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あなたのエコライフを教えて?

6月といえば、真っ先に思い浮かぶものは「梅雨」ですが、環境保全に対する関心を高め啓発活動を図る「環境月間」でもあります。6月1日より、冷房の温度を高めに設定してノーネクタイ、ノージャケットの軽装で働く「クールビズ」を始める会社もきっと多いのでは?そこで今回は「エコライフ」をテーマに、皆さんのご家庭の環境対策の意識や具体的なエコ対策について聞きました。

家庭内で一番重視しているのは「節電」−電気料金に反映され効果を実感しやすい

家庭内で重視しているエコは?

SA(単回答)

まず、皆さんが最も重視している「エコ対策」とは何でしょうか。断然トップは「節電」(70.5%)でした。「電気料金に反映され、結果が分かりやすいので」(女性40代)、「電化製品はこまめにコードを抜くなど、家族で節電する」(男性30代)など、家族全員で取り組みやすく、効果が見えやすいという声。自由回答の中には「将来、自然エネルギーでも暮らしていけるよう、無駄に電気を使わないように心がけている」(女性40代)、「オール電化で太陽光発電を取り入れている」(女性30代)など、化石燃焼や原子力になるべく頼らない生活を目指す人もいました。


次に2位は「節水」(9.1%)。「夏は水不足になりやすいので」(女性30代)、「震災で水の有難みを一番実感したから」(女性20代)など、飲料やトイレ、風呂等々、私たちの生命を維持し、快適な暮らしを続ける上で「水」は必要不可欠であるという声が目立ちました。さらに「牛乳パックやトレーの回収、充電式電池の利用」(女性40代)、「コンポスターを使って生ゴミを堆肥にしている」(男性50代)など、3位に「再利用(リサイクル)」(8.8%)、4位に「家庭ごみの処分」(6.9%)が続き、ゴミを減らし、リユースやリサイクルを心掛けた生活を実践する人も少なくありませんでした。

「節電対策」は昨年よりも4%減少−円安に伴う「ガス料金」の値上がりも気になる

ちなみに2007年〜2012年に実施した同調査でも「節電」がトップでしたが、特に震災のあった2011年は前年51.5%から69.4%まで一気に急増。さらに原発稼働問題で揺れた昨年は73.8%を数え、年を追うごとに各ご家庭内における「節電対策」が高まる傾向が見られました。今回の調査では昨年よりも約4%近く減少し、火力発電所の復活・増設や自然エネルギーの取り組みなども少なからず影響しているのか、電力に対する危機意識は少し落ち着きを取り戻していることがうかがえます。その一方、「電気代よりガス代のほうが高い」(男性50代)など、「節ガス」(2012年=1.3%、2013年=3.0%)に対する意識はやや高まっていました。こうした背景には、円安による輸入燃料の価格高騰に伴う「ガス料金」の値上がりなども影響を与えているのかもしれません。

過去調査との比較−家庭内で重視しているエコは?

SA(単回答)

「こまめに消す」「待機電力抑える」など、家電の「つけっぱなし」をやめる!

では、皆さんのご家庭で実践している「節電・省エネ」対策を具体的に見ていきましょう。最も回答が多かったのは「部屋から離れる時は部屋の照明やテレビをこまめに消す」(71.3%)でした。「照明は人のいる部屋だけ。暗くなるまで照明をつけない」(男性50代)、「無駄なテレビのつけっ放しをしない」(女性30代)など、家庭電化製品の「つけっぱなし」をせず、こまめなオンオフを習慣化しているという声。さらに「テレビや便座やエアコンなどの待機電力をゼロに近づけるため、使用時以外はコンセントを抜いている」(男性50代)など、同様8位にも「家電の待機電力を抑えるため使用時以外、なるべく主電源を切る(またはプラグを抜いている)」(35.4%)が挙げられ、特にリモコンで操作するテレビやHDDレコーダー、エアコン、電子レンジなどの家電は待機電力をカットするため、リモコンオフではなく主電源を落とすという人が目立ちました。また、最近では技術が進み、待機電力削減や低消費電力化を実現する最新家電も増え、そうした家電に買い替える人もいました。

■「ご家庭内」で実践しているエコ対策は?

