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皆さんのご家庭の防災対策は?

昨年の東日本大震災の地震や津波はもちろん、台風や暴雨による冠水や地滑りの被害など、最近では大きな自然災害が相次いで発生しています。自然災害の一番の怖さは、突然やってくること。日ごろからの防災対策や心構えしておくことが大切といえます。そこで今回は「防災対策」をテーマに、皆さんのご家庭における防災意識や防災用品の備えについて聞きました。

全体の8割が「『防災の日』を知っている」と回答−世代と共に認知度上昇

9月1日が「防災の日」って知ってる?

SA(単回答)

まず、9月1日が「防災の日」ということを、どの位の人が知っているのでしょうか。「関東大地震(があった日)」(男性50代、東京都)など、「知っている」と回答した人は80.0%。その一方、「知らなかった」という声は20.0%に留まり、大多数の人びとが「防災の日」を認識していることが明らかとなりました。「防災の日」は大正12年9月1日に発生し10万人以上の犠牲者を出した関東大震災にちなみ、昭和35年に定められたもので、毎年この日に全国の地方自治体や学校、会社等で防災訓練が実施されるようになっています。


世代別で「防災の日」の認知度を聞いてみたところ、20代で60.5%、30代で76.3%と平均よりも下回ったものの、40代では80.4%。さらに60代ではピークの91.2%に達し、世代と共に認知度が上昇する傾向が見られました。

世代別:9月1日が「防災の日」って知ってる?

SA(単回答)

「防災グッズ」の準備は半々−東日本、西日本エリアで危機意識に違いも

「防災グッズ」の準備をしている?

SA(単回答)

災害に備えて「防災グッズ」の準備をしている人はどの位いるのでしょうか。「いつ大きな災害が起きても対応できるように最低限の準備はしている」(男性30代、長野県)など、「以前から防災袋や、防災に備える様々な準備をしている」と回答した人は42.6%。自由回答の中には「阪神淡路大震災を経験しているので、非常時に必要なものは準備できている」(男性50代、兵庫県)、「(東日本)大震災の時大変な思いをしたから、飲料水や懐中電灯など、最低限の防災グッズを玄関に置くようになった」(女性30代、東京都)など、大きな震災を経験して「防災グッズ」の準備の大切さを思い知ったという声も寄せられました。


その一方、「準備をしなければ」と考えているものの、まだ行っていない」(46.7%)、「特に準備をするつもりはない」(10.7%)という声は半数以上。さらに東日本エリアに居住する人と、西日本エリアに居住する人で比較してみると、「以前から防災袋や、防災に備える様々な準備をしている」という声は東日本エリアで46.9%であったのに対し、西日本エリアでは38.4%に留まりました。主な理由は「日々の生活に追われて、時間がないので準備できていません」(女性40代、福岡県)など、準備する余裕がないという声。「どのようなものが必要なのか漠然としていて手の付けようがない」(男性60代、香川県)など、防災用品に対する知識がないという声。さらに「自分は大丈夫という気持ちがあるから」(女性20代、福岡県)など、実感がわかず、危機意識が薄いという声も寄せられました。

東日本−西日本エリア別:「防災グッズ」の準備状況

SA(単回答、東日本=339人、西日本=352人)

人気の防災グッズは「懐中電灯」「携帯ラジオ」−停電に備えて「手回し式」なども

では皆さんは、自宅にどんな「防災グッズ」を備えているのでしょうか。最も回答が多かったのは「懐中電灯・ロウソク」(83.7%)でした。「懐中電灯を各部屋に置いている」(女性30代、茨城県)など、停電、夜間の災害に備えて緊急用の明かりは必要不可欠という声。中には「夜寝る前に室内のドアを開けておく。地震のときに逃げられるようにしている」(女性30代、神奈川県)など、暗闇での移動や避難を想定し、「懐中電灯・ロウソク」や「避難経路」を確保する人もいました。

■日ごろから自宅に準備している「防災グッズ」は?

1 懐中電灯・ロウソク 83.7%
2 飲料水(ペットボトル、缶など) 77.6%
3 携帯ラジオ・テレビ 61.6%
4 非常用の食料(カンパン、フリーズドライ食品など) 46.3%
5 電池 46.1%
6 軍手 42.5%
7 ティッシュ・トイレットぺーパー 31.6%
8 タオル 28.2%
9 救急セット・医療品(薬) 28.0%
10 お菓子(チョコレート、キャンディーなど) 27.5%

MA(複数回答)/n=393人


さらに「充電機能付きラジオはライトも付いていて便利」(女性40代、広島県)など、3位に「携帯ラジオ・テレビ」(61.6%)。正しい情報をすばやく得て、落ち着いて行動するために「携帯ラジオ・テレビ」を準備する声が目立ち、「懐中電灯」と共に携帯型の電化製品に高い支持が寄せられました。また同時に「電池は、いつも置いてあるストックしている」(男性50代、福岡県)など、同様5位にも「電池」(46.1%)が挙げられ、停電時の照明および電源確保に備えて、単1から単4乾電池までの各種電池を備蓄する人が案外多いようです。自由回答の中には「手回し式防災ラジオ、手回し式懐中電灯…」(男性70代)など、電池切れの心配がない「手回し式で充電可能なもの」を選んでそろえる人もいました。

