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最近、あなたは『節約』を意識していますか?

全国的に寒波の厳しいこの冬。皆さんのご家庭では「節約」を意識されていますか?冬場は暖房機器の使用もあり、夏場よりもエネルギーの消費は大きいと言われています。そこで今回は「節約」をテーマに、ここ最近の皆さんのご家庭の節約事情を聞きました。

9割以上の人びとが「節約を意識している」と回答−「節約=日常生活」として定着化

日ごろ、「節約」を意識している?

SA(単回答)

まず、皆さんは日ごろから「節約」を意識して生活しているのでしょうか。「大学生の子どもが就職して自立できるまでは、親として仕送り金を捻出しなければならないので」(女性40代)など、「強く意識している」と回答した人は28.7%。さらに「まあまあ意識している」という声も64.0%を数え、実に9割以上の人びとが多かれ少なかれ「節約」を心がけて日常生活を送っていることが明らかとなりました。自由回答の中には「エアコンを使用せず、室内でも防寒着を着用している」(男性30代)など、厳しい寒さが襲っている今冬ですが、節約意識から「暖房なしで過ごしている」という人もいました。


性別ではいかがでしょうか。「強く意識している」という声は男性で24.3%。その一方、女性回答では9.3ポイント高い33.6%を数えました。こうした背景には「安い品物を探して、3軒のスーパーをはしごしている」(女性30代)など、家庭内の金庫番である主婦も多いせいか、男性に比べて節約に強い気持ちを持つ女性が目立ちました。


過去同時期に実施した同調査によれば、「強く意識している」「まあまあ意識している」という声は2009年1月時に94.0%(強く=39.1%、まあまあ=54.9%)、2010年1月時に93.5%(強く=37.5%、まあまあ=56.0%)、2011年1月時に91.2%(強く=30.2%、まあまあ=61.0%)、2012年2月時に92.0%(強く=30.5%、まあまあ=61.5%)。2010年までは「強く意識している」という声が4割近くを占めていたものの、2011年以降、「強く意識している」という声は3割程度に留まり、その代わりに「まあまあ意識している」へ移行しています。最近では節約に対する意識は、「節約=日常生活」として定着しつつあることがうかがえます。

過去3年間の節約意識の推移

「不況」「老後(年金)」など、将来の生活に希望が持てず、漠然とした不安感が蔓延

大変多くの人びとが節約意識を持っていることが判明しましたが、では「節約」をしなければならない理由とは何でしょうか。最も回答が多かったのは「長引く経済不況のため」(44.6%)でした。「不況で何となく不安を感じるので、いざという時のために少しでも蓄えておきたい」(女性40代)、「先が見えないので節約している」(女性40代)など、日本経済の先行きが見えず、漠然とした不安感の蔓延から出費や消費を控えるという声。さらに「いかなる会社だって倒産の可能性があるし、我々世代は年金支給年齢が上げられ、かつ今の年金受給者より支給額も少ない」(男性50代)など、同様2位に「老後の生活不安のため」(35.5%)、5位に「給与が減少したため」(29.0%)、6位にも「ボーナスの減少またはカットのため」(17.5%)が挙げられ、給与・ボーナスカットや年金破たんなどが懸念される中で、将来、老後の生活に希望が持てず、「消費」から「節約」「貯蓄」を重視せざるを得ないようです。

■なぜ、「節約」を意識している?

1 長引く経済不況のため 44.6%
2 老後の生活不安のため 35.5%
3 消費税など、今後の増税に備えるため 32.2%
4 無駄を排除した「シンプルな生活」を目指しているため 29.3%
5 給与が減少したため 29.0%
6 ボーナスの減少またはカットのため 17.5%
7 自然・環境保全のため 16.9%
8 政治が不安なため 15.4%
9 子どもの教育費のため 15.0%
10 「節約する」ことが趣味のため 13.9%

MA(複数回答)/n=758(節約意識を持つ人)

「消費税」など、将来の増税に向けて早くも「財布の紐」を引き締める

また昨年同時期に実施した同調査の「節約の理由」と比較したところ、昨年まで回答のなかった「消費税など、今後の増税に備えるため」(32.2%)が3位に挙げられました。「給料は毎年そんなに増えていないのに、消費税増税や電気代値上げなどで支出が増える」(女性40代)など、景気・消費回復が優先とはいえ、来年4月に消費税8%、2015年10月から10%の増税が検討される中、早くも「財布の紐」を引き締めて覚悟を決める声。さらに、同様8位に「政治が不安なため」(15.4%)が挙げられ、政権交代以降、徐々に現実味を帯び始めている「増税」や「社会保障の見直し」などに不安を抱える人が少なくないようです。

■<2012年2月調査>なぜ、「節約」を意識している?

