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あなたのエコライフを教えて?

ノーネクタイ、ノージャケットで仕事をする「クールビズ」が各企業で定着しつつあります。もともとは二酸化炭素(CO2)排出削減のために夏場のエアコンを高めに設定し、職場で軽装に過ごすことを推進する動きとして広がってきました。昨年からは東日本大震災以降の電力不足に伴い、全国的に節電が話題となり、職場に限らず家庭内での省エネ対策も進んでいるように感じます。そこで今回は「エコライフ」をテーマに、家庭内のエコ活動の実態を聞きました。

エコ対策で一番重視しているのは「節電」
−断水の辛い経験から「節水」を心がける声も

家庭で重視している「エコ対策」は?

SA(単回答)

まず、「エコ」に関して、皆さんのご家庭で最も重視していることは何でしょうか。ダントツのトップは「節電」(73.8%)でした。「オール電化のマンションなので」(女性20代)、「効果(金額)が目に見えて分かりやすい」(女性40代)など、家庭内で「取り組みやすい」、また対策に対する「効果が出やすい」という声が多数寄せられました。自由回答の中には「エアコン、LEDと消費電力を抑える製品に」(男性50代)など、「省エネ(CO2排出削減)」や「電気代(節約)」を考慮し、最新家電に買い替えたという声も寄せられました。


次に2位は「節水」(9.9%)。「水は限りがあるから大事」(女性30代)など、蛇口をひねるだけで美味しい水が飲めることに感謝し、なるべく節水に努力しているという声。中には「大震災の時の断水を経験したから」(男性40代)など、辛い断水経験で水のありがたみを思い知ったという人もいました。そのほか、「新聞紙やペットボトル、瓶、トレーなど、再利用出来るものを捨てるのはもったいない」(女性40代)など、3位に「再利用(リサイクル)」(7.6%)。以下4位に「家庭ごみの処分」(5.5%)、5位に「節ガス」(1.3%)が続きました。

過去調査の中で「節電対策」への関心度は最大へ−エネルギー政策への不安が影響

ちなみに過去2007年、2010年、2011年に実施した同調査でも「節電」はトップ。但し、「節電」に対する意識は2007年に41.4%、2010年に51.5%であったものの、震災を経た昨年は69.4%まで一気に急増。さらに今回は昨年よりも4%以上高い73.8%を数え、節電対策への関心度が一層高まっていました。こうした背景には「原発の影響で節電を取り組むようになった」(女性30代)、「電力供給に不安があるから」(女性60代)など、「エネルギー政策」に対する不安や懸念も、節電意識を高める大きな要因となっていることがうかがえます。

過去調査との比較ー家庭で重視している「エコ対策」は?

SA(単回答)

家庭内の対策トップは「(電気を)こまめに消す」−プラグを抜き、「待機電力」をカット

では、皆さんが家庭で実践している「節電・省エネ」対策を具体的に見ていきましょう。家庭内の対策で最も回答が多かったのは「部屋から離れる時は部屋の照明やテレビをこまめに消す」(73.9%)でした。「こまめに不要な電気を消している」(女性40代)など、些細なことながら「つけっぱなし」にしていた電化製品のスイッチを意識的に「オフ」にしているという声。さらに「タンクトップ&半パン、これ以上ないクールビズの仕様で」(女性50代)など、同様2位に「季節に合った服装に気を遣い、なるべくエアコンは使用しない」(54.8%)、8位にも「家電の待機電力を抑えるため使用時以外、なるべく主電源を切る(またはプラグを抜いている)」(38.4%)が挙げられ、「無駄な電気を使わない」という声が多数寄せられました。

■「家庭内」で実践している「節電・省エネ」対策は?

1 部屋から離れる時は部屋の照明やテレビをこまめに消す 73.9%
2 季節に合った服装に気を遣い、なるべくエアコンは使用しない 54.8%
3 歯磨き時、シャワー時に水道をこまめに止めている 46.2%
4 洗濯物のまとめ洗いをしている 44.8%
4 風呂の残り湯を洗濯などに再利用する 44.8%
6 冷蔵庫の温度調整をしたり、
モノを詰め込みすぎないようにしている
44.5%
6 エアコンの設定温度を季節によって
上手にコントロールしている
44.5%
8 家電の待機電力を抑えるため使用時以外、
なるべく主電源を切る(またはプラグを抜いている)
38.4%
9 ガスコンロの火を鍋からはみ出さないように調節している 33.9%
10 風呂は家族で続けて入る(一緒に入る)ようにして、
追い焚きの利用を少なくする
31.2%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

