビールとこだわり豆腐を同送して…」(男性50代)など、4位に「専門店に実際に行き店頭で注文・購入する」(13.1%)、5位に「専門店のインターネットサイトで注文する」(10.9%)が続きました。

ギフト選びのポイントは上品なものよりも「実用性」「日常使い」を第一優先

今年のギフト選びで、皆さんが重視するポイントとは一体何でしょうか。最も回答が多かったのは「いくつあっても、無駄にならない・困らないもの」(28.1%)でした。「あれれ?というものよりも、いくらあっても困らないものが良い」(女性40代)、「日常使えるもの」(女性20代)など、特別なものよりも、ギフト選びは「日常使い」を重視するという声。さらに「いつでも消費できるものを選んでいる。形に残るものは好みや始末の問題などが出てしまうので」(男性50代)など、同様4位にも「使って(食べて)しまえば、形、モノが残らないもの」(20.3%)が挙げられ、「日用品・消耗品」に高い人気が寄せられていました。「誕生日」などの記念日ギフトと異なり、お歳暮ギフトには「実用性」が求められていることがうかがえます。

■今年の「お歳暮」選びで、大事にするポイントは?

1 いくつあっても無駄にならない・困らないもの 28.1%
2 安全・安心(無添加・無着色など) 24.2%
3 国産 22.8%
4 使って(食べて)しまえば、形、モノが残らないもの 20.3%
5 あえて毎年同じギフトを贈るようにしている 17.5%
6 産地直送(工場直送) 15.6%
7 上質・高級・プレミアム 14.5%
8 季節感 14.2%
9 エコ&地球環境に優しい 9.2%
10 地産地消 8.9%

MA(複数回答)/n=359人(贈答意向を持つ人のみ)


続いて回答が目立ったのは「安全・安心(無添加・無着色など)」(24.2%)。「無農薬で新鮮なものを、生産者に直接電話で注文している」(女性60代)など、食の多様化が広がる中で、生産者の顔、食品表示等々「食の安全」を優先にする声。さらに「健康を考えた食用油のセットなど」(女性50代)が挙げられ、贈る相手の「健康状態」や「食生活」まで考慮してギフト選びが行われている様子がうかがえます。

「国産」「産直品」など、「メイド・イン・ジャパン」を意識したギフト選びも重視

また見逃せないのが、3位の「国産」(22.8%)。「主人の母がすごく国産のものや、品質にこだわる方なので…」(女性20代)など、口に入るものは高級感、信頼性、安全性の高いものを贈りたいという声。さらに同様6位に「産地直送(工場直送)」(15.6%)、10位にも「地産地消」(8.9%)が挙げられ、グローバル化が進む中でギフト市場においては「メイド・イン・ジャパン」意識の高さがうかがえます。自由回答の中には「今年は東北地方の産直品を選んで、被災地を応援する」(女性30代)など、東日本大震災の被災地支援につながる特産物を中心に贈るという人もいました。そのほか、「大学の恩師には毎年、定番として洋酒を贈り続けていて、先方の期待感もあり嬉しく思っている」(女性40代)など、5位に「あえて毎年同じギフトを贈るようにしている」(17.5%)、7位に「上質・高級・プレミアム」(14.5%)、8位に「季節感」(14.2%)が続きました。

贈りたいギフトのトップは「ビール」
−忘年会、クリスマスなど「乾杯需要」に備えて

では皆さんが今年、「贈りたいお歳暮ギフト」を具体的に見ていきましょう。堂々の人気ナンバーワンは「ビール(発泡酒・新ジャンル含む)」(40.4%)でした。「両親にビールの詰め合わせを贈りたい」(女性40代)、「相手の方は、みんなビール好きなので選ぶのには困りません」(男性30代)など、お酒好きの相手には躊躇することなく、「ビール詰め合わせ」を選ぶという声。同様8位にも「地酒(日本酒、焼酎)」(10.9%)が挙げられ、乾杯の機会が増える「忘年会」「クリスマス」「正月」を控えて「お酒ギフト」に人気が集中。さらに「義理の両親に緑茶のギフト。2,000円〜3,000円くらい」(女性40代)など、6位に「コーヒー・お茶」(12.8%)、7位にも「ジュース飲料(100%果汁等)」(11.4%)が続き、アルコール飲料のほか、日持ちのする「お茶・コーヒー・ソフトドリンク」にも高い支持が寄せられました。

■贈りたいものは?

