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熱中症対策をしていますか?

かつては「真夏日」という表現で収まっていた用語も、2007年からは最高気温35℃以上の日を「猛暑日」とする定義が新たに追加。ひと昔前に比べて、夏の暑さが厳しさを増しているように感じます。と同時に「熱中症」の増加が懸念され、年々、その対策を呼びかける声が高まっています。そこで今回は本格的な夏の到来を控え、「熱中症対策」をテーマに皆さんのご意見を聞きました。

全体の13.3%が「(過去に)熱中症になった」と回答−女性は家事中の発症に注意!

熱中症になったことがある?

SA(単回答)

まず、過去に「熱中症」にかかった人は、どの位いるのでしょうか。「子どもがプールで遊んでいる間、日陰で待っていたらだんだん気持ち悪くなり吐き気が…。座っているのもやっとの状態だった」(女性30代)など、「(熱中症にかかったことが)ある」と回答した人は13.3%。主な症状は「ハイキングの途中、汗が激しく出て止まらなくなり、2時間も動けなくなってしまった」(男性60代)など、脱水症状を引き起こしたという声。さらに「夏場に炎天下のゴルフ終了後、動悸や気分不快に…」(男性50代)や、「立ち上がったらクラクラして、気持ちが悪くなり、意識がもうろうとして、家の中まで自力で入れなくなってしまい、倒れてしまった。家の者がすぐに気づいてくれたので、助かった」(女性60代)など、ふらつきや吐き気、動悸、頭痛、意識障害等々、生命の危機すら感じるほどの「ひどい症状」に悩まされたという人もいました。


性別ではいかがでしょうか。「ある」という声を見てみると、男性は11.5%。その一方、女性はやや高い15.1%を数え、「熱中症」に苦しんだ経験を持つ女性が意外に多いことがうかがえます。外出時に限らず、風通しの悪い部屋では熱がこもりやすく、熱中症にかかりやすいと言います。特に女性は料理や掃除など、家事中の発症に注意を払う必要がありそうです。

「炎天下」「レジャー」「プール」など、日中時の外出に不安を抱える

次に皆さんが「熱中症」を心配するシーンやタイミングを見ていきましょう。「(仕事で)営業をしているので、炎天下に外出するときは気を付けている」(女性30代))など、最も回答が多かったのは「晴天(炎天下)の中、外出するとき」(72.3%)。さらに「アウトドア派なので、動くときはそれなりに気を遣っている」(男性50代)など、同様4位に「アウトドアやレジャーに出かけるとき」(29.9%)、5位に「野外ライブやスポーツ観戦中」(21.3%)、9位にも「海やプールに遊びに行くとき」(11.5%)が挙げられ、日差しの強い日中の外出に不安を抱える人が目立ちました。

■「熱中症」が気になるシーンやタイミングは?

1 晴天(炎天下)の中、外出するとき 72.3%
2 ニュースで「真夏日」と報じていたとき 47.8%
3 運動をするとき 40.9%
4 アウトドアやレジャーに出かけるとき 29.9%
5 野外ライブやスポーツ観戦中 21.3%
6 とにかく夏の間はずっと 21.0%
7 晴天に限らず外出するとき 14.2%
8 夜、寝るとき 13.1%
9 海やプールに遊びに行くとき 11.5%
10 ニュースで「電力不足」と報じていたとき 7.4%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

「天気予報」&「電力使用状況」を指標に熱中症を予防する

2位は「ニュースで『真夏日』と報じていたとき」(47.8%)。「真夏日と聞いた日に、地区のグランドゴルフの大会があったため、とても心配で水分をたくさん摂った」(女性60代)など、最高気温予想を参考にしながら、慎重に行動するという声。さらに「暑さに弱いので電力不足でエアコンが無いと体調を崩す」(女性50代)など、同様10位にも「ニュースで『電力不足』と報じていたとき」(7.4%)が挙げられ、震災以来、「天気予報」と共に「電力使用状況(電力供給量と電力使用量の推移)」のチェックも熱中症予防の重要な指標となりつつあることがうかがえます。そのほか、「夏の間はずっと暑いので家の中でも熱中症になりそう」(女性30代)など、6位に「とにかく夏の間はずっと」(21.0%)、8位にも「夜、寝るとき」(13.1%)が続き、外出時に限らず、夏場は室内でも夜間でも体調管理が気になるという声が寄せられました。

7割以上が「熱中症対策を行っている」と回答−シニア層に高い関心

「熱中症対策」を行っている?