「エアコン」「冷蔵庫」「便座」の設定温度を見直し、家庭内でコツコツと「消費電力」を削減

また「電気を使わない」という対策のほか、「節電」で多かったのは6位の「冷蔵庫の温度調整をしたり、モノを詰め込みすぎないようにしている」(44.5%)。「冷蔵庫にビニールカーテンを取り付けている」(女性40代)など、常に電気を使用しなければならない冷蔵庫は「(温度調整で)冷やしすぎず」「(ドア開閉で)冷気を逃さず」「(詰め込みすぎで)冷風の循環を妨げず」の3つのポイントを重視し節電に努めているという声が目立ちました。さらに「エアコンの温度設定を意識するようになって、前年に比べて電気料金が安くなった」(男性40代)など、同様6位に「エアコンの設定温度を季節によって上手にコントロールしている」(44.5%)、11位にも「暖房便座の設定温度は季節で調整している(使わないときはふたをしている)」(30.2%)が挙げられ、「電気を使わない」対策だけではなく、電化製品を使いながらも「消費電力」を出来る限り抑えるという声も寄せられました。


「節電」以外で目立ったのは、3位の「歯磨き時、シャワー時に水道をこまめに止めている」(46.2%)。「シャワーの時はきちんと止めるなど、無駄な水の使用を控えている」(女性60代)など、入浴時や食器洗い、歯磨き時に水道をついつい流しっぱなしにしがちですが、億劫がらずに止めるという声。同様4位に「洗濯物のまとめ洗いをしている」(44.8%)、「風呂の残り湯を洗濯などに再利用する」(44.8%)が挙げられ、水も電気も使う「洗濯」の使い方を見直し、家庭内の「エコ」を心がける人が目立ちました。自由回答の中には「植木の水やりには雨水を溜めたものを活用する」(女性60代)など、「残り湯」のほか、「雨水」を上手に再利用しているという声も寄せられました。以下、9位に「ガスコンロの火を鍋からはみ出さないように調節している」(33.9%)、10位に「風呂は家族で続けて入る(一緒に入る)ようにして、追い焚きの利用を少なくする」(31.2%)が続きました。

外出時の対策トップは「マイバッグ持参」−中には「レジ袋」を繰り返し利用する人も

次に「外出・買い物時」のエコ対策はいかがでしょうか。対策トップは「スーパー、コンビニのレジ袋は断り、マイバッグを持参するようにしている」(72.0%)でした。「買い物の時のエコバッグの使用は、持参して当然と思えるようになった」(男性50代)など、ここ数年でマイバックが徐々に定着している様子がうかがえます。中には「スーパーのレジ袋を持参し、繰り返し使用している」(女性20代)など、特別なマイバッグは持たずとも、レジ袋の再利用を進める人もいました。

■「外出・買い物時」に実践している「省エネ」対策は?

1 スーパー、コンビニのレジ袋は断り、
マイバッグを持参するようにしている
72.0%
2 詰め替えるタイプの商品を購入している 63.9%
3 近場は徒歩か自転車移動を心がけている 42.8%
4 水筒を持ち歩くようにしている 35.3%
5 クルマの運転時は急発進、急加速をしないように気を付けている 33.9%
6 体温調節のしやすい服を選ぶ 29.7%
7 モノを購入するときは流行やトレンドよりも、
長持ちするものを選んでいる
27.4%
8 「地産地消」の食材をなるべく購入する 25.2%
9 できるだけクルマに乗らず、
なるべく公共機関(バス・電車)を利用している
21.3%
10 ゴミの出る過剰包装の商品は購入しないようにしている 20.3%

MA(複数回答)/n(有効回答数)


さらに「洗剤など、なるべく詰め替え用を買う」(男性30代)など、2位に「詰め替えるタイプの商品を購入している」(63.9%)。同様4位に「水筒を持ち歩くようにしている」(35.3%)、7位に「モノを購入するときは流行やトレンドよりも、長持ちするものを選んでいる」(27.4%)、10位にも「ゴミの出る過剰包装の商品は購入しないようにしている」(20.3%)が挙げられ、「過剰包装」や「使い捨て」を避け、ゴミの減量、モノを大事にすることを重視しているようです。こうした背景には「家庭内にゴミになるモノを持ち込まないことを前提に、買物の包装を気にかけている」(男性60代)など、ゴミの分別収集や有料化が当たり前となる中で、ゴミの処理までを意識した「買い物」を心がける人が意外に増えているのかもしれません。

クルマから「自転車」へ−「環境」「家計」「健康」に優しいエコライフを実現!