1 部屋の照明やテレビをこまめに消す 71.3%
2 服装に気を遣い、なるべくエアコンは利用しない 52.2%
3 歯磨き時、シャワー時に水道をこまめに止めている 45.9%
4 風呂の残り湯を洗濯などに再利用する 44.0%
5 洗濯物のまとめ洗いをしている 43.6%
6 エアコンの設定温度を上手にコントロールしている 42.7%
7

冷蔵庫の温度調整をし、モノを詰め込みすぎない

41.9%
8 待機電力を抑えるため、主電源を切る(プラグを抜いている) 35.4%
9 ガスコンロの火を鍋からはみ出さないように調節している 35.2%
10 省エネ型の電球形蛍光ランプやLED電球に交換している 33.1%

MA(複数回答)/n(有効回答数)

エアコン利用の見直しは、エコに直結しやすい−扇風機との併用で消費電力を削減も

2位は「季節に合った服装に気を遣い、なるべくエアコンは使用しない」(52.2%)。「冷房暖房はギリギリまで我慢して使わない。冬なら厚着をしたり湯たんぽを使ったり、夏はひえひえマットを使って過ごす」(男性60代)、「外気を取り入れるために網戸を張り替えた」(男性60代)など、消費電力量の高いエアコンを控え、工夫を凝らした寒さ暑さ対策でエコライフに取り組んでいるという声。さらに「(夏場は)室外より1〜2度下げた温度設定している」(男性40代)など、同様6位にも「エアコンの設定温度を季節によって上手にコントロールしている」(42.7%)が挙げられ、エアコンの活用は、エコに直結しやすい対策の一つとなっていました。また扇風機と一緒に併用することで、エアコンの空気を部屋中に効率良くかき混ぜることができ、全体として消費電力量を減らせるそうです。そのほか、「買い物は買い貯めしない。つい安いからと言って買うと冷蔵庫に入りきれなくなりパンパン状態になっちゃう」(女性30代)など、7位に「冷蔵庫の温度調整をしたり、モノを詰め込みすぎないようにしている」(41.9%)、10位にも「照明は白熱電球から省エネ型の電球形蛍光ランプやLED電球に交換している」(33.1%)が挙げられ、家庭内のエコ対策の多くは「節電」を優先させていることがうかがえます。


節電以外では、「節水用のシャワーヘッドを購入したら、シャワーのあたりも優しく、水道代もお安くなりお風呂がさらに心地いいものになった」(女性30代)など、3位に「歯磨き時、シャワー時に水道をこまめに止めている」(45.9%)。4位に「風呂の残り湯を洗濯などに再利用する」(44.0%)、5位にも「洗濯物のまとめ洗いをしている」(43.6%)が続き、「節電」と並び「節水」も家庭内で実践しやすいエコ対策と言えそうです。

「エコバッグ」の持ち歩きが浸透−「レジ袋」「過剰包装」は家に持ち帰らない

次に皆さんが「外出時・買い物時」に実践しているエコ対策を見ていきましょう。最も回答が多かったのは「スーパー、コンビニのレジ袋は断り、マイバッグを持参するようにしている」(70.3%)でした。「エコバックを持つようになって、家にあふれていたレジ袋が減り、お台所がすっきりした」(女性40代)、「スーパーにエコバッグを持参すると、エコポイントが付く」(女性30代)など、家庭内のゴミを減らし、同時にエコポイントも得られるため一石二鳥という声。自由回答の中には「気に入ったデザインのものを買って、いつも持参して使っている」(男性50代)など、エコ意識が浸透し、男性も抵抗なくエコバッグを持ち歩く時代になりつつあることがうかがえます。

■「外出・買い物時」に実践しているエコ対策は?