1 長引く経済不況のため 43.7%
2 老後の生活不安のため 34.1%
3 給与が減少したため 31.6%
4 無駄を排除した「シンプルな生活」を目指しているため 28.8%
5 自然・環境保全のため 25.1%
6 震災経験から節約意識が芽生えたため 21.8%
7 ボーナスの減少またはカットのため 19.7%
8 「節約する」ことが趣味のため 17.2%
9 子どもの教育費のため 14.0%
10 住宅購入または住宅ローンの支払いのため 11.8%

MA(複数回答)/n=785

「物資的な豊かさ」から「成熟した豊かさ」へ−震災経験が節約意識のきっかけに

そのほか、「電気は消す、必要ないものを購入しないなど、いたってシンプルに節約を無理なくやるのがコツ」(女性20代)など、4位に「無駄を排除した『シンプルな生活』を目指しているため」(29.3%)。さらに「限りある資源を共有しているので、とにかく無駄は許されません。ただ捨てることになってしまいそうな物は買わない」(女性30代)など、同様7位に「自然・環境保全のため」(16.9%)が挙げられ、今日の日本では「物質的な豊かさ」から「成熟した豊かさ(精神的な豊かさ、非経済的な豊かさなど)」が求められる時代を迎え、自分の生活と共に地球環境の負荷を考えながら「シンプルな生活=節約生活」を心がけている人も少なくないようです。特に「東北に住んでいるため、震災時にガソリンや灯油がなく、電気も4日ぐらい通りませんでした。そのため、『なんて今まで贅沢をしていたのだろう』と感じるようになり、(資源を)大切に使おうと思った」(女性40代)など、11位にも「震災経験から節約意識が芽生えたため」(13.1%)が挙げられ、震災経験が私たちの節約意識に影響を与えるきっかけになったと考えられます。ただし、昨年の調査では21.8%でしたが、今年は13.1%まで減少し、震災から約2年を迎えてやや意識が薄れている傾向がうかがえます。

「エコ家電」「待機電力削減」で電気料金の節約へ−料金・数値で実感しモチベーションアップ

「景気」「老後生活(年金)」「増税」などを主な要因として、節約意識の高まりが見られましたが、では、皆さんは具体的にどんな節約対策を行っているのでしょうか。堂々のトップは「節電している」(81.5%)でした。「十数年前の冷蔵庫を買い換えたところ、月に300〜400円も料金が安くなりビックリ。さらに蛍光灯も半分LEDにして、さらに安くなった」(男性30代)、「使わないコンセントは抜いている」(女性60代)など、消費電力の少ないエコ家電への買い替えや、使っていない家電の待機電力を減らし、家庭内の電気料金削減に努めているという声。自由回答の中には「新居は太陽光発電で電気の使用量が確認できるので、こまめに無駄に使用していないか確認している」(男性40代)など、原発事故以降、自然エネルギーとして「太陽光発電」を導入したという声も寄せられました。今まで気が付かなかった「消費電力」や「節電量」を料金や数値として目で見て実感することで、節約のモチベーションアップにつながっていることがうかがえます。

■現在、「節約」していることは?

1 節電している 81.4%
2 節水している 54.2%
3 外食費・飲み代を抑えている 51.3%
4 食費を抑えている(なるべく安いものを探す) 48.7%
5 ファッション・衣類を買い控えている 44.5%
6 節ガスしている 33.5%
7 旅行・レジャーを控えている 29.5%
8 交通費・ガソリン代を抑えている 29.0%
9 家電を買い控えている 22.6%
10 家具・インテリアの購入を控える 20.6%

MA(複数回答)/n=753(節約意識を持つ人)


次に2位は「節水している」(54.2%)。「お風呂の時はシャワーを使わない」(女性20代)など、シャワーや食器洗い、歯磨き時の水の流しっぱなしに注意しているという声。ちなみに水道を1分間流しっぱなしで約12リットルに達すると言われ、生活行動の癖や習慣を少し改善するだけでかなりの節水につながることがうかがえます。自由回答の中には「風呂の水を洗濯に使用し、洗濯(すすぎ)の排水をトイレで使用する」(女性40代)、「残り湯は掃除に使用する」(女性50代)など、水の二次利用、三次利用を実践する人もいました。「節電」「節水」が上位にランクインしている一方、「節ガスしている」(33.5%)という声は6位に留まりました。冬場は夏と比べて風呂沸かしや給湯、料理にも時間を要し、なかなか節ガス対策に結びつかないご家庭が多いのかもしれません。

「弁当&マイボトル」「家庭菜園」など、身の回りで出来ることを増やすことは「節約」にもつながる!