「飲料水」「トイレ排水」など、「水」の備蓄も重視!−「風呂の残り湯を抜かない」という声も

電化製品以外で目立ったのは、2位の「飲料水(ペットボトル、缶など)」(77.6%)でした。「水道が止まった時のために、ペットボトルの水を2ケース買い置きしてある」(女性30代、愛知県)など、人が生きるうえで欠かせない「飲料水」をペットボトルでストックしているという声。ちなみに1人1日約3リットルの水が必要とされ、3日程度の備蓄が好ましいそうです。自由回答の中には「お風呂の後はすぐにお湯を抜かず洗うときまで水をはっておく」(男性20代、東京都)など、飲料水のほか、断水時のトイレ排水用として「風呂の残り湯」の利用を考えている人も目立ちました。特にトイレは昨年の東日本大震災でも問題が浮き彫りとなり、「携帯トイレ」「簡易トイレ」などの準備を含め、災害時におけるトイレ対策は大きな課題と言えそうです。


さらに「湯を沸かせるカセットコンロとガスボンベ、フリーズドライの商品を2日分程度常備している」(女性40代、岡山県)など、「飲料水」と共に生命維持に欠かせない4位の「非常用の食料(カンパン、フリーズドライ食品など)」(46.3%)。中には「普段から家に缶詰、インスタントラーメン、お菓子など日持ちのする食品をそろえている」(男性40代、兵庫県)など、特に「非常食」と「日常食」を分けず、日ごろの食事の中でもインスタント、レトルト食品などを積極的に取り入れ、減ったら買い足すという人もいました。以下、危険を回避しながら避難するときに必要な「軍手」(42.5%)、災害時に不足しがちな「ティッシュ・トイレットぺーパー」(31.6%)、煙や塵(ちり)、ほこりが出たときに顔に当てられる「タオル」(28.2%)、不慮の怪我に対応する「救急セット・医療品(薬)」(28.0%)が続きました。

「家具の転倒防止」「2階で寝ている」など、家庭内の防災対策も様々

そのほか、皆さんのご家庭で行っている災害対策をいくつか見ていきましょう。「タンスやテレビの転倒防止。また倒れるものがない部屋を1部屋確保している」(女性30代、千葉県)、「主な家具類に転倒防止の金具やチェーンをつけている」(男性80代、愛知県)など、家具類の転倒・落下による負傷を防ぐため、家具固定や家庭内における安全エリアを設けているという声。「就寝時、枕元に携帯電話とコンタクトレンズ・めがね・スリッパを置き、阪神大震災のときに暗闇で恐怖だったので電気をつけたまま寝ている」(女性50代、大阪府)や、「家が壊れた時のために2階に寝ている」(男性60代、群馬県)など、無防備な就寝時の災害を想定し対策を進める人もいました。

外出時の必須アイテムは「ハンカチ・マスク」−止血、防塵など、幅広い用途に活用!

ここまで家庭内の防災対策について見てきましたが、では外出中の備えはいかがでしょうか。外出時にバッグなどに携帯している防災グッズを聞いてみたところ、最も回答が多かったのは「マスクやハンカチ」(19.0%)でした。「災害に限らず、常に(マスクは)バッグに入れている。気管支が弱いし、花粉症なのでのど飴とマスクは必需品」(女性40代、福岡県)、「ハンカチは血を流している人がいたら止血に協力できる。マスクは、もし有毒ガスなどが発生しても自分への被害を減らすことができるから」(女性40代、大阪府)など、外出時のエチケットアイテムであるハンカチやマスクは、いざという時の防災グッズとしても有効であることがうかがえます。

■外出中の被災に備えて携帯しているものはある?

1 マスクやハンカチ 19.0%
2 自身の身元や連絡先、血液型などを記したもの 18.4%
3 懐中電灯やLEDライト 12.0%
4 常備薬や応急救護セット 9.2%
5 チョコレートや飴などの携帯食 8.9%

MA(複数回答)/n=631人

「身元カード」「笛・ブザー」など、怪我や事故に遭遇した場合に備えて携行する

次に2位は「自身の身元や連絡先、血液型などを記したもの」(18.4%)。「健康保険証のコピーと血液検査のカードを定期入れに入れて持ち歩いている」(男性50代、千葉県)、「自分の連絡先を書いたメモを携帯している」(女性40代、福岡県)など、万が一、外出時に災害や事故に巻き込まれた場合、大怪我を負った場合を想定し、自分の身元や血液型などを記入したカードを携行しているという声。さらに「笛を自宅のカギにつけている」(女性70代、東京都)など、同様7位にも「笛・ブザー」(6.5%)が挙げられ、自分の居場所を知らせる「笛・ブザー」は防犯のほか、地震などで建物やエレベーターなどに閉じ込められたときに役立つアイテムの一つと言えます。家庭内で必要な防災グッズは電気や水道、ガス、電話などの「ライフラインなし」で生きるための備えが中心でしたが、一方、外出時は怪我や事故など、予想外のトラブルに巻き込まれた場合に備えた準備が重要であることがうかがえます。