1 レジ袋は断り、マイバッグを持参するようにしている 70.3%
2 詰め替えるタイプの商品を購入している 66.1%
3 近場は徒歩か自転車移動を心がけている 45.5%
4 水筒を持ち歩くようにしている 38.7%
5 クルマは急発進、急加速をしないように気を付けている 34.5%
6 モノは流行やトレンドよりも、長持ちするものを選んでいる 26.3%
7 ゴミの出る過剰包装の商品は購入しないようにしている 23.9%
8 「地産地消」の食材をなるべく購入する 23.7%
9 なるべく公共機関(バス・電車)を利用している 19.2%
10 運転時はアイドリングせずに、停車したらエンジンを切る 14.5%

MA(複数回答)/n(有効回答数)


さらに「詰め替え用のある商品や、紙パックなどの処分しやすい容器を選ぶ。お弁当やお総菜を買うときは割り箸や余分なタレ等は断る」(女性40代)など、同様2位に「詰め替えるタイプの商品を購入している」(66.1%)、8位にも「ゴミの出る過剰包装の商品は購入しないようにしている」(23.9%)が挙げられ、買い物時から最終的なゴミ処分を想定し、自宅に過剰包装やレジ袋など「不必要なもの」を持ち帰らないように気を付けている人が目立ちました。

近場はマイカーよりも「自転車派」−地球と健康、家計に優しい乗り物

次に3位は「近場は徒歩か自転車移動を心がけている」(45.5%)。「10キロ以内の範囲なら徒歩か自転車で行く」(男性60代)など、マイカーが必要ではない限り、徒歩や自転車で間に合わせているという声。自由回答の中には「ダイエットも兼ねて自転車利用している」(女性50代)など、エコと健康の両方を満たす自転車は、まさに現代人に打ってつけの乗り物と言えそうです。さらに「カーナビのセンサーで急発進・急加速・急減速時に警告が出るよう設定している」(女性50代)など、5位に「クルマの運転時は急発進、急加速をしないように気を付けている」(34.5%)、9位に「できるだけクルマに乗らず、なるべく公共機関(バス・電車)を利用している」(19.2%)、10位にも「運転時はアイドリングせずに、停車したらエンジンを切る」(14.5%)が続き、地球温暖化の原因とされるCO2排出量を減らすため、各家庭におけるマイカーの利用やエコドライブを心がける声が寄せられました。


また、CO2排出量削減という観点では、7位の「『地産地消』の食材をなるべく購入する」 (23.7%)も見逃せません。「野菜などの購入は、地産地消を心がける」(女性50代)など、 遠距離輸送には大量のエネルギーを必要とするため、遠方からやってくる野菜や肉、魚よりも、地元野菜や食材をなるべく食べることでエコ対策につなげようという声。さらに「地産地消」には地域食の継承や地元農業・畜産農業者の支援、地域経済の活性化、食料自給率の向上にも寄与するなど、エコ以外のメリットからも注目が注がれていました。

「家計」>「健康」>「エコ」−生活が健全でなければ、エコどころではない

「エコ」「家計」「健康」のうち、一番に優先することは?

SA(単回答)

家庭内、外出時のエコ対策を具体的に見てきましたが、では皆さんが何か行動を起こす時に「環境保全・エコ意識」「家計・節約意識」「健康・安全意識」のうち、一番に優先することは一体何でしょうか。「地球あってこその私たちなので、地球を大切にしたい」(女性30代)など、「『環境保全・エコ意識』を優先する」と回答した人は僅か7.2%。その一方、「エコでも塵も積もって家計を圧迫するような値段の高いものでは、結局続かないので」(女性30代)など、「『家計・節約意識』を優先する」と回答した人が最も多く42.8%。さらに「自分の健康が一番大事、健康でなければ、エコにも取り組めない」(女性60代)など、「『健康・安全意識』を優先する」という声も30.8%を占め、多くの人びとは何かアクションを起こすときに「『家計・節約』>『健康・安全』>『環境保全・エコ』」の順で動機づけを行っていることがうかがえます。