1 ビール(発泡酒・新ジャンル含む) 40.4%
2 お菓子・デザート 24.5%
3 ハム・ソーセージ 23.7%
4 産地直送の魚介類(かに、鮭、イクラ等) 20.6%
5 産地直送の野菜・果物 18.7%
6 コーヒー・お茶 12.8%
7 ジュース飲料(100%果汁等) 11.4%
8 地酒(日本酒、焼酎) 10.9%
9 食用油・調味料 9.2%
10 洗剤・石鹸・入浴剤 8.6%

MA(複数回答)/n=359人(贈答意向を持つ人のみ)


「毎年、全国的には知名度はないけれど、地元で評判の和菓子屋さんのものを贈っている」(女性30代)など、人気ギフトの2位は「お菓子・デザート」(24.5%)。次に3位は「ハム・ソーセージ」(23.7%)。「年末年始は家族や親戚が集まるので、その時食べるハムを贈っている」(女性40代)など、「おせち」や「宴会料理」に華を添える高級ハムやソーセージの詰め合わせは、年末ならではの実用度の高い「歳暮ギフト」と言えそうです。そのほか、4位に「産地直送の魚介類(かに、鮭、イクラ等)」(20.6%)、5位に「産地直送の野菜・果物」(18.7%)、9位にも「食用油・調味料」(9.2%)が挙げられ、毎日の食卓を彩る「食材・食料品」がランキング圏内に目立ちました。

8年連続、もらってうれしいギフトのナンバーワンも「ビール」
−「家飲み」に大助かり

その反面、贈られる立場として考えた場合、もらってうれしいギフトとは一体何でしょうか。人気ナンバーワンのギフトは、贈りたいギフトと同様に「ビール(発泡酒・新ジャンル含む)」(27.1%)でした。「使わないものだったりすると置き場にも困る。ビールなど、普段からよく消費するものはもらってうれしい」(女性50代)、「ビールは重いのでうれしい」(女性30代)など、「家飲み」に欠かせないビールはいくらあっても困らず、かつ家計も大助かりという声が多数寄せられました。ちなみに2004年から実施している過去8年間の同調査を振り返ってみると、「贈りたいギフト」および「もらってうれしいギフト」のナンバーワンに8年連続で「ビール類」が選ばれ、「ビールギフト」は贈る側も、贈られる側にとってもうれしい完全無欠の「大定番ギフト」となっていることがうかがえます。同様7位に「地酒(日本酒、焼酎)」(8.9%)、9位にも「ワイン」(6.9%)が挙げられ、「お酒」を心待ちにするご家庭が大変多く、中でも「贈りたいギフト」の上位に姿のなかった「ワイン」に人気が寄せられました。

■贈られたいものは?

1 ビール(発泡酒・新ジャンル含む) 27.1%
2 各種商品券 13.5%
3 ハム・ソーセージ 11.5%
4 お菓子・デザート 10.6%
4 産地直送の魚介類(かに、鮭、イクラ等) 10.6%
6 産地直送の野菜・果物 9.2%
7 地酒(日本酒、焼酎) 8.9%
8 カタログギフト 8.4%
9 ワイン 6.9%
10 コーヒー・お茶 6.3%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

贈れないけど、本当に欲しいギフトは「商品券」「カタログギフト」!

続いて、人気の2位は「各種商品券」(13.5%)。「頂けるなら、お歳暮の趣がありませんが『カタログギフト』や『各種商品券』の方がいい」(女性40代)など、贈る立場としては「商品券=温かみのないギフト」と受け取られるのではないかと避けがちですが、贈られる側としては使いやすく、好都合なギフトという声。さらに「もらってうれしいのはカタログギフト。自分で選べて、もう一回商品が来るのを待つのは楽しい」(女性50代)など、同様8位にも「カタログギフト」(8.4%)が挙げられ、贈られる側と贈る側に大きな相違点があることがうかがえます。相手の家族構成や嗜好などが分からない場合、往々にして必要のないものを贈ってしまうという失敗も起こり得ます。もし何を贈るか困ったら「商品券」よりも贈りやすい「カタログギフト」を選択肢の一つとして加えても良いかもしれません。


そのほか、「普段あまり買えない魚介類や高級ハム・ソーセージでも嬉しい♪」(女性20代)など、3位に「ハム・ソーセージ」(11.5%)。「限定品のお菓子がいい」(女性40代)など、4位に「お菓子・デザート」(10.6%)、「産地直送の魚介類(かに、鮭、イクラ等)」(10.6%)、6位に「産地直送の野菜・果物」(9.2%)が続き、「贈りたいギフト」同様に「高級食材」や「スイーツ」「産直品」などを希望する声が目立ちました。


今回は師走を控え、そろそろ気になる「お歳暮ギフト」をテーマに皆さんのご意見を聞いてきました。今年の贈答意向は「贈る予定がある」(42.7%)、「贈るかどうか検討している」(12.2%)という声は全体の半数以上を数えました。今年は東日本大震災の影響からギフトを自粛する動きがある一方、家族や親族との絆をより強めて「歳暮ギフト」を重視したいと考える人もいました。中には「東北支援」のため、被災地の特産品などをあえてギフトとして選びたいという声も寄せられ、例年とは異なるギフト市場の様子が見受けられます。さらに昨今では「誕生日」「クリスマス」「バレンタインデー」などのイベントと同様に、身内や親しい友人とのカジュアルな「プレゼント交換」の機会として利用する方も増え、従来の「お歳暮ギフト」とはイメージが変わりつつあるように感じます。プレゼントの一番の魅力は、実はプレゼントそのものよりも、贈る相手のことを頭に思い浮かべながら「どうしているのかな?」「あの人はこれ好きかな?」など、あれやこれや考えること。こうした相手を思う、思いやるプロセスこそが、とても大切なもののように感じます。もらう人も、贈る人もポカポカな気持ちになれる、そんなギフトになったら素敵ですね。