SA(単回答)

「熱中症」を不安視する声が目立ちましたが、では皆さんは「熱中症対策」を積極的に行っているのでしょうか。「庭仕事をする時は首に冷却タオルを巻き、帽子を被っている」(女性60代)など、「積極的に対策を行っている」と回答した人は15.1%。さらに「まあまあ対策を行っている」という声も56.2%を数え、全体の7割以上の人びとが「熱中症対策」に前向きに取り組んでいる様子が明らかとなりました。


世代別で「積極的に対策を行っている」という声は、20代〜60代では15%前後を推移。ところが70代以上では一気に40.0%まで急増し、高齢者の事故が問題視される中で、シニア層の「熱中症対策」への関心度の高さがうかがえます。自由回答の中には「とにかく無理のない、休養を怠りなくする」(男性70代)、「ペットボトルの水を凍らせて持参、首筋にあてている」(女性70代)など、慎重な行動を心がける声が寄せられました。

世代別:「熱中症対策」を行っている?

SA(単回答)

熱中症対策トップは「水分補給」−子どものいるご家庭では家族ぐるみで心がけ

大変多くの人びとが「熱中症対策」を行っていることが明らかとなりましたが、具体的にはどんな対策を行っているのでしょうか。最も回答が多かったのは「こまめな水分補給」(91.4%)でした。「買い物や出かけるときは、350mlのペットボトルに自宅で作った飲料を入れて持ち歩く」(女性30代)など、こまめに水分を補給し、脱水症状に陥らないように注意しているという声。さらに「汗をかいたときは塩分入りの飲み物を摂取している」(女性50代)など、同様2位にも「塩分・ミネラルを含む食べ物や飲料を補給する」(48.0%)が挙げられ、体の中から「熱中症対策」を講じる声が目立ちました。自由回答の中には「我が家には2歳になる子どもがいて、すごく汗をかくので水分補給を促している」(男性30代)など、特に小さなお子さんのいるご家庭では、家族ぐるみで水分補給を心がけている様子もうかがえます。

■具体的な「熱中症対策」は?

1 こまめな水分補給 91.4%
2 塩分・ミネラルを含む食べ物や飲料を補給する 48.0%
3 帽子を被る 47.4%
4 窓を開けて風通しをよくする 44.3%
5 扇風機、送風機を利用する 40.9%
6 直射日光をなるべく浴びないようにする 31.8%
7 十分に睡眠をとる 29.2%
8 首を冷やすひんやりグッズの利用 28.3%
9 適度に休憩を取りながら活動する 25.8%
10 暑さを我慢せずに室温を調整する(エアコン利用) 25.4%

MA(複数回答)/N=590人(「全く熱中症対策を行っていない」と回答した人を除く)

「風通し」「扇風機」など、節電志向で「エアコン使わない対策」にも高い支持!

次に3位は「帽子を被る」(47.4%)。「外出の時は必ず帽子を被り、できるだけ日陰を選んで歩くようにしている」(男性60代)など、戸外では帽子を被って直射日光を避けているという声。さらに「外出する時は日傘、手袋、長袖で…」(女性40代)など、同様12位に「衣服で体温を調整する」(23.1%)、14位にも「日傘を差す」(18.6%)が挙げられ、帽子や衣服、日傘など「ファッションアイテム」で日射対策を心がけている人もいました。


続いて「窓を全開して風通しをよくしたら、クーラーを使用しなくて済む」(女性40代)など、4位は「窓を開けて風通しをよくする」(44.3%)。さらに「睡眠中は扇風機をかけてタイマーにして寝る」(女性30代)など、同様5位に「扇風機、送風機を利用する」(40.9%)が挙げられ、「電力不足」による家庭の節電志向が高まる中で、なるべくエアコンを使わずに熱中症対策を進める人も少なくありませんでした。その一方、「夏日になったらエアコンは極力28度に設定して、扇風機でエアコンの風を部屋全体に行き渡るようにしている」(女性30代)など、10位には「暑さを我慢せずに室温を調整する(エアコン利用)」(25.4%)が挙げられ、必要に応じて「エアコンを併用する」という声も寄せられました。