続いて、3位は「近場は徒歩か自転車移動を心がけている」(42.8%)。「近くは自転車か徒歩で、遠くは電車を利用して、なるべくクルマに乗らないようにしている。ガソリン代が前年比約50%に減少し、家計がかなり助かっている」(男性60代)など、「CO2排出削減」と「ガソリン代削減」の2つのメリットを満たすという声。さらに「自転車を利用する事により、季節の変化や心地よい風を受けて気分転換、健康に直結する」(女性50代)など、ストレス解消や健康効果を期待する声も寄せられ、「自転車」はエコ推進の強い味方と言えそうです。さらに「車での外出では、エコ運転している」(男性50代)など、同様5位に「クルマの運転時は急発進、急加速をしないように気を付けている」(33.9%)、8位に「『地産地消』の食材をなるべく購入する」(25.2%)、9位にも「できるだけクルマに乗らず、なるべく公共機関(バス・電車)を利用している」(21.3%)が挙げられ、各個人が私欲ではなく、「地球温暖化防止」に向けて行動を起こしている様子がうかがえます。


そのほか、「家庭内」「外出時・買い物時」に皆さんが行っている様々な対策が多数寄せられました。たとえば、「ゴーヤーが嫌いで食べられなかったが、グリーンカーテンを作り、ゴーヤーがたくさん育ち愛情が湧くようになり、食べられるようになった」(女性50代)、「夕方に庭に打ち水をすると夜間エアコンを使用しなくてもいい」(男性60代)など、昔ながらの「涼」をとる知恵を実践しているという声。「一つの部屋で過ごすので家族が集まるようになった」(女性30代)、「家族で一日中家の中にいるとどうしても電力などを使ってしまうので、休日は図書館や大型スーパーで楽しみながら時間を過ごす」(男性30代)など、家族でなるべく行動を共にし、効率的に「省エネ」を進めているという声も寄せられました。

「エコ」よりも「家計」−「高ければ続かない」など、生活を第一優先にせざる得ない本音も

「エコ」「節約」「健康・安全」のうち、一番に優先するのは?

SA(単回答)

「家庭内」「外出時・買い物時」に実践しているエコ対策について見てきましたが、では「地球環境」「節約(家計)」「健康・安全」の中で、皆さんが何か活動を行う上で一番に優先すること、または原動力となる目的とは一体何でしょうか。「次の世代のために」(女性40代)、「限りある資源という意識があるので」(男性40代)など、「『環境保全・エコ意識』を優先する」と回答した人は8.5%。その反面、「今後の生活を考えると、どうしても節約を優先的に考えないと…」(男性30代)、「どんなにいい物でも値段が高ければ続かない」(女性30代)など、「『家計・節約意識』を優先する」という声は39.6%を占め、「エコ」と「家計」を天秤にかけた場合、どうしても財布の中を気にせざるを得ないというのが本音と言えそうです。


また昨年実施した同調査と比較してみると、「『家計・節約意識』を優先する」(2011年=54.9%、2012年=39.6%)という声は昨年よりも15.3%減少。その一方、「『健康・安全意識』を優先する」(2011年=12.1%、2012年31.5%)という声は19.4%も増加し、「健康・安全」を重視する傾向が急速に高まっているようです。自由回答の中には「子どもができて妊娠中なので、健康第一に考えている」(女性30代)、「健康でなければ家計にも影響するし、エコどころじゃないので」(男性50代)など、多少高くても「安心・安全を求めたい」という声が以前よりも増えていることがうかがえます。

過去調査との比較ー「エコ」「節約」「健康・安全」のうち、一番に優先するのは?

SA(単回答)

6割以上が「(電力不足に)不安を感じる」と回答−昨年の経験がよみがえる東日本エリア居住者

「電力不足」に不安を感じる?