「節電」「節水」「節ガス」以外の対策はいかがでしょうか。「日々の食費を抑えられるよう外食は控え、昼食も弁当とマイボトルの飲み物にしている」(男性50代)など、3位は「外食費・飲み代を抑えている」(51.3%)。さらに「食費を切り詰めるため、スーパー等では見切り品などを購入するようにしている」(女性40代)など、同様4位にも「食費を抑えている(なるべく安いものを探す)」(48.7%)が挙げられ、「外食」「食費」など、私たちが生きていくためには欠かせない「食」に関わる家計費を削るという声が多数寄せられました。とはいえ、自由回答の中には「外食回数を減らした分、ホームパーティを開催して参加者に一品持ち寄りしてもらい、アルコール代も割り勘にして楽しんでいる」(女性30代)、「冬場は野菜が高騰するので、秋に種蒔きし家庭菜園で葉物を育てました。ラディッシュ、水菜、九条ネギ、ルッコラ、レタスなど、毎日摘みたてを食べている」(女性30代)など、「ホームパーティで仲間とシェア」、「家庭菜園で新鮮野菜」等々、身の回りでできることに新しい価値を見出しながら節約対策をしている人もいました。

外出やレジャーを控え、「巣ごもり状態」で節約生活に徹する人も

そのほか、「毎年、長期休暇は泊りで旅行に出かけていたが、昨年から日帰り旅行に切り替えた」(男性50代)など、7位に「旅行・レジャーを控えている」(29.5%)。さらに「車があるが、雨降り、体調が悪い日以外は自転車か徒歩が原則。健康にも良く、ガソリン代もかからず一石二鳥」(女性60代)など、8位にも「交通費・ガソリン代を抑えている」(29.0%)が挙げられ、外出やレジャーは「近場」「日帰り」「自転車」の範囲内とルール化し、出費のかさむ遠出を避ける声。自由回答の中には「外出を控えるとレジャー代、ガソリン代が浮く。外食も辞め、ネイルサロンにも行っていません」(女性20代)など、11位には「外出を控えている」(19.5%)が挙げられ、「巣ごもり状態」で節約生活に徹する人もいました。

半数近くが「節約ポジティブ派」と回答−家族との結束力やコミュニケーションもアップ

節約生活は楽しい?

SA(単回答)

ここまで具体的な節約対策を見てきましたが、「節約」を意識して生活することに皆さんは苦しさや抵抗感を感じているのでしょうか。それとも楽しんで行っているのでしょうか。「節約をすることで結局は、家計が楽になるのですから楽しい」(女性40代)など、「むしろ楽しい」と回答した人は11.5%。さらに「苦しいと思ったことがない」という声も38.2%を数え、全体の半数近くの人びとが「節約ポジティブ派」であることが明らかとなりました。主な理由は「節約で買い物を控えているので、我慢している気持ちもあるのですが、頭金が貯まるにつれて、マンション購入が近づいてくると思うと節約が楽しくてたまりません」(女性30代)など、夢や目標を実現するための「ポジティブな節約」として前向きに取り組んでいるという声。「家族がなるべく一部屋で過ごすようにして、暖房費やテレビにかかる電気代を節約している。家族団らんの時間も増えて一挙両得」(女性40代)、「家族も節約に協力的で、節電や節ガスが成功した月はその領収書を見ながら、『今月は頑張ったね〜』とか褒め合っている」(女性40代)など、節約を通じ家族の結束やコミュニケーションが高まった、というご家庭もありました。


その一方、「大変苦しい」(6.0%)、「まあまあ苦しい」(29.7%)という声も4割以上を占めました。主な回答は「いくら節約しても効果が実感できないから。毎年のように給料が減らされるので」(女性30代)、「終わりが見えないと、いつまで節約しないといけないんだろうと考えてしまいシンドイ」(女性40代)など、成果や目標が見えず、慢性化する味気ない節約生活に嫌気がさしているという声。「バブル期のように電気を使い放題し、食べたい物も値段を気にせずに買いたい。リッチな外食もしたい」(女性50代)など、羽振りの良かったバブル期を思い起こし、ため息が増えるという声。さらに「家族が協力してくれないから…」(女性30代)など、自分一人だけでは実現できないとストレスを溜めこむ人もいました。