ちなみに2011年、2012年に実施した同調査と比較してみたところ、「『環境保全・エコ意識』を優先する」(2011年=13.8%、2012年=8.5%、2013年=7.2%)という声は過去3年間で最も低く、昨年よりも1.3%減少。その一方、「『家計・節約意識』を優先する」(2011年=54.9%、2012年=39.6%、2013年=42.8%)という声は昨年よりも3.2%増加。さらに「『健康・安全意識』を優先する」(2011年=12.1%、2012年31.5%、2013年=30.8%)という声も昨年以降から急増する傾向が見られ、最近は「環境保全・エコ」よりも「家計・節約」「健康・安全」意識が高まっていることがうかがえます。本来は「環境保全・エコ」を第一優先に置きたいところですが、各ご家庭の「経済面」や「健康面」が健全ではなければ、「エコどころではない」というのが本音と言えるかもしれません。

過去調査との比較−「エコ」「家計」「健康」のうち、一番に優先することは?

SA(単回答)

半数以上は「(以前よりも)節電意識が高い」と回答―原発や電気料金も影響

震災以降、「節電意識」は増した?

SA(単回答)

東日本大震災から2年を過ぎ、「電力不足」の不安や懸念も少し和らいでいるように感じます。家庭内におけるエコ対策では、待機電力の削減やエアコンの温度調整など「節電」が圧倒的でしたが、では、皆さんの「節電」に対する意識は以前に比べて増しているのでしょうか。それとも、徐々に薄れているのでしょうか。「震災の時、電気などで苦労したので節約の大切さが身に染みた」(男性70代)など、「かなり高まっている」と回答した人は18.0%。さらに「どちらかといえば高まっている」という声も36.5%を数え、全体の半数以上の人びとが以前よりも「節電意識が高まっている」と実感していることが明らかとなりました。自由回答の中には「福島第一原発事故がいまだに続いている状況。日本の未来の子どもたちに負の遺産を残すことになるので」(女性40代)、「電気料金の値上げでかなり節電意識が高まっている」(女性40代)など、現在進行形で続く原発事故や、円安による輸入燃料の価格高騰に伴う電気料金の値上がりなど、震災から2年経ているとはいえ、国内のエネルギー事情に依然不安を抱える人が多いことがうかがえます。


その一方、「どちらかといえば薄れている」(6.0%)、「かなり薄れている」(1.5%)という声も約1割近くを占めました。主な回答では「街中の照明も元に戻っていて、節電を忘れてしまう」(男性50代)、「当時は節電に協力したくて色々考えて行動していたが、最近はそこまでの徹底はできていない」(女性40代)など、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」という言葉がありますが、危機意識が時間と共に薄れつつあることを感じている人もいました。


今回は「環境月間」を迎え、「エコライフ」をテーマに皆さんが家庭内で実践するエコ対策の実態を聞いてきました。家庭内で行っている対策のトップは「節電」(70.5%)。特に2011年の震災以降から「節電」(2010年=51.5%、2011年=69.4%、2012年=73.8%)に対する行動意識が急激に高まっています。私たちの生活の大半は、様々な家電に支えられて大変便利で快適なものとなっていますが、一方でエコの観点から見れば、人の居ない部屋でテレビやエアコンがつけっぱなしになっていたり、不必要に照明を煌々と照らしていたり…、意外にムダが多いもの。震災以降、その一つ一つのムダをひとり一人が主体的に見直し、行動する動きが少しずつですが見え始めているように感じます。もちろん動機付けは、「家計」>「健康」>「エコ」が優先され、どちらかといえば「エコ」は後回しにされることも少なくありません。でも考えてみれば、「健全な精神は健全な肉体に宿る」と言われますが、エコも同様で健全な生活環境があってこそ、初めて成り立つものであるように感じます。家計のムダを見直し、そして、家族の健康維持を念頭に置きながら食生活や行動をしていけば、自然と「エコ」につながっていくものなのではないでしょうか。