以下、6位に「直射日光をなるべく浴びないようにする」(31.8%)、7位に「十分に睡眠をとる」(29.2%)、8位に「首を冷やすひんやりグッズの利用」(28.3%)が続きました。

スポーツ飲料で「塩分・ミネラル」を効率的に摂取−昔ながらの「麦茶」も人気

「水分補給」「帽子を被る」に続き、熱中症対策のランキング上位に目立ったのは「塩分・ミネラルを含む食べ物や飲料を補給する」でした。では日ごろ、皆さんは「塩分・ミネラル」を一体どのように摂取しているのでしょうか。最も回答が多かったのは「スポーツドリンクを飲む」(67.4%)でした。「スポーツドリンク入りの水筒をいつも持ち歩いている」(女性40代)など、発汗によって失われた水分やミネラルを、体液に近い浸透圧で効率的に補給できる「スポーツドリンク」を支持する声。さらに「会社休憩時にマイボトルで麦茶を飲む」(男性50代)など、同様2位にも「麦茶を飲む」(43.3%)が挙げられ、ミネラルが豊富な「麦茶」は、「スポーツドリンク」同様に「熱中症予防」に最適な飲料として親しまれていることがうかがえます。またカフェインなどの刺激物が含まれておらず、幼児や子どもに安心して飲ませられる点も人気の理由の一つと言えそうです。

■「塩分・ミネラル」の摂取方法を教えて?

1 スポーツドリンクを飲む 67.4%
2 麦茶を飲む 43.3%
3 塩分を含む食事(味噌汁など)を心がける 39.7%
4 梅干しを食べる 33.2%
5 塩入りの菓子・デザート(キャンディーなど)を食べる 31.9%

MA(複数回答)/N=307人(「塩分・ミネラルを含む食べ物や飲料を補給する」と回答した人)

「味噌汁」「梅干し」など、和食で熱中症対策−塩飴などの「塩入りおやつ」も

「スポーツドリンク」「麦茶」と並び、支持が高かったのは3位の「塩分を含む食事(味噌汁など)を心がける」(39.7%)でした。「夕食に味噌汁を飲んでいますが、夏場はいつもより少しだけ濃い味付けにする」(女性30代)、「汗を大量にかいた後は、あっさりした食事でもやや塩分をきかせる」(女性30代)など、夏場は味噌汁や料理の味付けを少し濃いめに作るという声。さらに「我が家は一年中朝食に手作り梅干しを食べている」(女性40代)など、同様4位にも「梅干しを食べる」(33.2%)が挙げられ、熱中症対策には和食を中心とした食事が理想的と言えそうです。そのほか、「塩飴を携帯し、口の中が渇いたとき含む」(男性60代)など、5位に「塩入りの菓子・デザート(キャンディーなど)を食べる」(31.9%)が挙げられ、食事からの摂取のほか、塩入りのおやつやデザートにも支持が寄せられました。


今回は本格的な夏を控え、「熱中症」をテーマに皆さんのご意見を聞いてきました。「積極的に(熱中症)対策を行っている」「まあまあ対策を行っている」という声は全体の7割以上を占め、大変多くの人びとが前向きに「熱中症対策」に取り組んでいる様子が明らかとなりました。主な対策では「水分のこまめな補給」「帽子着用」に加え、最近では「塩・ミネラル補給」を重視する人が多いようです。中でもスポーツ飲料や麦茶、味噌汁、梅干し、塩飴等、発汗で失ったミネラル分を食品・飲料から補っているという声が目立ち、以前に比べて「熱中症」に対する情報や知識が深まっているように感じます。本来、日本の夏と言えば、海や川、山など、アウトドアでのレジャーを思う存分満喫したいところですが、「真夏日」「猛暑日」連続記録更新など、ひと昔前と比べて夏の暑さが一段と厳しさを増す中においては、「熱中症」に慎重にならざるを得ないのも頷けます。特に梅雨明けは、急激な気温上昇で「夏バテ」や「熱中症」を引き起こしやすい時期でもありますので、くれぐれも体調管理にはご注意を!