20代は「楽しい派」「苦しい派」が2極化、シニア層は淡々と「節約生活」をこなす

世代別ではいかがでしょうか。若い20代では「(節約が)むしろ楽しい」という声が21.3%と非常に高かった一方で、「大変苦しい」「まあまあ苦しい」という声も44.7%と半数近くを占め、節約生活に対する気持ちが大きく2極化する傾向が見られました。さらに「節約ネガティブ派」は、40代で38.2%、60代で30.7%と徐々に減少。さらに70代以上では21.4%まで落ち込む一方、「どちらともいえない」(25.0%)という声も膨らみ、年齢と共に感情に左右されず、淡々と「節約生活」をこなしている様子がうかがえます。

世代別:節約は楽しい?

SA(単回答)


今回は長引く不況やデフレなどで「節約志向」が続く中で、皆さんのご家庭の節約に対する意識や対策について聞きました。「(節約を)強く意識している」(28.7%)、「まあまあ意識している」(64.0%)という声は全体の9割以上を占め、大多数の人びとが「節約」を意識して日々の暮らしを送っていることが明らかとなりました。とはいえ、2010年以前までは「強く意識している」という声は約4割近くを占めていたものの、2011年以降は「強く意識している」は3割程度まで減少し、その一方で「まあまあ意識している」はやや増加する傾向が見られます。長引く不況も影響してか、私たち日本人は節約がすっかりと身についてしまい、もはや強く意識することなく、節約生活が当たり前のものとして日常化していることがうかがえます。半年後、一年後に私たちの生活や節約意識にどんな変化が生じているのでしょうか。期待半分、不安半分…、引き続き、毎週アンケートでは皆さんの「節約意識」を定期的にアンケートしていきたいと思います。


最後に皆さんから寄せられた自由回答の中から、工夫を凝らした節約対策をいくつかご紹介します。ユニークなアイデアを参考に、皆さんの節約生活にお役立てください。


■皆さんのご家庭の節約術は?

財布は持ち歩かない
  • 「財布は持ち歩かない。買わなければいけないものがある時は、それが買える程度のお金のみ財布に入れる」(女性20代)
給油は少なめで
  • 「車を使うことが多いので、以前はガソリンを満タンで給油していたが、満タンにすると重くなるので、少ない量で給油して軽くして乗っている」(男性50代)
使用済みの湿布で掃除
  • 「腰痛持ちなので湿布をよく使いますが、表面が白い湿布は窓のサッシのサンや、トイレの四隅などふだんなかなかお掃除しづらいところを拭くと、面白いようにごっそり汚れが取れる。普通の布とは比較にならないほど。腰痛はイヤですが、使用済みの湿布がお掃除アイテムに変身できると思うと気分も和らぐ(笑)」(女性30代)
防寒グッズで冬を乗り切る
  • 「夏はアイスノンや冷却ジェルシートを利用し、冷房をあまり使わないようにした。今は、着る毛布に防寒ルームシューズで暖房を極力使わないようにしている」(女性40代)
回数券で交通費削減
  • 「通勤は回数券を使う。土日に出勤日があるときは土日回数券、オフピーク時(AM10〜PM4時)に定期的に乗る場合にはオフピークチケットを使い、少しでも交通費を浮かせている」(男性40代)
どこへ出掛けるにも水筒
  • 「我が家はジュースよりもお茶派なので、どこへ出掛けるにも水筒を持参。小さな子どもはすぐに『喉が渇いた』と言うので、スーパーへの買い物でも小さな水筒を1つ持参している」(女性30代)
発砲スチロールで余熱調理
  • 「鍋でご飯を炊く。沸騰したら弱火で10分、その後発砲スチロールのケースに入れ、蒸らし&保温。煮物などもこの方法で余熱調理している」(女性40代)
バスに乗らず歩く
  • 「時間があるときはバスに乗らず歩く。自宅から30分〜1時間歩けば、駅や中心部に着くのでダイエットも兼ねて歩いている」(女性20代)
洗濯物で湿度をキープ
  • 「冬の乾燥の時期は加湿器を使いたくなるが、洗濯物を部屋干ししておけば快適な湿度を保てる。寝室の暖房は付けず、湯たんぽで布団の中を温めたほうが暖かい」(女性30代)
1回で3食分
  • 「休日などは1回の調理で3食分を用意してしまう」(女性40代)