SA(単回答)

ここまで日ごろ、皆さんが実践している「エコ対策」を具体的に見てきましたが、ここからは今夏にひっ迫が懸念される「電力供給」について皆さんの意見を見ていきたいと思います。昨年に引き続き、電力不足が懸念されていますが、今夏の「電力供給」に不安を感じている人は一体どの位いるのでしょうか。「節電を気にしすぎて、かえって体調を崩さないかと心配」(女性40代、千葉県)、「家はオール電化なので、計画停電になったら大変だから」(女性30代、東京都)など、「とても不安である」と回答した人は17.1%。さらに「やや不安である」という声も47.5%を数え、全体の6割以上の人びとが「電力不足が起こるのではないか」と不安感を募らせていることが明らかとなりました。自由回答の中には「(電気料金の)値上げが検討されているので」(女性40代)、「エネルギーも限りなくあるものでもないし、今後の日本を考えると不安で仕方ない」(女性20代、大阪府)など、「電力不足」のみに関わらず、「電気料金の値上げ」や「将来のエネルギー政策」にも不安を抱く人たちもいました。


また東日本エリア居住者と、西日本エリア居住者で「とても不安である」「やや不安がある」という声を見てみると、西日本エリアでは60.0%。その一方、東日本エリアでは10%近く高い69.3%を数え、西日本エリア居住者よりも、やや危機意識の高さがうかがえます。自由回答の中には「被災地なので停電は怖い」(男性50代、千葉県)、「輪番停電はもう嫌だ」(男性40代、埼玉県)など、昨年の震災に伴う「停電」や「計画停電」の辛い経験を思い起こす、東日本エリア居住者もいました。

「東日本」と「西日本」エリアの比較ー「電力不足」に不安を感じる?

SA(単回答)

全体の9割以上が「夏の節電」に前向き−西日本エリア居住者も積極的な取り組みへ

「節電対策」に積極的に取り組みたい?

SA(単回答)

全体の6割以上の人びとが「(今夏の電力供給に)不安を感じている」ことが明らかとなりましたが、では、こうした事態に対し、皆さんは積極的に節電対策に取り組もうと考えているのでしょうか。「ひとり一人が心がけることによって、大きなものになると思うので」(女性40代、北海道)など、「積極的に取り組みたい」と回答した人は49.0%。「まあまあ取り組みたい」という声も46.6%を占め、全体の9割以上の人びとが「夏の節電」に前向きであることが明らかとなりました。自由回答の中には「屋根に太陽光発電を取り付けた」(男性50代、兵庫県)、「エアコンから扇風機に替えるなど、消費電力の少ないものをうまく使っていきたいと思う」(女性30代、茨城県)など、夏に向けて着々と準備を進める人もいました。


また東日本エリア居住者と、西日本エリア居住者で「(節電に)積極的に取り組みたい」「まあまあ取り組みたい」という声を見てみると、西日本エリアは95.5%であったのに対し、東日本エリアもほぼ同じ95.6%を数え、東と西で節電に対する取り組みにあまり違いがないことが判明しました。こうした背景には「原発依存度の高い関西在住だから」(女性20代、大阪府)、「九州が電力不足と報道されているから」(男性60代、大分県)など、東日本に関わらず、原発の稼働をめぐっては日本全体の問題として受け止められている状況がうかがえます。

「東日本」と「西日本」エリアの比較ー「節電対策」に積極的に取り組みたい?

SA(単回答)


今回は本格的な夏の到来を控え、「エコライフ」をテーマに皆さんのご意見を聞いてきました。各家庭で重視しているエコ対策は「節電」(2011年=69.4%、2012年=73.8%)がダントツ。2位には「節水」(2011年=9.0%、2012年=9.9%)が続き、震災直後に実施した昨年の同調査と比較し、「節電」「節水」に対する意識が一層高まっている状況が明らかとなりました。自由回答の中には「震災を体験し、身近なものでありながら、生活に欠かせない大事なものだと改めて実感したから」(女性20代)など、今まで当たり前と思っていた「電力」「水」「ガス」などの「ライフライン」のありがたみを、この一年で改めて痛感したという人も少なくなかったようです。と同時に電気に依存している「私たちの暮らし」を改めて見直す動きも出始めています。たとえば、ゴーヤーのグリーンカーテンや打ち水、すだれ・よしず、風鈴、うちわなどをはじめ、エアコンのない時代に培われた「昔ながらの知恵や工夫」を取り戻そうとする声も徐々に高まっています。「エコバッグ」や「ゴミ分別」などもそうですが、初めはしぶしぶ始めたことでも、何となくやっている間にそれに楽しみを覚え、自然と身に付いてしまったということもあるように感じます。まずは「今、自分が出来ること」からスタートしてみることが大事なのかもしれません。