以下、「財布の中にLEDライトを入れている」(女性50代、大阪府)など、3位に「懐中電灯やLEDライト」(12.0%)、4位に「常備薬や応急救護セット」(9.2%)、5位に「チョコレートや飴などの携帯食」(8.9%)が続きました。

携帯・スマホの「充電器」も重要な防災グッズ−家族間の安否確認、情報収集に威力発揮

またランキング圏外ですが、見逃せないのは6位の「電池や携帯の充電器」(7.3%)です。「常にカバンの中はお菓子、飴と共に携帯充電器は持ち歩いている」(女性20代、山口県)、「携帯が充電できるソーラー充電器を持っている」(男性30代、埼玉県)など、家族や友人との安否確認、インターネットを通じた情報収集等、今日の災害時において携帯電話・スマートフォンの役割はとても大きく、停電に備えて「充電器」を持ち歩いているという声が目立ちました。自由回答の中には「(家族で話し合い)とりあえず、親に携帯電話を携帯するように説明しました」(女性40代、福岡県)など、東日本大震災以降、携帯電話・スマートフォンの加入や携行を始めたという人もいました。


その一方、「(外出中の防災グッズは)特になし」という声は54.0%を占めました。「ちょっとした外出の時には何も持っていない」(男性30代、長野県)、「今は気が緩んで何も準備していない」(女性50代、兵庫県)など、自宅と異なり、外出時の備えは不十分という人が意外に多いことがうかがえます。


今回は「防災の日」を控え、「皆さんのご家庭の防災対策」をテーマにアンケートを行ってきました。「防災に備えて様々な(防災グッズを)準備をしている」という声は全体の42.6%。さらに「西日本エリア」居住者では38.4%であったのに対して「東日本エリア」では46.9%に達し、昨年発生した東日本大震災をきっかけに東日本エリアに居住する人びとの防災意識が上昇し、「防災グッズ」を買いそろえるご家庭が増えていることが明らかとなりました。地震や火山噴火、台風など、様々な自然災害のリスクを抱える日本。いつ災害が起きても不思議ではなく、日ごろからの防災対策や準備が求められていますが、「喉元過ぎれば熱さ忘れる」という言葉のように月日を経ると共に危機意識の低下が否めません。「防災の日」をきっかけに阪神大震災、東日本大震災などから学んだ教訓を生かし、いま一度、皆さんのご家庭の防災対策を見直してはいかがでしょうか。記憶を風化させないことも、防災対策の一つと言えるかもしれませんね。


最後に皆さんから寄せられた自由回答の中から「昨年の東日本大震災後に家族で話し合ったこと」や「防災対策として始めたこと」などをいくつかご紹介します。


■東日本大震災後に話し合ったこと、始めたことは?

ドッグタグをつけ始めた
  • 「もともと水や食糧をある程度備蓄していましたが、去年の地震で、生産だけでなく流通も滞って買い占めが起きましたが、わが家は普段から余裕があったので助かりました。昔作ったドッグタグ(個人識別用の認識票)をつけ始めたのも去年から」(男性30代、東京都)
連絡先を複数確認
  • 「震災時に(家族の)安否確認が出来ない不安があったから、離れて住む子どもたちの連絡先を複数聞いている、仲の良い友だちの連絡先なども…」(女性50代、奈良県)
戻ってくる場所を決めた
  • 「何かあって(家族の)居場所が分からなくなったとき、戻ってくる場所や連絡場所を決めた」(男性50代、北海道)
家族でSNSに登録
  • 「家族全員がツイッターとfacebookに登録して、互いの状況を確認しあうようにした」(女性40代、大阪府)
災害時の練習
  • 「(家族で)災害伝言板の練習をした」(男性50代、静岡県)
怪我を防ぐスリッパ
  • 「私は阪神淡路大震災を経験し、怪我を防ぐためにスリッパがとても重要であると家族に話している」(男性50代、兵庫県)
貴重品の整理
  • 「通帳などの貴重品をすぐに持ち出せるように整理しました」(女性30代、東京都)
非常口の確認
  • 「旅行でホテルに泊まった時も、以前なら非常口を確認しなかったのですが、最近は(家族で)非常口を確認するようになりました」(女性40代、愛知県)
ガソリン、水の補充
  • 「飲み水はペットボトルにして少なくなったら補充する。ガソリンも半分位になったら入れておこう…と色々話し合った」(女性50代、埼玉県)(女性30代)
卓上ガスコンロ
  • 「オール電化の家で電気がなく大変困ったので、卓上ガスコンロを用意し、離れて暮らしている子どもにも送りました」(女性50代、宮城県)